•  今回の夢の食卓は、建築家・伊礼智(いれいさとし)さんの食卓。住宅設計を主に行う伊礼さんは、沖縄生まれ。沖縄の自然、風土、しきたりに影響を受け、自ら設計する、暮らしの器である「家」の建築にも、独特の哲学を持っている。大きな家だけが、豊かな暮らしを提案することにはならない、と、あえて小さな家づくりにこだわり、周りの環境との融合、室内の心地よい空間にある暮らしの豊かさを提案している。
     伊礼設計事務所のスタッフは6名。「住まう」ということはどういうことなのか。日々の食事を通して考えていきたい、と、事務所では、伊礼さん自らが包丁を持ち、毎日まかないのお昼ご飯を作っている。そのメニューや工程の見事さは、ブログでも話題になっているほど。
     大きな家に住むことが、豊かさの象徴のようになっている昨今、伊礼さんの建築は、小さな家でも充分豊かに暮らすことができる、ということを実践している。伊礼さんが建築した茨城県にあるお宅を訪問。伊礼さんの考えが集約された家。伊礼さんも時々この家を訪れ食事を共にしている。夏のある日、伊礼さんとご一家の夢の食卓が始まった。