•  ひとたび火にかけるだけで食材の旨味を引き出す、魔法の鍋―ダッチ・オーヴン。これひとつで、煮る、焼く、蒸す、揚げるなど、すべての調理をこなすという、今、アウトドアで人気の鉄鍋。もともとはアメリカ西部のカウボーイたちが使っていたもの。
     22年前、アメリカでダッチ・オーヴンに出会い、魅了され、日本に広めた男がいる。
     菊池仁志、68歳。文筆家・イラストレーターとして活躍し、自らを「鉄鍋おじさん」と名乗り、ダッチ・オーヴンの魅力を伝える活動をしている。そんな菊池の人生は、いつも鉄鍋とともにある。彼の開く個展では、ギャラリーの横で鉄鍋を置き、お客さんと食事会。あるときには、ダッチ・オーヴンの愛好家たちが集う大イベントを開催。
     いつでもどこでも食卓を囲む、菊池仁志のライフスタイルを描く。