番組情報
時代劇

<時代劇名作選>『新・座頭市Ⅱ』


次回の放送予定

2017年9月22日(金) 08:55~09:54

毎週(月)~(金) 08:55~09:54


第10話「冬の海」


 没後20年の節目を迎えた名優・勝新太郎が心血を注いだ伝説のテレビシリーズ「座頭市」の第3弾!今回は、ゲストに原田美枝子が登場!

 やくざ志願の少年・甚太(谷崎弘一)は、四ツ谷の清兵衛(内田朝雄)に、子分にする条件として座頭市(勝新太郎)を斬れとそそのかされ、市を襲った。もちろんかなう相手ではない。市はよんどころなく傷つけた甚太を、宿場の養生所に入れてやった。折から養生所では、ちょっとした事件が起きていた。白血病で入院中のてん(原田美枝子)という少女の患者がいなくなったのだ。四ツ谷一家の執拗な追跡に悩まされる市は、道中ひょんなことからそのてんと道連れになった。
 周囲で秘密にしていたが、てんは自分があとひと月の命だということをよく知っていた。山国育ちのてんは、死ぬ前に一度でいいから海が見たかった。てんは養生所を脱走した。人を疑わず、運命を呪わず、限りある命をひたむきに生きる、星の生まれ変わりのようにけがれを知らぬてんの清らかさは、斬ったはったで汚れた市にとっては、夜明けの海から吹いてくる一陣の風のようにさわやかだった。海辺の産屋で、市とてんの奇妙な共同生活が始まった。途中から甚太が加わった。地道に生きることの尊さを教えてくれた市に、一言礼を言いたかったのだ。
 絵を描くことが好きで、天才的な画才に恵まれたてんは、短い生命の炎を燃焼しつくすかのように、市をモデルに制作に励んだ。だが、市が永遠に続けばよいとさえ願ったのどかで充実した海辺の生活は、長くは続かなかった…。小屋を、四ツ谷一家が放った殺し屋関の光蔵(守田学哉)らが取り囲んだ。まず、甚太が血祭りにあげられ…。

出演者・スタッフ
<出演者>
座頭市:勝新太郎
てん:原田美枝子
甚太:谷崎弘一
四ツ谷の清兵衛:内田朝雄
関の光蔵:守田学哉
ほか
<スタッフ>
原作:子母沢寛
脚本:勝新太郎、中村努
監督:勝新太郎
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ

番組概要
 座頭市は、天保時代の盲目の侠客で居合いの達人。通常は、揉み療治を渡世として関八州を歩く。博打もすれば女も好むが、己の信条により非道を行う者には怒りの仕込み杖が唸る。
 前作の好評により、制作された『座頭市』のテレビシリーズ第3弾。作品自体は市が訪れた土地で出会う人々との交流を軸にしたシンプルなフォーマットだが、主演はもちろん、多くのエピソードで監督も務める勝の閃きが全編にわたって横溢している。物語のなかで描かれる人間模様にも注目。(全19話)