•  岐阜聖徳学園大学附属小学校。ここでは、”体験する学び”を大切にした学習を行っている。1年生から充実したパソコン学習を重ね、海外の姉妹校とのテレビ会議を通じた国際交流や、「伝統の時間」と呼ばれる授業では日本舞踊や囲碁、琴や三味線などを体験。その中で、礼儀や作法という相手への思いやりを大切にした日本人の文化を学んでいく。
     そして、放課後は料理教室の課外授業。1年生から6年生まで異なる学年の子供たちがグループになり、料理を作って食べる。授業といっても先生が教えるのは調理手順のみ。6年生が自然と年下の子をとりまとめ、皆が楽しく作業できるように、希望を聞きながら仕事を分ける。そして最後に皆で楽しく食べる。食を通じて相手への思いやりの心を育んでいるのだ。
     そうした体験授業の仕上げは、6年生が卒業前に体験する「テーブルマナー」の授業。高級ホテルでマナー講師の指導を受けながらフランス料理のフルコースを2時間かけて頂く。フランス料理を食べるのは初めてという子供たちがほとんど。最初は緊張した表情で食事を進めていくが、疑問や感想を分かち合うことで、徐々に会話が弾んでいく。実はこの授業の目的は、マナーを学ぶことだけではなく、楽しく食事をすること。子供たちはこの食卓で何を学び、何を感じるのだろう。