プライムニュース 毎週月曜~金曜よる8:00~9:55(生放送)

テキストアーカイブ

2017年6月23日(金)
都議選…5党に問う 豊洲&築地併用の是非

ゲスト

田﨑史郎
時事通信社特別解説委員(冒頭)
高木啓
東京都議会自由民主党幹事長
東村邦浩
都議会公明党幹事長
斉藤敦
民進党都連政務調査会長 東京改革議員団幹事長
大山とも子
日本共産党東京都議会議員団幹事長
音喜多駿
都民ファーストの会東京都議団幹事長

緊急検証『前川前次官会見』 加計学園問題『新展開』は?
松村キャスター
「今日夕方、文部科学省の前川前事務次官が加計学園問題について会見を行い、内閣府と官邸の対応は不誠実などと述べて批判しました。そこで冒頭は加計学園問題の展望を緊急検証します。後半は今日、告示された東京都議会議員選挙を受けて、5党の幹部の方に集まっていただき、築地移転問題と都議選の争点や展望について聞きます。田﨑さん、全体の印象と前川さんの狙い、どこにあると考えますか?」
田﨑氏
「これは前川さん、政治的意図はありませんと、特定の政治的ルートのつながりもありませんと言われているのですけれども、全体を見る限り、非常に政治的に意味を持っている会見だと思うんですよ。その意味は、前川さんによるさまざまな追及の総仕上げであって、それがどうも安倍官邸を狙っている、ターゲットは安倍官邸だということが、至るところに出てくると思うんです。和泉さんがキーパーソンだとか、もう1つは総理について説明責任を果たしてほしいと、非常に狙いがはっきりした記者会見だと思いました」
反町キャスター
「まず加計ありきではなかったか?という話がありました」
田﨑氏
「はい」
反町キャスター
「この部分、これは加計ありきで、最初から獣医学部新設の特区のプロジェクトというのは進んでいったのではないかと。いろいろ絞り込んでいく中で、期限の問題、平成30年4月開学であるとか、広域条件をつけました。加計に落ちるように、今治に落ちるようにもっていったのではないかということを前川さん、指摘されていました。その流れをどう見ましたか?」
田﨑氏
「僕は加計ありきではなく、今治ありきだったと思うんですよね。今治市が三十数億円かけて整備して、それを今治市は十数年、求めてきているわけですね。それに加計があとから乗ってきているわけです。だから、地方創生の観点、あるいは規制緩和の観点から今治市を特区に指定して、今治市ありきでやってきている。加計学園がいかがわしい存在といつの間にかなっているのですけれども、そこはちょっとある種の政治的意図が働いているのではないかなと思いましたね」
反町キャスター
「前川さんはこの会見の中で、規制緩和をしていると言いながら、その規制にさまざまな規制を乗せることによって最終的に1つの主体だけが恩恵を被るという形になっていると。この言いぶり。非常に客観的な分析のように聞こえるのですけれども、実はこの中に文科省はちゃんと入っていますよね?」
田﨑氏
「そうです」
反町キャスター
「全体の流れをこうなっていく中で、これはおかしいよ、と言いながら、その時に事務次官だったのはあなたでしょうと聞きたくなるのですけれども」
田﨑氏
「そうです」
反町キャスター
「それはどう見たらいいのですか?」
田﨑氏
「ずっと会見を聞いていましても、あなた、現職の時になぜ言わなかったのですか?と。その疑問が解けない。その時については、私には勇気がなかったという話になるのですけれども、勇気なかったのはわかりましたと、なぜそれを辞めたあとに言うのですかと。もし現役の時に言えないことであれば、辞めたあとも言わないのが普通です。かつ1月には文科省の天下り問題があって、前川さんをはじめとして処分されているわけですね。だから、それが今回のことと結びついていないのか?人によっては、これは意趣返しではないかと見る人も当然出てくる。だから、そこで前川さんが、私の手は白いですと、悪いのは官邸であり、内閣府ですと言われても、ちょっとあなたの手は本当にきれいなのですかと言いたくなりますよね」
反町キャスター
「名前が固有名詞で出たのが和泉総理補佐官がキーパーソンだと。和泉総理補佐官は、この件に限らず、加計問題に限らず、どういう役割を官邸で果たしている人なのですか?」
田﨑氏
「和泉総理補佐官は規制緩和の担当で、この話を具体的に進めていた方ですよ。非常に詳しいし、総理や官房長官の信頼も厚いです。だから、そういう意味で、規制緩和を進める側で先頭に立っていた方ですけれども、これは表に出ていないのですけれども、実は、和泉補佐官は前川さんが事務次官になるという案が出てきた時に、官邸内部で反対した方ですよ」
反町キャスター
「…それを、前川さんは知っていると?」
田崎氏
「知っている可能性があるのと、もう1つは、国立競技場の建設問題ありましたでしょう?」
反町キャスター
「新国立、はいはい。」
田﨑氏
「新国立競技場。あの時に、実際にやっていたのは、和泉補佐官がまとめていて、そこに前川さんもいらしていたのですけれども、そういう因縁があるのかなと。だから、キーパーソンを和泉補佐官とする理由が、僕にはちょっと今1つ理解できません、中心にいたのは事実ですけれども」
反町キャスター
「では、今回の前川さんの会見にとどまらず、文科省からのリークが…、取材に対して情報提供が続いているわけですけれども、これは田﨑さんから見た時に文科省が一部有志かもしれないですけれども、組織的に官邸に対して反乱を起こしていると、そう見ていますか?」
田﨑氏
「はい、僕は前川さんにシンパシー抱く人がいると思うんですよ。その方々が、前川さんにいろいろ話している可能性があると思って見ているんです」
反町キャスター
「なるほど」
田﨑氏
「僕は、これは文科省のOBを話していて、他の省の方と話していて、違うのが、文科省の官僚の、OBの方は、私達は国家公務員だから国民に対して仕えるんですと、政権におかしいところがあったら正すんですという言い方をするのですけれども。他の官庁の方々は、私達は政権に仕えるのだと、それが民主党政権だろうと、自民党政権だろうと、政権に仕えるのが私達の仕事だっていうことですよ。だから、一連ずっと前川さんの発言を聞いていても、官邸がおかしい、つまり、政権がおかしいと言っているわけです。でも、これは官僚の発言として、僕はズレているのではないかと。政権に仕えてやるというのが基本でなければいけないのに、しかも、辞めたあとに、この政権はおかしいと言う、追及の火の手をあげるというのは、僕は合点がいきません」
反町キャスター
「一方、その影響、ダメージコントロールと言うか、安倍政権に対するダメージ、支持率だって各社だいたい10ポイントぐらい落ちました。この被害というのは、まださらに続くと見ていますか?」
田﨑氏
「これはどれぐらいで治まるか、文書はだいたい出尽くした感があるのではないかなと思って見ているのですけれども、このあと、また、支持率が回復していくかどうかというのはちょっと時間がかかるように思いますね。だから、安倍総理は地道に焦らずにやっていくという考えですよ。その方法しかないのではないかなと思います」
反町キャスター
「今日、都議選、告示日を迎えました。このあと都議会の5会派、5党の皆さんに聞きますけれども、この加計問題、今日の前川会見、都議選への影響ありますか?」
田崎氏
「前川さんの会見は新しい材料が出てこなかったんですよ。より幅広く語ったということがあっても、新しいファクトはなかった。でも、加計問題に対する都民の疑念というか、国民の疑念ですけれども、これは選挙戦に相当、今現在、影響を与えているのではないかと思います」

都議選告示5党幹部に問う 築地・豊洲併用案の是非
松村キャスター
「豊洲移転に関する問題ですが、各党の公約です。自民党が豊洲市場への早期移転の実現、公明党が安全対策を実施し知事が示したロードマップを実行、民進党が豊洲移転は安全・安心が最優先、共産党が移転中止 築地の再整備、都民ファーストの会が築地を守り豊洲を生かす、生活者ネットが食の安心・安全を守る立場から豊洲移転反対となっています。小池知事が示した豊洲移転の基本方針ですが、築地の中央卸売市場機能を豊洲に移転、豊洲に中央卸売市場と総合物流センターの2つの機能を持たせようとしています。一方、築地は移転5年後をメドに再開発し、市場機能を残した食のテーマパークにする考えということです。築地への復帰を希望する事業者については復帰を支援すると言っています。この基本方針をどう評価されますか?」
高木都議
「聞いた瞬間にどういうことを言われているか理解できませんでした。今も理解できていないのですけれど、築地市場をそのまま残して再開発をして、聞くところによると年間160億円で50年間、お貸しをするということですが、どういう言葉を選んでいいのか、率直に困るのですが、荒唐無稽としかいいようがないと思っています」
反町キャスター
「これまで自民党は、決められない知事だ、と攻撃してきました。今回の小池さんのこの決定というのは、決めたことになるのか、ならないのか?」
高木都議
「まったく決まっていないのではないですか」
反町キャスター
「このテーマでまだ攻撃力があるのかどうか?」
高木都議
「と言うよりも、印象ではなく、真面目に考えてみた時に、築地の土地を年間160億円で50年間貸し出すということを都民が許すのでしょうか。私は50年間、東京都が不動産投資をするのと同じだと思いますよ。誰が、50年後の責任をとっていただけるのでしょうか。揶揄して言うならば、小池知事は50年後まで知事を続けるつもりですか、と言いたいと思います」
東村都議
「公明党は一貫して知事に都議選の前には決断していただきたいということを言ってきました。これは1つ評価したいと思います。安全対策を施したうえで豊洲に移転する、このことも評価したいと思います。もう1つは、技術的に間に合うかどうかという話ですが、間に合わせると言いました。築地は老朽化しているので、壊してオリンピック、パラリンピック大会の輸送拠点にすると。このことも評価したいと思います。高木幹事長から定借50年、これは荒唐無稽だという話がありました。私は50年でなくてもいいと思っているんです。定借の単位というのは20年ということもあるでしょうし、10年、30年というものもあるでしょうから。そのやり方がいろいろあると思うのですが、ベストは、私は売却だと思っていたんです。ただ、知事があくまでも築地のブランドを食のテーマパークとして発信したいというのであれば、1歩譲って定借もアリかと。特にキャッシュフローの損失がだいたい21億円ですから、これを毎年補っていければ、起債の問題も耐用年数の範囲内で2回ぐらいまで借り換えができますから、こういうのもやりながら、やっていく手段もあるのかなと。議論はあるかと思いますけれど、あるのかなと思っています。ただ、1つだけ精査しなくてはいけないのは市場機能を一部築地に戻すという話です。仲卸の方は全体の場では大上段に食の安全・安心の話をされるのですけれど、個別に話を聞いていくと、豊洲に行けない最大の理由は経済的な問題です。すごく経済的に大変だ。賃料の問題もそうですし、そういう人達が豊洲に行って、果たして築地に帰ってこられるだけの経済的な体力があるのかなと。現実問題、豊洲に行って帰ってくるという部分についてはもう少し丁寧に各個人のヒアリングをしたうえで、決めていかなければいけないと思っています」
斉藤都議
「2009年に予算委員会の中で付帯決議があって、その時、築地の方に文化的な、伝統的な目利きの技術、そういったものを残して、伝統を踏まえた拠点を残すというような付帯決議が議会で通っています。付帯決議は法的拘束力がないとは言いますけど、議論した中で出てきた付帯決議です。その部分について今回出されたものの中で、築地の方で何らか残していくというのは付帯決議に沿っていると私どもは評価をしています。同時に、豊洲市場に関しては安全対策を実施して、都民の皆さんの安心を勝ち得ると同時に、当然のことながら土壌汚染の対策工事を追加でしていかなければいけないという部分については私どもが主張していたことがある程度入っていますので、豊洲の対策については私ども同意するところであります。ただ、難を言えば、食のテーマパークというような言い方をしていますでしょう。私どもは付帯決議の時にはあくまで目利きみたいな付加価値の高い商品を、ロットが小さいような取引があると思いますが、そういった部分に対する機能を、豊洲の方は物流の方の機能が主目的です。ところが、築地の方はもしも分けるのであれば、目利きのせりとか、そういった部分で丁寧にする。これは小池知事の言っていることと、近い。その部分をイメージしての付帯決議だったものですから、テーマパークという話になると話が大きいのと、今回の説明の中で数字の部分が細かく出ていないために、それをどう評価していいかわからないところですね」
大山都議
「知事が基本方針として、築地を守るとしたうえで、築地を売却せずに市場としての機能を確保する方策を見出していきたいと述べたことは重要だと思っているんです。これは都民の皆さんの世論があったし、運動があったし、と言うことだと思うんですね。しかし、築地をいったん更地にして、豊洲に市場を移転するというのは重大な問題があると思っています。2つあると思っているのですけれども、1つは食の安心・安全をどう確保するのかという問題です。豊洲新市場は、土壌も、地下水も基準値以下にするという、無害化ができなかった。それから、無害化を達成するための方策も示されていませんね。専門家会議が出した、東京都がやろうとしている対応策というのは汚染をそのままにして、絆創膏を貼るようなものだと思っています。もう1つは、築地ブランドをどう守るのかということだと思いますね。築地ブランドを担っているのは品質を正当に評価できる仲卸の皆さんですよね。ですから、仲卸の業者が何と言っているかというと、移転したら体力がもたないとか、営業を続けられないとか、やめる人が多くなってしまうということで、豊洲に行くと仲卸業者の激減が起こりかねないと。ですから、築地ブランドの中心をつくっている仲卸が激減してしまうことは築地ブランドを守れないということです。ですから、知事が食の安全、安心に責任を持って築地ブランドを守るというのだったら、豊洲への移転を再検討として、築地市場の再整備のあり方を市場業者の皆さんとしっかり協議するべきだと思っています」
音喜多都議
「今回、知事に対しては決められないという批判もあったわけでありますが、今回この大きな決断をされて、とにかく豊洲市場を活用して移転をするという決断をしたことは大きな進展だと思いますし、高く評価をしたいと思います。一方、築地もブランドを守るということで再開発していく、これについても築地を守りたいという気持ちが皆さん、あるわけでまったく異論はありません。再開発の手法についてテーマパークという言葉が一人歩きをして、あたかも都が箱物を維持して大赤字をするような運営をするのではないかというようなご意見もあるのですけれども、構想段階とは言え、あくまでもこれは民間の力を活用して、しっかり利益の出るプランを立て、民間に運営を任せていくということですから、さまざまな可能性が検討できるのではないかと。ここはこれから事業者の意見も聞きながら、オープンな場で議論をしていくとされていますから、こういった可能性を含めて、非常に前向きな進展ではないかなと捉えています」

都議選の最大の争点は
反町キャスター
「高木さん、今回の選挙の争点をどう感じていますか?」
高木都議
「本来、東京都議会選挙は地方選挙ですから、もっと私達の、身の周りの政策というのですか、そういうものが問われるべきだと思います。たとえば、子育て、保育園の問題、あるいは高齢者福祉の課題、介護基盤を増強してほしい、また地域の都市づくり、街づくりの問題、いろいろあると思うんです。ただ、オリンピックを3年後に控えて、東京都は特殊な位置にあると、これまでの都政の位置づけではないということを考えれば、都政全体に対する課題、私達、政党や候補者の見識、もう1つは、自分達が選出される地盤、選出基盤に対する情熱とか、街をどうしていくのかというのが問われるべきなのでしょうけれども…。私達はこれからそういうことを一生懸命に訴えて、もっと実のある都議会選挙を是非戦いたいと思います」
反町キャスター
「と言うことは、逆の言い方をすると現在、選挙戦初日の戦いを終えて感じることは空中戦になっている?イメージ選挙になっている?安倍か、反安倍か、小池さんが良いの、悪いの、そういう戦いが展開されている印象を持っている?」
高木都議
「そうですね。残念だけれども、そういうのは若干あると思います」
反町キャスター
「それは自民党にとって有利なのですか、不利なのですか?」
高木都議
「よくわからないけれども、少なくとも二元代表の中で、都議会選挙の中で、小池知事が良いのかどうかというのは、特に判断の材料はあまりないと思います。つまり、知事も都民に選ばれた、それは確立された判断があると思います。しかし、私達、都議会議員は、これから選ばれるのですから、議会としてどうなのかというのがテーマになってほしいなと思います」
反町キャスター
「高齢者の福祉とか、学校のどうのこうのとか、給食費とか、保育所がどうのこうのというのと、小池さんはどうですかというのと、どちらが、食いつきがいいのですか?」
高木都議
「それは地元の方が食いつきの方がいいですよ。当たり前です、それは。皆、切実ですもの」
反町キャスター
「音喜多さん、地元密着のトピックなのか、小池か、小池ではないか、都政を大きく刷新するのか、しないのか、どちらの方がウケがいいのですか?」
音喜多都議
「私は大元である仕組み、変えようとしている小池知事が是か非かという話が根本だと思っています。と言うのは、政策論議ももちろん、大事ですし、比較検討していただきたいですけれど、ただ、そのプロセス、政策を立案するプロセスが正常化しないとどんなにいい政策を言ったって絵に描いた餅になるんですよ。我々、都民ファーストの会は、議会にすごく問題があると。それは議論ができる状態でもないし、条例案をつくることもできない。そういう状態の都政では政策論議をしても絵に描いた餅になってしまうからまず大元を正しいていきましょうという問いかけを有権者の方にはしたいと思いますし、そういう話をすると、私は手応えを感じています。小池知事のこれまでの実績をどう評価するか、それを続けるか否か、そういったことでやってます」
反町キャスター
「斉藤さん、民進党は、安倍もダメ、小池もダメと、両方を叩きながら、両方ダメと言った人達が民進党にくるのかどうか。何を争点に?」
斉藤都議
「加計問題とか、共謀罪いう部分というのは先週の話ですから」
反町キャスター
「それをやると都民ファーストに票がいってしまうではないですか?」
斉藤都議
「でも、そんなことは。ウチの方は国政で戦っていますから、国政との連携の中で。もう1つ言えば、一般の方が見れば、ああいうニュースを細かく見ていく中で自分達が本当に困った時に、関わった時に、何も行政は忖度がないのか。そういう部分を思いながら、自分達のピンチの時に、ちゃんと都政がその人を助けるために公平にサービスをしてくれるのかに疑問を持っている。そういう時に今回の加計問題とか、共謀罪という話が出てきた時に強引ではないか、もしくは怪しいのではないかという部分が重なってきた時に都政も過去これまで、先ほどの豊洲の話にしてみたって、臨海開発の赤字の部分を市場に持たせてしまった経緯があったりするのではないかと言われています。そういった部分の中で、自分達のまわるべきお金が自分達1人1人のサービスにちゃんとまわっているのか、そういう話が…」
反町キャスター
「そういう話は自民党批判のロジックとしてはよくわかる。今度、都民ファーストにいかないように手元に引き寄せるためには小池さんを批判しないといけないですよ。それはどういうロジックで小池さんにいかないようにブロックできるのですか?」
斉藤都議
「私どもとしては国との連携をちゃんとやっています。国の方では厳しく現在の政権を、批判をしていますけれども、今回の今治の話だって、結局、地方自治体にものすごい負担がかかっているわけです。国の方だけで済む話ではない。補助金で地方自治体に負担がかかっている。その部分、だから、全体の構造をきれいにしていこう、そのためには国と連携してやっていく。たとえば、大きなお金が国の方で動いている。本来は皆に、公平に、困った人達、困窮している人達にお金を渡していくことについて、予算がない、予算がないと厚生労働省は言うのですが、本当にお金がないのですかと。あんなに大きなお金が動いているのに、皆さんに困った時に手を貸す予算がないのですかと言った時に、皆が疑問を持っているんですよ。その部分について、こんなふうにすれば皆さんの方にお金がいきますよと。たとえば、都営住宅にしてみたって、私どもは以前から、家賃補助制度でもう少し困った人達に広げていく」
反町キャスター
「大山さん、国政における加計問題を批判したうえで、やはり豊洲ではなくて築地ですよという話で小池さんを叩いている、共産党の作戦はそこなのですか?」
大山都議
「私達は、争点は3つだと思っています、大きくは。1つは、豊洲移転を許すのかどうかがますます大きな争点になってきたと思っています。それから、東京都というのは地方自治体ですから、都民の暮らしを守り抜く都政ができるのかどうかというのが1つ重要なものですね。もう1つは、首都東京ですから国政への影響もとても大きいわけですよね。街角で喋っていると、通りかかった人が怖い顔してくるから、怒られると思ったら『あの加計、はっきりしたい、自民党、何よ、あれ』とすごいですよ。と都議会議員選挙は知事選ではありませんから、各政党の各議員が何をやるのかと。空中戦ではないですよ。この都議会議員選挙で、共謀罪があんな決め方酷い、だから、審判を下しましょうということですよね」
反町キャスター
「公明党が難しいのは、国政においては自公、都議では都民ファーストと組む。国政において加計問題を言えないではないですか。小池さんの文句も言いにくい。地べたの話で戦わざるを得ない?」
東村都議
「当然、地べたの戦いでやっています。やっていますけれども、私ははっきり今回の加計問題については閉会中の審査をやるべきだと思っています。それははっきり言っています、私は。これは見ていて、おかしいと思うのも、我々が中からも、いくら連立を組んでいても言わなければいけないと思います」
反町キャスター
「そういうネタが都民にウケるテーマなのですか?」
東村都議
「これは聞かれたら話をします。私達が1番訴えているのは生活者に根ざした教育費の負担軽減の話とか、2025年問題における高齢者の皆さんの支援策、こういうことは1番身近な話題ですから。ただ、聞かれれば、やっていかなければいけないということは、はっきりモノを言います」

獲得議席目標と戦略
松村キャスター
「高木さん、現在の情勢をどのように分析されていますか?」
高木都議
「今日から選挙が始まりまして、風向きというのは候補者でもあるので、なかなか渦中にいるとわからない部分があります。ただ、調査報告のパーセンテージというのはだいたいこういうことなのかと思います」
反町キャスター
「現在、国会の会期末の要素が入っていないです。ああいうものがあると、国政の雰囲気が都政にそのまま…そういうのを考えると風は前からきているのか、後ろからきているのか、そこはどうですか?」
高木都議
「それは私もよくわからないですが、ただ、あまりプラスでないという気がします」
反町キャスター
「過去の選挙と比べて、戦いづらいですか?」
高木都議
「別にそういう感じはしない」
反町キャスター
「前回57議席獲りましたよね。その時と比べるとどうですか?」
高木都議
「あの時は、追い風だったですよね。ただ、その前は酷かったですから。そういう紆余曲折を我々も感じてきていますので、ですから、すごく逆風であるとか、すごく順風であるという感じではないですね」
松村キャスター
「東村さん、どう見ていますか?」
東村都議
「やはり風は前から吹いていますよ」
反町キャスター
「公明党にも?」
東村都議
「要するに、なぜ公明党はもっとはっきりものを言わないのだと。むしろ国の風という話を考えれば、公明党はなぜもっとモノを言わないのだとか」
反町キャスター
「与党としての責任を問われる選挙なのですか?」
東村都議
「それも言われます。言われますけれど、我々は根っこ張って一生懸命やっていますから、地べたはって戦っていますから、これを跳ね除ける戦いをやっています。我々は全選挙区に立てていませんから、これは全選挙区のデータなので。なんとか23人を当選させるために皆、それこそ地べたをはって、1つ1つ戦いを展開しています」
反町キャスター
「今回、小池さんのところと組んでの完全勝利は、また戦い方が変わってくるのですか?」
東村都議
「自民党さんと組んでいた時は、ウチの選挙区は全部自民党さんと戦っているんです。だから、これまでも当然、自民党さんとは戦っていました。1人区、2人区では応援していました。今回さらに自民党さんと戦って、私の選挙区なんかも都民ファーストの会が2人出ていますから、都民ファーストとも戦っています。だから、さらにしんどいです」
反町キャスター
「いいことがあったのですか?」
東村都議
「ないです。これは、知事から都政を支えてほしいという声があったし、我々が1番目標に掲げていた、教育費の負担軽減、私立学校の無償化、これを知事と何度も詰めてきて、いろいろな意見がある人もいると思いますよ。ただ、910まで、都立学校と同じところまで合わせたかったけれど、最終盤100億円という財源しかなかったものですから、いけるところまでいこうということで、760までいったんですね。そういう意味で、政策で合致できた部分が強いですね。政治家というのは、政党というのは政策を実現してなんぼのものですから、そういう意味での小池知事との距離が縮まったし、あとは目線も同じような目線で、改革という部分、いわゆる報酬の削減という改革の部分と政策の実現という部分で、小池知事とかなり合致してきたということです」
松村キャスター
「斉藤さん、民進党は?」
斉藤都議
「なかなか自分も候補者なので、他の選挙区を見てバランスよく説明するわけにはいかないのですけれども、先週の加計学園、国会での話の部分の中で、大山先生の話ではないですけれど、本当にがんばってくれ、なんとか自民党を潰してくれというような、握手がすごく力強い方が増えましたね。その部分は追い風であり、その人の気持ちを考えると、本当にこちらもがんばらなければいけないという励ましがありますから、先ほどのテロ等準備罪とかの話でも国の話のように言われていますが、1回、法律がおりてしまうと、地域の警視庁にかかってきます。ですから、地方自治体と関係のない話をしているわけではないです。今から地方自治体がどう振舞うのか、法務大臣のよくわからない説明で、警察官の1人1人が動かなくてはいけない、そういったものに対して、このあとどうするのですかと、現場の警察官は。加計学園問題だって、あんなことを自分の地元で、地方自治体が申請をしたことに対して、あんなことになってしまったらどうするのですかと言うと、無関係ではないねと言っていただくことがたくさんありますので、そういう意味では、追い風だなと思います」
大山都議
「私達は17議席をとにかく確保して、1議席でも、2議席でも、街頭は本当にあたたかいです。期待もたくさん寄せてくださっていますし、手も振ってくれますし、話かけてきてくれますし。今回の特徴は、私が喋っていても話かけてきてくれるんですよ。喋りたい、要求を言いたいし、憲法はとにかく9条を守ってくださいねとかを含めて、シルバーパスの問題だとか、国保の問題だとか、本当に話かけてきてくれるんですね。期待は大きいということは実感しています」
松村キャスター
「音喜多さん、風向きは?」
音喜多都議
「ゆるやかながらも、追い風、順風が吹いていると感じています。都政に関心が圧倒的に高いと。投票率が上がるということだと思います。我々は組織がない政党ですから、投票率が上がれば上がるほど有利に可能性が高いというのがあります大前提として。そのうえで、我々は地域政党ですし、今回政策の論争に国政のことを持ち込む気はありませんが、加計学園の問題とか、説明が極めて不十分だと。ブラックボックス批判みたいなものがすごくあるわけですね。今まさに我々が議会改革と主張している、情報公開が不十分だと、意思決定のプロセスがおかしいということと非常にうまくリンクするんです。我々の主張に説得力が出てくるので、そこは有権者の心を掴んでいるのではないかと手応えを感じています」
反町キャスター
「獲得議席数ですが、音喜多さんは公明党と足して64以上を目標としている、これでよろしいですか?」
音喜多都議
「最低限クリアしなければいけないと思っています」
反町キャスター
「たとえば、43、44議席ぐらいを獲らないと過半数にいくか、いかないか。安全にならないと見ていますか?もっといけると見ていますか?」
音喜多都議
「公認候補を50人近く立てていますから、公認者は全員当選というのは政党として目指さなければいけないところですから、私達はその可能性は捨てていませんし、そのためには残り期間、がんばっていくというのが目標だと思います」
反町キャスター
「感触としてどうですか?都民ファーストと公明党で64議席を超えるかどうか?」
音喜多都議
「十分に可能性があると思っています」

高木啓 東京都議会自由民主党幹事長の主張 『決断と実行』
高木都議
「私達は混迷、停滞の都政から、決断と実行の都政と思っています。そういう都政の変革を目指しています。今の都政が、豊洲、築地問題、オリンピック・パラリンピックの費用負担問題を含めて、極めて停滞感が高いと言われています。ですから、都政を前に進めていく意味で、1つ1つ政策を丁寧に決断して、実行していくと。そういう都政を目指していきたいと思います」

東村邦浩 都議会公明党幹事長の主張 『教育費の負担軽減』
東村都議
「我々は2020年のオリンピックを迎えた時に、都民1人1人の生活がむしろ豊かになっていないといけないと思っています。その意味で、1番言われているのが、教育費が重たいと言われてきました。今回、知事といろいろな協議をして、私学の授業料の無償化、本来ならば910万までいきたかったのですが、760でした。次回、必ず910までいくということと、国と連携して、幼時教育の無償化、これを3歳児からの教育ということで、しっかり無償化を含めて、取り組んでいきたいと思います」

斉藤敦 民進党都連政務調査会長 東京改革議員団幹事長の主張 『都民1人1人に寄り添う都政』
斉藤都議
「豊洲問題とか、オリンピックなど大きなお金の話ばかりがニュースで流れています。1人1人を大事にするサービスは大丈夫か、と言う声がありますので、福祉とか、教育とか、1人1人に寄り添う政策をつくっていきたい。たとえば、特別擁護老人ホームの待機者1万4000人を民間の優良老人ホームに入れるような支援をしていくなど細かい福祉政策を用意しています」

大山とも子 日本共産党東京都議会議員団幹事長の主張 『都民の暮らし・福祉中心の都政に』
大山都議
「築地市場の豊洲移転を中止して、現在地再整備をということももちろんですし、それから、都民の暮らし・福祉を中心にしたいと思っています。たとえば、国民健康保険料、23区ですと、1人平均7000円以上の値上げですね。ですから、それを1人せめて1万円ずつ値下げを実現したい、待機児は9万人分の認可保育園をつくりたい、特養ホームは2万人、ということでがんばっていきたいと思っています」

音喜多駿 都民ファーストの会東京都議団幹事長の主張 『議会改革』
音喜多都議
「議会改革です。正しい結論は正しいプロセスからしか生まれません。その点、議論をしている議会が極めて不健全だと思っています。海外視察や公用車など税金の無駄遣いはたくさんある。一方で、条例をつくることもできない。しかも、それが情報の非公開によって隠されている。ここをしっかり議会を変えていくことで健全な都政、民主主義のプロセスを取り戻す、これをしっかりと都議選で主張していきたいと考えています」