•  今回の夢の食卓の舞台は、東日本大震災で大きな被害を受けた東北のビール工場。
     そのテーブルに集うのは、復旧に向けて支えあった30人の人々。
    あれから8ヶ月。みごとに復旧を果たし、ようやく出来上がった初のビールを皆でいただく食卓は、感謝にあふれ、味わい深く、強い絆を確かめ合う、感動の食卓だった。
     400klのビール貯蔵タンク4基が倒壊し、巨大津波が押し寄せた工場内。
    屋上に避難する中、一時は「工場閉鎖」が頭によぎったという従業員や関係者たち。しかし、どんなに時間がかかっても必ず仙台でビールづくりを続けていこうと、励まし続けた人がいる。横田乃里也工場長50歳。
     全てが初めての判断だったという「工場復旧」の業務は、散乱する果てしない瓦礫の一つ一つを、工場長をはじめ全従業員が手作業で片付ける苦しい日々から始まった。震災当初、一人づつの中にあった希望という思いは、やがて絆となり、大きな力となっていく。そこには、どんな出来事があり、どんな励ましの声があったのか。
     秋の気配深まる11月。ついに、切望していた復旧後初のビールが完成する。
    初出荷を迎える前夜、横田工場長が企画した「夢の食卓」は?
     番組では、工場長のロングインタビューや従業員たちの秘話と共に、ビール作りに欠かせない東北のホップ農家の様子も合わせて取材。8カ月かけてようやく出来上がった震災後初のビールに対する関係者それぞれの想いと、多くの人々で支えあった「工場復旧」への長く険しい道のりを辿る。