番組情報
時代劇

<時代劇名作選>『新・座頭市Ⅰ』


次回の放送予定

2019年6月18日(火) 08:55~10:00

毎週(月)~(金) 08:55~10:00


第15話「仕込杖が怒りに燃えた」


 没後20年の節目を迎えた名優・勝新太郎が主演をつとめる大ヒット時代劇シリーズの第2弾!今回は真野響子が出演!
 
 無駄な殺生はしたくないが、売られた喧嘩は買わねばならぬ。座頭市(勝新太郎)は、いきなり斬りつけてきた男をたたっ斬った。男は、やくざ赤鯰の長八(草薙幸二郎)の子分・寒天の清松(剣持伴紀)だった。女房・おしの(真野響子)と息子・清吉(清水康晴)の顔を一目見てから死にたい…と断末魔の声をふりしぼる清松。これも何かの縁だ、市は瀕死の清松を背負った。だが清松は家に着く前に絶命する。
 市からわけを聞き、おしのには、長八が殺したかったのは市ではなく、清松だということがすぐにピンときた。実は、好色な長八は、かねてより美人のおしのに横恋慕、その亭主の清松が目障りだったのである。案の定、長八の命令で子分の辰六(今井健二)たちがおしのの略奪に押しかけ、大乱闘になった。騒ぎで行灯が倒れ火事になる。市は一人で辰六たちを蹴散らすが、大火傷をする。
 気がつくと市は山あいの炭焼き小屋でおしのに介抱されていた。すでに四日になるという。その気になればいとも簡単に亭主の敵を討てたはずだ。斬ったはったは渡世のならい。悪いのはかえって清松のほうだ。おしのには市に対して何の恨みもなかった。清吉も市によくなついた。おしのの献身的な看病で市の火傷はめきめき回復した。市に美味しいものを食べさせようと、昼間は農家に雇われて慣れない重労働に精を出す、おしののいじらしさに報いるために、市は、全快したら母子を故郷に無事送り届けてやるつもりだった。静かな海辺の村だという。血の匂いの染みついた汚れた体ではしょせん見果てぬ夢だが、おしのが真剣に勧めてくれるように、嫌な渡世からすっぱりと足を洗い、そんな所で平和に暮らせたらどんなに幸福だろうと、市はふと思った。
 看病疲れが出て、市の全快と引き換えにおしのはどっと寝込んでしまう。生活費を稼ぐために、市は、清吉を連れてもみ療治に歩く。その留守に、隠れ家の炭焼き小屋が長八に発見されてしまった。そして…。

出演者・スタッフ
<出演者>
座頭市:勝新太郎
おしの:真野響子
清吉:清水康晴
寒天の清松:剣持伴紀
赤鯰の長八:草薙幸二郎
辰六:今井健二
留一:小池雄介
三太:沖田駿一
庄屋藤左衛門:田武謙三
ほか
<スタッフ>
原作:子母沢寛
脚本:新藤兼人
監督:勝新太郎
音楽:村井邦彦
制作:勝プロ/フジテレビ





番組概要
 前作の好評により制作された『座頭市』のテレビシリーズ第2弾。作品自体は、市が訪れた土地で出会う人々との交流を軸にしたシンプルなフォーマットだが、主演はもちろん、多くのエピソードで監督も務める勝新太郎の閃きが全編にわたって満ち溢れている名作。物語の中で描かれる細やかな人間模様にも注目!(全29話)