•  神奈川県三浦半島。葉山御用邸のすぐそばにある「山海亭」は、ボリューム満点の料理や、親しみ易い雰囲気が魅力の、老舗の食堂。ここで働くのは、30代40代の子育て世代の女性たちと、ベテランのおばあちゃん。親子ほど歳の離れた皆さんが、いつも楽しそうに作業をしている。
     実はこの食堂、3年前に一度閉店したことがある。1965年のオープン以来、長い間暖簾を守り続けてきた先代の女将が、90歳を迎え引退を宣言したためだ。
     そこで立ち上がったのは地元の若い世代。地域に根付くコミュニティの場でもあった食堂を守ろうと、彼らは力を合わせ、店を受け継ぎリニューアルオープンさせた。食堂の常連だった女性が、この時から新女将となり、店を切り盛りしている。
     新女将たちが楽しみにしている事。それは、毎週金曜の営業後に開く「金曜会」と呼ばれる食事会。スタッフの自宅などに集まり、皆で一緒に料理を作る。そして、美味しい料理をお酒と共に味わいながら、おしゃべりを楽しむ。この時間が、パワフルな彼女たちにとって、エネルギーの源になっているそうだ。
     食卓を共に囲むようになって3年。彼女たちの間には、まるで家族のような関係が築かれたという。
     番組では、葉山漁港で開催される朝市の賑わいや、東京から葉山に移住したご家族の暮らし等も交えつつ、近年、注目を集め続ける葉山町と、そこに暮らす人々の魅力などを紹介する。