•  日本有数の米どころ、新潟県南魚沼市。ここに今、注目を集める若き二人がいる。
     山本克幸さんは、南魚沼でコシヒカリを作る米農家の五代目。覺張雄介さんは、南魚沼で米穀店を継ぐ四代目だ。共に南魚沼生まれの親友二人が全国へ届けるのは、作り手も食べる人も流通する人も、みんなが幸せになれる米だという。
     24年連続で特Aの格付けを獲得し続ける、誰もが知る南魚沼のコシヒカリ。しかし2000年代に入り、全国各地で起こったブランド米ブームの波に押され、前と同じままでは全国のライバルに勝てなくなってきた。
     「南魚沼という名だけでは売れなくなってきた。若い自分たちが頑張らなくてはいけない。」
     愛する故郷を守るため、二人が立ち上がったのは4年前。まずは農薬を使わない米作りに挑戦。そして、有名なアートディレクターに米のパッケージデザインを依頼。都会のファッションショップで若者が気軽に手に取れるようにした。さらに、南魚沼の田んぼを解放し、コシヒカリの田植え体験を開催。全国のコメ好きと南魚沼をつなぐ場を生み出したのだ。
     「最高級のお米は、みんなで作るお米」
     南魚沼の誇りを未来につなぐ食卓を追った。