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2017年9月1日(金)
民進党『新代表』決定 党再生への決意と課題

ゲスト

前原誠司
民進党代表 衆議院議員(前半)
泉健太
民進党衆議院議員(後半)
長妻昭
民進党衆議院議員(後半)
江田憲司
民進党衆議院議員(後半)


前編

緊急出演 前原新代表 民進党『再生』への道
松村キャスター
「今日、民進党代表選の投開票が行われ、前原誠司さんが新代表に選ばれました」
反町キャスター
「おめでとうございます」
前原代表
「ありがとうございます」
松村キャスター
「さて、まずは新代表としての決意を一言」
前原代表
「おそらくあとでパーセンテージも出てくると思うのですが、今あまり期待されていないと思うんですね。ただ、今回の代表選挙をあとで見たら、日本の政治の変わり目になったと、そう思われるような党再生に取り組みたいと思いますね」
反町キャスター
「無効票が8票という国会議員投票の結果が出ています」
前原代表
「はい」
反町キャスター
「無効票が8というのはこれまでの民進党・民主党の代表選を見ていても、なかったと思うのですけれども。この8票、その内訳はまだ明らかになっていませんけれども、ある方に言わせると白票が7もあったとか、そういう情報も飛び交っています」
前原代表
「はい」
反町キャスター
「8票の無効票、これはどういうふうな状況だと感じていますか?」
前原代表
「私の今の想像ですけれども、2つ考えなければいけない。現在、我が党は逆三角形の形をしているんですね、つまりは若い人達があまり当選できていないので、若い人達の数が少ないですね。そうなると、昔からの人の方が多いですから、今回も枝野さんと私という当選8回同士。若い人達が、井出さんが出ようとしたけれど、出られなかった、推薦人が集まらないということですね。そこに対する不満と、あと路線ですね。細野さんや長島さんに象徴されるように共産党を含めて野党共闘というものに舵を切り過ぎているのではないかという、そういうものですよね」
反町キャスター
「そうすると、8票の背景には若手の不満と、共産党との連携に対する、その2つの不満があるのではないかという話だったのですけれども。若手の人達、自分の党は上が重くて、下が少なくて、我々の意見がどう反映されるのかわからない代表選挙に札を入れられないということだすれば、新しい民進党執行部の中で若手の意見をどう吸い上げるつもりでいるのか?立候補に臨むマニフェストに若手の起用と書いてあったと思うのですけれど…」
前原代表
「そうですね…」
反町キャスター
「そこをどういうふうにやっていかれますか?」
前原代表
「人事は真っ白ですけれども、優秀な若手はたくさんいますので、どういう場かは別にして、そういった人達が活躍できる、そういう党の体制にしたいなと思いますね。私は高校、大学と野球をやっていて、高校2年の夏からレギュラーになったのですけれど、補欠はすごく辛いですよね」
反町キャスター
「寂しいですね」
前原代表
「試合に出たいのだけれども、出られない。そういう思いというものを我々がしっかりと感じ取って、出番というものをつくって差し上げる。今日、私は演説で最後噛んだのですけれども…」
反町キャスター
「ありましたね」
前原代表
「All for All、党もAll for Allだと、皆が皆のために。私はOne for All、私は皆さんのためにがんばると。ですから、そういう、皆、沸々と思っていると思うんですね、不満を、党の支持率がこんな状況ですから。そこをしっかり汲み取って、なんとかうまくまとめ上げられるようにがんばれればなと思いますね」
反町キャスター
「枝野さんは幹事長も経験されているし、憲法についても非常に…この秋は与党側が憲法を仕かけてきますよ。枝野さんを前原さんから見た時にどういう役割を果たすのがいい人材に見えるのですか?」
前原代表
「能力は極めて高い人ですから、今回は代表選挙を2人で戦わせていただいて、私の6割強は獲られているわけですから、それだけの党内の支持層があるということですから、まったくポジションとかは決めていませんが執行部に入っていただいて、枝野さんにもがんばっていただきたいと思います」
反町キャスター
「当面の日程でいくと、9月の末に国会が始まると言いながらも、僕らが注目するのはここですよ」
前原代表
「ええ」
反町キャスター
「補欠選挙3つあります。これはどれも自民党の現職の国会議員が亡くなった形での補欠選挙3つになっていますけれども、もともと自民党が持っていたところなので、獲れなくてもいいかなというふうにやる戦いもありますし、1つでも獲れればいいかなというのもありますし、2つ、3つ獲ったら自民党は大変なことになるなと、いろいろと僕らも妄想が掻き立てられるのですけれど。前原さん、どう勝負をかけていきますか?」
前原代表
「反町さんがおっしゃったように、全て自民党の議席だったんです。で、自民党の現職の方々が亡くなられた中での弔い合戦ですので、相当強いという思いを持った方がいいと思いますが。しかし、選挙というチャンスが我々からすると訪れているわけですね。これをしっかりと戦うということに全力を挙げたいと思います」
反町キャスター
「1つ、2つ食ってやろうという気持ち、これはあるのですか?」
前原代表
「まだ新潟の候補者が決まっていないのですけれども、1つ、2つと言うか、厳しい選挙であっても当然ながら、我々出ていただくわけですから、候補者の方々に。必勝を期して全面的に党本部としても応援させていただく、一緒に取り組むということですね」
反町キャスター
「問題はこの3つの補欠選挙の戦い方で、先ほどのまさに共産党との話です。野党共闘がどういう形でこの3つの選挙区で表れるかというのを当然、我々も気にするのですけれども。衆議院総選挙は国政選挙で政権選択の選挙だから共産党と共に政権をいただかない党としては選挙協力できないロジック、これはわかるのですけれど、一方、これは何かと言えば、衆議院だけの補欠選挙ですよね?」
前原代表
「うん」
反町キャスター
「補欠選挙だったらば共産党と手を携えてもいいかなという見方もあるかもしれない。そのへんの共産党との関係、勝つためにどこまで野党共闘を組んでいったらいいのか?どう感じていますか?」
前原代表
「当然ながら小選挙区ですから、野党が乱立したら自民党に、自民党を利するだけですよね。ですから、できるだけ1本化された方がいい。しかし、その1本化というのはいろいろな形があると思いますし、地域事情もあると思いますので、今後地域の状況をしっかりと見極めながら、それは1本化という意味ではなくて、1人の方がいいというのは間違いないと思いますね」
反町キャスター
「ごめんなさい、1本化と1人の違いはどういう意味ですか?」
前原代表
「1本化というのは、皆でテーブルに乗ってどうしましょうと議論しているように見えるではないですか」
反町キャスター
「そうか、話し合ってね?」
前原代表
「はい。でも、1人になるということはいろいろな、1本化もそのやり方の1つであるし、あるいは他のところを降ろしていただいたというのも1つになることですし。地域が違えば、これまで他の党との関係も違いますし、我々は、上意下達の政党ではありませんので、それぞれの3つの県連に話を聞くところから始めたいと思います」
反町キャスター
「共産党幹部の方と以前この話をした時に、総選挙だったら一方的に降りるのは難しいけれども、補欠選挙だったら、共産党の候補者を降ろして応援することはやぶさかではないと。結果的に、それが先々の民共連携のモデルケースになると言わないまでも、連携すれば勝てるのだなという仙台市長選みたいなイメージ、そういう形が民進党の方にも補欠選挙でちゃんとわかってもらえたらいいというような趣旨の話をされる方もいました。たとえば、これから補欠選挙に向けて…」
前原代表
「はい」
反町キャスター
「民共、ないしは野党で党首会談とか、そういうレベルの話をやって、荒ごなしをしていく可能性とかあるのですか?」
前原代表
「全ての可能性を私は排除しませんが、ただ、現在おっしゃったところで1つ私が強調させていただきたいのは、私はその共産党幹部の方のお話をうかがったわけではないので、反町さんを通じてうかがったことを判断すると、総選挙になると、これは政権選択の選挙ですから。基本的な理念・政策、たとえば、外交・安全保障であれば、自衛隊とか、日米安保とかをどう考えるのかとか、あるいは内政であれば、我々は再分配を強化するということの中で、その財源も含めてしっかりと明確にしていかなくてはいけないと。それは別に税を特定しているわけではないですけれども、しかしながら財源を明確にしていくということになれば、当然ながら党としての考え方が違う面があると思うのですけど。それで本当にどこまでできるかということについては、そこはまず我々の旗を、理念・政策を掲げさせていただくというところから始めないと、国民はなかなか選挙協力ありきでは理解してもらえないのではないかなと思いますね」
反町キャスター
「確かに、共産党との協力について世論調査をかけると、国民はやや冷めた見方をしているように調査では出るのですけれど。一方、今日の代表選挙で枝野さんの国会議員票、これが事前の調査よりも少し強めに出たのではないかという印象を僕らは持っているのですけれども。その1つの理由としてどういうものが考えられるかと言うと、枝野さんは今日の演説の中でこういうことを言っていました。『自分と前原さんは、考え方はほぼほぼ同じなのだけど、違う点がいくつかある。その中で1つ挙げたのが、選挙だけを考えるのは政治屋だと前原さんはおっしゃったけれど、そこは、僕は違うのだと、候補者1本化は最大限の応援であり、できることを最大限やるのが次の代表の使命である』と枝野さんは言いました。これは、つまり、共産党との候補者調整、共闘という、世の中のウケは悪くても、実際に現場にいて…、ウチの世論調査でも民進党の支持率7%、6%ですよ、それが1本で自民党と戦えるかと言うと、それは怖い、共産党は確かにいろいろあるけれども、彼らと連携をすることによってなんとか勝てるのではないかという、その議員心理、立候補予定者心理に対してこの言葉は沁みていると思うんですよ。それに対して、前原さんが、いや、我々は、それはもうダメだよと、共産党とは政権を共にいただかないのだから、そこは違うのだと言い切る部分というのが、そこが、多少票が動いた背景ではないかという分析も出ているのですけれども。いかがですか、そこの部分、議員心理を考えた時に、これは毒饅頭かどうかと言い方も失礼だけれども、食わなければ勝てない部分という議員心理に対しては、どう応えますか?」
前原代表
「国会議員票、総支部長の票、それが動いたのはあるかもしれませんね。ただ、自民党と同じだけ、現在の自民党の支持率と同じだけあるのは何か、ご存知ですよね?」
反町キャスター
「何?えっ、自民党と同じだけある?」
前原代表
「支持率…。これは、支持政党なしですよ」
反町キャスター
「なるほど」
前原代表
「30%から40%あるわけです、支持政党なし。我々はそこもしっかりと考えていかなくてはいけないと思うんです。それは固定票というものは計算できるかもしれないけれど、本当に政権交代を起こそうと思ったら、これは2009年の旧民主党の選挙を考えた時は、あそこがゴロッと動くわけですよ」
反町キャスター
「そうですね」
前原代表
「私、あの時の選挙、自分で選挙を戦ってみて、あんな選挙は空前絶後ですよ。つまり、街宣車に乗っていて、対向車が全部手を振る、交差点に立っていて道行く車が全部手を振る、こんなことはあり得ないですよね」
反町キャスター
「なるほど」
前原代表
「それで2012年、我々が下野した選挙、それから、3年3か月後ですけども、だいたい投票率が10ポイントぐらいドーンと下がっているわけですよ」
反町キャスター
「なるほど」
前原代表
「つまりは無党派層がいなくなっちゃったんですよ。風が起きる、波が起きるというのは、私はそういうところがあると思うんですね。その波をどう起こすか。まさに国民が現在、何を考えていて、我々は自民党の対立軸をどう示すべきなのか、ここを考えないと、今この政党はこのパーセンテージ、このパーセンテージありますねと、それは計算できるかもしれない、私は必ずしもそう思ってはいないのですけれども。だったら30%から40%ある無党派層、これをどう取り込むかということも合わせて考えないと、枝野さんのおっしゃることは、議員には説得力があるかもしれない、候補者には説得力があるかもしれない、だけども、国民に果たして説得力があるかどうかというのは、また違う目で我々は冷静に見た方がいいと思いますね」
松村キャスター
「前原代表は来週も…」
反町キャスター
「そうですね。来週は水曜日、6日水曜日に、自民党の石破さん、自民党の石破さんはFNNの調査によると総理に相応しい人、安倍さんよりもポイントが高いポジションを持っています、その石破さんと、前原さん、2時間たっぷり今後の政局について聞いいていきます」
前原代表
「政局ですか?」
反町キャスター
「電車の話ではないですから」
前原代表
「あっ、そうですか」


後編

民進党『再生』への道
松村キャスター
「投票できるのは国会議員、国政選挙公認候補予定者、党員サポーター、地方議員で、そのポイントを集計しまして、新代表を決定するという流れでしたが、前原さんは502ポイント、枝野さんは332ポイントとなりました。泉さんは今回の結果をどのように見ていますか?」
泉議員
「当初、国会議員ではリードしていると言われ、党員サポーターではむしろ枝野さんの方が有利ではないかと、党員サポーター票をそれなりにいただけたというのが大変ありがたかったなと思います。一方、国会議員票については当日の演説も含めてなので、議員の皆様の熟慮した結果 ここはもう少しいただければという思いはありますけれども、勝って良かったなという思いがあります」
長妻議員
「本当に負けたわけでありまして、大変残念に思っているところであります。ただ、地方自治体議員ではほぼ五分五分の票をいただけたわけですし、国会議員では51人の議員のご賛同をいただいたので、枝野さんの考え方というのが一定のところに浸透しているのではないかということで、こういう発想も取り入れて、前原新代表には党の運営をしていただければありがたいと思っています」
反町キャスター
「江田さん、今回の札の出方をどう見ていますか?」
江田議員
「わからないですけれども、ただ、選挙が終ったあとのことを考えれば、挙党一致にしなければならないわけですよ。だから、あまりにも一方的な勝利だと、大きな溝が出かねないですし、調子に乗って、負けた方々を排除しようと考える人も出てくるかもしれないから、なんとも言い難い結果ですけれど、この程度で良かったのではないかなと」
反町キャスター
「無効票発表をどう見ていますか?」
江田議員
「無効票はちょっと心配です。ちょっと多いと思いますよね」
反町キャスター
「どういう人が無効票を投じたと推測されますか?」
江田議員
「言われているのが、離党を検討しているような人が、代表選なんてどうでもいいやというような意思表示をしたのではないかと言われていますけれども、現在の時点ではよくわからない」
泉議員
「大会会場がざわめきましたね。仲間ですし、非常にいろいろなことを考えて、投票されたのだと思います。現時点では党は求心力というよりもまだ遠心力が残っている状態での代表選挙なので、ここがスタートなのかなと思います。ですから、しっかり対話をできるところは対話をして、できる限り多くの仲間達と共にやっていく努力はしたいなと思います」
反町キャスター
「現在の民進党は人口ピラミッドが逆三角形になっていると、若手の人達からしてみたら、自分達、当選1回、2回の気持ちが党の運営に反映されるかと言うと、ほぼほぼ無理だろうと失望感がこの無効票の中にいくつか入っているかもしれない。若手の気持ちがどうなっているか、ここのところはどうですか?」
泉議員
「私も若手で現在43歳なのですけれども、とは言え、国会に来させていただいて、14年が経つんです。前原さん達もバリバリ現役世代で、ベテランとは言え、自民党に行けば中堅ぐらいの年齢。ですから、民進党そのものが民主党から来ている方々も多いですけど、非常に若い政党からスタートして、中心になってきた方がちょっと固定化しているのではないかと思いを、特に若手が持っていると思うんですね。うまく人事の中で、予算委員会ではだいぶ若手は活躍していますから、党運営の中も本当に若手の声が通じると実感できるような、そういう人事にしなくてはいけないのかなとは思いますね」
反町キャスター
「江田さんの立場からすると、今回の代表選、新鮮味とか、斬新さを感じましたか?」
江田議員
「私も含めて、我々は第3の候補の擁立に動いたんです。それは何も前原さん、枝野さんが悪いというのではなくて、こういう野党、民進党に多少でも光があたる代表選を機会に、党にはこんなに活力があるのだとか、こんな人材もいるのだということを国民に示さないと、いつそれをアピールできるのか。ちょっと残念なのは若手でなくてもいいんですよ、歳をとっていたって。要は、たらいまわし人事は良くないということです。皆が言っていることは、いつ見ても同じ顔が立っているねと、たらいまわしのように。そういう意味では、もっと別の候補も出て論戦をすれば良かったなと思いました」

民共『協力』の濃密度
松村キャスター
「ここからは共産党との連携について見ていきます。前原代表は前回、プライムニュースに出演した時に『支持率停滞の理由は共産党との協力に舵を切りすぎていることにある。野党共闘ありきということ自体が選挙対策にしか見えない。ダメですよ。それでは』と発言しました。否定的な発言だったんです。泉さん、前原さんとしては共産党との協力はどのようにすべきだと考えていると思いますか?」
泉議員
「全国各地を前原さんと枝野さんは遊説をされましたけれども、各地域それぞれに事情があるなとあらためて思いました。私の京都で言えば、長らく共産党と戦ってきた歴史があって。一方では、そうではなく、一緒にやっても大丈夫だと考える地域・組織もあって。共産党さんはある意味、中央集権組織のような気もするのですけれども、我々は各地方県連によって戦い方というのは独自の路線があるのだなと感じたんです。ですから、一律で決める話ではないと。全体的に国政、総選挙を考えた時には、一緒に政権を担うという選択まではしたことはないはずだという原則がありましたので、局面、局面で国会で一緒に法案を提出したり、同じ投票行動をすることはあるけれども、我々本気で政権を担うのだったら現在の支持率ではダメだし、自主性をしっかり持って戦わなければ、最初に共闘ありきではいけないということを、前原さんはおっしゃったのかなと理解しています」
反町キャスター
「地域ごとにやれるところとやれないところがあるとした場合に、全国で一斉に行われる総選挙において全国規模で共産党と連携していくということを党中央、ないしは党代表が決めるべきかどうかという議論かなと聞いていて思ったのですが」
泉議員
「そうですね」
反町キャスター
「そういうことだとすれば、それぞれの地域で、やれるところはやってくださいと。その代わりに、そこから先の部分、国政レベルにおける政策協定とか、連立政権とか、そういうものは党中央としては一切視野に入れませんよと。けれども、地元でやるのは勝手だよという。そういう地方分権みたいな、そういうニュアンスだったら前原さんはOKなのですか?」
泉議員
「野党共闘という言葉も、国会対策と、地方における実際の選挙のことと一緒になってしまっていますから、1つを一緒にしたら、全部一緒みたいな、そういうイメージになってしまっている。これはそうではなくて、本当に地方の積み上げで、中には市民連合ですとか、第3者的な市民、国民が入った形で連係を組んでいて、その中でも民進党がリーダーシップをとっているケースもあるので、前原さんもよく、主体性、主導権という言い方をしていますけれども、そういったものが取れている中での共闘ということはあり得るのだなと思いますね」
反町キャスター
「地域ごとのね?」
泉議員
「はい」
長妻議員
「共闘と言った時に、我々選挙で共闘とは言っていないんですよ。たとえば、国会で安倍内閣を追及する時に共産党が質問して、我々もそれを参考にして、またお互いに連係プレーで質問をする。あと議員立法も何本も一緒に出しているわけです、共産党と。国会ではそういう共闘はする。しかし、選挙で共産党の候補を我々が応援するとか、そういうことを我々は言っているわけではなくて、小選挙区ですから、どの国でも小選挙区制を取っている国は、基本的には一騎打ちですよ、与党と野党。その時に与党が1本化するのは当たり前ですけれども、野党がバラけていて、候補者を乱立した時に、これは勝てるわけがないわけで、その中でバッティングしないような棲み分けをキチッとしていくと。我々の理念や政策を一切曲げることなく、それができれば、それにこしたことはないと。もう1つ誤解があって、私もびっくりするのですが、タウンミーティングなんかで話していると、連立政権を組むのですかという話があるので、これは我が党に所属している議員の中で連立を組もうと思っている人はいないわけで、たとえば、内閣を組んで、我が党と共産党の閣僚がいた場合、予算委員会を開いた時に閣内不一致で、その内閣はすぐに崩壊してしまうわけで。ですから、そういうことでなく、選挙で棲み分けをしてバッティングしないようにしていく。こういうことを我々はかねてより申し上げているので、でき得る限りそうしていくということなので、小選挙区制を採っている我が日本では基本的にそれを追求する必要があると思うんです」
反町キャスター
「党中央として全国規模の国政選挙において共産党と候補者調整をするという決定をする必要があると思います?それぞれの地域で、その部分は自由にやることはありますよと、曖昧な拘束にとどめた方がいいような話に聞いていた僕は思ったのですけれども」
長妻議員
「参議院選挙はそういうふうにしたんですね。1人区を1本化する時に地域地域でいろいろなやり方がある。ただ、衆議院選挙は政権を交代する、政権をどちらが獲るかという選挙でありますので、地域地域に任せてもいいのだけれども、このラインは越えてはダメだというようなキチッしたラインを決めたうえで、我が党も、党がそういうコントロールをしていかないといけない」
反町キャスター
「やり過ぎないためのコントロールか、やらせるためのコントロールか、ネガティブリストなのか、ポジティブリストなのか、で全然意味が違ってきますよ」
長妻議員
「それは政権を交代する選挙でありますから、たとえば、地域ごとに安全保障の件で、市民団体で…、共産党と直接の政策協定をこれまでも結んでいませんけれども、市民団体を介して、市民団体が、共産党にも、我が党にも、社民党にも、自由党にもいろいろ提示すると、その時にそれを是とするのか、非とするのかという時に、安全保障で、何々県は安全保障で協定書を結びましたと。こちらの県ではこういう協定書を結びましたと。バラバラですよ。そういうことがないようにコントロールしていく必要があるということの意味です」

小池知事との連携は
松村キャスター
「今日、小池知事は前原さんが新代表に選出されたことを受けて、『これからどういう形で進まれるのか。どんな人事になるか注視していきたい』と。前原さんと若狭さんの連携に期待は?という質問に対しては『手をつなげるところは国会の場で連携していけばいい』と発言しています」
反町キャスター
「都議選を見た時、小池さんの都民ファーストというのは、都議会民進党の幹事長を、いわば引っこ抜いたわけですよ。同じ選挙区に候補者を立てるぞと言って、民進党を離党させて、都民ファーストから立候補させて、彼は都議会の議長ですよ、こういうすごいエネルギーを持って、他党を食いちぎるような形で、それで広げてきて、この小池さんの手法を見た時に一緒にやっていける運動体と見られるか、いかがですか?」
長妻議員
「だからこそ今回の代表選でも、前原さんも、枝野さんも、我が党の独自の旗を高く掲げて、右往左往することではなくて、この旗の政党なのだと。我が党はこういう社会を実現する、共に生きる社会、共生社会というのが多様な価値を認める、我々の党是でもありますし、それをもっと具体的に高く掲げていくことがまず先決だと、そうでなければ、そういううねりがある勢力にドンドン巻き込まれて、主体性を失ってしまうことになりかねない。何のために政治をやっているのか、そこをまずキチッと打ち立てることで、その点では、枝野さんも前原さんに協力して、そういう旗を立てるサポートというのはキチッしていくと思います」
江田議員
「2020年のオリンピック・パラリンピックを成功させることに最大の眼目を置いている小池知事が、その前に、たとえば、若狭新党某で、安倍自民党と小選挙区で戦う、全面的に対峙する選択肢は採らないのではないかと思っています。だから、現在、若狭さん達がいろいろ動かれている。それがご自身にとって、プラスになる間はいいですけれども、年末までに新党はできるのでしょう。だって、政党助成金は必要だし、5人は集まるでしょうから。それで東京に立てましょうか、小選挙区に、周辺に立てましょうか。全国に塾をつくったそうですけれども、立てましょうかとなった時に、小池さんがそれにコミットするかどうかは、私は非常に疑問です」
反町キャスター
「その意味で言うと、若狭さんと小池さんの動きというのは、連動しているとは見ていない?」
江田議員
「見ていません。若狭さんには義理があるでしょう、小池さんご自身が都知事選に出た時に応援してくれたということを、小池さんという方は聞くところによると非常に義理堅いところがあって、その点で若狭さんは応援する。若狭さんは応援するけれども、若狭さんがつくった政党を応援するか。その政党のトップが誰かになった時にそれを応援するかというのは、私は別物だと思っている。ですから、淡い期待を持って離党されない方がいいと思いますよ、本当に」

どう臨む『秋の国会』
松村キャスター
「今月末に開かれる臨時国会の主な焦点として、働き方改革、加計学園問題、憲法改正が挙げられていますが、泉さん、民進党は主に何を焦点に安倍政権と対峙していきますか?」
泉議員
「加計学園問題というのは、固有名詞になっているものの、森友問題も含めて、権力者の名を借りて、おかしな民間とおかしな行政が存在していて、やはり不公平な行政がまかり通っているのではないかということが問題ですから、現在表に出ているのはこれだけですけれども、他にもあるかもしれない。ですから、追及は徹底的にやると。ただ、私も国会対策をずっとやってきていますけれども、国民の皆様は追及だけではなく、相手の支持率を下げるという活動だけではなく、我々ならばどうするのだということも併せて求めている」
反町キャスター
「自民党の支持率は確かに削られている、内閣支持率はもっと削られています。民進党は微減ですよ、この状況をどう見ていますか?」
泉議員
「国対は攻撃勢力だから、政策調査会の方で政策をつくって出せば、そちらの方ができるのではないかと言うのですけれども、焦点は国会に集まるので、国会の中で政策部門と攻撃部門というのを両方やっていかなければいけないと。ですから、私が見ている中で国対が8対2ぐらいで追及の方に重きを置いて、それぐらい与党が悪いことをやっているからですね。我々としては政策にもっと時間を使いたいのだけれども、これだけ国民や報道が注目する問題になれば、我々もそこに時間を費やさなければいけないということがありますけれども、これをフィフティフィフティに持っていって、追及する中にも、我々だったら再発防止のためにこうしますだとか、我々だったらこういう法案を出しますよと、両輪で国会質問を組み立てていく、そういう国会のあり方にしていきたいなと思います」
江田議員
「なぜ民進党の支持率が上がらないか、それは明らかで。それは国民が民進党のことを改革政党と思っていないからですよ。無党派を含めて、国民の支持が集まるのは、小池さんの場合もそうでしたけれども、改革派か、守旧派かですよ、簡単に言うと。綱領をよく読んでください、うちの国会議員も、既得権や癒着の構造と戦う改革政党を目指すと書いてあるんですよ。現在、国民は誰1人として民進党が改革政党と思っていませんよ。なぜか、それはちゃんと綱領にも書いてあるのだけれども、たとえば、国会議員や官僚が身を切る改革を何もしていない。それから、規制改革、新陳代謝や新規参入、新しいこと、この規制改革を何もやっていない。それから、地域主権改革、地方分権、これだって何もやっていないですよ。書いてあるんです、綱領に。綱領に書いてあることをちゃんと打ち出せばいいんです、そのうえで追及をすればいいのだけれど。追及なんて他人の粗探しでバンと突くことだから、これは改革派でなくてもできることなので、野党は特に。一方で、改革派だというイメージがまったくなくなっているんですよ、長妻さん達が昔いた、政権交代前の民主党は、彼は『HAT-KZ(ハットカズ)』という名称をつくって、特別会計だ、独立行政法人の解消だと、改革派のイメージだった。だから、都市部も強かった。無党派も獲っていた。現在、我々は田舎では多少強いけれど、都市部まったく支持率がない。若い連中に支持率がないですよ。これは改革政党と見られていないからです。前原代表に申し上げたいことは改革政党の根幹の政策をいくつか出してほしいと、国民一般に。国民はよく見ていますから、そこは。結局、現在の民進党のイメージというのは分配、分配と言って、分配は必要ですよ、経済成長のためにも。それしか言わないから、結局ばら撒きの大きな政府で、税金の無駄使い解消にも消極的で、増税なんかを言っているねと、これではダメ。明らか」
泉議員
「その意味では、今国会の課題と3つ出ていますけれども、加計問題はスキャンダル、働き方改革と憲法は与党が提示してきている話ですね。江田さんがおっしゃられたように我々が、元気が良かった時は自ら論点を提示していた。行革ということは特に我々、やっていかなければいけない問題ではないかなと思います」
長妻議員
「私、懸念があるのは追及ばかりという批判にひるんではいけないと思いますね。さらに追及を強める必要がある。提言というのは追及の中で提言をしていくと。たとえば、今の国税庁長官、理財局長の時に森友学園の関係の書類を捨てた責任者が国会で知らぬ、存ぜぬと。それが栄転をして国税庁長官になっている。我々は公文書管理の議員立法も出しています、国会に。それに絡めて、そういう国税庁長官は罷免に値するのではないかということで徹底的に国民運動をしていく。国民の皆さんが税務署に行って、書類をなくしましたと言って、しょうがないですね、控除を認めましょうと言うはずないわけで、こんな理不尽な話はないということを、怒りを爆発させて、追及を強める。ですから、追及ばかりという批判にひるむということが1番良くないことだと思います」

泉健太 民進党衆議院議員の提言 『民進党は、提案型政党へ』
泉議員
「長妻さんと対立するかもしれませんが、民進党は提案型政党へと。長妻さんもおっしゃられたのですけれども、批判の中に提言があれば、非常にいいと思います。ですから、批判と提言は常にセットでなければいけないと思うことと、現在、国民は政権打倒ということだけではないものを求めていると思います。政権樹立であり、我が党に任せても安心だと思ってくれるような、そういう意味で、民進党は提案型政党へと思っています」

長妻昭 民進党衆議院議員の提言 『夢を実現できる政党』
長妻議員
「夢を実現できる政党にならなければいけないと。政党の商品は夢だと思うんですね。しかも、実現可能、実現しないといけない、こういう社会をつくりたいという夢を実現する。どんな境遇に生まれても自分の力が十分に発揮できる、そういう素地がある社会、そういう社会こそが社会の基盤や経済の基盤もキチッと固めると。共に生きる共生社会というのを徹底的に目指していく、これを実現可能と感じていただけるような政党にならなくてはいけないと思います」

江田憲司 民進党衆議院議員の提言 『国際的に普遍的な形としての二大政党制』
江田議員
「メディアに批判され、国民に無視され、自信を失いかけている、民進党ですけれども、これはある意味、国際的に普遍的な二大政党の形なのだと、アメリカに共和党と民主党がある、イギリスに保守党と労働党がある。どうしても自民党は、企業経営者、業界側に立つ。我々は、働く者、納税者、消費者の側に立つ。一方で、自民党は保守政党ですから、伝統的な生き方、価値観を重視する。我々はそれを否定するものではないけど、新しい生き方、価値観も認めていく寛容な政党、こういう立ち位置をしっかりしたうえで、個別政策を展開していけば、必ず活路が開けると思っています」