•  長野県塩尻市にある大門商店街。
     近年、シャッター化が進み、空き店舗が増加していった。
     そこで3年前に商店街を盛り上げようと、塩尻市役所の職員が中心となって「nanoda」というプロジェクトを立ち上げ、様々なイベントを行って来た。
     商店街の人達と一緒に朝ごはんを食べる「朝食なのだ」というイベントでは、創業130年の精肉店が特製カツサンドを作り、朝早くから商店主や近所の人達が集まった。空き店舗を掃除し、すぐにでも貸しだせる状態にする「お掃除なのだ」というイベントでは、6年前に廃業したビジネスホテルをボランティアで清掃。今後、どのような使い方が出来るのかを話し合うために家主と一緒に食卓を囲む。参加者から想いも寄らぬ様々なアイデアが生まれた。
     今回、新たな試みとして、地域の人達と一緒に食卓を囲む「土鍋でランチなのだ」というイベントを大学生と一緒に企画。顔の見える関係性を築くのが目的だ。こうした活動で商店街を賑やかにする「nanoda」の食卓は、商店主の人達にとって欠かせない存在になっていた。
     「nanoda」の代表を務める山田崇さんは「食卓で人がつながることで何かが生まれる」と語る。
     若者たちが新しい風を吹き、商店街が生まれ変わる暖かい食卓風景があった。