•  みなさん野菜の“在来種”をご存知だろうか。
     在来種とは、その土地で生まれ、代々守られ育てられてきたもの。個性豊かな形や味が特徴だ。だが不揃いな形が故に大量生産・流通が難しく、また栽培に手間暇がかかる。その為、今在来種の数が減少している。
     先祖代々繋いてきた農家の想いを、食卓に届けたい。
     そう考えた野菜のバイヤー・高橋一也さんは、在来種を知って食べてもらおうと様々な活動を始める様になった。その一環として、年に2回“種市”を開いている。全国から農家さんが野菜や種などを持ち寄って販売。その野菜を使った料理も味わえる催しだ。生産者の姿、想いを知った上での食事。素材の美味しさもひとしおだ。自然と会話も弾む。年々、参加者が増え、今回集まったのは何と800人以上。高橋さんをはじめ、多くの人の努力で在来種への注目が集まってきているようだ。
     ある日、高橋さんは尊敬する農家・岩崎さんに会う為、長崎へ向かった。
     種を守ることの大切さを教えてくれた岩崎さんと食卓を囲み、バイヤーとしての生き方を見つめ直したい。気持ちをリセットし、そしてまた一つステップアップしていきたいのだという。
     岩崎さんの畑で採れたばかりの野菜が食卓に並ぶ。そこでは、一体どの様な会話が生まれるのだろう。