第66回 中村橋之助

前編 2015年10月17日(土)23:00~23:30

 「楽しみにしていました!」と言いながら堺正章が迎え入れたのは、歌舞伎役者の中村橋之助。いつもの和装とは打って変わって洋風ダンディな橋之助は、「24年も経ちましたが、結婚式にも来ていただいて…」と、堺と長い付き合いであることを明かす。「約束覚えてますか?」と橋之助。すると堺は「え、ええ…」と苦笑い。どんな約束が交わされていたのかは番組を見てのお楽しみ。その約束ごとに関係してゴルフの話に。長男は大学で、次男は高校でゴルフ部に入っているとか。子どもたちがゴルフに目覚めたのは、今は亡き勘三郎の影響らしい。その三人の息子たちは大食で、橋之助の奥様・三田寛子が「わたしは寮のおばさんじゃないんだからね!」と嘆くほど。笑い声ではなく、怒鳴り声の耐えない家族だと橋之助は笑う。そして話は歌舞伎三昧だった幼少期のことに。放課後の遊び場が歌舞伎座だったせいか、子どもの頃のヒーローが『勧進帳』の弁慶だったという。歌舞伎で忙しく授業を休みがちで、読み書きがなかなか出来ない橋之助を、母が心配して先生に相談すると「あれだけ芝居ができるのだからバカじゃないでしょ」。おおらかな、当時の教育現場を物語るエピソードであった。そして40代の頃に起きた、橋之助の激痛体験に堺も舌を巻く!福岡公演の時だけに、「指が明太子」になった!?さらに堺のリクエストを受け、橋之助が歌舞伎独特の所作や見得を実演するくだりは見逃せない。最後に、ボサノバが好きという橋之助に応え、渡辺香津美が「イパネマの娘」を演奏する。

後編 2015年10月24日(土)23:00~23:30

 歌舞伎の所作を熱演した前回に続き、今回も「ザ・歌舞伎のプチ知識」トークに。まずは歌舞伎座の音響効果について。「マイクを使わなくても、小さな声でも、上(3階席)まで伝わる」というから驚く。旧歌舞伎座の古い反響板を、今の新歌舞伎座でも使用しているのだとか…。話は歌舞伎の屋号にも及び、橋之助の流暢な語りを聞いていると、歌舞伎の魅力にどんどん引きこまれていく。歌舞伎が発祥という日本語表現も飛び出し、堺も興味津々!聞き役に徹する。さて、「あんまり物に執着がない男でございまして」と言いながらも、箱から橋之助が取り出した宝物。それは、今は亡き勘三郎と舞台で抱き合っている写真。勘三郎とのエピソードを語りながら声を詰まらせる橋之助は「堺さんのことも大好きだったので、今ここにきっと…」と話す。ところで今回のサプライズは、橋之助が堺に持ち歌をリクエストしたこと。堺は「何故、この『二十三夜』を?」と思わず聞き返すが、「死ぬ気になって歌います!」と渡辺香津美のギターに合わせて熱唱する。実はこの歌、かなりの難易度!歌い終わると、なんと堺はよれよれに!『二十三夜』の生披露に、「無理を申しまして」と詫びるようにお礼をする橋之助であった。

出演者