•  フランス中部の町、ロアンヌにある高級レストラン『メゾン・トロワグロ』。ミシュランガイドの最高評価である三ツ星を1968年に初めて獲得して以来、40年以上にわたり三ツ星に輝き続けているフレンチの名店。その名門レストランの3代目オーナーシェフ、ミッシェル・トロワグロ氏が今回の主役。世界にその名を轟かせる名シェフにとって、「夢の食卓」とは、一体どんな食卓なのだろうか?

     フランスの最高勲章「レジオン・ドヌール」を授与される程、その功績が称えられているトロワグロ氏の料理は、伝統的なフランス料理の手法をベースにしながら、優しく広がる甘味とまろやかに起伏する酸味が持ち味。絵画のように美しいプレートは、現代アートのようにモダンなのに、どこか雄大な自然を感じさせると評判。その三ツ星の味を日本でも楽しむ事ができるレストランが、ハイアットリージェンシー東京(西新宿)の1階に店を構えるフレンチレストラン『キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ』。海外で唯一“トロワグロ”の名前を冠したレストランで、店名の[s]には「料理は一義的なものではない」というトロワグロ氏のエスプリが込められている。

     番組では、8ヶ月ぶりに来日したトロワグロ氏に密着。日本の食材を意外な組み合わせでアレンジした新作メニューの試食会の様子や、妻マリ=ピエールさんと仲睦まじくランチを楽しむシェフの横顔に迫る。さらに、東日本大震災の発生で社会的な不安が広がる中、変わらぬサービスを心がけたレストランスタッフをねぎらうトロワグロ氏の姿を追いかける。

     営業が終わった後の深夜12時。レストランの全スタッフが集まって、真夜中の食事会が行われた。スタッフは家族であると考えるトロワグロ氏は、まるで父親のような振る舞いで、みんなを和ませる。最後には、トロワグロ氏自らが音頭を取って、フランス・ブルゴーニュ地方に古くから伝わる歌「バン・ブルギニョン」を全員で大合唱。そこには、すべてを分かち合う夢のような食卓が広がっていた…。