•  独特の感性と美意識で有名女優たちを魅了してきた、きものスタイリスト・石田節子。代表作には、SHARP「AQUOS」やFUJIFILM「写るんです」など女優たちが美しい着物で登場するCMなどがある。CMや映画、雑誌などの着物のスタイリングの仕事を手掛けると同時に、人形町にきものの販売からレンタル、着付け教室なども開催する店「衣裳らくや」も経営している。
     石田はOL時代、茶道を始めたことがきっかけで、きものを着るようになり、鈴木清順監督の映画に登場する華やかでレトロな感覚の着物に衝撃を受けアンティーク着物の存在を知ることになる。そこから日本を代表するアンティーク着物のコレクターでデザイナーの池田重子さんの店「時代布 池田」で10年修行。その後フリーランスのきものスタイリストとして独立、現在の店を立ち上げた。
     着物の素晴らしさを多くの人に伝えたいと願う石田には、人生の活力源がある。それは、店のお客様や知り合いに声をかけ、月に一度食卓会を開くこと。
    花見や歌舞伎のイベントを企画し、そこに参加する人たちにその日の「テーマ」を盛り込んだ思い思いの装いの着物姿で集まってもらい、皆で食卓を囲むという。
     5月の石田の食卓会のテーマは「端午の節句」。
     きものでおでかけ。
     趣向を凝らした装いの女性が店に次から次とやってくる。集まった全員にとって活力源となる笑顔の食卓がそこにあった。