第62回 若村麻由美

前編 2015年8月22日(土)23:00~23:30

 白いシャツに黒のロングスカートと、モノトーンで清楚な出で立ちの若村麻由美。ドラマのなかで見せる、シャープな印象とのギャップを楽しんでいただきたい。初対面の堺正章であったが、すぐに「毎年やっているようなことは芝居以外でも何かありますか?」という質問からトークが始まった。若村の口から飛び出したのは「富士山の掃除」。ヒマラヤの旅から帰国したばかりの若村を魅了したのが、富士山の美しさだったのだという。ところが、登山家・野口健の「外からはきれいだけど、中はゴミの山なんだよ~」という一言を聞いて発奮!野口が行っているゴミ拾いに参加するようになったそう。すると話は、富士の樹海に捨てられていた「とんでもないゴミ」の話に。そんな富士山を愛する若村だが、6合目より上には登ったことがないというから面白い。堺は、途中から馬を使ってまでも頂上に登ったというが、その時に頂上で見た物は?というクイズに、空しく答えを出し続ける若村であった。そしてその正解には客席も驚いたのであった。話は変わって、実力派女優である若村が無名塾に入ったいきさつが意外だった。無名塾を主宰する仲代達矢や宮崎恭子が、当時新人達へ浴びせてきた厳しい言葉を暴露する。「私は堀りたてのじゃがいも」だったからと、当時のことを振り返る。最後に好きな音楽の話になると「音楽ですかあ…」と少し戸惑いながらも、長谷川きよしも唸るような作曲家の名前をあげた。新しいタンゴを生み出し続ける、ピアソラにはまっていると明かす。そして、ピアソラの「忘却」を唄う長谷川きよしにウットリとするのであった。

後編 2015年8月29日(土)23:00~23:30

 「一番、興味があることは何?」という堺の質問に「あの~、一流って何ですか?」と堺を見上げつつ問い返す若村麻由美。すると質問した当の堺が「一流とは?」の質問に、なぜか「天才の定義」を語り始める。違う方向からのアプローチだったが、若村も客席もこの答えに納得。堺の講釈に乞うご期待!続いて話は、最近若村が興味を持っている古典芸能へ。無名塾出身の女優、若村は、同じ演目を10代から70代までずっとやり続けていく古典芸能の役者にあこがれを持つという。そう思ったきっかけは、10年前から始めた「平家物語」。想像力を駆使して、琵琶法師が語っていた当時そのままのセリフに暗中模索で取り組んでいる最中で、それをライフワークにしていきたいと話す若村であった。そして話は、20周年となった無名塾の石川県能登の演劇堂、そして主宰者の仲代達矢にまで広がっていく…。若村はNHK朝ドラのヒロインに合格した時、最初は「無名塾に行けなくなる!」と拒んでいたというが、「ヒロイン抜擢は目に見えるチャンス!」と仲代たちに押されて、出演を決めたと語る。さらに「音痴なんです。歌えるようになりたい!」それが小さな夢と告白する若村。そして「死ぬまでにこの歌を歌えるようになりたい」とリクエストしたのが「黄昏のビギン」。それに応え、情趣豊かに歌い上げる長谷川きよしであった。

出演者