•  液体の宝石といわれるカクテル。
     混ぜることで生まれる香りや味わいは無限。見た目の美しさは人の心を虜にする。
     2014年8月3日。北海道 札幌のホテルで、一風変わったカクテルパーティーが開かれていた。全国から集まったお客さんが飲むカクテルは、すべて“北海道産の野菜”を使った珍しいカクテル。色とりどりの華やかなカクテルを楽しむ人々。しかしつい数時間前まで、ここでは熾烈な戦いが繰り広げられていた。
     「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール2014」。
     書類審査を通過したバーテンダー15人が、上位5人を目指し、カクテルの出来栄えをその場で競う。課題となる農産物は7種類(長いも、小豆、ブロッコリー、トマト、パプリカ、ダイコン、イチゴ)。単品でも、複数を組み合わせてもよい。
     札幌にある老舗ホテルのバーに勤める佐々木さんは、地元 札幌からの参加。女性バーテンダーもいる。滝川さんは、東京の6ツ星ホテルのバーテンダー。
     「おいしいカクテルをつくるには、まず素材と向き合うことが大切」と語る、佐々木さん。
     コンクールの数日前、彼は北海道の農家を訪ねていた。コンクール用のカクテルに使う野菜の生産者に直接会い、素材について聞き込みをするのだそうだ。素材を自分の目と舌で確かめ、出品するカクテルをその場で試作。農家の方にも試飲してもらう。
     いよいよ「北海道産農産物を使った全国カクテルコンクール2014」の開幕。果たして1位に選ばれるカクテルは!?
     北海道の大自然とともに、カクテルの美しく美味しい魅力に迫る。