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2017年11月6日(月)
5夜連続トランプ歴訪 ①検証…日米首脳会談

ゲスト

佐藤正久
外務副大臣
甘利明
元経済再生担当大臣
岡本行夫
外交評論家

北朝鮮問題『打開への糸口』 検証『安倍&トランプ会談』
秋元キャスター
「アメリカのトランプ大統領が昨日来日、日本を皮切りに初のアジア歴訪がスタートしました。日本・韓国・中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)と続く外遊で、何を狙い、どんな首脳外交を展開するのか。今週のプライムニュースは5夜連続企画としてトランプ大統領のアジア歴訪を追いながら、北朝鮮問題の今後や日本が果たすべき役割を徹底検証していきます。北朝鮮問題・安全保障関連については北朝鮮の危険な政権を乗り越えるため日米で協力し圧力を強化すると、日本が新たに35団体・個人の資産凍結を決定したとし、アメリカからの防衛装備品購入を拡大、さらにインドから太平洋地域の平和と安定について、などということですけれども。まず佐藤さん、この北朝鮮への圧力について、これはこれまでも日米首脳がそれぞれ何度も発言をしてきていますけれども、あらためて現在このタイミングで強調する狙い・意義、どのように見ていますか?」
佐藤議員
「北朝鮮が核・ミサイル開発を止めるという動きは現在のところありません。引き続き、核・ミサイル開発を続けるのだという状況で、日本にとってはこれまでにない重大かつ深刻な脅威という認識でいます。そういう中で、アメリカの大統領が日本に来て、この北朝鮮問題をはじめ、東アジアについての安全保障についてしっかりコミットするということが極めて大事で、特に日米の首脳間で、情勢認識・対応について100%一致という表現があったように、こういうメッセージを発するということは極めて意義がある。特にアジア歴訪の最初の日本で、このメッセージを日米の首脳が出したということは極めて大きいと思います」
反町キャスター
「岡本さん、この話になるといつも頭の中でグルグルまわり出すのが、最大限の圧力で一致をしている、総理は今日、『誰も紛争は望んでいないのだ』と、さらにそのうえで『向こうから圧力に屈する形で、向こうから言い出してくるような状況を待つんだ』と。これはどうも頭の中で1本につながらないですよ。いかがですか?このやり方で本当に北朝鮮に対して、この対応策しかないと我々は覚悟を決めるべきなのですか?」
岡本氏
「そうじゃないですかね。北朝鮮はどんなことがあっても妥協しないと思いますよ。これは、だって1980年代からずっと彼らが終始一貫して追求している国家目標ですから。1990年代の初めにアメリカが圧力をかけていた時ならばいざしらず、現在、核・ミサイルというのは手の届くところまできた時にどうして彼らがこの妥協をするか?もうこれ以上の試射はしませんとか、偽りのモラトリウムをやる可能性はあると思いますけど、そんなものはすぐにまた彼らは反故にするわけですから。ですから、両首脳ともそれは言えないでしょうけれども、結局は北朝鮮が核兵器を持ってしまうという現実に我々は直面せざるを得ないことになるのではないかと私は思っているのですけれども」
反町キャスター
「はい」
岡本氏
「ただ、もちろん、王道は、このまま制裁をかけ続けていって、金正恩委員長が最終的に放棄するという、そこまでやる。ただ、これは中国の出方いかんでしょう。中国が本当に原油を北朝鮮に輸出することを止めてしまえば、北朝鮮も立ちいかなくなりますから。ただ、中国はそこまではやらないのではないでしょうか」
反町キャスター
「そうなると、中国は動かないだろうと。その意味で言うと、先ほどの話の通り、圧力を最大限まで高めていくことで向こうから話し合いに出てくる、岡本さんはそう思いますか?」
岡本氏
「いや、ですから、それはないでしょうね、北朝鮮からは。中国はここのところ制裁の圧力を強めているんですよ。これは日本もアメリカも評価しているところですけど。ただ、金正恩政権が崩壊する寸前まで押し込まなければ、彼らの方から核放棄ということを言いだすことはあり得ませんから。でも、そこまでやったら本当に…」
反町キャスター
「なっちゃいますよね?」
岡本氏
「ええ、倒れてしまうかもしらん。そうしたら、中国にとっても大変な危機事態になってきますからね」
反町キャスター
「その最後の場面でのさじ加減というのは、どういう選択肢があって、その時に米中、日本も絡めるのかどうか僕はわからないのですけれども、どういう選択肢をめぐって、米中の間での意見交換、ないしは瞬間のさじ加減が行われると見たらいいのですか?」
岡本氏
「それは1番怖いのはアメリカによる先制攻撃ですね。現在ずっと圧力をかけている、それでは足りないと思って、もう1歩進んじゃった場合には、これは北朝鮮の大規模な報復が起こり得ますね。でも、北朝鮮が近くに飛んで来たアメリカの飛行機を撃墜すると、これはだったら北朝鮮が先に手を出したことですから、それに対してアメリカが報復をするとそれはかなり大規模な報復で核施設なんかを壊してしまう。そうすると、それは全面的な戦争にはならないかもしれませんが、ですから、北朝鮮はそういうことは知っていますでしょうから、そこまでは手を出さない。と言うと、睨み合いのまま、北朝鮮の核、残念ながら、兵器の開発が完成する」
反町キャスター
「そういうことですよね?」
岡本氏
「それもそう遠くない将来ですね、1年から1年半ぐらいの間ではないでしょうか。ここのところ、金正恩委員長のこのペースが速まっていますよね。ここのところ、暫く撃っていませんけれども、今年になってから、失敗したヤツも含めれば、15回もミサイルを撃っているわけでしょう。これは制裁が徐々に、着実に効いてきている、その表れだとは思うんです。ただ、もう1歩、完全に核放棄させる、あるいは北朝鮮の方から膝を屈して話し合いをしましょうと言ってくるところまで押し込むのには、先ほども言いましたように、金正恩体制の崩壊を意味するところまでいかなければいけませんから、それはないのではないかと思うんですね」
反町キャスター
「佐藤さん、岡本さんの話、何十年の話ではなくて、ここ数か月の話ですよね、現在のは。この数か月の間で、そういう緊張感、そういうことが起こり得るかもしれないという緊張感を持って行われた日米首脳会談であるはずなのに、記者会見や日米首脳会談後のブリーフィングなどでは、邦人避難の話はしなかった、武力行使の話も出ていない、これはおかしいでしょう?言えないということで納得した方がいいのか、本当に話をしていないのだったら、僕は無責任だと思うのだけれども、ここはどうですか?」
佐藤議員
「現在、いろいろな日米同盟を軸としてあらゆる事態に対応するということは、首脳間でもそれは合意をしています。だから、それはあらゆる事態に対応するということは、言葉の意味というのを理解していただきたいと思います」
反町キャスター
「なるほど」
佐藤議員
「しかも、いろいろなレベルで話していますから。今回、同席しているのは、ティラーソン国務長官なり、あるいはケリー首席補佐官なり、あるいはマクマスター安全保障担当補佐官も来ています。いろいろな面で、今回は、それは外務大臣も話をしていますし、いろいろなレベルで話をしているということは理解していただきたいですけれども。言えることと言えないことがあります。ただ今回、現在、岡本先生が言われたように、日本のあとに韓国に行って、中国に行くんですよ。だから、この一連の中で、北朝鮮問題というのは1つの大きなテーマで当然、韓国でも話をするでしょうし、中国で経済制裁についても間違いなく話し合われるでしょうから。トランプ大統領も、貿易と北朝鮮については中国で話すというようなことを言われているようですから。まさに中国がどれだけ踏み込んだ経済制裁をするかと言うことは、特に原油ですよね、1番ポイントになるのは。そこの部分がどこまでいくかと。ただ、実際に9月の貿易統計を中国と北朝鮮の間で見てみると、中国から北朝鮮への輸出というのは約7%弱、昨年と比べて減っているんです。北朝鮮から今度、中国への輸出というものは約38%、昨年比で減です」
反町キャスター
「ほう…」
佐藤議員
「というふうに、逐次、経済制裁というものについて中国も動き始めている。また、中国も独自で北朝鮮と取引をしている企業に対する金融制裁もかけているという話もありますから。これからどこまでギリギリの部分、どこまでがギリギリかわかりませんけれども、そこまで圧力をかけるという形について、日米韓と、あるいは国際社会が連携して中国に対して対応をはかっていくということが現在とりあえず求められているという部分だと思います」
甘利議員
「事実として、邦人避難の話は出ていないです。大事なことは、現在は圧力を強化する時だという話ですね。と言うことは、圧力が効いているということが確認されているわけです。中露が入った、国連制裁決議というのが相当効いていますよ」
反町キャスター
「はい」
甘利議員
「効いているから故に、これを強化すべきだという話ですね。北朝鮮と、それ以外のリビアだ、イラクだ、イランだというのはまったく別問題で、それは先ほどから話が出ているように、北朝鮮の金正恩が、要するに、核ミサイルを持つということを至上命題にしているわけです。これが目的です。これを持つのを認めることが話し合いの前提です。我々の方は前提をなくす、その前提にさせないということが目的ですから。だから、単なる話し合いなんかに応ずるはずがないです。だから、圧力で、経済制裁で追い詰めていくことが大事です。この際に、要するに、金融の取引を遮断させるということと、石油供給を絞っていく、これは段階的に絞っていけばいいわけです、だんだん困っていくわけですから。それと大事なことは、あの国連制裁決議以降、北朝鮮の出稼ぎ労働者の受け入れを拡大しない、縮小するという方法で皆、足並みが揃っているわけです。つまり、金を稼ぐ手段というのが皆、閉じられているんです、これは相当効いてきているんです。これまではいろいろな決議をしても結局抜け穴があったり、裏から話がまわったりと、事実上、効果がないとは言えないけれど、薄かったんですよ。今回は確実に効いてきているんです。平壌を走る一般の自動車もほとんどなくなってきたという話ですから。相当ボディブローで効いていますから、これをさらに強化していくと。そうやって追い詰めていかないと、本当に困らないと、向こうは前提を放棄するような話し合いに出てこないですよ。だから、現在いいところまで追い詰めています。中国も、いろいろな国際的な、習近平さんが脚光を浴びる場面で全部恥をかかされているわけですよ」
反町キャスター
「うん」
甘利議員
「だから、これまで中国はなぜ北朝鮮をあれだけ守ってきたかと言うと西側が考えている価値観とは違うわけですよ。体制の違う韓国と中国、西側と中国の間に自分のコントロールが可能なバッファーゾーンを置きたいという地政学上の理由ですから。地政学上の理由というのはかなりアメリカ側に楯突いてくれて、しかも、自分のコントロール下に最低限あると、こういうことが条件ですよ。ところが、自分のコントロール下に最低限あるという前提が崩れ出しているから、散々恥をかかされているから。だから、中国は国連の決議に協力するようになってきたんです。だから、ようやく初めて包囲網ができたわけですよ。だから、これをギューッと絞っていくことが現在、大事だということです」

米国が掲げるアジア訪問の狙い
秋元キャスター
「ここであらためてトランプ大統領、初のアジア歴訪の日程を確認しておきます。まず日本には明日7日まで滞在しています。明日の午前中には韓国に向かって、文在寅大統領との首脳会談や国会演説も予定をされています。続く中国では、習近平国家主席と首脳会談。その後は、ベトナムでのAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議や、フィリピンでのASEAN首脳会議などに出席する予定ということですが、岡本さん、この日程、アメリカ側のどういう意図が感じられますか?」
岡本氏
「うん、トランプ大統領、もう欧州には何度も行っていますから。それから、中東にも行ったでしょう。ですから、この大事なアジア地域は空白みたいになっていましたから、当然、今回来たわけですね。それで日本を最初にしてくれたのはとっても良かったと思うのですけれども、あの人は飽きっぽい人ですから、だんだん、だんだん、あとの方になると、注意力が散漫になるし、それから、一生懸命取り組もうとしないところが見えるというのは過去…、日程でまず…」
反町キャスター
「最後、フィリピンに行った時とか、スカスカになっているのですか?」
岡本氏
「いや、わかりませんが。日本でキチッと対応してくれたというのは非常に良いことですよね。それで、これまでは、たとえば、クリントン大統領も、それから、オバマ大統領も中国に9日間とか、長い旅行をする、それで日本には1日とか、来なかったりとか。そういったようなのとは本当に様変わりの日本重視ですよね。ですから、まずは韓米同盟もあるけれど、日米同盟ということをキチッと固めて、これは1番安心していられる相手でもあるわけです。2週間ぐらい前にワシントンに行って、いろいろな人と話をしていたら、トランプ大統領の周りには4人のアダルト、成人がいる。要するに、普通のしっかりしたバランスのある人がいると、それはマティス国防長官であり、マクマスター補佐官であり、ケリー首席補佐官であり、ティラーソン国務長官、この4人がアメリカを守っていると。何から守っているかと言うと大統領から守っている、そんなことを言っていましたけれど。この4人の大人に対し5人目の大人がシンゾウ・アベだということを言う人もいるんです」
反町キャスター
「へえー」
岡本氏
「つまり、トランプ大統領に近くて分別がある、バランス感覚のある大人ということですよ。そうすると、アメリカにしてみれば、安倍さんとの関係は安心していられるんですね。ですから、ここを出発点でアジアの政策を固めて、そこから、日本との合意に基づいて、中国、韓国とやると。あとマルチの会議は、ベトナムとフィリピンでの会議は当然、これだけ大事な会議が開かれていますから、行くというのは、常識的な線ですからね。だから、そういう意味では、日本との会談を1番重視しているのではないでしょうか」

『インド太平洋戦略』の狙い
佐藤議員
「自由で開かれたインド洋・太平洋戦略、これは、実はインド洋です。その範囲はまさに太平洋からアフリカ・中東までのインド洋、非常に広い地域というものを意識した戦略で。まさに自由で開かれた海洋というのは国際社会の安定と平和にとって義務、必然になるものだと。安定することによって、それで繁栄というものが得られるという観点からこの戦略を安倍総理は言われたもので。大きく3つの柱からなるのですけれど、法の支配とか、航行の自由という普遍的価値を定着し普及させるというのが1つの柱。2つ目がインフラ整備などの経済的な繁栄を求めるために、港の整備などに連結性をつくっていくと。3つ目に、海洋安全保障の話なですけれども、海賊対策とか、あるいは海と法執行の関係とか、そういう面でのキャパシティー・ビルディングというのを使いながら安定で平和というものを基礎にして繁栄をつくっていくという戦略。実際に今回総理も言われていますけれども、インド洋と太平洋、この地域には世界の人口の半分がいる、経済の成長ということもあって、まさにこの戦略を日米、日本が提唱し、アメリカもこれに乗っかるというのが今回の首脳会談で、これについての一致をしたということがあったと思います」
反町キャスター
「佐藤さん、この話、インド太平洋戦略の話というのは、僕ら的に言うと、法の支配とか、航行の自由とか、これは南シナ海で埋め立てをしていることに関しての、それに対しての、航行の自由作戦の延長かと思っていて。法の支配というのがキチッと必要ですね、航行の自由というのが尊重されるべきですねという、安全保障面におけるインド太平洋戦略かなと思っていたのですけれども、話を聞いていると、2つ目、インフラ整備の話等々というのは、まさに経済繁栄のための、港湾整備と先ほど言いましたけれど、海賊対策のこともあるとなるとこれは南シナ海における航行の自由作戦に代表されるような、いわゆる安全保障だったり、中国の海洋進出に対するブロックの話だけではなくて、経済的な意味の方がこの中に含まれていると見ていいのですか?」
佐藤議員
「そうです。安定と繁栄ですから」
反町キャスター
「ほう…」
佐藤議員
「私も先日まで、中東のバーレーンに行ってきたのですけれど、向こうの当局にも、このインド太平洋戦略について説明をしてきました。まさに全体的に、この太平洋・インド洋というものについて、まさに自由で安定した環境をつくると、これがそれぞれの繁栄にもつながると」
反町キャスター
「そうすると、佐藤さん、今回、日米首脳会談において両首脳はインド太平洋戦略に関して…基本的に合意をしたということを発表されているのですけれども、この安全保障とか、航行の自由に関してはいい…」
佐藤議員
「はい」
反町キャスター
「インフラ整備とか、経済的な繁栄を求めていくということになると、コースというのは、南太平洋、南シナ海からマラッカ海峡のあたりも全部通って、インドの西岸・東岸のあたりを全部網羅されているとなるとですよ、これはまさに中国がやろうとしている、一帯一路、海のシルクロードにコースはまるっきり重なるわけです。中国がやろうとしていた、海のシルクロード、一帯一路戦略と言うものに対して、これは日米で向こうを張るというか、カウンタープランというか、中国の海のシルクロードに対して、日米でこういうプランでいきますよと、そう見ていいのですか?」
佐藤議員
「日米…、日本の立場としては、これは特定の国を意識して…」
反町キャスター
「あっ、中国と言っちゃいけないですね?」
佐藤議員
「はい」
反町キャスター
「わかりました…」
佐藤議員
「そういうふうにやったものではなくて、まさに普遍的な価値というのは別に中国であろうが、どこの国であろうが、しっかり対応しましょうという話で。しかも、別にアメリカとだけではなく、日本は多くの国と、まさに太平洋とインド洋に面している多くの国とやろうという話ですので、アメリカとは一致をしましたけれども、私がバーレーンで話したように、特に中東諸国とも同じ考えでやっていきましょうと」
反町キャスター
「中東まで睨むような日本の経済戦略というもの。中国との向き合いも含めて、どう見ていったらいいのですか?」
甘利議員
「総理の会見では東シナ海・南シナ海の現状変更に関する懸念を共有したわけですね。だから、それはその脈略から考えると、中国が公共財たる航行の場所を、特定のものにするということに対しては明確に反対しているわけですね。一帯一路の海のシルクロードに関しても、中国がどう考えようと日米で世界が使える公共財であって、これは皆のものだと。だから、そこに何らかの制約を加えることについては明確に反対するというのは、これは世界的な価値だと」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「世界的な価値を日米で共有していこうという決意表明だと思いますけれども」
反町キャスター
「岡本さん、いかがですか?インド太平洋戦略の経済的なメッセージというのは、中国との向き合いにおいて…、もっとわかりやすく言っちゃうと、中国はどうこれを受けとめるのかというのは、どう感じていますか?」
岡本氏
「それは、中国は警戒しますでしょう。ですから、このインドカードというのを中国に対して使おうという発想で臨むのは日本としてもあまり良くないと思うんですね。ただ、経済面は先ほどから佐藤さんもおっしゃっておられるように、ずっと大きな経済圏があるし、そこで何よりもシーレーンを持つ日本は確保しなければいけないし、それから、それに対して中国は例の『真珠の首飾り』と言われるように拠点にずっと海軍の軍港、あるいは海軍が寄港できるところをつくってきていますので。そこは必然的に日中は対決、少なくとも対峙せざるを得ない状況になっていくのでしょうね」

安倍&トランプ『日米新時代』
反町キャスター
「トランプ大統領のアジアツアーで日本のあとに韓国に行って、中国にまわって来るではないですか。中韓関係をちょっと見たいのですけれども、ここのところ、両国の外務省の発表、これは10月31日にあったのですけれども。THAADミサイルです、THAADは北朝鮮対応のみに使用する、中国の安全保障上の利益を損なわない。朝鮮半島の非核化の実現に向け外交手段を通じた平和的解決が原則であると。中国側は韓米日の軍事協力を懸念しているというように両国の外務省が10月31日に発表しているのですけれど、この発表をする中韓の関係というのは、かつてのように冷え切ったところよりもまた少しヨリを戻そうとしているように見えますよね?」
佐藤議員
「はい」
反町キャスター
「そこに向けてのトランプ大統領、日本をキックオフにして韓国・中国と、両国をまわるトランプ大統領の思惑と迎える両国の想い、どう見えますか?」
佐藤議員
「中国にとっては韓国の関係が冷え込んでいましたから、これをなんとか改善したいという想いもあったでしょうし、韓国も同じ想いだと思います。そういう中、それは韓国と中国が自分の国益に基づいて、こういう形で合意事項を得たということで。合意があれば、首脳間の相互訪問というのも可能性としては出てきますし。そういう面で日本とか、アメリカが、中国と韓国の合意事項にとやかく言うことはできませんので。あくまでもこれは中国・韓国政府の方の意向でこの合意がなったというように理解していいと思います」
反町キャスター
「なるほど」
佐藤議員
「ただ、タイミング的にはトランプ大統領の訪韓、あるいは訪中というのを…」
反町キャスター
「意識していますよね?」
佐藤議員
「意識した可能性は否定できないと思います」
反町キャスター
「岡本さん、この話が、中韓合意部分で特に2番目の外交手段を通じた平和的解決が原則であるということで、中国・韓国両国外務省が同時発表したということ、北朝鮮に対してどういうメッセージになると見ていますか?」
岡本氏
「北朝鮮に対しては嬉しいメッセージなのでしょうね」
反町キャスター
「先ほどの、圧力を現在、最大限にしなくてはいけないという日米首脳の合意と、この中韓の合意というのは、どう考えても違いますよね?」
岡本氏
「それは、だけど…」
反町キャスター
「同じなのですか?」
岡本氏
「中国がいつも言ってきていることですよね」
反町キャスター
「はい」
岡本氏
「中国はもう少し大きな戦略があると思うんですね。韓国という国はアメリカとの関係を良くして、中国との関係を悪くするか、李明博政権みたいに。あるいは中国との関係を良くして、アメリカとの関係を悪くするか、廬武鉉政権みたいに。どちらかだったんですね。ところが、朴槿恵政権になって中国ともアメリカとも良い韓国になったんですね、関係が良い。それはどうして可能になったかと言うと、日本を切り捨てたわけですね。これが中国にとってみれば、1番理想的な韓国外交のあり方ですよ」
反町キャスター
「ほう」
岡本氏
「韓国が日本とは関係が悪い、しかし、アメリカと中国と両方と仲が良い。ところが、文在寅政権になって、慰安婦問題はあるけれども、しかし、朴槿恵政権のように、日本との関係を切るのだという、そういうことは出していない。むしろ北朝鮮を理由に、日米韓の3国の協調体制ができてきちゃっているわけですね。これは中国にとっては嫌なことですよ。だから、ここへ楔を打ち込むためには、朴槿恵政権の時にはとても良かった中国と韓国との関係をまた元に戻すという、その意識が働いているのだろうと思いますね」
反町キャスター
「なるほど」
岡本氏
「だから、このまま日米韓の協調関係がさらに進んで、安全保障上の強力な関係にまで進むことは、中国としては阻止したいでしょう。だから、楔を打ち込んできたのが、3つの輪の中で、1番、北朝鮮問題で弱い立場にある韓国ということではないでしょうか」
反町キャスター
「トランプ大統領は今回のツアーで残りの韓国と中国をまわる中で1回近づきかけた中韓の関係をまた引き離すようなことというのは、アメリカ外交として何か打つ手はあるのですか?」
岡本氏
「いや、言葉の応酬で、もう少し中国にキツイことを言ってよと、そういうことはやらないでしょう。しかし、これからアメリカにとってみれば、韓国が完全に自分達の同志として北朝鮮に向き合ってくれるかどうかというのは非常に大事なポイントですね。ですから、韓国に対して働きかけはこれから強くなるのではないでしょうか」
反町キャスター
「甘利さん、いかがですか?どう見ていますか、3国間の関係?」
甘利議員
「トランプさんは安倍さんに対しては非常に信頼しているし、何よりもウマが合うんですね、ケミストリーが合うというのが最大ですね。それに比して、文在寅大統領とはケミストリーが合わないんです。最初からこの人は俺に合わないという感覚があるものですから、割と邪険に扱うんです。合わせて文在寅さんが割と優柔不断で定まっていないわけですよ、そこもイラつく原因ではないかと。だから、ちゃんとやるならやってくれよという感じがあるんですよね」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「だから、今回もおそらく、キチッとやることはやってよということを迫ると思いますよ」
反町キャスター
「安倍さんと甘利さんはずっと昔から、政治的な盟友と言っていいですか、そういうお付き合いだと思うんです。安倍さんのトランプさん、いろいろな首脳と…、先ほどの岡本さんの話ではないですけれども、友達が少ないトランプ大統領をどうやって落としたというか、仲良くなったのかという、この術というか、テクニックというのは、どういうものなのですか?政治家たる技術とか、何かあるのですか?」
甘利議員
「安倍総理は個人的に話すとすごく楽しい人で、飽きない人です。話題が豊富だし、ユーモア感覚があるし、割とハートをグッと掴むんですね。最初の段階から、安倍総理はトランプ大統領の心臓をわしづかみという感じですよ」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「だから、それに、安倍総理は政治家の中でも最も戦略的に、地政学的にものを考える人ですよ、割と俯瞰的に。その考え方にトランプ大統領はシンゾウの話はわかりやすいし、説得力があるよと、これが口癖です」
反町キャスター
「ほう」
甘利議員
「彼の話は説得力があると。だから、日米会談で貿易摩擦の話が出た時に一生懸命、アメリカ側がこんなに酷いことをしているみたいなことを言った時に、安倍総理が、いや、そうではない、こういう理由があって、だから、それは別に特別変なことではないのだと反論して、その時に両方の話を聞いて、うーん、シンゾウの方が説得力があるぞということを言う人ですから」
反町キャスター
「ほう」
甘利議員
「だから、安倍総理の話には非常に、戦略的で説得力があって、なおかつわかりやすいという認識があるんですね。だから、何かあればシンゾウの肩を持つという感じになっているので。安倍総理も、これ以上踏み込むとカチンとくるとか、このへんが境界線かなということもよくわきまえていますから」
反町キャスター
「ほう」
甘利議員
「トランプさんの対応の仕方を、非常によく理解している人ですから。だから、他の国が、大使館を通じて、どうやったらうまくやれるのかをちょっと教えてくれとか…」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「…来るわけですよ」

日米首脳会談の課題&貿易摩擦
秋元キャスター
「自動車に関する日米の貿易不均衡に不満の声を上げたトランプ大統領だったのですが、午後、安倍総理との首脳会談の場では日米FTA、自由貿易協定についての言及はなく、貿易赤字への言及はあったものの、日本側からの説明を受け、それ以上の議論はなかったと。これらの課題については今後、麻生副総理とペンス副大統領による日米経済対話の場で引き続き協議をしていくということで合意しました。甘利さん、共同会見では日米FTAについての言及はなかったということですけれども、これについては?」
甘利議員
「トランプ大統領も、国内の経済界や農林水産業者からはなんとかしてほしいと、TPP離脱したのだから、それに代わる方法でなんとかしてよというのは、強烈に現在、要請を受けているわけですね。ですから、言及せざるを得ないと。加えて、おそらく安倍総理との間ですから、こんなに良い関係なのだからちょっと考えてよ、という要請は当然あったのだと思います」
反町キャスター
「はい」
甘利議員
「具体的に自動車に関して事前協議の段階から、3点セットと言われるように、自動車とか、薬とか…」
反町キャスター
「牛肉ですね」
甘利議員
「牛肉のセーフガードの話」
反町キャスター
「そうです」
甘利議員
「これはなんとか考えてくれ、しかし、日本側としては、はい、わかりました、全部やりますという具合にはなかなかいかないのは、これはTPP離脱してなかったら全部対応があるではないかという話ですから。TPPなしにやるのという想いがありますから。そう簡単に、はい、わかりました、すぐやりますという具合にはいかなかったのでしょうけれども。しかし、トランプ大統領から、こんな親密な関係なのだから、少しは俺の苦労もわかってくれというような話は当然あったのでしょうから。個別項目で、自動車の関係は、簡易的な措置で輸入をするという枠がありますから、これをきちんとやっていくし、しかも、それをエコカー減税の対象にするような…」
反町キャスター
「出ていますね」
甘利議員
「検討もしていかなくてはいけないと。アメリカの安全基準の方が日本の基準よりもキツかったら、それはそのまま認めてねと。これは別に当然のことですよね、日本よりもっと厳しい基準をクリアしているのに、もっと緩い日本基準を対象としないということ自身、おかしいですから。そういうことは、具体的な項目はきちんとやっていきますよという取り組みを説明していると思うのですが。大事なことは、両者で、いずれにしても、麻生・ペンスでやってもらおうよということで。一応、お題目は両方でキチッと確認したから、それ以上、喧々諤々やって、わざわざ2人の関係を悪くすることはないよねという共通認識があるから麻生・ペンスに任せようという話になったのだと思いますけれど」
反町キャスター
「甘利さん、僕は、首脳会談を横で聞いたことがないし、実際のアレも想像がつかないのですけれども。今言われた、たとえば、トランプ大統領が、シンゾウ、俺も困っているんだよと、なんとかしてくれないか、牛肉をなんとかしてくれよ、アメ車をなんとか日本で売れるようにしてくれよ、そういうベースで首脳間のやりとりはあるものなのですかね?」
甘利議員
「いや、それは私も…」
反町キャスター
「岡本さんに聞いた方がいい。岡本さん、そういうのはアリなのですか?」
岡本氏
「それはアリですね」
反町キャスター
「アリなの?どうぞ…」
岡本氏
「ただ、全体、全体会合ではそういうむき出しの要求はしません。ただ、もっとウーッと少人数で絞った時とか、有名なのは、大平・カーター首脳会談というのは本当に日本からのカラーテレビ輸出を130万台にしろ、何にしろ、2人で相当激しくやったような、いささか品のないことを首脳レベルの会談にしてはやっていますから。だから、2人だけの時に、反町さんが言ったその程度のことは言ったっておかしくはないですね」
反町キャスター
「要するに、昨日のゴルフ、9ホールやっているわけですよ。そのあと、2人でご飯を食べたり、首脳会談の前にもバイのサシの部分が、通訳のみという場面が何回かあるわけではないですか。そういう時に、総理は終わったあとには、記者団に対しては『微妙な問題に対して突っ込んだいいやりとりができた』と言っているのですけれども。実態はそういう今のような話も含め、トランプさんの方から、なんとか車を買ってくれよと、いや、そうはいかないんだよと、売れる車をつくってくれよ、みたいな、そんなやりとりが延々、首脳の間でやるものなのですか?」
岡本氏
「僕はちょっとフォローしていなかったのですけれども、ゴルフカートに2人で一緒に乗ったのですか?」
反町キャスター
「2人で、あと通訳だって言っていました。あっ、あと松山プロも乗っているかもしれません」
佐藤議員
「乗っていません」
反町キャスター
「乗っていない?」
佐藤議員
「通訳2人です」
岡本氏
「ああ、それはそういう時というのは、よく話…」
反町キャスター
「危ない?」
岡本氏
「いや、危ないというか、そういう率直な話し合いを、話が出てきますよ」
反町キャスター
「トランプ大統領の、午前中の財界人との会合における発言、『日本との貿易は現在、公正でもなく開かれてもいないのだ』と、『両国にとってより良い協定が実現できるだろう』、『我々はTPPより大規模な貿易ができるだろう』、どう感じますか、このトランプ大統領の発言。まず日本の市場というのは公正でもないし、開かれてもいないのですか?」
甘利議員
「トランプ大統領は割と、それまでの先入観念で割と発言する人ですね。トランプさん自身が思っている先入観念が、変えられていないと思うんですね、現実の、この実際と入れ替わっていない。そのままの感覚でおっしゃっている部分があるのだと思うんです。ただ、それは、説明の仕方は、説明の仕方というよりも、誰が説明するかで、トランプ大統領というのは受け入れる場合と受け入れない場合があるんです、同じ中身でも。そこは安倍総理が説明すると素直に聞かれるというところがあるんですよ」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「だから、そこは総理も、いや、それはそういうふうに思われているかもしれないけれども、実はこうなんですよと」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「こうやって開かれていますし、関税は自動車でもないし、何の障害もないと。ただ、アメリカ側が、日本の市場よりも中国があればいいと思っていらっしゃるでしょうしと、そういう段階を説明していけば、少しずつその先入観念は薄まってくると思うのですけれども、とにかく現在、頭の中にある知識で、それで発言をされていると思いますから。だから、日本は不公平で不公正な取り組みがあるのだと。これは、だって、オバマ大統領がそっくり言ったのですから、オバマ大統領がおっしゃったこととまったく同じことです」
反町キャスター
「なるほど」
甘利議員
「自動車、アメリカは百何十万台走っているけれど、日本ではアメ車は走っていないとか、いろいろなことをおっしゃっていました。ほとんど同じことです。これは、貿易当局が時の大統領に刷り込ませるんですね。定番なのでないかと思うほど、そっくり同じことを言っています」
反町キャスター
「そうすると今日、日米首脳会談でこの話題が出て、総理から違うんだよと説明すると、ちゃんと上書きされて、誤った過去の記憶が消されて、その上に新しい、今日、安倍さんから言われた新しい情報がちゃんとトランプ大統領の中には蓄積される?」
甘利議員
「いや、今日、どこまでおっしゃったかはわかりませんけれども…」
反町キャスター
「ブリーフィングで出ていて、別々に説明したという話が…」
甘利議員
「ああ、そうですか。では、だんだん変わっておいると思います。大統領に言わせているのは、アメリカのビッグ3が刷り込ませているということとまったく一緒ですから。本当にオバマ大統領がTPPに出てきて言ったこととまったく同じですよ」
佐藤議員
「実は、日米FTA(自由貿易協定)という話だけではなくて、総理の方からは、さらに、この2国間だけではなくて、アジア太平洋地域においての高い貿易投資の基準を日米でつくって、その地域を引っ張っていこうと、そういったような方がもっといいんだよという話もしている、ということを、いろいろ話をしているというようなことがあったようです」

北朝鮮・拉致問題 解決への糸口
秋元キャスター
「さて、今日午後、日米共同会見に先立って、拉致被害者の曽我ひとみさん、家族会の横田早紀江さん、飯塚繁雄さんと面会をしまして、このような発言をしています。『拉致被害者家族の悲しい話をうかがった。現地で日本語を教えるなど、北朝鮮に利用され、大変な侮辱行為を受け、素晴らしい方々が苦労されている。安倍総理と共に何としてでも帰国させる。日本が彼らのいるべき場所だ』と発言していますが、岡本さん、今回、拉致被害者、家族と現職のアメリカ大統領が初めて会談したわけですが、このことが今後の拉致問題解決にどうつながっていくと見ていますか?」
岡本氏
「これは北朝鮮に対する大きな圧力になるといいですね。彼らは日本からの圧力というのはあまり強く感じませんでしょうけれど、アメリカですから、彼らの生存権を一手に握っているのは。その大統領が拉致家族の方々と今日面会して、こういうステートメントを出されたというのは非常に意義のあることだと思います」
反町キャスター
「それは外交上のリップサービスに留まる話なのか、それともこれから先にあるであろう米朝協議において、アメリカがちゃんと北朝鮮に対して、いや、日本の拉致問題についても君達は考えなくてはいけないよと?」
岡本氏
「出すとすれば、アメリカは北朝鮮との間でMIA問題、MIAというのは戦争中の行方不明者の略ですけれども、これはおびただしい数の、要するに、遺骨の段階になっていますけれども、朝鮮戦争の時の行方不明者ですから。これは、彼らは20年ぐらいずっとやっていて進展がない。ですから、アメリカが提起するとすれば、それは国内との関係でも、まずそれでしょう。ですから、それと一緒に日本の拉致被害者の話もキチッと考えろと、日本に帰してやれと言ってくれるかどうかでしょうね」
反町キャスター
「なるほど。佐藤さん、いかがでしょう?」
佐藤議員
「今日の日米首脳の会談に、ホワイトハウスのマクマスター安全保障担当補佐官も同席しています。ずっと聞いているわけですよ。ウチのカウンターパートの谷内、国家安全保障局の局長もいるというふうに、2人の会談を、その取り巻きのホワイトハウスと官邸のスタッフが聞いていますし。『安倍首相と共に何としても帰国させる』という発言を言われましたし、あと日本と協力してやれることをやりたいという話もありましたので。まさにこのトップの意思をどういう形でスタッフの方が、特にアメリカのホワイトハウススタッフが具現化するのか。まさにいろんなアイデアを使いながら、あるいは機会を使いながら、これまでより1歩でも2歩でも前に進むということを私も期待したいと思いますし、そうしないといけないと思っています、外交も」
反町キャスター
「トランプ大統領の善意を信じたいのですけれども、拉致問題についてのアメリカの協力が別のところでの日本の対米譲歩としてリンクする、ディールメーカーであるトランプ大統領たる部分で、代わりに車が…とは言いませんけれども…」
佐藤議員
「それは、私はないと思います。今回もアメリカも実は他人事ではないのだと、オットー・ワンビアさんの話も、大学生の話も会見で言われたように、これはアメリカにとってもこれは他人事ではなくて。実際にまだ北朝鮮にアメリカ人も現在拘束されているんです。その解放交渉というものも、核・ミサイルとは別にやっていますから。だから、合わせて、日本の拉致の部分も言及してくれる可能性がありますし、これは、アメリカにとっても今回の大学生の問題とか、あるいは実際に拘束されている方がいますから、そういう中では、今回、直接、拉致被害者の曽我ひとみさんとか、ご家族の方の話を聞いたというのは結構大きいと思います」

甘利明 元経済再生担当大臣の提言 『創造的運命共同体』
甘利議員
「創造的運命共同体です。これは、アメリカに従属していくだけの運命共同体だけではなく、日米で協力して世界の公正なルールを構築していこうということですから。創造的に世界を日米両国でリードしていくという意味での運命共同体というのがこれからの日米のあるべき姿だと思っています」

佐藤正久 外務副大臣の提言 『インド太平洋戦略(米・豪・印・日)』
佐藤議員
「インド太平洋戦略というものを、アメリカの理解を得ながらドンドン進めていくと。私もバーレーンに行って、第5艦隊司令官に、このインド太平洋戦略を説明してきました。第7艦隊と第5艦隊の展開というのは1つの安定の基礎となります。そのうえに立って、いかに安定と繁栄を、日米というものが中心になって広げていくかというのが大事だと思っています」

外交評論家 岡本行夫氏の提言 『同盟の核心へ』
岡本氏
「ピンポイントで言います。北朝鮮からサンフランシスコに向かうミサイルを日本が迎撃する手伝いをしてやるかどうかです。サンフランシスコへ行くミサイルは日本の上空を飛ばないからなんて議論がありますけれど、そんなことではなく、日本は6隻の、たとえば、イージス艦をデータリンクしてアメリカと結びつけると、いろいろなEORとかがあるのですけれども。そうやって日本も、アメリカを、集団的自衛権の部分的行使ですけれども、本当にやる覚悟があるのかどうか、そこを詰める必要があると思います」