プライムニュース 毎週月曜~金曜よる8:00~9:55(生放送)

テキストアーカイブ

2017年10月10日(火)
総選挙2017波乱の公示 与野8党論客が激突!

ゲスト

片山さつき
自由民主党政務調査会長代理 参議院議員
松沢成文
希望の党 参議院議員
高木陽介
公明党幹事長代理 前衆議院議員
山下芳生
日本共産党副委員長 参議院議員
福山哲郎
立憲民主党幹事長 参議院議員
馬場伸幸
日本維新の会幹事長 前衆議院議員
福島瑞穂
社民党副党首 参議院議員
中野正志
日本のこころ代表選対委員長 参議院議員(後半)

『総選挙2017』公示 8党幹部が激突
竹内キャスター
「衆議院選挙が公示され、いよいよ本格的な選挙戦がスタートしました。先月25日に安倍総理が解散を表明して以来、希望の党、立憲民主党の旗揚げなど、激動が続く中、10月22日の投開票までどんな選挙戦が展開されるのでしょうか。与野党8党の幹部を迎えて、各党の政策と戦略について話を聞いていきます。各党に今回の選挙で最も伝えたい主張をフリップに書いていただきましたので、それぞれ説明していただきたいと思います。まずは片山さんからお願いします」

片山さつき 自由民主党政務調査会長代理の主張 『日本を守り抜く”全世代型社会保障”』
片山議員
「日本を守り抜くと。未曽有の困難な状況になっている北朝鮮情勢。これからトランプ大統領も来日しアジアの首脳との間でさまざまな日本を守る交渉をしていくうえで、私達に、グローバル・プレッシャーを北朝鮮にかけて平和を勝ち取るという国際戦略でよろしいのか、ご信任をうかがいたいというのがまず1つあります。少子高齢化が日本の成長の最大の困難な原因ですから、全世帯型社会保障、これを皆があまねく広く負担をする消費税で、0-2歳児の保育から人生何回でも学び直しの教育全般に、誰も置いていかない、誰も置いてけぼりにさせない、そういう排除の論理のない社会保障に充てたい。特に中心なのは3歳から5歳までの幼児の教育保障、それから、保育を一切タダにしてまいりたい。もちろん、お年寄りの方が1番不安に思うのは介護・医療・地域の見守りですから、介護人材の確保、介護人材の方の処遇も含めて、人生100年時代の安心安全にしっかりと保障の答えを出せるような全世帯型社会保障、これが皆様方におうかがいしたいことです」

松沢成文 希望の党 参議院議員の主張 『絶望の政治から希望の政治へ』
松沢議員
「絶望の政治から希望の政治へ。ここ数年国会議員のスキャンダルも酷かった。不倫疑惑から金銭スキャンダル、毎月のように出てくる。それから、安倍総理も長すぎて驕り高ぶって、森友・加計問題はじめ、本当に公平公正な行政が行われているのか、国民の皆さんは大きな不信感を持っています。つまり、現在、多くの国民の方々は政治、国会議員に対して絶望感、大きな絶望感を持っているんです。私達、希望の党をつくりました。それぞれ国民の皆さん、お一人、お一人、自分の人生に希望を持っています、夢を持っています。新しいビジネスを起こしてみたい、あるいは結婚して、こういう家庭をつくってみたい。いろいろな夢や希望を持っているんですね。政治の本来の姿というのはそういう皆さんの夢や希望をしっかりとサポートすることです。社会保障あるいは税制、さまざまな場面で希望を持てるような政治を展開していく。これが私達の目的です」

高木陽介 公明党幹事長代理の主張 『教育負担の軽減』
高木氏
「公明党は教育負担の軽減を訴えています。公明党は子育て支援・教育について結党以来、一貫して取り組んでまいりました。今回は幼児教育の無償化、私立高校の実質的な無償化の実現、大学生活を支援する返済の要らない給付型の奨学金、こういったものをしっかりと拡充していこうと。政権選択の選挙ではありますが、政策を争わなければいけないと思います。そうした中で私達公明党は、耳障りのいいということ、思いつきでこの政策をつくっているのではなくて、一貫してやってまいりました。たとえば、昭和39年に結党を公明党はいたしましたけれども、その前の無所属の時代から、たとえば、義務教育、小中学校の教科書の無償化、池田勇人内閣で訴えました。野党でしたから実現するのに10年はかかりました。その後も児童手当、これは政権に入って18年間で6回にわたってこれを拡充してまいりましたが、それを一貫して反対したのは現在の希望の党、また立憲民主党に行かれた民主党の方々でした。そういったことも踏まえまして、教育は未来を開く大きな力ですので、公明党はこの実績を訴えながら取り組んでまいりたいと思います」

山下芳生 日本共産党副委員長の主張 『アベ暴走政治退場』
山下議員
「アベ暴走政治退場ということですが、安倍政権のこの5年間やってきたことを見ますと、安保法制、秘密保護法、共謀罪、憲法を平気で壊し続けています。それから、沖縄・原発の問題を見ましても、国民多数の民意を踏みにじり続けています。森友・加計疑惑、国政の私物化があまりにも酷い。ですから、こういう暴走政治に対して市民と野党ががっちりスクラムを組んで、退場のレッドカードを突きつける選挙にしようというのが私達の1番言いたいところであります。この2年間、暴走に対して市民と野党のスクラムがグングン発展してまいりました。昨年の参議院選挙では32の1人区全てで野党統一候補が誕生して11で自民党に打ち勝つことができました。第2ステージとしてこの総選挙、市民と野党の共闘をさらに発展させる、私達は、努力もし、市民の皆さんと一緒に戦っていきたいと思います」

福山哲郎 立憲民主党幹事長の主張 『まっとうな政治へ』
福山議員
「今回の新しくできた立憲民主党のスローガンでもあります、まっとうな政治へ。この解散総選挙すら、何のために行われたのかわかりません。北朝鮮問題、放ったらかし、国民の生活、放ったらかし、臨時国会、放ったらかしでの解散総選挙。安倍総理が自分の自己保身のための選挙になりました。こういった本当に政治が不信感でいっぱいの中で、さらに今年は、いわゆる森友・加計問題、文書は捨てる、記憶はなくす、国会を開かない、もう国民の政治に対する怒りは本当に大きくなっています。一方、国民の生活はなかなか可処分所得が増えない状況の中で消費がなかなか上がってきません。アベノミクスはどこかへいってしまいました。そういった状況の中で、一人、一人の生活を守っていく、そのための可処分所得を上げていくような、下からの経済政策をつくることによって、我々としては全てにおいて、この国の社会を分断と排除からも何とかそういった空気をやめさせることも含めて、まっとうな政治へ戻していきたい、そう思っています」

馬場伸幸 日本維新の会幹事長の主張 『消費増税凍結!!』
馬場氏
「消費増税凍結です。理由は2つ。今日も朝から隈なく選挙区をまわってまいりましたが、高齢者、年金生活者の皆さん、景気が良くなっていると盛んに喧伝していますが、実際には良くなっていません。国民お一人、お一人の懐が温まっているという状況ではありません。こういう状況の中で2年後、消費税を10%にすると、再び日本経済、個人消費が低迷して悪い方向に動き出すということは間違いありません。これが1つ目の理由です。2つ目の理由、普通の企業であれば、業績が悪化してくればまず社長が身を切る改革を行います。自分の給料をカットして、いろいろな経費も削減すると。それを見倣って、経営陣、執行役員等も身を切っていくというのが当たり前の姿です。しかし、政治の世界では、社員である国民の皆さん方にまず負担を押しつけていく。社長、経営陣はまったく責任をとらない。こういう状況では消費税の増税、国民に受け入れられるものではないと、そう思います」

福島瑞穂 社民党副党首の主張 『・憲法9条変えない ・生活の支援』
福島議員
「まず憲法9条を変えさせない。社民党は憲法の価値を活かしていくということなのですが、安倍総理、自民党は憲法改正を公約に書き、9条を変えようとしている。これを何としても止めていくというのが役割です。2つ目は、生活の支援です。税金のとり方と使い道を変えよう。消費税増税には反対です。所得税の累進課税を1980年代に戻せば7兆円増収になる。証券税制などを強化する、タックスヘイブンにメスを入れる。消費税増税ではダメです。税金の使い道を変えます。まさに社会保障や教育予算、公立の小中学校の給食費無償にするのに4227億円です。防衛予算は安倍内閣でガンガン伸びて現在5兆、約3000億円です。税金のとり方と使い道を変える。労働法制の規制緩和、労働法制をキチッとやっていく。今、年収200万円以下の人が1600万人。非正規雇用は10年間で281万人増えました。これを変える。労働法制の規制と最低賃金を、1000円、1500円を目指す」
竹内キャスター
「続いては選挙後に総理大臣を決める首班指名について話を聞いていきます。各党に誰に投票するかを聞いたところ、自民党・公明党・日本のこころが安倍総理、立憲民主党・社民党が枝野代表、日本維新の会が片山虎之助共同代表、希望の党と共産党が選挙結果を見て決めるということですね」
反町キャスター
「政権を目指す、脱安倍で政権を目指す趣旨を出しておきながらも首班指名の誰を立てるのかということは選挙後まで決めないというここの部分、わかりづらいですよね。先頭に立つ人は誰なのですか?とこういう話ですよ」
松沢議員
「はい、私達はある意味で戦略的に、大連立があるかもしれない、あるいは非自民の連立政権があるかもしれない、ここの中で現在の安倍政権を終わらせるために選挙結果を見て誰を首班にすることが安倍退陣につながるのかということも考えながら戦略的にやることもできると、こういう考えです」
反町キャスター
「総選挙後にその場でパッと決める…」
福島議員
「松沢さん…」
反町キャスター
「ちょっと待ってください。そうすると、松沢さん、つまり、安倍さんでなければ自民党とでも組むと言っているのと同じですよ?」
山下議員
「うん、そういうことですね」
反町キャスター
「それでいいですね?」
松沢議員
「いや、政策協議はありますよ」
反町キャスター
「もちろん、そんなの当たり前ではないですか、連立するのに…」
松沢議員
「たとえば、憲法改正…」
反町キャスター
「安倍さん以外だったら、自民党と組むのがYESかNOか?ここです、質問は。どうなのですか?」
松沢議員
「それは、大連立は、私はあり得ると思っています」
反町キャスター
「あり得る?」
松沢議員
「あり得ると思っています」
反町キャスター
「なるほど」
福島議員
「はい、はい…」
反町キャスター
「片山さんはどう感じますか?」
片山議員
「いや、でも、それだと、まさに政策でおっしゃっていることとまったく矛盾な感じがして。だって、自民党の政策の中で、自民党時代に小池党首がある程度、おできになっていないものもたくさんあるけれども、12の政策の中に持ってきて入れていると。結構、ウチの方でこういう安保政策ですよと言うと、私もあまり違わないとおっしゃる。ということの中で、でも、安倍総理だけはダメと、それは政策と戦略の…そこまですれ違っちゃっていいのと。これこそ究極の好き嫌いだなと、私は非常にショックを受けましたね」
松沢議員
「好き嫌いなんて言っていないですよ…」
反町キャスター
「福島さん、どうぞ」
福島議員
「希望の党が自民党と連立政権を組む可能性があるとおっしゃっているわけではないですか。それで自民党を倒すということに何でなるのかというのがわからないです。安倍総理そのものが自民党の政治をやってきたわけで、希望の党と、自民党の政治と何が違うのですか?憲法改正することは一緒ですよね、安保関連法・戦争法が合法というのも一緒ですよね、一緒ではないですか?」
松沢議員
「政策で言いますと、たとえば、憲法改正、自民党のやりたいことと、我々のやりたいことが一致をしたら、自民党のために憲法改正をやるのではないです、日本国のためにやるわけです。それが日本国のためにいいと思ったらそこでは連携していける可能性はあるんです。ただ、我々が言っていて自民党が絶対にできないのは、たとえば、原発ゼロです」
反町キャスター
「なるほど」
松沢議員
「自民党は絶対に嫌だと言っている。徐々にフェードアウトしていくのがいいのだと言っている。我々は目標を決めて、思い切って原発ゼロでいく。そのロードマップをつくっていこうと言っているんです。ですから、連立を組む時に、憲法は一緒にやろう、その代わり政権を維持するためには原発ゼロを飲めと、こういう政策協議だってあり得るんです。そうやって我々は政策を動かしていくために連立政権も含めて、目指していこうということです」
高木議員
「連立を組んでいる私としてみれば、その自民党と公明党というのは違う政党ですから、もちろん政策が違う部分もいっぱいあります。だから、政権合意を結んでやる。ただ、今回選挙のうえで自公はここのところをしっかり持ったうえで憲法についても山口さんの意見と安倍さんの意見は違う部分もあります。でも、その中で、合意をした部分で政権を担う。松沢さんはそういうふうに言っているのだけれども、まずはこの政権を選択するということで立ち上げて、それで大連立があるかもしれないというのは、有権者は、これは戸惑うどころか、何ですか、それはと?」
福山議員
「わかりにくい…」
片山議員
「それは混乱しますよ」
高木氏
「逆に言えば、選挙が終わったあとにいろいろな政策の部分で、その国会の中で、たとえば、賛否を問うた時に賛成になる部分、たとえば、維新と自公が賛成である場合もある。たとえば、これまで民進党だって一緒に賛成をした法案だってあるではないかと、それはありますよ…」
片山議員
「たくさんあります」
高木氏
「政権として目指す方向性として違うわけですから。簡単に数の結果で大連立…」
松沢議員
「たとえば…」
福島議員
「政権交代なのか…」
反町キャスター
「ちょっと待って、山下さんは?」
山下議員
「反安倍、反安倍と言っているけれども、選挙が済んだら自民党と一緒になる可能性があると言うのだったら…」
片山議員
「個人的な好き嫌いを言っているだけ…」
反町キャスター
「だから、安倍さんだけ嫌なのでしょう?」
山下議員
「これはいったいどうなるのだと?結局、振り返って見ると先ほど、福島さんがおっしゃったけれども、基本政策が希望の党と自民党とではほとんど一緒ですよ。安保法制容認、憲法9条を含む憲法改定賛成。それから原発ゼロと言いましたけれども、小池さんは、原発ゼロは言うけれども、再稼働は容認ですよ」
片山議員
「そう、再稼働容認です」
山下議員
「現在1番争点になっているのは再稼働ですよ。だから、そうなりますと、反安倍と言いながら、希望の党に1票を投じても反安倍になるかどうかまったくわからないという状況。私達は希望の党は自民党の補完勢力だと言い続けてきましたけど、はっきりしました」
反町キャスター
「松沢さん、ここがわかりづらい。要するに、反安倍だけれども、安倍以外の自民党とは組めるかもしれないという、そこの部分がうまくわからないです。安倍さんが体現している自民党の否定すべきものはいったい何で、安倍さん以外の人が自民党の総裁になったらどうして組めるようになるのか?ここを説明してもらいたいです」
松沢議員
「はい。先ほど、大連立の話がありましたが、ドイツは原発ゼロにもっていくために選挙では完全に対立してお互いに政権を目指すと言っているキリスト教同盟と社民党が選挙が終わってドイツのために原発ゼロにもっていこうという大きな政策合意をして、大連立を組んで国家のパラダイムを変えているんです」
反町キャスター
「なるほど」
松沢議員
「我々が目指すのは、この政党が好きだとか、安倍さんが好き嫌い以上に、大きな政策を実現するためには大胆に選挙結果に応じて新しい政策を動かす枠組みをつくる。この力強い政治をやっていくのは、私達希望の党というわけです」
反町キャスター
「いいですか?福山さん」
福山議員
「まず私は松沢さんに何も恨みはありません。でも、松沢さんが何を代表してこの席に座っておられるのか、実はさっぱりわからないです」
反町キャスター
「えっ?希望の党ではない?」
福山議員
「だって、希望の党の役職もわからない」
反町キャスター
「だって、あそこは代表以外に役職がない」
福山議員
「いや、だから…」
福島議員
「だから、問題」
福山議員
「だから、たとえば、私はこの間、ある番組で政策の議論をする時も別の方が来て言われているのですけれども、それが希望の党全体の総意ですか、と言うと、いや、それは…と言われるわけですよ」
片山議員
「うん、そう…」
福山議員
「つまり、松沢さんは、松沢さんの見識でお話をされるのは結構ですが、希望の党はいったい何を代表し、どういう資格でテレビ番組とか、国民に向かって説明されるのかがまずわからない。さらに加えて、首班が誰かもわからないわけですから。それで過半数を目指すと言われてもまったく納得できないというのが1つです。片方で安倍政権一強多弱の政治をやめさせるのだと言いながら、片方で連立があるかもしれないと言うと、それは国民にとってさっぱりわからない。本当に戦っているのか、結果としては手を組むつもりがあるのか、わからなくなる」
反町キャスター
「そこは完全にゼロサムですか?僕は希望の党の方を持つつもりは…」
松沢議員
「だって、自公だって連立政権…、連立を否定しちゃった…」
福山議員
「いや、それで、我々は…」
反町キャスター
「倒すか、倒されるかだけ?」
福山議員
「現在は基本的に過半数を立てているのだから、そういうことを言うのが普通ですよね」
反町キャスター
「なるほど、現在の時点から連立を、安倍以外の人と自民党だったら組めると言うのは、これはおかしいという趣旨?」
福山議員
「おかしい。だって、だって自民党の人とそれぞれの選挙区で戦っているわけですから。そうでしょう?それぞれの選挙区で戦っているのに、ひょっとしたら連立するかもしれませんよなんて、まったくわけがわからないではないですか?」
福島議員
「わからないですよ」
反町キャスター
「なるほど」
福山議員
「私達は枝野原則で、希望の党に行った民進党のもともとの議員のところには対立候補を立てていないんです。立てていないということは、我々は立てる限界の数があるわけです。だから、我々は過半数を立てたいと思っても立てないということなので、ある意味で言うと上限があるのですけれど、その中で我々は現在国民の皆さんにまっとうな政治をつくっていきたいと訴えています。我々は、安倍政権は倒すべきだと思っていますので、どんな状況の数合わせになっても安倍政権が続けるという形の連立に対して首班指名するということは絶対にあり得ません」
反町キャスター
「それは希望の党さんも一緒ですよね?」
福山議員
「いや、でも、自民党とはやるかもしれないと言っているわけだから」
反町キャスター
「でも、安倍政権は…」
福山議員
「いや、私は自民党の現在の状況と連立を組むことはあり得ない。それから、もう1つです。希望の党と組むのかと?だって、名無しの権兵衛の首班で誰が出てくるかわからないところと組めるわけがないので、我々は現在の枠組みで言えば、自民党とも、希望とも、逆に言うと、連立の協議に入ることはないと思います」
竹内キャスター
「ここからは各党の安全保障政策について話を聞いていきます。2年前に成立した安保法制に対する各党のスタンスは大きく2つに分かれています。こちら自民党・希望の党・公明党・日本維新の会・日本のこころが賛成・容認、対して共産党・立憲民主党・社民党が反対というスタンスですね」
反町キャスター
「福山さん、安保法制です。これは立憲民主党さんの立場としてはこの部分は民進党にいた時からの姿勢をそのまま引き継いでいる?」
福山議員
「はい」
反町キャスター
「こういう理解でよろしいですか?」
福山議員
「安保法制は違憲の部分があります。違憲の部分以外のところは、自衛隊法にしても、周辺事態法にしても、これは日本の安全保障のために必要です。白紙に戻すと言ってしまうと自衛隊自身も白紙撤回しなければいけなくなる状況になるので、あまりそうやって何か一緒くたに反対みたいな議論は非常に乱暴な議論だと私は思っています。一方、我々は、野党の時代も、領域警備法と周辺事態法の強化ということで、アメリカとの関係についても一定の協力関係を強化する法案を出しましたけれど、これは残念ながら国会で自公に審議もいただけませんでした。ですから、私は違憲であることは間違いありませんが、その違憲の部分については元に戻すべきだと思いますし、憲法の枠内で、専守防衛の中で我々としては現実的な安全保障の政策を採っていきたいと思いますし。現下の北朝鮮情勢を鑑みたうえで、そのことは理解をしながら、議論をしています」
反町キャスター
「松沢さん個人は、僕は疑うものではないですけれども、民進党から行った人達、紙1枚にサインしただけで大丈夫なのですか?そこからですよ、いかがですか?」
松沢議員
「我々、希望の党をつくる時に、特に安全保障政策については、これは北朝鮮や中国の脅威もあるので、現実的な安保政策をやっていくんですよというのを、ある意味で党是にしました、政策にしました。それで民進党から一緒にやりたいという皆さんには、憲法と安全保障についてはこういう考えですが、ご一緒いただけますか、と確認をさせていただいたんですね。それで安保法制をつくる時にはさまざまな議論があったけれども、あれは限定的に集団的自衛権を認めるギリギリの憲法解釈で、法律は国会を通ってできたのだ、それに従って日米同盟も対北朝鮮で動き始めているのだ、こういう現実を直視していただいて、そういう考えで結構です、一緒にやりましょうという人が入っていただいているので。我々希望の党は、ここはキチッと方向は一致できていると思います」
高木議員
「今の話、いろいろなところでそういうふうに言うし、党首討論で山口さんが小池さんに聞いた時も似たような話をしていました」
片山議員
「そうですね」
高木氏
「ただ、私がすごく気にしているのは、ついこの間まで憲法違反だと言っていて、プラカードを掲げて2年前に反対し、昨年も参議院選挙で統一候補を抱えながら、これを訴えた。そういう人達が、急に紙1枚でわかりましたと掌を返す、ここがよくわからないですね。だから、信念を当選するために変えたのか、それとも本当にそう思っていたのか。民進党から行った人は1人、1人、街頭演説でもいいですよ、説明をするべきだと思う」
福山議員
「先ほど、松沢さんが、国会通ってしまった、安全保障環境もあると、だから、アレだというような言い方をしたのですが。あくまでも違憲の問題を無理やり強行で数の力でやったことを、結果が出たら追認してもいいという議論です。そうすると、我々の立場で言えば、立憲主義にそれがそもそも反するんです。だから、私達は、国会というのは、議員というのは憲法の枠内で我々は何をするかということを、制限を我々は権力者だから憲法によって受けている立場なわけですよ。それを無理やり力で押し通して、結果できちゃったから、しょうがないではないか、と言ったら、憲法なんてあってなきものになります。それが立憲主義の立場であって」
山下議員
「政治家にとって、政治的信念は絶対に曲げちゃダメですよ。それを捨ててはダメですよ。だから、残念ながら民進党から希望の党に行かれた人、私も別の番組で何回か討論会で一緒になりましたけれども、有権者に説明がつかないです。なぜ変わったのかという。非常にみじめだと思いました、私は。でも、そういう中で希望の党に入ることを希望しない、拒否された方が、福山さん、枝野さん、少なからず出てこられましたよね。これは違憲の安保法制は認められない、安倍9条改憲は反対だという流れの中から、そういう無所属で出る方も、立憲民主党をつくられた方もあったと。そういう方が出てきて、新しいパーティーをつくられたというのは、私達日本共産党にとっても、これは大変歓迎すべきことだと思っています。2年間、野党と市民の共闘で安保法制反対と、国会の周りを10万人、市民が取り囲んでくれて、野党間にあった壁を乗り越えさせてくれ、参議院選挙でがんばった。2年間の蓄積は一晩の談合で崩されるようなヤワなものではなかった、逆流を乗り越えて、乗り越える中で鍛えられて、さらに私達のスクラムはより強く、より確実なものに発展しつつあると思っています」
反町キャスター
「福山さん、共産党、社民党からラブコールですよ。これはどうですか?」
福山議員
「それぞれの政党のご判断ですから」
反町キャスター
「あまり嬉しそうに見えない」
福島議員
「いや、ラブコールと言うより…」
福山議員
「と言うか、我々自身の立ち位置をはっきりすることが現在最も大切なことで。他党がどうだとか、他党に何を言われるかではなくて、我々が現在、立っているところはここですと、よく申し上げていますが、右でも左でもなく、そういうこれまでみたいな色分けではなくて、前に進みたいのだと。まっとうな政治をつくるために枝野さんは立ち上がったのだから、そのことに対しての国民の皆さんに支持を訴えているので、他の党からどうだと、ひょっとしたら、希望の党の一緒にやっていた仲間も我々とのシンパシーを持っていただいている方、たくさんいらっしゃると思いますよ」
反町キャスター
「首班指名の時にちょっと確認し忘れたんですけれども、社民党が枝野さんと名前を書くかもしれないということについては、立憲民主党としては、それは歓迎するのですか?」
福山議員
「それは、社民党さんの判断です。だって、ウチの党の代表を首班指名で書きたいと言われたら、それは嫌だとは言いませんが、それはそれぞれの政党の判断ですから。まだ選挙結果も終わっていないのに」
反町キャスター
「自公だと、自民党の安倍晋三と公明党が名前を書いてくるのに対して、自民党は公明党に対して謝意を示しますよ、ちゃんと。ねえ?」
片山議員
「もちろんです」
反町キャスター
「なぜ各党の判断だと…、あまり嬉しくない感じが」
福山議員
「先ほど、申し上げた通りです。まずは、まだできて1週間目ですから」
反町キャスター
「なるほど」
福山議員
「10月6日にできて、現在、10日ですから。選挙が始まった日ですから。何が重要かと言うと、まず我々の党のアイデンティティは何なのか、何をしたい政党なのかを国民の皆さんに知っていただくことが重要であって。もちろん、枝野幸男代表という政治家の信頼、そのことをもって福島先生は言っていただいていると思うので、そのことに対しては大変ありがたいとは思いますけれども」
福島議員
「だから…」
福山議員
「まずはこの選挙を戦い切ることが重要なので。それは追って、各政党、判断くださいということです」
福島議員
「だから、反町さん、私達も首班指名でそう言っているけれども、もちろん、社民党として社民党の憲法を変えさせないとか、社会民主主義的政策を持つ政党が国会でなんとしても議席を増やしたいと思っています。もう1つ、安保関連法反対、共謀罪反対という、こういう勢力が国会の中にキチッといないととてもバランスが悪くなると思っているので、政党はそれぞれ別ですけれども、しかし、安倍内閣の憲法9条改悪をダメだという勢力が3分の1以上占めることを本当に願っています」
竹内キャスター
「日本のこころが今回の選挙で最も伝えたいことは?」

中野正志 日本のこころ代表選対委員長の主張 『防衛力アップ』
中野議員
「防衛力アップ。北朝鮮の軍事的な暴走、また、中国の軍事力強化、これを鑑みれば、当然ながら、私達日本は現在、ミサイル防御もありますけれども、さらに高度なものにしていかなくてはならない。THAAD、あるいは陸上型イージス、これをできるだけ早急に配備をする。もう1つは、敵基地攻撃能力の保有も考えていく。そうでありませんと、私達日本の国土、国民の生命・財産、抑止力にならない。左系統の方々は反対しますけれども、がんばっていきたい、こう思っています」

『総選挙2017』公示 8党幹部が激突
竹内キャスター
「引き続き、憲法改正について話を聞いていきます。憲法改正に前向きかどうか各党の立場を番組の見立てで並べるとこうなっています。上にいくにつれ前向き、下にいくにつれて改憲に反対という立場ですね。自民・こころ・希望・維新は憲法改正を推進する立場。公明は慎重だが、時代に合わない部分は加憲、条文を加えることによって改正は可能という立場。立憲民主は安保法制を前提とした9条改正は反対ですが、首相の解散権などの憲法論議は前向き。共産・社民は憲法改正に反対の立場です」
反町キャスター
「馬場さんから聞きたいのですけれど、これは我々が勝手に話を聞いたうえで判断をして、上の方に置かせていただいたのですけれども、維新として、自民党やこころと改憲の姿勢、前のめり具合が同じだと、こう並べられることについては、異議がありますか?」
馬場氏
「異議はないです」
反町キャスター
「異議はない?やるところは違うという趣旨ですよね?」
馬場氏
「我々の憲法に対する姿勢は、人間で言うと70歳を超えているのですけれども、まだ無理やり4歳、5歳の時の服を着ようとしているというのが現在の日本国憲法だと思うんですね。これは超党派でだいたい意見が一致すると思うのですが、憲法は不磨の大典ではないということをよく言います。しかし、私も5年近く衆議院の憲法審査会に加わってまいりましたが、何度も同じことをしているんですね。前文から104条まで何回も何回もレビューをして、各党の意見を表明していると。もうそういう状態ではないと思うんです。現在の時代に合った、戦後の日本と現在の日本、まったくいろいろな情勢が違いますから、現在の情勢に合った、かつ国民の皆様方にお役に立てるような憲法改正を是非やっていくべきだというのが維新の考え方です」
反町キャスター
「希望の党も憲法改正については、我々の方でいろいろ話を聞いてここかなと思ったのですけれども。どこを変えるかは別にして、憲法に関する姿勢については、この位置というのはいかがですか?」
松沢議員
「ええ、維新の馬場さんとほぼ同じです。我々は、憲法というのは不磨の大典ではないと、キリスト教の聖書とは違うのだと。これは政治の中で基本法をつくっているわけですから、できてから70年経って1回も改正されていないから、古くなったり、時代に合わないところがたくさんあるんです。だから、我々は9条だけを取り上げるのではなくて、他にもいろいろな改正すべき項目があるから、それを国会で議論をして、国民の皆さんに提起して、国民投票で決めてもらうということをやりたいです。項目で言うと、1つと言うと、私達は情報公開、国民の知る権利と同時にプライバシー権、これは70年前にまったくそういう概念がなかったわけですよ。現在は情報が過密になり、守らなければいけないと、こういう人権問題ですからここをしっかり憲法に入れていく、これを最重点課題にしたいと思っています」
反町キャスター
「福山さん、立憲民主党が、社民党や共産党と憲法改正に向けた姿勢というのはどこが違うのか?同じなのか?」
福山議員
「我々は、旧民主党、民進党時代からも憲法の議論はしてきました。旧民主党時代も憲法に対する提言も出させていただいています。憲法の議論をすることはやぶさかではありません。ましてや現在の枝野代表は弁護士でもありますし、ずっと憲法調査会で自民党の皆さんと協議を重ねてこられました。ですから、たとえば、今回の解散がこんないい加減な解散ですから、こういう総理のむちゃな解散権を制約する問題について、制限をするとか、お話がありました、知る権利についてキチッと位置づける議論については、私達は積極的にやっていくことについてはいいと思っていますが。安倍総理の言われる、9条の3項に自衛隊を位置づけるような、意味のわからない、違憲の安保法制を上書きするようなものについては反対をしたいと思います。我々自身は現行で自衛隊は合憲だという立場ですので、現在の合憲の自衛隊をわざわざ2項を残したまま3項に位置づけるというのは基本的には論理矛盾だと思っています」
反町キャスター
「福山さんの話を聞いていて…、立憲民主党としては憲法をまったく触ってはいけないという趣旨ではないですよ。枝野さんに本当に首班指名で票を入れられるのですか?おかしいでしょう?」
福島議員
「と言うか…」
反町キャスター
「僕の質問に答えてください。現在の立憲民主党の憲法に対する姿勢で、首班指名を枝野幸男と書けるんですか?」
福島議員
「はい、書けると思います。書ける。それも議論をどう考えていらっしゃるか、またあらためて聞くことになるかもしれませんが。民進党が希望の党に一部合流する前は4野党で、だから、民進党・社民党・共産党・自由党と市民連合とで協定と言うか話し合いをしてきました。その時に安倍政権下における憲法改正には反対ということで合意をしたんですね。憲法改正の議論なのですが、私は今度の衆議院選挙、本当、リアルな憲法改正が来年6月にでも発議されるかもしれない、それぐらい緊迫した中でまさに行われる選挙だと思っています。憲法9条を私達が持ち続けることができるのか、実はとてもリアルで具体的です。それを有権者の皆さんに理解をしてほしい。自民党に4つあります。9条の3項に書くということは単に災害救助の自衛隊を書きますという話ではありません。これは違憲の安保関連法を合憲化するもの、集団的自衛権の行使をする自衛隊を書き込むということで。海外で戦争をしない自衛隊から世界で戦争をする自衛隊に書き直す、戦後の72年間を180度本当に変えるものだというぐらい重要なことだと思います」
中野議員
「海外で戦争するなんて…」
中野議員
「相変わらず、この社民党、昔の社会党、共産党、同じことを言って…」
福島議員
「違いますよ」
中野議員
「この安全保障法制の時もそうでしたけれども、憲法違反、あの時、まともな野党は維新の会だけですよ。憲法違反だから我々は絶対認めないと言って、先ほどチラッと見ましたけれども、プラカードを掲げて徹底反対、とてもとてもこの方々の、こういう行動が間接的に北朝鮮や中国の味方をしているということがわからないのか?」
福島議員
「違いますよ」
中野議員
「私は率直にそう思うんですね」
山下議員
「立憲民主・社民・共産の憲法観は違うではないかと、違うんですよ、私達と福山さんとは違うんです。でも、どこで一致しているのか。市民連合の皆さんとつい最近、7項目の政策合意を結びました。その第一に、これまで憲法違反を重ねてきた安倍政権が進めようとしている憲法9条改正への反対、秘密保護法、安保法制、共謀罪など、立憲主義に反する諸法律の白紙撤回、福島第1原発事故の検証のないままの原発再稼働を認めず、原発ゼロを目指すなどなど、たとえば、立憲主義ですよね、一致しているのは。立憲主義を壊すような安保法制の強行、これは憲法観が違っても立憲主義を破壊させてはならないという点は、政策の違いは乗り越えて、もっと次元の高い。これを許しちゃったら政治が成り立たない。どんなに多数を持っている政党であっても憲法の枠の中で政治をやることが国民から負託されているのであって、その枠をぶっ壊し何やってもいいと言うのだったら独裁政治に進みますから。それだけは許してはならないということで、私達はその1点で力を合わせてきた。だから、そういうことです、現在でもそれは生きているということです」
竹内キャスター
「2019年10月に予定通り消費増税をすべきか否か、各党の公約はこのようになっています。賛成が自民党と公明党、凍結が希望の党・日本維新の会・立憲民主党・日本のこころ、中止が共産党・社民党、このように分かれています」
反町キャスター
「まず福山さんから。前原さんの、8月21日の代表選の共同記者会見はAll for Allのキャッチコピーの中の話ですよね。消費税率はキチッとあと2ポイント上げる、『教育・子育て・医療・年金など恒久財源をしっかりと担保していくのだ』と、こういう話をされました。福山さんから見た時に、民主党代表選における前原さんの政策、これは時の民進党の国会議員はこれを是としたわけですよね?」
福山議員
「枝野さんが4割ぐらい票は獲られましたけれども、結果としては前原さんが勝たれたということです」
反町キャスター
「ですよね?」
福山議員
「はい」
反町キャスター
「この時に前原さんはこう言って、この方針が了承されて民進党として決めたものが、皆さん、いろいろなところに行って、民進党から希望の党に行かれた方も、立憲民主に行かれた方も消費税は凍結と言っていますよ。これをどう説明されますか?」
福山議員
「いや、だって、枝野さんは当時、消費税は凍結と代表選挙で言われていて、その枝野さんが代表になられたわけですから、当然そのことは反映される」
反町キャスター
「枝野さんは前原さんを支えるスタッフに入ったわけでしょう?」
高木氏
「代表代行…」
福山議員
「現在は党が分かれている」
片山議員
「財源をどうするのと?民主党は子ども手当の時に、申し訳ないけれども、16.8兆円つくると言って、できなかった。それが3党合意につながって、消費税が上がったという現実があるから。予算を組み替えて、200兆円をいじれば何か出てくるでしょうという小池党首の希望の党の今日のスピーチを聞いていて、また、2009年の鳩山さんと同じなのかなと思って。我々はそういう無責任なことはできないと。責任財源をつくってほしいと。内部留保は責任財源ではありません、毎年あると決まっていません、しかも、2重課税です。それはどうなのですか?」
松沢議員
「まず我々が消費税凍結と言ったのは、反対ではないです。未来永劫、消費税は絶対に上げてはいけないと言っているのではないです。現在、上げるのは…」
反町キャスター
「反対と凍結は違うんですね?」
松沢議員
「違うんです。だから、我々は凍結。我々と維新さんがたぶん凍結?」
福山議員
「いや、ウチも将来にわたっての増税は避けられないと言っています」
松沢議員
「なぜ我々が凍結かと言ったら、現在上げるのはあまりにも危険だと。それはGDP(国内総生産)の6割は消費ですよね、この消費が上向いていないところにまた消費税を上げたら、また消費が冷え、またデフレに戻ってしまう可能性が否定できないということがまず1つ。消費税の財源について言いますと我々は上げるべき税もあるのではないか。たとえば、所得税の累進性で、もう少し高所得者には所得税を負担してもらおうとか、いろいろな税制の改革があります、それを使うということと。あと簡単に言えば、増税の前にやることがあるでしょう、歳出改革ですよ。これ全然やっていない。たとえば、歳入庁をつくろう、税と社会保障をキチッと集める効率的な仕組みをつくろうというのがあるし。あるいは行政改革をどこまでやったか、私がいつも言っているJTは民営化できるでしょう。これは一時的ですよ、でも、兆単位で入ってくるんです。JTの株を売れば2兆円ですよ。ゆうちょがかんぽの株を売れば5兆円、6兆円ですよ」
片山議員
「それは全部、独法財源です…」
松沢議員
「そういうものを一時的に使って、3年、4年と、景気を本当に回復させるまでキチッと財源を賄うことは行革と歳出改革で十分できる」
高木氏
「こうやれば財源が出るという話。たとえば、無駄を削りましょうとか、またはいろいろ組み替えましょう…。これは2009年、民主党が政権を獲った時に言っていたもので、民主党政権3年3か月やってみたけれども、できなかったということはもう証明されているんですね。そういった中で、またできそうなことを言う、喉元すぎればではない、松沢さんはその当時はいわゆる神奈川県の知事でしたから、その実態を知らない。実態を知っているのは菅内閣、まさに菅内閣、まさに総理と官房長官・枝野さん、副長官・福山さん、それをやってきてできなかった人達ですから」
片山議員
「うん」
高木氏
「そこらへんのところは明確にねやらないと」
福山議員
「ちょっと一言だけ言わせてください」
反町キャスター
「一言ですよ」
松沢議員
「でも、行革全然やってないじゃん」
福山議員
「できなかったと言われますけれど、でも、現実問題として、溜まり金とか、無駄遣いを削って1年目は約7兆円、2年目も9兆円、財源は出したんです。でも、それは片山先生が言われたように、一過性のものの財源は出せるのですけれども、恒久財源にはできないということで、我々はある意味で言うと、3党合意の世界に、社会保障と税の一体改革に入っていったので。それは我々ができなかったと言われると、ちょっと不本意ですけれども。やったうえで一応、高校の無償化、子ども手当等々の手当をつくったうえで…」
反町キャスター
「福島さん?」
福島議員
「所得税の累進課税を元に戻すことで何兆円という増収が、7兆円という試算があります。7兆円増収できる。証券税制の課税強化です。それから、タックスヘイブンと言われるところにもっとメスを入れることや、法人税、法人税に関しては3割の大企業…、3割しか法人は法人税を払っていない。それから、大企業ほどむしろ控除があるので、中小企業よりも実質税率は低いわけです、十何パーセントに落ちている。ですから、そういうところをキチッとやって、新たに財源をきっちりつくるということをなぜやらないのか。そのことこそやるべきだし、そのことをやっていきます」
中野議員
「私達は、消費税マイレージ制の導入をはかるべきだと」
反町キャスター
「それは前の参議院選挙…」
中野議員
「ちょっと長く説明します」
反町キャスター
「ダメです」
中野議員
「…。それで結局は、私達はデフレ脱却まで消費税に手をつけない方がいいと。この消費税マイレージ制を導入することによって、消費をこう喚起せしめる。それは必ず税収確保にもつながる、一般財源に手をつけなくても済む。65歳になって給付するという形でありますから、ある意味、社会保障の老後の安心にもつながる。私達はそういう提案を安倍さんにもしまして、安倍さんからおもしろい、ユニークな提案だ、自分も勉強して事務方にも勉強させようと。具体的には正直これからですが、これを現在、訴えています」
反町キャスター
「山下さん、どうですか?」
山下議員
「自民党さん、公明党さんの話を聞いていると消費税しか視野に入っていないということですよ。先ほど、お話が出たように、消費税というのは所得の低い人ほど負担が重くのしかかる、最悪の不公平税制ですから。上げれば上げるほど、格差が広がります。応能負担の原則という、1番の民主主義的原則を貫かないと。それで言うと、現在、アベノミクスで大儲けした富裕層と大企業に応分の負担をしてもらうのがまず先だと。所得税は所得が1億円を超えると負担率が下がるんですね。それはなぜかと言うと、株で得た利益に関する負担が欧米だと30%、40%なのに日本は20%。それから、法人税も、中小企業の実質負担率は19%です、でも、大企業は12%、これは研究開発減税とか、主に大企業しか使えない優遇税制があるからですよ。こういうところを見直せば、法人税で4兆円、所得税で1兆円、合わせて5兆円。まったく消費税を増税する必要はないです」