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2018年2月22日(木)
第4次産業革命の衝撃 日本企業の勝機と戦略

ゲスト

平井卓也
自由民主党IT戦略特命委員長
村上憲郎
元グーグル米国法人副社長兼日本法人社長
夏野剛
慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授
小林亮
浜野製作所営業企画部副部長

『第4次産業革命』の衝撃
松村キャスター
「今や目にしない日はないほど広がった人工知能『AI』や車や家電などさまざまなものがインターネットとつながる『IoT』、これらの技術革新による第4次産業革命が日本の産業構造や私達の働き方、暮らしを大きく変えると言われています。今夜は、第4次産業革命の最前線と、モノづくりの現場を知る皆さんに日本企業が生き抜くカギを聞いていきます。人口知能AIやIoTによる第4次産業革命は社会を大きく変えるとされていますが、あらためて産業革命の歴史を振り返っていきます。18世紀の後半から19世紀にかけて起こった蒸気機関などによる工業化が第1次産業革命です。19世紀後半に電力等による大量生産が可能になり、重工業を中心に大きく発展した第2次産業革命。20世紀後半には、情報技術が発展することで工場などの自動化、オートメーション化が可能となり、生産性が大幅に向上した第3次産業革命。今起きようとしているのがAI、IoTなどによる第4次産業革命となっています。村上さん、AIやIoTなどの技術革新による産業革命は、社会へのインパクトというのはどう見ていますか?」
村上氏
「今回の第4次と呼ばれている産業革命の特徴はこれまで設計して、製造をして、流通に流していくという一連のプロセスのことをサプライチェーンと読んでおりました。何が特徴かと言うと、いわばサプライチェーンそのものがなくなるということはもちろんないのですが、消費者の嗜好性というのか、思いというのか、それをいかにしてサプライチェーンの各プロセスにうまく入れ込んでいくか、そういう柔軟な、サプライチェーン、言い換えると、デマンドチェーンとでも呼んでもいいような、新しいサプライチェーンに、柔軟なサプライチェーンに変えられるのかどうかというところが、極めて重要なポイントだろうと思います。デマンドというのは需要という意味ですから、これまで供給側が一方的にサプライチェーンを通じて消費者に届けていたものが、そうではなくて、消費者側、デマンド側がいかにしてそこに対してものを申していくか、それを受けとめるような産業構造という形に、産業、社会が変わっていけるのかという、そういうあたりがキーだろうと私は思っております」
松村キャスター
「平井さんはどのように見ていますか?」
平井議員
「まず第4次産業革命というのをわかりやすく認識するには、まずデジタル化とグローバル化、これが不可逆で進むという環境ができてしまったということです。その前提は、インターネットを使うことが前提の社会に知らぬ間になっていて、おそらく製造業であろうが、テレビ局であろうが、インターネットを使わないということがもうあり得なくなっちゃって逃れられなくなっちゃった。その前提が変わったからビジネスモデルも一気にいろいろ変わってくる中で、要するに、これから何が重要かと言ったら、前の産業革命の時のガソリンに代わるものがデータになっちゃったんですよ。だから、要するに、このデータというものをいかに血液のように、また新しいエネルギーを生む原動力にするように、した企業が勝っていく、そういうことだと思います。ただ、一般の国民はそうは言ったって、我々のインターフェースはアナログですから、いかに人に優しい快適な環境をデジタルの技術によってつくるかというのが、最後のところの1つあるビジネスだと思います」
反町キャスター
「企業間とか、国家間における役割と、BtoCというのか、企業、物品と人間における部分というのはちょっと役割が変わってくるという意味で言っているのですか?」
平井議員
「でも、人間とそんなに大きく変わるはずがなくて」
反町キャスター
「変わらないですよ」
平井議員
「我々自体がデジタル化できないので。デジタルがつくる、我々に快適な環境というのは何かがこれから問われていくと思っています」

IT革命と『出遅れた20年』
松村キャスター
「AIやIoTなどの技術が今後の社会を大きく左右するということでしたが、IT技術の黎明期となったのはインターネットが本格的に普及した1990年代後半です。こうした新たな技術を日本はビジネスチャンスとして捉え、うまく活用できたのかどうかということで。1996年から最新のデータがある2016年までの20年間、日本とアメリカがどれだけ経済成長したかを比較したものなのですが。1996年を起点に見てみますと、この20年間でアメリカの名目GDP(国内総生産)はおよそ130%増加、GDP実額にして2倍以上に膨らんでいます。これに対しまして、日本は僅か2%の増加、この程度にとどまっています。この20年間、アメリカでは人口が増えたということもあるのですけれど、それを踏まえたとしても、村上さん、日本はアメリカにGDPで大きく差をつけられたという印象ですが、その背景には何があるのでしょうか?」
村上氏
「インターネットというものを日本の社会に入れていく時に、私の仕事としては、基本的に世間様とその軋轢をどううまく裁いていくかということに非常なエネルギーを費やさざるを得なかったというのが…」
反町キャスター
「それは日本の話ですよね?」
村上氏
「日本です、日本」
反町キャスター
「アメリカは、では、そこの部分は気を遣わなくてもよかった?」
村上氏
「よかったということですね。もちろん、全部がまったくよかったかというのは、言い過ぎになりますけれど。少なくとも何をやろうとしてもすぐさまそれは…というふうに、ちょっと待ってくださいよ、ということが先行して起こるというのが、少なくとも私の前の仕事でほぼ毎日のように起こってきたという」
反町キャスター
「それは何ですか?商習慣?文化?それとも、俗に言われる、デジタル・ディバイドと言われる新しい技術に対する抵抗感なのか?それとも、文化的なものなのか?」
村上氏
「フジテレビでこの話をする…というところも入れて言いますと、既得権益をお持ちの方々が、世の中が今の仕組みから変わることに対する極めて本能的な抵抗感というか、わかりやすく言うと、守旧派という、単純にはくくれないとは思いますけれど、そこのしきたりなりをどちらかと言うと、意図的に破壊しようとは思ってはいませんが、結果としてそうなるという新しい手法をインターネットというのは世の中に持ち込みますので、それに対する抵抗が日本の場合はかなり大きかったということは否めないとは思います」
平井議員
「私は政治の立場で見ていて、IT戦略特命委員会にグーグルさんのアストロ・テラー博士を呼んで話を聞いた時が、ああ、そうだなと思ったのは、要するに、グーグルXの総括責任者だったから新しいグーグルのプロジェクトを全部見ていたんですね。そこで彼がはっきり言ったのは、許可を求めるよりはやって謝った方がいいのだと。それだから、我々はグレーゾーンをもうドンドンいっちゃうと。日本は、事前にやっていいですか?とおうかがいをたてて、安全なところでプロジェクトを進めていくという、この政治も、経済界も皆、そうなのだけれども。とりあえずアメリカはやっちゃうという人達を認める社会があって、やって失敗して、また成功してというようなことが自然に進んだのがこの差につながっているなと、私はもう明らかに思っています」
反町キャスター
「平井さん、日本の場合というのは、いわゆる高度成長期における日本もそうだったのですか?」
平井議員
「高度成長期の時には、要するに、いろいろな、経営者のチャレンジ精神で、サントリーの佐治さんではないけれど、やってみなはれの精神がもっとあったと思います」
夏野氏
「ただ、1つだけ言えるのは、高度成長期はベンチマークがあったんです」
平井議員
「そうだよね」
夏野氏
「ベンチマーク、つまり、アメリカとか先進国のやっていることを…」
反町キャスター
「目標が?」
夏野氏
「とりあえず、やっていたんですね。そのところ、高度成長期にイノベーションがたくさんあったという話はよくあるのですけれど、でも、本当の意味で、まったく想像だにしなかったような製品が出てきたというよりは…」
平井議員
「そうだよね」
夏野氏
「もう原型があったものを、よりうまく、より小さく、より安くつくったということでやってきて。しかも、1社がつくると、もう横並びで全部つくる。これは日本の高度成長を支えた仕組みなのですが、1985年に、高度成長が終わり、1995年以降は経済がほとんど成長しなくなると全体のパイが増えないところでイノベーションを起こすというのは、誰もやっていないことをやるという社会になったんです」
平井議員
「そうだよね」
夏野氏
「誰もやっていないことをやる人間の、教育環境とか、そういう資質と、皆がやっていることの中で少しずつでも優れたものをつくっていくという組織のあり方は、まったく違うんですね。ところが、日本はこの20年間、これだけITが発展し、たとえば、会社に勤めていなくても、ある分野にとても詳しいオタクな人というのが現在、いるんですね。これは検索ということができるようになったので会社に属していなくても専門家になれる時代になっちゃったんです。だから、世の中、何か皆、にわか専門家みたいになっているんですよ」
反町キャスター
「なっていますね」
夏野氏
「なっているにも関わらず終身雇用でしょう、新卒一括採用でしょう。年功序列というのを守っているわけです。某大手の、大企業、製造メーカーですと、管理職の比率が現在、40%だというわけですよ。誰を管理しているのだと。つまり、この20年間でこれだけコミュニケーションのツールが出てきて、現場の仕事はすごく効率化されたんです。10人でやっていたことが、1人で簡単にできるようになったんです。そこはすごく生産性が上がっているのですが、生産性の上がった分を高度成長期につくった時の人事システムとか、経営システム、これだけコミュニケーションが活発に行われるような時代になったら、中間管理職は要らないではないですか?」
平井議員
「ガバナンスが…」
反町キャスター
「でも、それなら、ベンチマーク、目標を追っかけてきたのが高度成長期だとしたら、現在、日本から見た時には、アメリカの企業ガバナンスとか、アメリカのITの実態というものが目標だとすれば、そこにキャッチアップするというのは現在の日本はできないのですか?」
夏野氏
「できません」
反町キャスター
「なぜできない?」
夏野氏
「既得権益を崩せない」
反町キャスター
「あっ、そこに戻っちゃうんですね?」
夏野氏
「でも、それは戻るというよりは、その方が良いと思う人が多いんですね」
反町キャスター
「夏野さんの話を聞いていると、もう日本には伸びしろがないと、こういう話になっちゃうんですよ」
村上氏
「いや、そんなことはないと思っています。1つは、何をやらないとダメかということになってくると、日本がもともと基本的に持っている力を溜めて…、溜めるというのは蓄積しているという意味ではなくて、刃を溜めるという意味合いの溜める、ですけれど。何を言いたいかと言うと、これは特区という考え方がありますよね。日本の特区は、ここだけではやっていいですよという特区ですよ。そうではなくて、基本的にどこでもやっていいのだと。だけど、ここだけはやらないようにしましょうねというふうな。たとえば、皇居前広場ではちょっとご遠慮しておきましょうねとか、小学生にはちょっとやらせないでおきましょうねとか、禁止特区ならいいのですけれども、現在は許可特区ですね。そのあたりのところが、平井先生もおっしゃっていたと思いますけれども、基本的にはオプトインなのか、オプトアウトなのかという…」
反町キャスター
「何ですか?オプトイン、オプトアウトは?」
村上氏
「オプトイン、オプトアウト…、原則許可というのがオプトアウトですよ。やりたくない人はやらなくていいのだけれども、やりたい人はどうぞやってくださいという、その差が日米の1番大きな差だと感じます」
反町キャスター
「今の話だと、日本は、これは平井さん聞く話かもしれないけれども、現在、言われたオプトイン、オプトアウトの差し換えですよ、日本社会にできると思っています?」
村上氏
「いや、でも、この第4次産業革命で、しっかりと世界に伍して、逆に言うと、リーディングポジションを獲得していくのだということになると、ここでそれをやらないということ」
反町キャスター
「小林さん、中小企業の立場からして、このような話を聞いていてどう感じますか?」
小林氏
「AIとか、IoTというところについて言えば、我々みたいな中小町工場、本当に中小零細企業にとってみれば、実際そもそも、AI、IoTは何なのかというのと、それがどう実際の現場に活用できるのかというのがわからない、よくわからないというのが、結構、たぶん実態だと思いますね」
反町キャスター
「たとえば、既得権益とか、もっとわかりやすく言うと、その背景には淘汰とか、そういう言葉があると思うんですよ」
小林氏
「はい」
反町キャスター
「そういうことを意識した時に、AIとか、IoTというもの、第4次産業革命というものが中小企業にとって本当にどういう環境の変化を生み出すものか、そこに何かバラ色のものを予感できるのかどうか、そこはどう感じているのですか?」
小林氏
「いや、それは非常に難しいと思うのですけれども」
反町キャスター
「これはたぶん中小企業に限った話ではなくて、全部そうだと思うのだけれども。立場として、小林さんの立場としてどう感じているのですか?」
小林氏
「私は共存していけると思います、うまく」
反町キャスター
「それは、こうだから共存ができるのではないかという、思いのよすがみたいなものがあれば聞きたいですよ」
小林氏
「結局、我々自身も悪いところがあって、結構、職人の技能だとか、そういったところというのは結構、属人化しているんですよね」
反町キャスター
「ありますよね」
小林氏
「それは、そこに埋もれてしまって、なかなか共有されていなかったりするので。そこにAIとか、そういった人工知能の力を使うことによって本当により一般の新人であるとか、若い従業員とかに、そういったところに応用できるのではないかと」
反町キャスター
「たとえば、匠の技と言われるようなものは…、金型にしても、曲面をつくる技術にしてもそうですよ…」
小林氏
「はい」
反町キャスター
「それを、ビッグデータの集積・分析によって、6軸だか、8軸だかは、わかりませんけれども、さまざまな形に機械がやることによって、食われるのではないかという懸念、持っていますよね?」
小林氏
「うーん…」
反町キャスター
「そうでもないのですか?あれは絶対食われないという思いで見ているのですか?」
小林氏
「逆に言うと、私は、そこは皆さんの考えを聞きたいところですよね。おそらく、たぶんそうはならないだろうなという意識はあるのですけれど。ただ、それが実際、今後、世の中が変わっていった時に、実際、食われてくる段階が来るのかどうか、それは結局、わからないですよね」
反町キャスター
「夏野さん、いかがですか?」
夏野氏
「これはこういうテクノロジーを使いこなした企業だけが生き残れるということですよ」
小林氏
「ああ、なるほど」
夏野氏
「だから、皆、中小企業がダメだとか、大企業が皆いいとか、そういう短絡的な話ではなくて。その匠の技をきちんとシミュレートして、いち早く、他の新人でもできるようにした企業は残るけれども…」
小林氏
「なるほど」
夏野氏
「いや、ウチはそんなことはないよ、人でやらなければダメだよ、と言って、7年修行しないとお寿司が握れないみたいなことをやっているところは落ちていく。この違いになるだけの話です」
反町キャスター
「その結果、中小企業の匠というのは不要になって、一般化されるわけではないですか?」
夏野氏
「いやいや、これは面白いのですけれども、AIとか、人工知能というのは、万能のように思われますけれども、実はすごく大きな、皆の良い事例を勉強し過ぎています。ということは何かと言うと、新しいことにチャレンジするということはとてもできません。いや、1番安全率の高いことしかやりませんから。ところが、人間は特にそのことにすごく技を持っている人、全員とは言いません、でも、すごく得意な人というのは、必ず何か新しいものをつくり出しますね。体操の選手はトップ10%の体操選手は新しい技を出します。スケートの選手はドンドン、今や、4回転、5回転になってきます。これは過去の事例に基づいてラーニングするのとは違う価値をつくるわけ。ただ、全員でない、トップ10%だけ。だから、自分がトップ10%に入れるところに自分の身を置けば、AIに勝てます」

日本が生き抜く『カギ』は
松村キャスター
「総務省によりますと、日本経済が成長シナリオに乗るにはAIやIoTが社会に組み込まれることが必要で、こうした技術による第4次産業革命の経済効果は132兆円と試算されています。平井さん、この総務省の試算、いかがでしょうか?どのように見ていますか?」
平井議員
「これはどういう試算なのか、中身がわからないのだけれど、もっといくのではないですか、本当は?」
松村キャスター
「132兆円以上いくと?」
平井議員
「そう、もっといくのだと思います、うん」
松村キャスター
「AIやIoTによる技術革新が絶対条件になると?」
平井議員
「と言うか、デジタル化が徹底されちゃうので、それは新しい産業がドンドン生まれると思いますよ、これから」
反町キャスター
「その時というのは、どういう状態なのですか?どうしてもこういう話をすると、AIやIoTを使って成功した例はこういうものがあるのだよという話に、この場が席巻されるんです。僕はそれに対して実はすごく違和感があって。IoTとか、AIを活用できなかった人達はどうなっているという前提の、この未来社会なのですか?」
平井議員
「うん、それは、だから、意識せずして、そういうものを使える社会に…」
反町キャスター
「それはユーザーの方ですよ?」
平井議員
「ユーザーの方」
反町キャスター
「サプライヤーの方です。サプライヤーの方においては?」
平井議員
「サプライヤーの方…、どうですかね?サプライヤーの方も当然使うでしょう」
夏野氏
「使いこなせないサプライヤー…」
反町キャスター
「そう、そこ…」
夏野氏
「…製造業は淘汰されていきます」
反町キャスター
「されますよね?」
夏野氏
「ところが、日本はこれから労働人口が劇的に減っていくので、今現在、失業率が3%を切っていますけれども、これはもう完全雇用状態ですね。この状態がおそらく30年から40年続きます。つまり、雇用の心配をしなくていいという政権がかなり大胆な判断ができる環境が、これから30年から40年続くので」
反町キャスター
「大胆な判断というのは淘汰を進められる政治判断が今ならできると?」
夏野氏
「できます、これから」
反町キャスター
「それは結果的に職を失う人、淘汰される企業があっても、それは人口減の中に吸収されていくと、そういう意味で言っている?」
夏野氏
「雇用…、労働が必要なのですぐに次の仕事が見つかる。ただし、その時に痛みがあるので、それを救うためのセーフティーネットをすごく充実すべきだと思っています。次の仕事が見つかるまでの間、まったく心配しなくていい環境。これをこれまでは、日本の場合は企業に押しつけてきたんです。ですから、企業の中にいると皆が幸せかというと、何十パーセントかは仕事をあまりやりたくないし、窓際みたいなところで座っているけど、企業内失業と言われる人達の存在というのは、日本特有ですよ。これが本当に幸せかいうことを、我々は考え直さなければいけなくて。これまで企業に押しつけてきた、この雇用政策というのを1回、政府が巻きとって、きちんとしたセーフティーネットをつくる、というのがあってこそ、皆がスムーズにこの第4次産業革命を享受できると思いますね」
反町キャスター
「村上さん、いかがですか?」
村上氏
「はい、大昔から言われている、オンラインの人達がオフラインに出てくる、OtoOと言うのですけれど。つまり、インターネットの覇者がリアルワールドに触手を伸ばしてくるという流れの中で最近、特徴的に言うのは、AIスピーカーと言われているものですね。あれをスピーカーだと思っていらっしゃる方はほとんどいなく、マイクロフォンでしょうということなのですが。あれはかねてから言われていたスマートホーム、スマートハウスの要になるテクノロジーです。と言うことは、家の中のモノを本当につなげていくところで、アップル、グーグル、フェイスブック、アマゾンといったあたりが、着々と準備を始めていると思っていいわけですから」
反町キャスター
「そうすると、あくまでもモノづくりに参加するわけではなくて…」
村上氏
「いや…」
反町キャスター
「そのAIなり、IoTなりを使ったうえで、物流にまず手を伸ばし、その物流の先にあるメーカーのところに指示を落として、運搬のところも全部…」
村上氏
「はい」
反町キャスター
「そこから話を入れていくという、そういう?」
村上氏
「つまり、サプライチェーンをデマンドチェーンと読み換えなければなりませんよと申し上げたところの要の部分を握った連中が、上流工程に対して…」
反町キャスター
「遡っていくわけ?」
村上氏
「そうです。そういう形で、間接的な形にとどまるかもしれませんけれども、明らかに製造という、第4次産業革命の要のところは製造ですね。そこの製造のところに対して、インターネットの覇者の人達が着々と影響力を行使してくると」
反町キャスター
「村上さん、それは便利なのはわかるけれども、132兆円も日本のGDPが伸びる、その根拠として何か実感できないです」
村上氏
「あっ、なるほど。チャートとの関連性で言うと、これからIoTベース、あるいはIoT、ビッグテータ、人工知能ベースの新しい産業プロセスというものができあがっていく。それをデマンドチェーンと言いましたが、わかりやすく言うと、村上憲郎の特注品、1品ですよね、これをあたかも1品種大量生産と同じコストでつくるということになると、生産力、生産性という点で言うと、まるで違う次元の人類社会がこれまで手に入れた製造というコンセプトをまるで違う領域にいく」
反町キャスター
「それは結果的に、1つ1つの利幅もメーカーにとって大きくなる?」
村上氏
「…含めて。その成長のプロセスに乗らない手はない。それが試算として、総務省の132が合っているかという話は別にして、そのような成長カーブ…、に対して、欧米各国も中国も含めてですけれども、いずれにしても、各国ともその成長の機会を捉えようとしているんですよね。その結果として、この数字になるかどうかは別にして、明らかにまったく新しい産業構造、まったく新しい生産プロセス、まったく新しい生産力といったものに人類社会がいよいよこれから30年、40年の長いプロセスにはなるとは思いますけど、着実に歩みを進めていくと思われます」
反町キャスター
「小林さん、村上さんの話をどう聞きました?」
小林氏
「ちょっと気になったのは、オンデマンド生産があるではないですか。実際に1品をオリジナルでつくるのはメチャクチャ高いですよね」
反町キャスター
「そうですよね」
小林氏
「結構。そういう、村上さんのおっしゃったような話を鵜呑みにして、と言うと語弊があるかもしれませんけれど、それを信じて、アイデアを持ってやって来る方はいるんですよ。でも、値段を見て、見積もりを出した値段を見て、ビックリされるわけですね。だから、そこはかなりのギャップ、製造、モノをつくる人間からするとかなりのギャップがあるのではないかなと思うんですね」
反町キャスター
「ごめんなさい、そのコストの感覚がわからないのですけれども…」
小林氏
「そうですよね」
反町キャスター
「たとえば、何か金型みたいなものをつくってくださいと、オリジナルで1個頼むのと、1万個頼むのだと、1個あたりの単価というのはどのくらいになるというのはザクッとイメージできます?」
小林氏
「いや、100倍、1000倍くらい違うのではないですか、今だと、ですよ。たとえば、100円ショップで売っているものとかはすごくメチャクチャ大量につくっているから、100円でつくっているわけです」
反町キャスター
「なるほど、アレを1個で頼んだら、100倍、1000倍と言ったら、1万円、10万円になる?」
小林氏
「なるんですよね」
反町キャスター
「でも、それを、村上さんの話や夏野さんの話を聞いている中で、小林さんとして、IoTやらAIやらというものを使うことによって、データの蓄積やノウハウの蓄積みたいなものが機械化されて、そこの部分というのはオンラインで注文を受け、自動的にそれが、3次元のコピーかもしれないけれども、そういうものでできるかもしれないという、そこの実感はまだないですよね、もちろん?」
小林氏
「そうですね、そこがまったくと言うと語弊がありますけれども、なくて。ただ、逆に言うと、お聞きしてみたいです、それが本当に実現するのかどうかというところですね」
反町キャスター
「どうですか、夏野さん?」
夏野氏
「私は前、携帯電話をつくっていたので、金型がいかに高いのかもよくわかっています、ところが、3Dプリンターが出てきて、100分の1以下になっていますね」
平井議員
「そうだよね」
夏野氏
「つまり、テクノロジーで劇的に下がります。ただ、問題は、それを実際にビジネス化する時には、テクノロジーの問題ではなくて、それはどういうものができるのかというマーケティングをし、どれぐらいの値段でやらなければいけないとか、どういう部材でつくるという、そういう他の要素が必要ですよね」
小林氏
「はい」
反町キャスター
「そこまでも、マーケティングもたぶん人工知能でやっちゃうわけですよね?」
夏野氏
「いや、マーケティング…」
反町キャスター
「違う?」
夏野氏
「新しいものをつくるのは、なかなかデータがないので、AIの学ぶ教師データというのがないので、そこはなかなか難しいのですけれど。ただ、シミュレーションはできます、シミュレーションは。非常に大事なのは、製造業という言葉を使っていることが、時代遅れだということです」
小林氏
「なるほど」
夏野氏
「たとえば、このスマホ、この価値はこのハードですかという話です。ところが、これがインターネットにつながっていることによってソフトがダウンロードでき、ゲームができて、しかも、インターネットでサービスを使うということを前提にしているので、価値の半分以上はこっちにある。もしかしたら、半分どころではない…」
平井議員
「そうでよね」
反町キャスター
「そうですね」
夏野氏
「ほとんど上かもしれない。それを…」
平井議員
「いや、その話をこの間、豊田さんがアメリカで事業モデルを、あれは衝撃的でわかりやすい」
反町キャスター
「先にその発言をさせてください」
平井議員
「そうですね」
反町キャスター
「豊田章男社長ですけれども、アメリカの家電見本市、ラスベガスでの家電見本市で、こういう発言をしました。『クルマ社会を超え、人々の移動を助けるモビリティカンパニーへと変革することを決意した。自動運転やカーシェアリングなど、モビリティサービスのプラットフォームをつくる会社にもなりたい』と。カタカナが多くて何を言っているのかはよくわからないですけれども、これはどういう意味ですか?」
平井議員
「要するに、製造業ではなくて、サービスプラットフォーマーになりたいと。もっとわかりやすく言うと、トヨタがアップルになりたいみたいな…」
夏野氏
「グーグルになりたい…」
平井議員
「グーグルになりたいという話ですよね」
反町キャスター
「えっ、村上さん、トヨタはグーグルになりたいという意味なの?」
平井議員
「プラットフォーマーになりたい…」
村上氏
「わかりやすく言うと、そういうことなのですけれども。もちろん、トヨタは車をつくっている会社ですね。最近もジャパンタクシーというタクシー専用の車をおつくりになられました。ただ、きっと章男さんがおっしゃったのが、これまで車体を売っているという、どう見てもトヨタの人達というのは、俺達は車をつくって、車が好きで、車を売っているのだ、車体を売っているのだという考え方、その通りだと思います。引き続き、車はつくり続けるのですが、しかし、章男さんがおっしゃっているのは、車、車体を売るビジネスから、移動、モビリティを提供する会社にシフトしないとダメなのだと」
反町キャスター
「それは、車だけでは食っていけないという意味ですか?」
村上氏
「いや、違います。車は、もしかすると、買ってもらえなくなってしまうのかもしれないという…」
反町キャスター
「車のメーカーでは食っていけなくなるという意味ですよね?」
村上氏
「いやいや、車…」
反町キャスター
「食っていけるのだったら、別にビジネス展開しなくても」
平井議員
「いやいや、もっと大きくなりたいんだよね」
村上氏
「車はつくっているんですよ。車はつくっているのですけれども、これを何年かごとに買い替えてねと、カローラから何とかに移って、何とかに移って、最後はクラウンよ、みたいな以前あった、そのようなコンシューマーに対するサポートというのではなく、ある家で息子さんがデートに行くと言ったら、トヨタから赤い2シーターのスポーツカーが配車されてくる、それに乗って息子さんはデートに行くと。ところが、ご両親がオペラを観に行くのに、ドレスアップしてと言ったら、そこに黒塗りのセダンが迎えに来ると」
反町キャスター
「しかも、自動運転で?」
村上氏
「自動運転で。スポーツカーの自動運転だとどこが面白いのと思いますけれども…。いずれにしても、そのようなサービス、移動の提供会社にトヨタはなるんですよと」
反町キャスター
「これは何年後を目指した話だと思っています?」
村上氏
「えー、言われているのは2030年というあたりで」
反町キャスター
「12年後に今、言ったような時代になるのですか?」
村上氏
「うん。それは…、統計的に言われ始めているのは、現在、稼働中の、全世界の稼働中の車、トラックも乗用車も全部入れて20億台です。この瞬間に走行している車は6億台です」
反町キャスター
「3割?」
村上氏
「3割ですね。と言うことは、経済原則で言うと、24時間365日フル稼働、たとえば、車の車体が稼働しているという状態をつくりだす…」
反町キャスター
「稼働率を上げたい?遊休資産を減らしたい?」
村上氏
「そうです。そうなってくると、2030年には、全世界の、フリートと言うのですけれども、…は半分、現在の20億台の半分、10億台。先ほどの計算だと6億台で本当はいいのですけれども、もう少し余裕があった方がいいでしょうということで、15ぐらいかなということが、自動車産業の中でささやかれ始めているわけですよね」
反町キャスター
「小林さん、今みたいな話、たとえば、トヨタが、そういう方向性を出しているという時に、小林さんの会社としてはどういう…、トヨタのパーツサプライヤーではないですよね?」
小林氏
「はい…」
反町キャスター
「ただし、そういう意味においては、大企業が少しずつこういうふうに変わってくることというのをどう感じますか?」
小林氏
「それはたぶん中小企業もいろいろなレベルによって変わってくると思うんですけれども、1社ないし数社に依存している状況はまずいというのは、たぶん中小企業の実感だと思います。そうかと言って、多品種少量の企業であっても、浮き沈みと言うのですか、それはありますので、それもたぶん、いずれにせよ厳しい。なので、新しいことを自らが本当に新たなものを生み出していくという方向性に、たぶん中小企業も変わっていかないといけないのではないかなと思いますね」
反町キャスター
「そこに向かって進む時に、心配なこと、すみません、平板な表現で。心配なこととは何ですか?資本ですか?資金の問題なのか、ないしは誰についていったらいいのかという、ロールモデルをどこに置くのかとか、何が心配になるのですか?」
小林氏
「1番はお金かなという気はしますけれども。経営資源で言うと、人・モノ・金というところがありますけれども、人がまずいないですよね」
反町キャスター
「使える人という意味ですよね?」
小林氏
「一般的なたぶん中小企業であれば、なかなかそういうところに明るい、新しいものに対して明るい人材というのが少ないのではないかなと思います」
反町キャスター
「中小企業において、俺はこの削りで人生やってきたのだという方に対して、今みたいな話をどうこうと言うと難しいと、それは大中小という企業の規模は関係なくて、全部同じなのでは?」
小林氏
「それはそうかもしれないです」
反町キャスター
「村上さん、そういうところというのは、我々はどう考えたらいいですか?」
村上氏
「技術というところで言うと、たとえば、極めつけのAIです。わかりやすく言うと、高等数学、統計がらみの高等数学ができて、なおかつプログラミングができるという人材というと、スクラッチからできる人が世界で5000人ぐらいしかいないと言われているのですが。ここに来て、いよいよAIビジネスというのがツールビジネスになってきているんです。ツールビジネスというのは、そのような難しいところはお任せくださいと、メーカー側で…」
反町キャスター
「それは具体例…」
村上氏
「あっ、わかりました」
反町キャスター
「たとえば、昔はこうこうで大変だったのだけれども」
村上氏
「うん、はい」
反町キャスター
「先ほどのラズベリーパイの話ももうちょっと…」
村上氏
「はい、オフィスで反町さんもエクセルとかをちょっと使うではないですか?」
反町キャスター
「…どうぞ」
村上氏
「まあ、使います。あれには、中がどう動いているのかはわからないのだけれど、何か関数を定義してデータを与えると結果がポッと出てくるではないですか。同じような、エクセルほど簡単ではないのですけれども、マイクロソフトとか、グーグルとか、日本のNECさんとか、富士通さんからそのようなディープラーニングツール(深層学習)の提供が始まったんです」
小林氏
「なるほど」
村上氏
「ですから、AIについて専門家はいないですという方も、データと課題を持ってさえいれば、それに食わせるという言い方をするのですけれども…」
平井議員
「そうだよね」
村上氏
「データを食わせれば、結果が少なくとも得られるという。エクセルほど簡単ではないのですが、そういう時代が始まりつつあるので。決して、AIって恐れることなく…」
反町キャスター
「恐れています」
村上氏
「…チャレンジしていただきたいと思うわけ」

『AI・IoT』で雇用は
松村キャスター
「ここから、第4次産業革命で日本の雇用はどうなっていくかを聞いていきます。AIやロボットが進化することによって、現在ある、多くの職業にとって代わる可能性を論じた、オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授の論文が話題を集めていますが。こちらはその職業の一部なのですが、一般・医療・経理事務員、銀行窓口係、会計監査係員、通関職員、受付係、ホテルの客室係、スーパーの店員・レジ係、タクシー運転手、建設作業員、警備員など、身近な職業もあるのですけれど、村上さんはどう見ていますか?」
村上氏
「その予測の信ぴょう性ということについてはコメントしないでおきたいのですが。なぜかと言うと、その予測すら、えっ?ということが起こると思います。ですから、予測ができないという可能性を秘めていると思った方がよくて、何を考えないとダメかというと何かのきっかけ、第4次産業革命、あるいは人工知能に置き換われるという流れの中でたまたま瞬間風速的に理不尽な立場に、敢えて追い込まれる人が登場するという一般論として、個別のこの人がどうなるではなくて、そういうある種、抽象的な一般論として、そのこと自身に対して社会はどう対策を今から準備しておかなければならないのかということを論じた方がいいのではないかなと思います。予測のつかない人が、予測のつかない職業が、大丈夫だと思ったよね、あれは…、それがこうだものね、みたいなことが起こる」
反町キャスター
「村上さん、逆に最後までAIで対応できない仕事は何だと思います?」
村上氏
「ないと思います」
反町キャスター
「ない?ないの?」
村上氏
「ないです」
反町キャスター
「その時、人間は何をやっているのですか?」
村上氏
「遊んでいるという」
反町キャスター
「それはどうなの?本当?」
夏野氏
「でも、よくよく考えてみていただくと、農耕時代においては生産性が低いので、皆で農業をやらないと、皆の食料をつくれなかった」
反町キャスター
「そうですね。食えなかった」
夏野氏
「ところが、農業技術が発展すると一気に、1割の人がつくってくれれば、皆が食えるようになったので、そうするとモノづくりを始めるわけです。モノづくりを始めると、まだそれも機械…、産業革命が起こるまでは、1人の人が1個ずつしかつくれなかったから、そうすると残りの人が皆でモノづくりをやっていたら、急に産業革命が起こって、1割の人がやっていれば、皆の道具がつくれるようになった。そのあと、どうなったかというと、今度は情報産業が出てきたと言いますけど、1番典型的なのはディズニーランドですよ」
小林氏
「なるほど」
夏野氏
「だって、ディズニーランドは、昔、野山にあったようなことを再現しているのよ。そこへ行って皆、金を払って喜んで楽しんでいるわけ。つまり、レジャー産業というのは、こうやって時間ができることによって、つまり、遊ぶことが仕事、あるいはお金を使い、でも、ディズニーランドで働いている人は皆、仕事ですよ。7割のサービス業のほとんどはこちら側から見れば遊びかもしれませんよ。これがもっと比率が上がっていくというのは非常に自然な考え方ではないですか」
反町キャスター
「小林さん、いかがですか?雇用に対する影響、立場上、なかなか言いづらいとは思うのだけれども、今日の話を聞いて、どう感じました?」
小林氏
「でも、そうなったら嬉しいなというのはありますよね」
反町キャスター
「それは個人的に、今の仕事とか、会社ということではなく、皆が全部、モノをつくってくれて、自分は遊んで暮らせるという、そういう意味で言っている?」
小林氏
「それも多少はありますけれども。でも、実際に本当に人間が本質的にやるべきことというのは何なのかなというのが、私もちょっとわからないですけれども」
反町キャスター
「そう、最後に残るのは、人間がやるべき話になるんです。人間でしかできないものは何なのかという、こんな話になってくると思うんですね」
小林氏
「はい」
反町キャスター
「それは村上さんが言われたみたいに遊ぶことなのですか?でも、遊びはもしかしたら広い意味ですよね?」
夏野氏
「実を言うと、クリエーションの創造、つまり、新しいものを、過去になかったようなものをつくり出すというのは、AIには今、それすらできるようになると言っている人は多いけれども、かなり難易度が高いと思います。なぜなら存在していないから」
反町キャスター
「平井さん、いかがですか?」
平井議員
「人口が減って働く人が足りないので、職業がなくなるという心配をする必要はまったく今はないと思います、ですから、いろいろな分野で人間の新しい、もっと楽しい仕事とか、それは仕事というのは与えられるものではなく、これからはつくっていくものだと思います。そういう意味では、いろいろなチャンスがある。ある意味では、日本は完全雇用に近い状況ですから、仕事がなくなるという心配をする段階ではないと思っています」

村上憲郎 元グーグル米国法人副社長の提言 『禁止することを禁止する!』
村上氏
「『禁止することを禁止する』と。つまり、番組の中でも申し上げましたが、これから若い人達に私は期待しているんですね。その若い人達がとんでもないことを始めると思います。それを叱ったり、止めたりしないでください。禁止することを禁止したいと思います」

夏野剛 慶應義塾大学政策・メディア研究科特別招聘教授の提言 『二つの"そうぞう"を社会の規範に』
夏野氏
「2つの『そうぞう』を社会の規範にしていってほしいです。2つの『そうぞう』とは何かと言うとAIには絶対にできないこと、クリエーションの創造とイマジネーションの想像。これはお花畑のような夢を見る、この夢を実現するためにクリエーションするんですよ、新しいことを。これはAIにはできないので、人間はここに特化していったらいいと思います」

小林亮 浜野製作所営業企画部副部長の提言 『×異〇〇』
小林氏
「私は『×(かける)異〇〇(まるまる)』ということで。かける、異○○という、その○○に入るのは何でもいいと思うんです。それは各業界、業種によって変わってくるのだろうと思うので、たとえば、AIが入ってくる場合もあると思うのですけれど。異業種を取り込む、受け入れるということによって、新しいものを、新しい事業や産業を生み出していく、そういうことが必要なのではないかなと思います」

平井卓也 自由民主党IT戦略特命委員長の提言 『迷わず前へ!』
平井議員
「皆さんと同じです。こういう局面は、迷わず前に行く。前に行く人達にとって障害にならないようにシステムをつくるということだと思います。デジタル社会は地方にとっても大きなチャンスなので、一気に全ての人にチャンスがあるので、変化をチャンスと思ってもらって、がんばってほしいと思います」