•  今回の舞台は、築地場外市場。
     昭和10年に開設された“ニッポンの台所 築地市場”。通称場内と呼ばれ、鮮魚や青果をプロに卸す市場だが、そのすぐ脇に“築地場外市場”がある。場内開設とほぼ同時に自然発生し、80年あまりの歴史を持つ商店街。場内がプロだけの販売に対し、場外はプロのみならず一般人や観光客まで買い物する事が出来る。
     実は今、場外市場は、新たな岐路に立たされていると聞いた。場内の移転計画が上がっているからだ。移転が決まれば、プロの行き来は減少する。それに伴い、場外の賑わいは陰るのではないか。そんな中、築地場外市場の活気を守ろうと尽力する人が居る。
     一人目は、三代目鳩屋海苔店の鵜飼友義さん47歳。二代目の父が亡くなった事で、20年務めた大手企業を脱サラし、店を継いだ。
     二人目は、四代目とり藤の鈴木昌樹さん37歳。幼い頃から父の姿を見て育ち、築地で働く父の男気を肌で感じてきた。
     三人目は、二代目菅商店の菅宏行さん47歳。生まれたときから築地の人は“家族”と思い、人情あふれる築地の人々を愛してきた。
     この3人が中心となり、築地の活気を守るため、築地秋祭りを開く。折角の食欲の秋。場外で買った新鮮な食材を、その場で美味しく頂くお祭り。用意されたのは、七輪。わいわいがやがや賑やかな、大食卓会が開かれる。
     番組では、3人の活動と、秋祭りのドキュメント、更に“築地の男たちの習わし食卓会”に密着。築地の人情味あふれる活力をご紹介する。