•  2011年に横浜で始まった「いっしょに食べよう。」見知らぬ人同士が食卓を囲む輪は、それを期に全国に広まった。今回の舞台は、団地の中で開催される食卓会だ。
     1970年、大阪万博の開催に先駆けて建設された、夢の町 千里ニュータウン。そこに立つ団地の一つ「青山台団地」で、共に暮らす住人達が、お花見をしながら食卓を囲む。開催が決まった背景には、全国の大規模団地と同様の問題があった。高齢化や少子化。建物の老朽化。そして、住人同士の交流も少なくなった。
     青山台団地でも解決策が求められていたのだ。
     団地が建設されて50年。この日、様々な家族が自慢のおがずを持ち寄り、満開の桜の下に集まった。
     初めてみんなで囲む、大きな食卓。手料理の味わいが、同じ団地に暮らす住人達の心を結ぶ。