•  「食卓につくことは、じぶんの人生の席につくこと。
    ひとがじぶんの日日にもつ人生のテーブルが、食卓だ。
    かんがえてみれば、人生はつまるところ、
    誰と食卓を共にするかということではないだろうか」

     詩人・長田弘が日々の食卓を見つめよんだ詩集『食卓一期一会』。
     1987年に出版し、25年経った今も増刷され続けている詩集のロングセラーである。収録されている詩66篇は、すべて「食」がテーマ。なんと料理のレシピが詩になっている。
     「食べない時間を豊かに過ごせて初めて、おいしい時間がある」
     と言う長田さんは、散歩をしながら食事を空想して楽しむ。商店街で目についた看板の“文字”から料理の味を想像し、その料理の生まれた土地へと想いを馳せるのだ。

     「テーブルのうえには世界があるんだ」
     詩人・長田弘の“夢の食卓”をお送りする。