第61回「空木岳・夏」

  積もった雪が溶けはじめると、山腹には岩肌と残雪が織りなす雪形が現れます。
その雪形が、満開の卯木(うつぎ)の花のようなことから名付いたという空木岳(うつぎだけ)。
 標高2,864m。
 中央アルプスのほぼ真ん中にある名峰。5月〜6月、麓では卯木の花が満開を迎えます。
 今回登ったのは7月の上旬。山は淡い新緑に包まれ、高山植物が咲き誇ります。

 山の案内人は、空木岳の麓・駒ヶ根市を拠点に、中央アルプスや南アルプスの山々を撮り続けている山岳カメラマン・津野祐次さん(70歳)。
 様々な高山植物をカメラに収めながら、この時期にしか撮れない最高の一枚を求め、山頂を目指します。

 山で写真を撮り続けて50年という津野さんは、「山に登るたびに新しい発見がある」と言います。
 果たして今回は、どんな発見があるのか?
 そして人生で最高の一枚を撮ることはできるのか?