•  舞台は、“谷川連峰”(群馬県みなかみ町)。東京から2時間ちょっとで行ける日本有数のハイキングスポット。ここは、本格的な登山者やプロのロッククライマーから、日帰りで楽しむ初心者まで、幅広く誰もが楽しむことができる山。ここ最近は特にハイキングのために訪れる人が増えている。

     「ハイキングの楽しさを、もっとたくさんの人に知ってほしい」
     そんな思いでハイカーたちの到着を待ち受ける人がいた。山岳ガイドの中島正二さん(68)。谷川岳で皇太子殿下をご案内したこともあり、「谷川に中島あり」と言われるほど、山を知り尽くしたスペシャリスト。

     「ハイキングを楽しむには、“五感”がとても大事」だと中島さんは言う。目に鮮やかな木々の緑、土の匂い、野鳥の声、風…。中島さんのガイドのもと、ハイカーたちは、次々と、ハイキングの楽しみを自分の体で見つけていく。
     そして最後には、大自然の真ん中にテーブルクロスを広げ、谷川岳の絶景をおかずにお昼ごはん。目、耳、鼻、肌、そして味。その全てを通して味わうハイキング。言わば、ハイキングそのものが“食卓”。原生林の中を歩くことで、「自分が自然の一部だと感じることが出来る」。普段都会に暮らし“五感”を使うことの少ない人には是非お薦めしたい。
     思わず、「次の日曜日、ハイキング行ってみるか?」と言いたくなること間違いなし。みんなでいっしょに食べるハイキングの食卓をお届け。