•  秋田県の伝統工芸品、「大館 曲げわっぱ」。
     “曲げわっぱ”とは、天然秋田杉の薄板を曲げてつくる円筒形の入れ物のことで、昔から弁当箱やおひつとして使われてきた。
     この“曲げわっぱ”、実はご飯が何倍にも美味しくなる魔法の箱なんだとか。天然秋田杉がご飯の余分な水分を適度に吸収。べたつきが少なくなり、冷めても炊きたてのようなふっくら感が味わえる。さらに杉の殺菌作用でご飯が傷みにくいとも、いう。
     曲げわっぱ発祥の地、秋田県大館市を訪ねた。
    市内で曲げわっぱ工房を営む、職人 柴田昌正さん(40)。彼が目指すのは、「人を幸せにする曲げわっぱ」。それを使うことで、お弁当の時間が待ち遠しくなったり、家に帰って家族で食卓を囲むお父さんが増えたり・・・使う人の幸せな暮らしを想像しながら、日々“曲げわっぱ”づくりに励む。
     今回は、柴田さんの職人技とともに、彼が生み出す“曲げわっぱ”に心奪われた人々も取材。夕食の時、曲げわっぱのおひつを必ず使う家族。初めて曲げわっぱの弁当箱でお昼を食べる夫婦。それぞれの「曲げわっぱのある幸せな暮らし」をお伝えする。