•  埼玉県春日部市にある「武里団地」。武里団地は1966年に出来た151棟、およそ6000戸の規模を誇る大型団地で、完成当時は東洋一のマンモス団地とうたわれた。最盛期には、およそ21000人が入居者していたが、現在は住人が10000人を切り、全国にある大型団地と同様、入居者減少や高齢化の問題などを抱えている。
     この団地で、団地住人が集まる食事会が開かれた。この食卓会をオーガナイズするのは、団地に住む男子大学生たち。実は彼らは、市と大学が連携して取り組む地域活性化の事業で入居した学生たちだ。彼らのミッションは「地域貢献」。団地住民との交流イベントとして学生自らが企画し定期的に食事会を行っている。「隣人祭り」と称されたその食卓会には、今回、およそ40人の住人が集まった。当日準備された料理は、もんじゃ焼きと焼きそば。全て学生たちで準備され、そんな学生たちの姿を見た団地住人は、自然と手を貸し、話をはずませながら一緒に料理を作り、笑顔で食卓を囲む。一人で食べる「孤食」が多いと言われる若い世代の学生たちが、一緒に食べる事で多くのモノを学び合い、住人たちと共に笑顔の絶えない食卓を囲んでいた。