•  人口わずか2900人という何にもない町。しかし、何もないからこその暮らしがあった。雄大に流れる安田川には天然の鮎がいる。何でも、「全国利き鮎大会」で、グランプリを二度獲得という功績があるという。田畑の恵みは数知れず。米や名産のゆずを筆頭に、新鮮な野菜が何でもそろう。当然、自然の生き物たちも数多く生息する。
     そんな自然豊かな町に、一軒の宿泊施設を見つけた。廃校となった小学校を開放した「せせらぎの郷」。毎年、都市部から子ども達が楽しみにやって来る。
     自然と遊び、自然に学び、自然の恵みを堪能する。子どもたちのひと夏の経験。それは、心に宝物をくれる、ふるさとの食卓だった。