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2017年9月29日(金)
民進・希望『合流』か 与野党が『政策論戦』

ゲスト

武見敬三
自由民主党参議院政策審議会長 参議院議員
階猛
民進党政務調査会長 前衆議院議員
石田祝稔
公明党政務調査会長 前衆議院議員
山下芳生
日本共産党副委員長 参議院議員
浅田均
日本維新の会政務調査会長 参議院議員
若狭勝
希望の党 前衆議院議員

民進・希望波乱の『合流劇』 与野党『政策担当者』激突
松村キャスター
「希望の党の一挙手一投足に注目が集まっています。永田町に暴風が吹き荒れる中、各党はどんな政策を掲げて選挙を戦うのでしょうか?与野党の政策担当者をゲストに迎えて、総選挙の重点政策と争点についてじっくり聞いていきます。前原代表は、希望の党に衆議院議員全員で合流したいと伝えたのかという質問に対しては『もちろん、それはリストで伝わっている』と答えました。一方の、小池知事は『全員を受け入れるというようなことはさらさらない』『リベラル派を排除する』と発言しています。若狭さん、民進党全員での合流はないということでよろしいですか?」
若狭氏
「はい、政党というのは烏合の衆ではいけないので私、今度の希望の党に入った15人の人とサシで、1人1人とじっくりと話し合ったんですよね。その中で、これは1つの考え方の枠内にあるかどうか、そういう観点で一緒にやっていけるかどうかを判断したんです。ですから、今回も民進党を出られた先生方とも私は少なくとも何らかの形で、1人1人お会いをして、政策・考え方が一致できるかどうか、それを確認してそれによって要するに、絞り込みをしていくという思いでいます」
反町キャスター
「全員とですか?」
若狭氏
「大事なことは、ただ単に人づてに、この人は大丈夫だということを、要するに、そこで、いわば言葉はあまりよくないかもわからないですけれども、鵜呑みにしてしまうと先々が非常に問題になるので」
反町キャスター
「なるほど」
若狭氏
「私の目、私の耳、私の感覚、これを大事にしたいですよね」
反町キャスター
「直接会わないとという気持ちでいるのですか?」
若狭氏
「これは私がプロとして、ずっと検事として26年間やってきたので、嘘の見抜き方というのは私の専門ですよ」
反町キャスター
「若狭さんの言われた枠、枠とは何ですか?」
若狭氏
「これは短時間でそういう面談をする、判断をするわけですから、憲法についてはそもそも改正するのは反対だと、どこの条文であっても一切反対だという人は、少なくとも枠外にはなりますね」
反町キャスター
「なるほど」
若狭氏
「おそらく、いや、憲法改正賛成ですよと言ってくるかもしれない。そこが、要するに、嘘の見抜き方です」
反町キャスター
「あと安保法制についてはどうなるのですか?」
若狭氏
「安保法制も現実的な安保・外交というのが大事だと思うんですよね。ですから、国際情勢がこれだけ緊迫しているわけですからまさしく現実的な考え方に基づかなければいけないと。そのためには現在の安保法制に絶対反対だとか、あるいはそれを白紙撤回求めるということを言い続けるようだとすれば、1つの枠内には入ってこないとは思います」
反町キャスター
「なるほど。昔の社会党のやり取りみたいにだんだんなってくるのですけれども、現状安保法制は認めるけれども、将来的に見直すことも視野に入れながら検証すべきだ、みたいなことを言ってくる人がたぶんいると思うんですよ」
若狭氏
「はい」
反町キャスター
「それはセーフ?アウト?」
若狭氏
「もともと現在の安保法制は、国会においてもっともっと詰めなければいけないと思っているんです。基本的には集団的自衛権の中の3つの要件で、存立危機事態という言葉がありますよね。この存立危機事態は現在、本当に曖昧です。これをもっと国会において詰めなければ、やがては、これは国民の命に関わる問題です。たとえば、時の政府の人が、これは存立危機事態だと言って、自衛官に出動命令を出すと、でも、自衛官にしてみると、いや、これは存立危機事態とまで言えませんよというようなことで争いになることがあるんですよね。そこは存立危機事態を1つ1つ細かくやるのは難しのですけれども、少なくとも誰もが考えたら、これは存立危機事態かどうかがわかるぐらいの枠組みをしっかりと国会においてしなければいけない」
反町キャスター
「会う対象は、現職の人だけですか?たとえば、元職とか、小選挙区の支部長だった立候補予定者も民進党には全部で230ぐらい小選挙区は埋まっているわけで、そういう人達もいるのですが、今回、若狭さんがお会いになるのは現職だけですか?」
若狭氏
「いや、現職に限らないです。少なくとも民進党が希望の党に申請をしてくる人が、この人達です、と上げてこられたら、その人達に確認作業をさせていただくと」
反町キャスター
「もし差し支えなければ、その貰っている人数は全部で何人ぐらいいるのですか?」
若狭氏
「ちょっとそのへんは…」
反町キャスター
「言えない?」
若狭氏
「なかなか言えないので、すみません」
反町キャスター
「100超えているぐらいは貰っているんですよね?」
若狭氏
「100は超えています」
反町キャスター
「100は超えている。でも、全部で230ぐらいの選挙区に民進党は候補者を立てているのですけれども、230までパツパツ全部ではないですよね、おそらく?」
若狭氏
「そうですね」
反町キャスター
「なるほど、100から200ぐらいのリスト、全員に会うのですか?」
若狭氏
「ですから、あくまでそのリストというのは最初に民進党がとりあえず第1次的に出してきたリストだと思いますから、そこからある程度、もう少し絞っていく。絞ったあとの人数ですから、そんなに…、100人強、200人近いとか、そういうことはないのではないかと思っています」
反町キャスター
「昨日、細野さん、当番組、プライムニュースに迎えて、こういうことを話されました。『民進党で3権の長を経験した方はまずご遠慮いただく』と。これは該当する人は議長経験者・横路さんは引退なので、そうすると野田さんと菅さんですよ。野田さんは『先に離党した人の股をくぐる気はない。1人の無所属の自民党を倒す候補として、がんばる』、こういうことを言っているのですけれども。この細野さんの発言というのは、菅さん、野田さんを公認しないということでよろしいですね?」
若狭氏
「少なくとも総理大臣として民主党を代表していたということになると、いわば民進党の顔みたいな、しかも、非常に有力な立場にあった人ですから、ある意味、私の想いとしては、新しい政党、新しい国政を活性化する政党、これまでとは違う視点・観点の提言をするということで、いわば、いろいろなものに染まっていないという人を非常に重視したいと思っているんです。ところが、非常に野田さんは素晴らしい人だと思いますけれども、ただ、民主党を代表していたわけですから、その意味では、私が現在、申し上げた観点ではちょっと外れると。ただ、このへんは、要するに、総合的な判断には最終的にはなると思うのですけれども。あくまで希望の党として、私が、あるいは小池代表が描いているような、そういう形にもっていくためにはどうしたらいいかということです」
反町キャスター
「階さん、民主党政権のトップを務めた2人。この2人を新党は受け入れないという、まずここの線引き、どう感じますか?」
階氏
「うーん、細野さんとはずっと親しくやってきました。細野さんの想いは、民主党時代から、若い世代にバトンタッチしなくてはいけない、ということを言われていたので、たぶんそれを念頭に置いて、ああいう発言が出たのかなと思っています。ただ、今回、大きな塊をつくって、政権交代を実現する選挙にするというのが大義名分だと思いますので、そういう意味では、私としては、この局面ではなるべく1人でも多く受け入れていただくような、まさに寛容な政党であってほしいなと思います」
反町キャスター
「武見さん、希望の党の動き、総理経験者、3権の長と言いましたけれど、3権の長の経験者の、敢えて言えば、排除の論理、どう感じていますか?」
武見議員
「かつての民主党政権のような失敗がイメージとして重ならないように、第2民主党的なイメージにならないように大変警戒しておられるというのはよくわかります」
反町キャスター
「石田さん、いかがですか?どう感じますか?」
石田氏
「政策を実現していくのが政党ですから、大事な政策については基本的に一緒でなくてはいけないなという気持ちもわかるのですけれども、選別・排除の色がちょっと強すぎるのではないかなという思いは率直にしますね」
反町キャスター
「なるほどね」
石田氏
「かつてどこかで聞いたような感じも…しますよね」
反町キャスター
「そう、どこかで見たような」
石田氏
「デジャブではないのだけれども、いや、歴史は繰り返すと言うのでしょうか」
反町キャスター
「それもあるんですね。浅田さん、いかがですか?希望の党のここまでの動き、どう見ているのですか?」
浅田議員
「現在の話に関連して言いますと、前原さんは『合流』という言葉を使っておられますよね、ところが、若狭さんのお話を聞くと、若狭フィルターにかけられる人と、通る人とそうでない人が出てくる」
反町キャスター
「います」
浅田議員
「だから、民進党に残らざるを得ないという人が…」
反町キャスター
「いや、でも、もう民進党から公認を出さないと前原さんは言っているから、戦いようがない」
浅田議員
「いや、でも、党が残っていて、党首がいて、しかも、参議院もそのままで、その党首が無所属で出る、あるいは候補者がいない、比例に票が入るのかもわからない、どうされるのですか?民進党に聞きたいのですけれども」
反町キャスター
「階さん、この質問はちょっとまだ仮定の状況ではあるのだけれども…」
階氏
「そうですね」
反町キャスター
「僕もああいう疑問はもつのですけれども、どうなるのですか?」
階氏
「いや、それは両院議員総会でも、いろいろな方からそういうご意見が出ました。前原さんとしては最大限努力して1人でも多く合流できるようにしていきたいということでしたので、それをもって了としたと」
山下議員
「私、先ほどの若狭さんの話を聞いて、小池新党というのは自民党の補完勢力だということがはっきりわかりましたね」
若狭氏
「まったく違いますから」
山下議員
「どこが違うか言ってください」
若狭氏
「私は、そもそも自民党の補完勢力のようなものをつくるためにこの希望の党をつくったわけでは決してないです。私は2大政党制というのをずっと思い描いていまして。これは、いわば裁判で例えて言うと、裁判官が真ん中にいますよね、この裁判官が有権者の皆さんです。こちら側に検察官席があります。検察官席が、要するに、政府・自民党の立場ですよね。それに対して弁護人席がありますね。弁護人席が、我々が描く2大政党制である希望の党です。こういうことでお互いに競争関係で政策の具体性、説明責任というところで競うんですよね」
反町キャスター
「裁判官が有権者ですよね?国民ですよね?」
若狭氏
「そうです。競う中でどちらがより、要するに、訴えているかというのを裁判官、ないし真ん中に座っている有権者の人が判断する。そういう選択の幅がきちんとあるのが、国民主権につながるという想いですよね。ですから、逆に言うと、検察官席に座っている自民党の言っていることを、要するに、補完勢力としてやると、有権者の皆さんにとって見ると何がなんだかわからなくなっちゃう。ですから、きちんと対峙すべきところは対峙すると。たとえば、裁判で言うと、冤罪がありますよね」
反町キャスター
「はい…」
若狭氏
「冤罪の事件というのは、弁護人は本当にトコトン争うわけです。しかしながら、全部が全部、争っているわけではないですよね、実際の裁判も。有罪を認めることもある。ここが現実主義、政治ですよ。そこでこれまでの政党、政治というのはこちらの弁護人席に座っている党が多弱であって、あるいはそれぞれの党が、あーでもない、こうでもないといろいろなことを言い始めると真ん中に座っている裁判官役の有権者の人が、要するに、わけがわからなくなって。結局は検察官席に座っている自民党の主張を不承不承、かなり数の多さを背景に横暴なことをやっていると思いながらもこちらの弁護人席に座っている党に対して信頼感を寄せないものだから、どうしても検察官席に座っている自民党の主張を、要するに、不承不承受け入れざるを得なくなると。こういうことでは本当の有権者の人がきちんとした選択ができるという土台にはなっていないと。だから、そういうことのないようにきちんと検察官席の自民党の言っていることに対して、きちんと競争関係で、しっかりと対峙していくという政党をつくりたくて、私は今回つくった」
反町キャスター
「武見さん、いかがですか?検察官・自民党として?」
武見議員
「…検察官で権力を持て余すような立場とは思わないけれども。むしろ先ほど、政党に入られる方の選別をされるという時に、憲法の改正と安保法制という、この2つを大きな要とすると」
反町キャスター
「言いました」
武見議員
「よくよく考えてみれば、あの条件に1番合うのは自民党の我々ではないかと思ったの」
反町キャスター
「いきますか?」
武見議員
「いや、だけど、むしろ、要は…」
山下議員
「補完勢力ですよ」
反町キャスター
「そうすると、自民党が希望の党の補完勢力になっちゃう、どうぞ…」
武見議員
「要は、何が1番こうした政策的な面で重要ではあっても、なおかつ自民党とは分かたなければならない、1番本質的なところは何かというのを明確にしていただかないと、現在のその説明の仕方だけだと、おそらく国民の皆さん方はなかなかよくわからないだろうと」
反町キャスター
「それは聞きたいですね、若狭さん?何が1番違うのか?」
若狭氏
「我々は、20年後、30年後の未来図を描くんですよね。未来図を描いて、バックキャスティングと言うのですけれども、未来図を描いて、その未来図に向けて何をすべきか、現在、何をすべきかという発想を大事にしたいと思うんですよ。その未来図のために、たとえば、現在、自民党が、安倍さんが9条の、要するに、3項で自衛隊を明記するということをやろうとしていますが、仮にそれを明記したところで自衛隊はもうほとんどの多くの人は受け入れていて、要するに、これまでの事実を単に追認するような形の条文改正にしかならないですね。それだと生産性がない。20年、30年後の日本の国がどうあるべきかということを全然描いていないです」
反町キャスター
「もっと本格的な9条改正を目指す?」
若狭氏
「少なくとも現在の…」
反町キャスター
「1項、2項を残して3項を足すのではなくて…」
若狭氏
「現在の少なくとも…」
反町キャスター
「戦力の不保持とか、交戦権とか、そういうところも全部、抜本的に、本格的な?」
若狭氏
「そういう議論をするのだったらまだしも、少なくとも…」
山下議員
「限定していない、限定していない…」
若狭氏
「…まだ議論ですよ、議論。それにどう対応するか、また別問題ですけれども。そういう議論もせずに、単に9条に自衛隊を明記するというだけだと憲法改正の目的とか、意義があまりない、プライオリティがないと思うんですね。そこは少なくとも自民党とは全然違うんですよ」
反町キャスター
「石田さん、いかがですか?」
石田氏
「いや、よくわからないですね。武見さんもおっしゃったのだけれど、憲法改正に反対しない、安保法制に反対しない、そうなったら対立軸というのは、小池さんも自民党に元いて、若狭さんも自民党にいて、出られるのだから、それだけの対立軸を立ててでしょうけれど。たぶん有権者から見たら、対抗軸は何ですかと言ったら、しがらみはないではわからないと思う。何ですかということになった時にしがらみのない政治をやりますと言われたって、しがらみは何ですかと、こうなったら、よくわからないのではないかと」
若狭氏
「もう少し説明させてください…」
反町キャスター
「ちょっと待って、浅田さんにも聞きたい。浅田さんはどうですか?」
浅田議員
「しがらみというのは僕らもしがらみのないというセリフを言っていましたよ」
反町キャスター
「維新はそのセリフ、決めワザですよね?」
浅田議員
「うん。だから、自民党だと業界団体があって、業法があって、だから、法律とその2つで自民党を支持してもらう代わりに、そこに利益になるようなことを誘導すると。だから、そういうしがらみがあるんですよね。僕らはないと、そこが自民党との1番大きな違い」
反町キャスター
「では、希望の党と一緒ですか?」
浅田議員
「いや、それは中身がどういうものになるのかわかりませんから。現在までのところでは、綱領とかを拝見しているところではかなり酷似していますね」
反町キャスター
「酷似?」
浅田議員
「考え方がよく似ている」
階氏
「我々も、改憲についてまったく考えないということではなくて、たとえば、解散権の制約であるとか、地方自治であるとか、あるいは知る権利といったことなどについては積極的に議論していきましょう、これは政権公約にも書こうとしていました。もう1点、安保法制についても、安保法制が憲法違反の部分を含むということは共通認識としてあります。憲法違反の部分は削らなくてはいけないということは、今回の政権公約にも書いていまして、まさにその憲法違反の部分というのは、存立危機事態、ここがまさに憲法違反の最たるものだと思っています。だから、そういう意味で、若狭先生もその部分は見直さなくてはいけないと言っているわけですから、私達の考え方とそんなに根本的なところでは違わないのではないかと思っています」
武見議員
「ただ、しがらみの中で、たとえば、連合というのはしがらみではないのか?ああいうところの支援を、もし得たいというようなことであるとすれば、それは自民党がいろいろな利害団体の支援を受けて怪しからんというのとどう違うのか?」
反町キャスター
「そこだけ聞きましょう。若狭さん、民進党の連合、自民党の業界団体、両方とも同じしがらみではないかという、武見さんの指摘はいかがですか?」
若狭氏
「とにかくこの党は、しがらみ政治を脱却するというのが1番大きいです」
反町キャスター
「連合の支援は受けない?」
若狭氏
「まず聞いてください。私は、25年間ぐらい1番、自民党の奥深いしがらみ政治をよく見てきたんです」
反町キャスター
「はい…」
若狭氏
「その立場、検察官の立場で、特捜部の立場で、たぶん国会議員の中では、1番、私の右に出る人はいないです。一言で言うと、これまでの日本の政治はしがらみ政治です。どんなに良い政策を打ち立てても、必ずそこに利権とか、既得権という高い厚い壁が立ちはだかるんです。その動きのもとで、良い政策、国民にとって良い政策であっても、その政策が後退し、骨抜きになってしまう。その繰り返しだったんですね。だから、そういうものをきちんと絶たなければ、日本の政治は、あるいは日本の国は衰退していってしまう。少子高齢化社会、ますます本格化する。衰退させないためには現在ここでしがらみ政治を徹底的に絶たなければいけない」
反町キャスター
「それはわかりました。で、連合はしがらみになるのかどうか?」
若狭氏
「要するに、全部が全部しがらみとか、団体が全部が全部しがらみということを言っているつもりはないです。要するに、マター・マター、項目ごとで、しがらみというのが、要するに、随所に出てくる、それはどこの団体でもそうです。そういう1つ1つの団体、1つ1つのマターごとの、項目ごとのしがらみというのを絶たなければいけないと、それはそういう想いがありますね」
反町キャスター
「松井大阪府知事は『合流したら野合だ。(希望の党は)しがらみだらけの駆け込み寺政党になる』と昨日、言いました。今日、『小池都知事といろいろ話はする。ただ、一緒になるという話はない』。そういうところをピックアップしているだけだろうと言われてしまえばそこまでなのですが、僕らも全体を見たうえで判断するに明らかに昨日から今日、松井さんの温度が変わってきているように見える、そうでもないですか?」
浅田議員
「体温は変わっていないと思いますけれども、熱くも寒くも」
反町キャスター
「3知事協定が決まったことなども踏まえて、総選挙に向けて維新と希望の間で話が進みそうな雰囲気が出てきているから変わってきているのではないですか?」
浅田議員
「2人とも、小池さんも松井も両方とも政党の代表であると同時に知事職であると。被っているところがあるんですよ。だから、政党の党首として合流したら野合だと。僕もそう思いますけれど。希望の若狭さんがお書きになったと思いますが、綱領に関しては何回も言っていますように。ほとんどが被っていると。酷似している、よく似ていると。だから、理念を共有できるならば、その理念に基づいて政策体系がつくられると思います。そういうところでぶつかるところがないならば、同じようなことを実現させるために、皆、選挙で戦うならば、敢えて殺し合いをする必要はないでしょう。一緒にできることは一緒にやりましょうと」
反町キャスター
「武見さん、維新と希望の距離感をどう感じていますか?」
武見議員
「結局は選挙でより有利になるための野党同士の話し合いにしか見えない」
反町キャスター
「共産党は、維新と希望の接近と言ってもいいのかどうか?」
山下議員
「接近ですけれども。私は、自民党の補完勢力だと希望の党に対しては根拠を示して言いました。維新にも補完勢力だと申し上げてきました。そこがもし連携することになると、巨大な補完勢力ができるのだと言わざるを得ないのかなと」
反町キャスター
「小池さんが国政に出るのかどうか。小池さんはこういうことを言いました。『今の国政が変わらない限りは都政でしっかりがんばる』と」
若狭氏
「私が小池代表とよく話している時に出る話としては、日本の現在の国会というのは本当に世界的に見ても無駄なとこはないと。たとえば、総理大臣が衆議院で1日8時間、それを何十日拘束されて、通ったと思ったら、また参議院で同じことをやると。総理大臣がそれだけ答弁に立つというのは、日本の現在のことを考えるとスピーディーに物事を運ばなければならないのにこれだけ無駄な時間を費やしている。そういう国のシステム、国政のシステムはおかしいでしょうということはよく言っています。そこをもっと活性化し、慎重審議でありながらも、しかし、スピーディーに物事を進めるとか、そういう国会全体を変えていかなくてはいけないということはよく言っています。そういう思いで現在の国政が変わらない限りはという話に結びついているのだと思います」
石田氏
「現在の国政が変わっていくのだったら、都政でしっかりがんばる、というのはわかるけれども、現在の国政が変わらないのなら、私が変えましょうというのが普通なのではない?日本語の続き方としては、ちょっとわからない」
武見議員
「憲政の常道としては衆議院議員選挙というのは政権選択の選挙ですよ。その政権選択の選挙の政党の指導者、代表というのは、まさにその主義主張をもって国民の信を得て、もし過半数を得た場合には、その責任を負って、党の代表として議会政治の中で内閣の首班指名というものを得る。これが憲政の常道だと思う。しかし、現在の小池さんの立場というのは、そうした観点から見ると、極めて不可解でわからない。国政に関わる政党の代表というのをおやりになるのだったら、むしろ徹底的に国政の立場における自らの出処進退を、憲政の常道に基づいて、律することによって国民の理解を得るというなら、はっきりわかるのだけれど、だけど、そうでなくて、国政が自分の思う通りに変わらない限りは都政でがんばると言ったら、自分にとって都合いのいい条件が国政でできない限りは、私は都知事でがんばりますよ、と言っているのと同じになってしまう。これは政治家のあり方としては責任のあるあり方とは思えない。しかし、他方、国政レベルでしっかりと憲政の常道に基づいて党の代表として今度の衆議院議員選挙に立候補しましょうということになった場合は、我々最近、毎年知事選挙をやっているんですね。300万人近いの都民の支持を得て都知事になられて1年ちょっと、それから、都民ファーストという地方政党をつくられて、圧倒的な支持を得られて、都政というものを自らの主導権に基づいて改革をするという大事な時期に入っている。その時期に敢えて都知事としての責任を放棄することになるんですよ。どちらを選ばれるのかということを明確にしていただかない限り、これはわからない」
若狭氏
「291万票という大きな票を得て、知事にさせていただいた。その責任があるし、都知事としてもっともっとやらなければいけない。東京都を世界に発信する魅力的な都市にする。その都市づくりに現在力を入れているんです。その途上でそこを投げ出すということについて忸怩たる思いというか、それはやってはいけないという思いがある。しかも、都政と国というのは結構関連しているんですね。ですから、東京都をいろいろ変えていくことによって、国のあり方というのに影響される、ドンドン変わっていくと。当面、都政においてそのへんを政治のあり方というのをトコトン変えていく。それによって国政を変えていくというようなスタンスだとたぶん思うんです。ですから、現在直ちに衆議院選挙に出てというようなことを考えていないのではないかと私は思います」

総選挙2017 争点&公約
松村キャスター
「安倍総理は25日の会見で『(核弾道ミサイル計画の放棄を)北朝鮮が受け入れない限り、今後とも、あらゆる手段による圧力を最大限まで高めていく他に道がない』と発言しています。石田さん、公明党はこの圧力強硬路線で一致していますか?」
石田氏
「総理も対話のための対話は意味がないと、そういうことをおっしゃっているので、最後は対話にもっていくとは思うのですけれども、圧力をかけないと本気で動かないと、北朝鮮は。そういうお考えだと思いますので、我が党もそういうことだろうと思っています」
武見議員
「この点は誤解なきようにしていただきたいのですけど、これまで約20年近く、こうした外交交渉を通じて6者協議はじめ、2度も、こうした核の開発については、不可逆的なことがなく、確実に廃棄するという約束を取りつけているにもかかわらず、時間稼ぎで、実際には核の開発をして、いよいよ3代目の金正恩氏の時代において核弾道ミサイル 開発の最終局面にきて、特に今年に入ってからは3か月ごとにミサイルの実験による進歩のスピードが速いということがわかって、3か月ごとぐらいの時間軸で、そう遠くない将来に核弾道ミサイルを保有すると、なおプルトニウムの産出を続けることが現実に行われていますから、それをドンドン増産する体制に入っていくというのが明確に見えてきたわけですよ。この危機的状況というものに対していったい我が国はどのようにして立ち向かい、それを阻止するのかという本当に難しい局面に入っている」
反町キャスター
「維新は対北朝鮮政策については自公とあまり変わらないのですか?」
浅田議員
「若干の違いはあるのですが、現在、対話という状況にありませんから、圧力というのは制裁を強めていくことができる余裕があるわけですから、もっと制裁を、圧力を最大限まで高めていくということが必要だと思います。拉致被害者の方々のこともありますから、それを考えると、これはやむを得ない選択肢かなと思います」
反町キャスター
「希望の党は、対北朝鮮政策はどうなっているのですか?」
若狭氏
「現在の情勢を見ると圧力というのは大事だと思います。現実的にそういうことするのはもとより大事だと思います。ただ、水面下で、対話というのか、何らかの交渉がないと圧力だけをかけていると、私は公安部の検事をやっていた時に、テロリストとか、過激派の心理をいろいろと学んだんですよ。そうすると、こちらが圧力ばかりをかけると、向こうは反発するんですよ。今回も圧力、圧力、圧力とやっていると必ず反発が強いです。そうすると、窮鼠猫を噛むみたいな形で金正恩委員長が自爆テロ的に自分の命はもういいやと、皆諸とも巻き添えにしてという思いに至った時には本当に取り返しのつかないことになってしまうので、圧力をかけるのは大事ですけれど、水面下のなんらかのものが当然やっていると思うんですよ。これをやらずして圧力、圧力、圧力と言っているだけで進んでいるのだとしたら、私は間違った危険な方向にいってしまうのではないかという危惧はしています」
反町キャスター
「山下さん、どうなのですか、共産党は?」
山下議員
「この事態は北朝鮮の核・ミサイル問題は国連安保理に違反する暴挙であって、厳しく抗議、糾弾しているのですけれども、私達も。戦争にだけは絶対にしてはならないというのが、これは異論ないと思うんですよ。現在の状態というのは本当に危ないと思うんです。国連総会の演説でトランプさんが完全に北朝鮮を破壊すると言う、それに対して北朝鮮側も超強硬な対抗措置をとると言う。恫喝対恫喝の悪循環、軍事的な緊張がエスカレーションしているではないですか。この時1番危ないのはお互いに意図しない偶発的な事態だとか、誤解によって軍事衝突が起こり得る危険がドンドン高まっていると思う」
反町キャスター
「安倍さんのやり方はそういうリスクを高めているやり方だと?」
山下議員
「経済制裁の強化はもちろん、必要です。それだけでは解決できないと。経済制裁の強化と一体に対話による平和的解決ということを追求しないとダメで、そのためには米朝間で恫喝の応酬というのは…、やはり直接米朝が対話するということをやらないと平和的解決の道が見えてこないと思うんですよ。安倍さんは残念ながらそこを言わずに、対話の時ではないと。対話否定論ではないですか」
武見議員
「いや、否定はしていないよ」
山下議員
「現在は対話の時ではないと言っていますよ」
武見議員
「対話の条件をきちんとつくって、意義のある状態をつくりましょうと。これまでのやり方だけではできませんと、経験に基づくものですよ」
松村キャスター
「ここからは憲法改正について聞いていきます。自民党の安倍総裁は25日のテレビ番組で『選挙公約の書き方は自民党の中で議論していくが、基本的には自衛隊の存在を明記することに向けて議論が進んでいく』と、憲法9条に自衛隊の存在を明記する方針を示していますが、石田さん、9条改正が自民党の公約に入ること、どう考えますか?」
石田氏
「これは自民党の総裁として発言をなさっているので自民党の党の公約ですから、これは我々の連立政権にとっての共通公約でもありませんので、我々は我々の考え方で、憲法について基本的な考え方というのは、マニフェストの中で出しますので、それをまた見ていただければいいとは思いますけれども、まだご紹介はできませんけれども、総理のおっしゃっている自衛隊の存在の明記が敢えて現在、必要かというのはちょっと『?』という感じがします」
反町キャスター
「公明党から説得しなければいけないですよね?」
武見議員
「現在の北朝鮮情勢を見た場合、我が国の中で少なくとも憲法学者などの一部に自衛隊が違憲だと言う人達がまだいる。しっかり国民に幅広く、あらゆる面で憲法の中でも明確に自衛隊の存在は合憲であって、これは我が国にとって極めて必要なものであるということを明記することが現在の時代状況ぐらい必要な時はないと思っています。なるべく早くやった方がいい」
反町キャスター
「浅田さん、維新は憲法についてどういうスタンスで臨まれますか?」
浅田議員
「憲法に関しまして私達維新の改正試案というのを出していまして、まず優先順位としては教育の無償化とか、道州制を含む統治機構の改革、憲法裁判所の設置、これを優先順位の上に上げています。ただ、9条に関しても憲法審査会でそういうテーマになって、項目になるならば、安倍さんが提案されていることに関して我が方の見解をまとめていく必要はあると思います。大阪で1回やりましたけれど、もう1回、東京でやって、それで結論を出したいと思います。ただ、議員だけでなしに有権者の方も交えて、議論して私達の憲法9条に関する結論を出すと、そういう作業をやっています」
反町キャスター
「若狭さん、希望はどうなるのですか?」
若狭氏
「優先順位としては安倍さんの考え方というのはほとんど優先順位がないと思うんですよね。9条に自衛隊を明記して国論を二分してやったところで得るものはないですよね。事実関係で自衛隊は動いていますし、国民の多くの人は自衛隊の存在を認めていますから、それだったら国会決議か何かで、自衛隊は合憲であると決議すれば足りる話です。それをなぜそこまでやるのか。私はもっと優先順位が高いのは一院制とか、一院制は安倍さんも含めて、二階さん、菅官房長官、皆賛成した1つの議員連盟があるのですけれども、そこで憲法改正原案を平成24年の4月に衆議院に提出しているんですよね。だから、皆、一院制に賛成しているんですよ。そちらの方をやる方が、根本的に国のシステム、機構を変えた方がより活性化して得るものがある」
反町キャスター
「一院制に賛成するかどうかが、希望の党に受け入れるかどうかの若狭フィルターの条件にはなっていないですよね?」
若狭氏
「そうですね。少なくとも一院制というのは国会議員が身を切る改革の象徴的なものですよね。なぜ一院制が百何十人で賛成して衆議院に出したのにもかかわらず、それが実現しなかったかと言うと、各論となると皆、国会議員は自分の議席を大事にするから、後ろ向きになってしまう。身を切る改革を国会議員はしていない。まさしく身を切る改革の象徴が一院制ですよ」
反町キャスター
「広い意味での憲法改正について民進党の皆さんはほぼ一致していますよね?一言一句動かすなという人は民進党にはいませんよね?」
階氏
「この間の政権公約の全体討議の中では、改憲を積極的に議論しますという一文を盛り込みましたので、それに対して異論は出なかったので、その点はクリアされていると思います」
反町キャスター
「山下さん、皆さんほぼほぼいじっていい人で埋め尽くされてますが」
山下議員
「これまでの4野党は安保法制の廃止、安倍政権の下での憲法9条改悪に反対するというところは合意していました。現在、変わってきているのだと思いますが。私は、安倍さんの自衛隊を加憲するというやり方は、読売新聞で石破さんがインタビューに答えて言われているのだけれども、9条2項の空文化になると言っているんですよ。2項、戦力不保持、これも空文化になると、戦力不保持が効いているから、自衛隊は戦力ではないから、海外での武力行使はできませんとなっていたのが、空文化されてしまうと無制限に海外で武力行使ができるようになると。書きぶりにもよりますけれども、その可能性があるわけです。これは絶対反対です。この1点で、河野洋平さんも含め、9条を変えるべきでないと言っている保守の皆さんも含め、力を合わせて阻止したい」

武見敬三 自由民主党参議院政策審議会長の訴えたいこと 『政党のあり方 政権選択』
武見議員
「希望への民進党の合流の話とか、中身がまるで混乱されているようで、我々の目から見てよくわからない。果たして日本の政治の中で政党というのは一体どういうものであるべきか、このことを考えさせられました。同時にこの衆議院議員選挙というのは政権選択の選挙であって党を選ぶ選挙ですから、こういう時にしっかりと安心して信頼できる政党を選んでいただきたい。私はそれが自由民主党だと思っています」

階猛 民進党政務調査会長の訴えたいこと 『政権交代でAll for All社会を!』
階氏
「政権交代というところを強調したいと思うのですが、今回の解散が象徴するように、安倍政権が何でも自分達のやりたいようにやっている。こういう私物化した政権運営を変えていかなくてはいけないと。そのうえで、民進党が、前原代表が掲げてきたのはAll for Allという社会像です。一部の人達だけが潤う社会ではなく、皆で支えあって、老いも若きも、また、仕事をしている人も、そうした生活を楽しめる、そういう社会をつくるということを、実現を目指してがんばっていきたいと思います」

石田祝稔 公明党政務調査会長の訴えたいこと『教育負担の軽減で未来を拓く』
石田氏
「衆議院選挙は政権選択の選挙ですから、実績と安定の現在の自公政権を是非選んでいただきたいと思います。我が党としては教育負担の軽減で未来を拓くということで取り組みをしていきたいと思います。全ての意欲と能力のある人がしっかり学べる社会、教育のための社会をつくりたいと思っています」

山下芳生 日本共産党広報部副委員長の訴えたいこと 『市民と野党のスクラムで 安倍暴走政治STOP』
山下議員
「今回の希望の党への民進党の合流によって、野党と市民の共闘は大きく後退したのは間違いないけれども、しかし、この2年間、安保法制反対・廃止の運動の中で築いてきた市民と野党の共闘はこの局面でも大きな力を発揮するでしょうし、未来に必ず生きると思っていますので、最後までこの共闘を最大限追求し、STOPさせるためにがんばりたいと思っています」

浅田均 日本維新の会政務調査会長の訴えたいこと 『消費増税凍結 身を切る改革で教育無償化』
浅田議員
「アベノミクスの2%のインフレ率と1%成長の、3%の成長と言っていましたけれど、2%のインフレ率の成長さえ実現できていない、むしろデフレに近い状況下で増税は絶対にやるべきではないと思います。教育無償化に必要な財源というのは身を切る改革、議員報酬を削減する、議員定数を削減する、公務員の数を減らすと、そういう改革で捻出できますから、改革によって教育無償化、日本の将来をつくっていく」

若狭勝 希望の党前衆議院議員の訴えたいこと 『消費税増税の前に身を切る改革』
若狭氏
「希望の党というのは、国民の皆様が希望を抱けるような政策を打ち出すというのが軸足ですよね。その観点でいくと、消費税の増税というのは、現在の経済状態だと、収入を減らしてしまう、税収を減らしてしまうおそれがありまして、そうなると、国民に希望を抱かせることにもならない。ですから、まずは消費税増税というものをもう1度よく考える。その前提として国会議員が身を切る改革をしなければ、国民の皆様に協力負担を求めるというのはおかしいだろうと。国会議員はまったく自分達の身を切る改革をしようとしていない。そこを私は訴えたいと思います」