•  東日本大震災発生から約1週間後、被災地に駆けつけ温かいスリランカカレーの炊き出しを行ったのは栃木県で中古車貿易業を営む在日スリランカ人たちだった。
     そのグループの発起人は、ヘッティアラッチ・ジャヤンタさん。19年前に来日した彼は、工事現場で働きながら寝る間を惜しんで日本語を学び、12年前に中古車貿易の会社を設立。月に100台もの中古車をスリランカへ送り、内戦やスマトラ沖地震で傷ついた母国を日本からサポートしている。
     そんなジャヤンタさんはじめ社員と在日スリランカ人のチームが、被災地でカレーの炊き出しを行った理由とは…?そこには彼らの愛するカレーに秘められた、日本人への思いがあった。
     「スリランカカレーは皆で食べるもの」ジャヤンタさんの会社は、カレーによって社員の絆が深まり、多くの人が絶えず訪れる。カレーには人と人とを結ぶ力があるのだ。  そんな彼らの夢の食卓…。手作りカレーを持ち寄ったカレーパーティーは、いつしか34人の盛大な晩ごはんとなっていた。「カレーのない人生なんてつまらない」そう語る在日スリランカ人たちの夢の食卓に迫る。