•  今回の夢の食卓は、華道家假屋崎省吾55歳。
    彼の自宅や花教室に伺い、幼い頃から育まれた美意識の原点と、それらがもたらす暮らしの豊かさに密着。「假屋崎が創り出す食卓の世界」をお伝えする。
     幼少から“変わった子”だった少年は、男の子らしい遊びには目もくれず、音楽と花を育てる事に熱中した。その背中を押してくれたのは、今は亡き母。
    「省吾、好きな事をおやりなさい」と、少年が好きな事にのめり込む様子を、褒めながら温かく見守ってくれた。それが原動力となり、今では世界中で活躍、日本を代表する華道家に成長。
     そんな假屋崎の教室は、“変わった少年を温かく応援する母”のように、生徒の個性を最大限に尊重したレッスンが繰り広げられていた。
    「言われてみれば、母が私にそうしてくれていた」と、假屋崎は母の教えに改めて思いを馳せる。
     更に、自然と身に付いた母の教えには、“料理”もあった。音楽や花と同じように、母とおだいどこに立つのが好きだった少年。母と共に食材を買い、一緒に料理を仕上げてゆく。そしてご近所を呼び、大勢で賑やかに頂く食卓。その幸福感を、假屋崎は今でも大切にしている。
     やがて、料理本を出す程の腕前となった假屋崎の料理は、まるで花を生けるように、絢爛豪華。そして、彼が大切にする2つの食卓に密着する。
     なかなか見る事の出来ない“假屋崎省吾が創り出す食卓の世界”とは。