•  列車に揺られて食べたり飲んだりする楽しさを大勢の参加者と共有できる食卓列車の旅、第5弾は秋田を南北に走る秋田内陸縦貫鉄道。地元の人々が親しみを込めて「内陸線」と呼ぶ鉄道が旅の舞台だ。

     角館から鷹巣まで全長94.2キロ。沿線には広々とした田園地帯が広がり、鮮やかに移り変わる季節の中をカラフルな列車が駆け抜ける。
     初めて訪れてもどこか懐かしい感じがするのは、「看板がなく、空が広い」この沿線の景色に日本の原風景を思うからだろうか。今回の食卓列車「ごっつお玉手箱列車」の料理はそんな美しい風景に溶け込むようなものばかり。「この土地に来てくれた人たちは自分の息子や娘のように思えて何でも食べさせたくなる」。そう話す地元農家のお母さんたちが愛情をたっぷり込めた手作りの“ごちそう”の品々だ。

     提供方法にも列車ならではの面白い仕掛けが。なんと、行く先々の駅で農家のお母さんが作りたての料理を手に待っており、旅が進むにつれてどんどん積み込まれる仕組み。何がどの駅から乗ってくるかは直前まで分からない、開けてびっくりの玉手箱。角館から阿仁合(あにあい)までの1時間半の旅がさながら“動く農家レストラン”に大変身!ひとつひとつの料理から伝わる手作りのぬくもり、お母さんたちの優しい笑顔と秋田弁…思わずまた来たくなる、そんな食卓列車の旅に出発だ。