•  ヨーロッパ発祥の新たなライフスタイル「グリーンツーリズム」。
     都市に暮らす人々が、農村などで自然や文化を学び交流する余暇活動のことだ。
     それを埼玉で始めたのが農家の萩原さとみさん。県内では知る人ぞ知る名物かあちゃんだ。
    萩原さんが始めたのは、都会に暮らす人々を招き農業を体験してもらう「かあちゃん塾」。
     野菜の植え付け、炭焼き、味噌作り、椎茸栽培など36もの体験が用意され、今では年間8000人もの人が訪れる大人気の農業体験となっている。
     6月上旬。都会に暮らす20代の学生、社会人13人が「かあちゃん塾」に参加した。
     ほとんどの若者が農業は初体験。しかし雑木林の整備や田植え、水田の草取りなどのキツイ作業にも若者たちはどこか楽しげ。
     そして「かあちゃん塾」の仕上げは、みんなで囲むお昼ご飯。炊きたての米で握ったおにぎりを、共に田植えをした田んぼの畔でいっしょに食べる。畑で採れた野菜で作った、かあちゃんの手料理もたくさん並んだ。
     「農業は食べる糧を作り出す。言わば食卓を囲むために日々働いている」
     かあちゃんと若者たちのにぎやかな食卓が始まった・・・。