•  今週の主人公は、2001年「ピンチョスブーム」を巻き起こしたジョセップ・バラオナ・ビニェス氏、48歳。24年前、スペイン料理店の店長として来日、以来、日本をはじめアジア各国でスペイン料理の魅力を伝え続けた。日本におけるスペイン料理の第一人者である。彼は、2008年、スペイン国家のために功を成したスペイン人の業績を讃える「文民功労勲章」を叙勲し、同年、皇家、スペイン王家晩餐会の料理の総合プロデュースを手がけるなど世界が認めた天才スペイン料理シェフ。
     そんな彼が現在主宰している「レ・ストゥディ」は、完全予約制で1日1組の予約しか受け付けない店。ここは、お客様とシェフ自らが心から楽しめる究極の場所をと2005年にオープンした。この店には、彼が描く「理想の食卓」のコンセプトが込められている。そしてその土台を作ったのは、彼の故郷スペインのカタルーニャで過ごした家族との食卓の思い出や経験だった。
     「好きな人と一緒に美味しいものを食べることは何よりも大切」と語るホセシェフ。彼がつくる料理の世界や彼が目指す食卓を作り上げているものとはいったいどんなものなのか?