•  天高く晴れた秋の土曜日、横浜赤レンガ倉庫の広場に目を疑うような光景が出現した。
     長さ100メートルに及ぶロングテーブルが3列、海に向かって延びる。
     これが今回の「夢の食卓」。なんとここに1000人もの人たちが集まって、青空の下、ランチを共にするのだ。家族が、友人が、恋人たちが、そして見知らぬ人たちが、いっしょの食卓につき、いっしょに食べて、いっしょに笑う。1000人が声を合わせての「いただきます!」が、横浜の街にこだまする。
     11月12日に行われたイベント「いっしょに食べよう。2011 Yokohama Long Tables」の熱気を、舞台裏もふくめ臨場感たっぷりにドキュメントする。誰もが初めて目にする、前代未聞の大食卓会。最初は戸惑いながらも、同じ料理に舌鼓を打つうちに参加者たちは変わり始める。世代や立場を超えて、隣り合った人たちと仲良くなれてしまう不思議な力が、この長い長い食卓にあった。
    「絆」の大切さが見直される今、「いっしょに食べよう」というシンプルな呼びかけが大きなムーブメントになりそうな期待感が会場には満ちていた。