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2017年4月5日(水)
『豊洲か?築地か?』 小池知事判断の正念場

ゲスト

小礒明
東京都議会自由民主党 都議会議員
谷村孝彦
都議会公明党幹事長代行
浅野克彦
東京改革議員団 都議会議員
曽根肇
日本共産党都議団副団長
音喜多駿
都民ファーストの会幹事長

百条委『豊洲移転』証人喚問 浜渦氏証言と『食い違い』
秋元キャスター
「百条委員会のメンバーでもあります皆さんに、昨日の証人喚問、百条委員会の今後について聞いていきたいと思います。昨日の百条委員会に、元知事本局長の前川氏、元政策報道室理事の赤星氏、元首都機能調査担当部長の野村氏が証人喚問されて、質疑が行われましたけれども、この中で注目をされたのが、前川氏が『浜渦氏は在任中、交渉役を離れたあとも一貫して市場を所管していた』と述べました。しかし、一方の浜渦氏は、先月11日の証人喚問で、2001年7月の『用地取得基本合意以降は、交渉に一切携わっていない』と証言されています」
反町キャスター
「浅野さん、前川さんと浜渦さんの証言の違い、どう感じていますか?」
浅野都議
「全て客観的な資料が東ガスから出されている。この資料でほぼ浜渦さんが関わっていた可能性が高いことがだいたい見えていたんです。でしたので、昨日の百条委員会の中でわが会派の議員から質問させていただき、前川証人として何か具体的なことは覚えていないかという質問をしていただいて、平成17年の5月に確認を東ガスと交わすのですけれども、平成17年確認の際に、非常に重要な案件で、市場所管は浜渦副知事ですから、これは大事なことだからというので、部下にこれは副知事に、ちゃんと報告をしているか、上げているのかということを確認したと。その時に部下は上げていますという話をしたということで、つまり、平成17年、辞める直前に至るまで情報はちゃんと上げないといけないと証明をしているわけですね。この証言は、つまり、当時の部下を探して確認を取ってもいいぐらいの話ですからね。前川証人が嘘をつくメリットはないわけで。しかも、裏を取りやすい話をして、具体的な証言をしているので、そう考えるとこの食い違いの場合は浜渦さんが偽証なのか、勘違いなのかということについてはきちんと反論会見をやるとも言っていますので、また検証をすべきだと思いますけれど、少なくともあの時点で、委員会でおっしゃられたことは間違いであるということは、間違いないと思いますね」
反町キャスター
「浜渦さんは共同通信の取材を受け、今日、こういうコメントを出しています。偽証ではないのだと。他の卸売市場の運営は担当していたが豊洲移転の交渉は当時の石原知事から任務を解かれていたのだと。浜渦さん、確かにウチの番組に来られても、4月6日よりも、もっと6月の末の段階で既にこういうことになりましたよと石原さんに報告しに行ったら、おう、ちょうどいいところに来た、羽田をやってくれと。次の君のミッションはこれだと言われて、そちらに入ってしまったことを浜渦さんはそう話しています。音喜多さん、この食い違い、今日のこの浜渦さんの反論、発言も含めて、どう感じていますか?」
音喜多都議
「私も浜渦証人は正しいことを言っていないと思います。客観的記録というのが残っているのが非常に大きい。証言は確かに1対1ですからどちらが正しいか水かけ論になるかもしれません。どちらに客観的な根拠があるかと言えば、浜渦、当時の副知事が合意書以降も関わっていた証拠は複数あります。皆さんがまだ挙げていないところでは、合意書締結後に江東区の方に出向いて、江東区に移転が決まりましたという説明に行っていたとか、そういう議事録が明確に残っているわけですから。これは一切関わっていないというのはかなり不正確。意図的かどうかわかりませんけれども、これには明確な間違いがあると確信をしています」
反町キャスター
「その証拠というのは、たとえば、これまでいろんな東ガスのメモとか、いろんなメモが出てきて、一方的な、ワンサイドの、いわゆる覚書とか、メモランダムにあたるような証拠としての信憑性について疑義を呈しざるを得ないようなものもありました。音喜多さんが言われたのは、これは固い証拠だと、そういう話でされています?」
音喜多都議
「日付も入っていますし、記録の作成者も明記されていますから、これを仮に法廷で争えば、証拠能力としては十分あるものであると、そのように思っています」
反町キャスター
「曽根さん、この問題、最終的にどうするということになっていますか?浜渦さんを偽証罪で訴えるのかどうかは?」
曽根都議
「それはウチの議員が証人尋問の中でも、委員長に求めたように、これは偽証罪、告発の準備に入るべきだと。お話に出たように、証拠の書類は両側から出ているんですよ。東京都も出しているし、東ガスからも出たと。同じ書類です。浜渦副知事様宛の部長級の方が当時お伺いを立てるという、その文書が出ているわけです。両側から出ているんですよ。これは客観性が非常に高いですよね。実際にご報告させていただきますと。また、この間ご指示をいただいた通りにやりましたというようなこと、やり取りしているということが明確にわかる文書ですね」
反町キャスター
「それと偽証罪で訴えるのだったら、その前にもう1回、再喚問をしてどうなのだと。前川さんの発言とあなたの話は違うではないかと、もう1回聞こうということではなくて、いきなり告発にいっちゃうのですか?」
曽根都議
「どちらにしても偽証罪で告発できる材料は揃っている。それを確認するために、念のためにもう1度、ご本人が出る気があるのであれば出てもらうことはやぶさかでないと思いますが。偽証罪で告発の準備に入ること自体は当然やるべきだと」
反町キャスター
「音喜多さんのところは、偽証罪で浜渦さんを訴えるのか、そこはどうなのですか?」
音喜多都議
「私は委員会として偽証罪で告訴、告発の準備に入るべきだと思っています」
反町キャスター
「いかがですか?改革議員団は」
浅野都議
「これは偽証になると思います」
反町キャスター
「と言うことは共産党の提案に対しては会派として参加するということでよろしいですか?」
浅野都議
「このあと反論記者会見を見て検証しますけれど、概ね現在の状況であれば、ならざるを得ないでしょうと思います」
谷村都議
「昨日の百条委員会で偽証であることを最初に申し上げたのは、私ども公明党の議員です。これは明らかに偽証ですので、地方自治法100条には偽証に対する救いが1個あるんです。それは議決をする前に本人がそれを訂正すること。という必然性があるわけです。ですから、浜渦さんもちょっとだけ勘違いされたのは、百条委員会に来られて、マスコミにもおっしゃっていますけれど、都議会議員と議論をしようと思われていた節があるんですね」
反町キャスター
「証人喚問の場が議論の場だと思っていた?」
谷村都議
「おそらくそれで私達が議論をして、どちらが正しいか言いくるめるみたいなという感じにはなりましたけれども。私どもは今回の百条委員会でどういう証言をされるかというのを、冷静にお尋ねするわけです。それに対して出てきた言葉というのはすごく重いわけですので、これをあらためて否定をされるのであれば、記者会見を開かれるのではなく、自らどう違うのかということを議会の議決までに行動を起こされるしかない」
小礒都議
「極めて偽証罪、または告発をするというと非常に重いですから。非常に慎重にすべきではないかと思っています。かつ前川証人と意見が少し食い違っていると、事実関係がですね。このことももう少ししっかりと事実関係を我々精査していきたいと思っていますので、すぐ偽証罪で告発というところまで、現時点では考えていません」

真相解明に向けた今後の動き
秋元キャスター
「豊洲問題、解明に向けた今後の動きについて見ていきたいと思いますけれども、これまで都議会の百条委員会は、石原元東京都知事ですとか、浜渦元副知事をはじめ、決定や交渉に関わった当時の担当者や市場長など24人を証人喚問して、主に築地から豊洲への移転を決めたのは誰か、瑕疵担保責任の放棄を決めたのは誰かという疑惑の解明に向けて追及してきたわけですけれど、曽根さん、今後、新たに誰かを証人喚問するということは考えていますか?」
曽根都議
「豊洲の百条委員会を設置する際、4つの大きなテーマを設定しているわけですね。そのうち2つまでは途中段階だとは思いますけれど、きているわけです。豊洲になぜ決めたのか。それから、交渉、汚染対策をどのように負担するのか。そのあとにこの汚染対策の問題、施設建設の問題があるんですよ。私達が前から言っているように、汚染対策は盛り土の手抜きがあったと。施設建設に関しては談合疑惑があったと。率直に言えば、私達はあったと思っています。それに関わる盛り土に関しては中での決定の経過です。ゼネコンでこの施設建設に関わったゼネコン側の証人も当然、必要ではないかと考えています」
反町キャスター
「具体的にこれまで名前を、理事会とかで、共産党さんは提案をされているのですか?」
曽根都議
「しています」
反町キャスター
「都議会の内田さんの証人喚問要求も共産党はしていませんか?」
曽根都議
「内田さんのお名前は私ども出していないですが」
谷村都議
「出しています」
曽根都議
「今回、前川氏の証人喚問の中で、証人尋問の中で、内田さんとのやり取りがあったと。それは前川さんが既に東ガスに行ってからですね。その内容については当然、明らかにしなければならないということで、昨日、直接、委員会の場で内田氏の喚問が必要だと」
反町キャスター
「曽根さん、施設建設問題があるとして、そこに問題があったかどうかをゼネコンの人に聞くのはわかります、理屈立てとしては。疑問があるのかどうかは別。でも、内田さんを呼ぶのは、内田さんにどういう疑義があるから呼びたいのか?」
曽根都議
「つまり、東ガスと東京都の間を取り持つ役を東ガス側で言うと前川氏。東京都側で言えば、前川氏の後任の知事本局長がいるわけですが、同時に都議会の自民党都連の当時、幹事長だった内田氏が同じことを前川氏に要請をしていると」
反町キャスター
「前川さんというのは東ガスに天下りしたあとの前川さんですよね?」
曽根都議
「東ガス側の前川氏に東京都側もいろいろパイプをつないでいるのですけれど、自民党都連としていろんなことを言っていると。これは当然ながら何か思惑があったわけですから」
反町キャスター
「小礒さん、自民党としてはこの問題どうされるのですか?」
小礒都議
「昨日、前川さんから記録、こちらの質問に対して、いわゆる尋問、答弁ですけれども、しかし、要するに、1番まあ今、名前が出てますけれど、要するに、東ガスからの資料ですけれど、その真意もよくわからないのですが、その中で、いわゆる尋問をする中で、前川さんもその資料について、内容について否定されているんですね。何回か否定されていました、個人名も。ですから、そういうことを含め、さらには東ガスからの資料というか、記録、メモというか、資料の中でも、申し訳ないけれども、これは非常にオフィシャルで、会話とか、本当に内容的にも皆様よく読まれていると思うけれど、内容的にかなり厳しい内容かなということではないと思うんです」
反町キャスター
「証人喚問は必要ない?」
小礒都議
「要するに、現在の状況の中で前川さんだって否定してるわけですから」
反町キャスター
「谷村さん、公明党として内田さんの証人喚問に関してはどういう立場なのですか?」
谷村都議
「真相究明を進めていきますね。その中の関連として内田さんを呼ぶ必要性があるかどうかというのは慎重に検討しなければならない」
浅野都議
「築地から豊洲への移転を決めたのは誰か。瑕疵担保責任の放棄を決めたのは誰か。誰か、誰かは委員会で、既に見えたと思うんです。そもそもこれが間違っているんですね。誰が、ではないですよ。どういうシステムがそういう問題を引き起こしたというのを我々、注目してきました。従って、犯人捜しをするのだったら、永遠に終わりません。100人だって、200人だって呼べますよ、怪しい人なんて。そういう意味では、そのシステムの課題を知っている人を呼ぶのだったら意味があると思います。そういう意味で、内田茂さんは先ほど言った理由では、私はまだ呼ぶべきではないと思います。つまり、システムの課題の話ではないので。東京ガスに行った前川さんと連絡を取ったということが、その意思決定システムの何か問題なの。東ガスが意思決定のシステムに関与するならともかく、東京都の意思決定システムの話ではないから、呼ぶ必要もないと思いますし、建築費高騰の話も確かに都民の疑念があるのは理解できます。ただ、疑念を晴らすために百条委員会で人を呼んでいたら、本当に山ほど呼ばなければいけないですよ」
反町キャスター
「百条委員会をいつまでやるのか、この話です。明日、各会派の代表者会議。議会の中の、各会派の代表者会議が行われて、今後、百条委員会の進め方を決めて、なおかつ来週かな、理事会か何かを開いてどうするかという、要するに、こういう手続きに入るということは一般的には百条委員会の幕引きに向かって議事は進行していると僕らには見えます。音喜多さん、そういう方向でよろしいですよね?」
音喜多都議
「幕引きをするという案もありますけど、先ほど、曽根先生がおっしゃったようにゼネコンの問題とか、あるいは土壌汚染の問題というのは必ずしもすべて議論をしたわけではないので当然、続けようという主張もありますから、これはまた明日、各会派の議論をして」
反町キャスター
「都民ファーストとしてはこの百条委員会、いつまで続けるべきなのか、そろそろ潮時なのか、どういう立場なのですか?」
音喜多都議
「時間的制約があるのは確かです」
反町キャスター
「それはいつまでという意味ですか?」
音喜多都議
「6月の議会では絶対に閉じなければいけないわけですから、そこはしっかりと考えなければいけないと。ただ、都民の疑問を晴らすために特に建設費の高騰は知事が延期理由にも上げたもののひとつですから、ここまで時間が許すのであればやりたいという考えはあります」
反町キャスター
「6月の議会と言うと、6月1日、2日とか、そのへんですよね?」
音喜多都議
「そうですね。5月の末からスタートですね」
反町キャスター
「そうすると、あと2か月あるのか。2か月弱ぐらいやってもいいのではないかという趣旨ですか?」
音喜多都議
「そうですね。何回やるかというのは次、呼んでみて、証人が呼べて、1回で済むかもしれないし。ただ、その問題に触れないまま終わるというのはちょっとどうなのかなという思いはありますね」
反町キャスター
「曽野さんは当然、ずっとやっていないとダメですよね?」
曽根都議
「もちろんですが、私はゼネコンの問題を追及するうえで、内田さんの名前が東ガスに出てきますけれど、おそらく次の段階を見越して、彼が登場してるんだと思うので、ゼネコン側の資料も要求できるわけですから、証人を呼べば。これはいろいろと出てくる可能性はあると思います」
反町キャスター
「浅野さん、どうですか?百条委員会いつまでやるべきだと思っているのですか?でも、世論を見ていてもいつまでやっているの?という意見もありますよ。でも、成果がないままやめるのかと、こういう意見もある」
浅野都議
「誤解があるんですけれども、証人喚問だけが百条委員会ではないですから。ずっと証人をやってたって、委員会は各会派いますけれども、集まっているんですよ、議会ですから。つまり、各会派がいろんな意見を出し合ってどこまで我々はわかっているのだろうかということちゃんと話し合ったり、あるいはこれまでの議論を通じ、局に確認をしたりと、通常の特別委員会と同じようなことだってやらなければいけないんですよ。ただ、証人だけを呼んでたって報告できませんから。だから、そういう意味では、政治ショーと言われちゃうのは現在、証人喚問しか見えていないからです。ちゃんとした特別委員会としてのしつらえをやって、そこで1回落ち着いて、現在の状況を整理しようと。整理をしたうえで、そこで初めて閉じるのか、新しい人を呼ぶか、それとも足りない部分はどこなのかというのは一致できると思うんです。それは、ただ、証人を呼んで、理事会をやって、証人を呼んで、確かに政治ショーですよ。政治ショーをやってもしょうがないのですから。我々としては、まずここで1回落ち着いて、ちゃんとした委員会を1回やって、そこで局への質疑などをやって、また、次の証人を呼ぶのかどうかということをやるべきだと考えています」
反町キャスター
「それは、6月の2日、3日で終わる都議会であるとか、その1か月後の都議会議員選挙とか、それの睨み合いだと、いつがデッドライン、締切りだと?」
浅野都議
「これはシステム上の問題で、かねて都議会議員選挙があると1回閉じちゃう。だから、時間的な制約はそこですよ。選挙がなければ1年引っ張ってもいいのですけれど、選挙があるので選挙前にまず1回閉じないといけないですよ」
反町キャスター
「要するに、来週の理事会でやめるべきだというところがあるかもしれないし、永遠に続けろと言う共産党みたいなところがあるかもしれないけれど、要するに、それは都議選に向けてプラスかマイナスかという判断があるか。当然そう見えるわけですけれど、たとえば、改革にしてみたら都議選を考えたら続けた方がいいですか?早じまいした方が得なのですか?」
浅野都議
「それは見え方だけだと思いますよ。どの会派も閉じようなんて一言も言っていないですよ。単純に証人喚問をこれ以上やるか、それとも1回ここで証人喚問ではなく、特別委員会でやるか。その話し合いをしているのに、証人喚問をやらないで落ち着こうと言っただけで閉じるという方がいると思われているんです。だから、それは違う。どちらにしても6月には閉じなければいけないのだから、今すぐやめようという会派は1つもないですよ」
谷村都議
「閉じたいというか、閉じられないです。本会議に報告をしなければいけないわけですね。それが前提になります」
反町キャスター
「ただ、証人喚問を立て続けにやるかどうかという、その運びの相談はできるでしょう。その運びをどうするかの質問です」
谷村都議
「先ほどからおっしゃっているように、百条委員会を政治ショーにしてはいけないと思いますので、本当に真相を究明していく場ですので、強力な権限をもって証人をお招きするというのは慎重にしなければいけませんし、権力というのは抑制的であるべきですので」
反町キャスター
「公明党は、たとえば、今回の百条委員会を見ていると比較的糾弾する、疑義を追及する側に立っているのであれば、百条委員会でいろいろな証人が出て、これは怪しいとやっていた方が選挙にとってはプラスになるのではないですか?」
谷村都議
「そうですね。選挙のためにやっているわけではありません。責任ある政党として問題点は何だと。その後、証人喚問に24人の方にお越しいただきましたので、これは慎重に選ぶべきですし、それよりもっと百条委員会として、こういう真相を究明しましたというのを都民の皆様に報告する、その義務もあります」
反町キャスター
「それが選挙なのではないの?だから、選挙のために弾を込めているのではないですか?」
谷村都議
「そうではなくて、本当の意味で都民の皆さんの疑問にお答えしなければいけない。都議会がちゃんとした役割を果たさなければいけない。そういう意味での作業を進めなければいけません」

小池都知事と『戦略本部』
秋元キャスター
「市場のあり方戦略本部の設置をどう評価されますか?」
小礒都議
「これまでもかなり議論をして、定例会でも予算委員会等々で、築地移転に関する特別委員会で、ここでも相当議論してきた経緯があるんです。ですから、第1回定例会が閉まって、4月に市場のあり方戦略本部ができたこと自体、我々理解に苦しみますね。何のためかと。結局、最終的な豊洲か築地かという判断を、申し訳ないのだけれども、丸投げするのではないのかなと」
反町キャスター
「戦略本部に?」
小礒都議
「ええ」
反町キャスター
「でも、小池さん、私が決めますと言っていましたですよね?」
小礒都議
「決めていただければ…。要するに、特に安心ですね。安全は科学的に、法的にも明らかになっているわけです。安全だということで。しかし、安心の面は知事が総合的に判断していただき、一刻も早く豊洲への移転を踏み出してもらうということが安心に当然つながってくるし、それを一刻も早く行っていただきたいな」
反町キャスター
「この戦略本部の目的は何ですか?」
音喜多都議
「これは決定するための会議だと思います。ですから、これを設置したことが、先延ばしであるとか、そういう批判もあるのですが、むしろまったくの逆で、知事はしっかりクローズに向かっていると。やるために専門会議があって、プロジェクトチームがあって、いろいろなものを1回やってみた中で、これは議論を統合して総合的な判断をジャッジするためのものが必要だということに気がつかれたのだということに思うんですね。ですから、決めるために設置されたものですから、先延ばしするためのものではないと思います」
反町キャスター
「これは期限を切っているものでもないですよね?」
音喜多都議
「期限は明示されていませんが、ロードマップを昨年から設置していますから、ロードマップに則ってしっかりやっていくと。このロードマップを完遂するために必要だということで、追加で行った措置だと私は理解しています」
反町キャスター
「でも、既に手元にある材料で、決められないのですかと。ここはどうなのですか?」
音喜多都議
「たとえば、プロジェクトチームが立ち上がった時は、100億円赤字だとか、あるいは専門家会議でベンゼン100倍とか、出ていなかったわけですよね。トータルで考えるための期間が必要だとなった時に、無理やりその機能を持っていないところで結論を出すのがいいのか、それともしっかりそういったものに対応できる会議体をつくって選択した方がいいのか、これは議論があるところだと思いますが、そのために必要に応じて新しいものをつくるということは否定するものではないと思います」
浅野都議
「私も設置そのものがダメだというつもりはないですよ。と言うのは、昨年の3月の時点でいろいろな情報が出ていないとは言え、都議会は、我々も含めて、市場移転について設置条例を可決しているわけです。なので、その状況であれば、あとは知事の判断で行けるわけです。一方、豊洲の移転に関して石原元都知事は住民訴訟で訴えられているわけですね。300億円とか、という請求。個人で払える額を超えているわけです。この状態があって、知事が決断しろと言われたって、たとえば、当時の石原さんの与党だった自民党さんが石原さんの訴訟を守ってあげているかというと、放って置いているわけですから」
小礒都議
「そんなことはない」
浅野都議
「とは言っても、助けられないわけですから、結局、知事の決断に責任が問われるのであれば、当然、慎重に判断したいという気持ちはわかる」
反町キャスター
「小池さんは石原さんみたいに住民から代表訴訟を受けないための保険をかけているの?」
浅野都議
「私は小池さんではないからどういう気持ちかは知らないけれども。ただし、その代わり1点だけ言えるのは、先送りだという批判に応えるためには、少なくとも明確に何月と言えてなくても、概ね3か月とか、長くても半年以内とか、どんな言い方でもいいけれど、ある程度の期限は切るべきだろうと。それが信頼に応えるための言い方だと思うんです。これまではっきりものごとを言ってこられた方だけに、そこを曖昧にしてしまうとなんか時間のばすためなのかなと聞こえてしまいますから、そこは言ってほしいかな、というところを是非、都民ファーストの方に聞きたいところですよね」
反町キャスター
「こういう組織を立ち上げたのは、石原さんみたいに訴えられるのを避けるために、言い訳のために、そういうことなのですか?」
音喜多都議
「そんなことはないと思いますよ」
反町キャスター
「どういう狙いがあるのですか?」
音喜多都議
「いろいろな山積する課題が、新たに出てきたものを整理して、あらためて検証するための装置であって、自分の責任逃れだとか、誰それに言われたからやったとか、そういうために設置したのではないと思います」
曽根都議
「これは議論を原点に戻すという意味では、私は大きいと思っているんですよね。つまり、これまでつくられた組織は、昨年の8月末に小池知事がいったん延期するということに基づいてプロジェクトチームをすぐにつくったし、その後、地下の盛り土がないということで専門家会議を再招集した。全部、豊洲に移転できるかどうかを判断するためにつくられた組織だったんですよ。ロードマップをつくったと。しかし、ここにきて、築地の再整備というのはないのかと。その原点に戻ってみると、20年前に再整備ができないといったん頓挫しましたので、その時に、たとえば、28階建てのビルをつくる計画があったとか、かなりバブリーな計画だったものを、今日できるのだったならどうなのだと言ってみれば、数百億でできるのではないかという案が出てきたり。豊洲移転が大前提でしたが、ロードマップ自体も見直しがあり得るのではないかと。築地にもし残留するのであれば、豊洲は使い道を直ちに検討しなければならないというものではないのではないか。むしろゼネコンだとか、東京ガスが当時いかに関わったのかについて、私達は百条委員会が来期だってやるべきだと思っていますが、そこでもっと真相を明らかにしながら、都民世論を味方につけながら、豊洲の別の目的を考えていくなど、様々なことを検討する場としてのスタートができるのであれば、なかなか面白いのではないかと」

小池都知事の判断時期
秋元キャスター
「小池都知事の最終的な判断、都議選の前と後、どちらで判断すべきだと考えますか?」
小礒都議
「早急に知事には判断をしていただきたいと思います。小池都知事は、どうも都議選、政局に絡められているのではないのかなという気がしましたけれども、ご本人も否定されましたけれども。この問題というのは都民、市場関係者にとっては極めて大切なことでありますから、そういう仕事でありますけれども、早急に解決をはかるという観点から見て、知事には速やかにご判断していただきたい。ですから、当然、都議選の前、都議選に絡めない。でも、なかなか判断ができないのであるならば、我々としては都民の皆さんに選挙を通じながらも、その中で訴えていく、ご判断いただくと」
谷村都議
「決断の時期を申し上げますと、反町さんが先ほど、おっしゃったように、都議選とぶつかるではないかということになりますけれど、仮に豊洲に移転すると決定したら、小池都知事に有利なのかと、必ずしもそうではないですね。昨年の都知事選挙でも、むしろ立ち止まるということで多くの支持を得られています。と言うことは争点にしない、逆に築地ですよという判断をして選挙に有利なのかと言っても、それはそうとは言えないですね。争点にしない意味合いはよくわからないのですが、政争の具にしてはならないというのは私どもも思っていまして。早く決断をして、政争の具にしないということ、結論を出さなければいけないと」
反町キャスター
「都議選の前に決めるのと、未決のまま都議選に入るのと、小池さんにとってどちらが有利だと思いますか?」
谷村都議
「決めないで入る方が不利だと思います。決断できない知事となりますので。これだけ議論を尽くされ、戦略本部をつくられたわけですから、決断を出して都議選に向かわれるべきだと思います」
浅野都議
「政争の具にしないというのは一致しています。小池都知事に有利なのは豊洲市場を高値で買ってくれる人が現れて、築地の再整備ができるようになりました、こういうことを発表できるのであれば、都議選前に発表すれば、すごく有利だと思います。それ以外は正直、どのタイミングで発表したとしても、有利不利あまりないと思います」
曽根都議
「自民党さんがやり過ぎなんですよ。自民党さんがやり過ぎです、ネガティブキャンペーン、ネズミだ、カラスだと。これでかんかんになっているんです、築地の女将さん会というのができているのですけれど、仲卸さんのところをまわれば7割以上が豊洲には行けないんだとおっしゃっている。新しい理事長さんもこのままでは豊洲移転の選択肢はないと声明を出されてしまっている。それだけ築地はもう使えないというキャンペーンをやり過ぎたために、都民の世論は流動的になりますよね。しかし、築地の関係者は怒っているわけですよ」
反町キャスター
「仮定ですよ、豊洲と小池さんが決めてしまったら都議選に向けて小池さんの判断は間違っていたと。我々はあくまでも築地でやるべきだという趣旨で戦う?」
曽根都議
「それはあくまで都民の食の安全と安心を担保できるのか。豊洲に賑わい施設をつくったって、本当に皆、消費者が行くのかと。業者の方々があそこで安心して何十年も仕事ができるのかということが問われると、中央市場はそれでなくなった微妙なところにあるのに、豊洲市場のために莫大な赤字を抱え、その返済で苦労したうえにお客さんが来なくなると、魚屋さんや小売の方々もなかなか豊洲に行きにくいとなった時に、これは地獄の道ですから、そうではなくて、別の道があるではないかということを検討する場としては新しい仕切り直しをやらなければならない」
音喜多都議
「我々は知事の判断を待つ、尊重すると、早くとも遅くともいいとスタンスとしては言っています。有利不利の話で言えば、はっきり言って決めた方が有利だと思いますよ。事ここに至っては、1番、私はわかっていて、日に日に決めないことによるマイナスはあるし、私がインターネットで何を言っても炎上するわけですよ」
反町キャスター
「音喜多さんは豊洲に行った方がいいと思っているのでしょう?」
音喜多都議
「私は昨年から築地の再整備は厳しいのではないかと、個人の見解を持っています。ただ、現在決断できないのは政局に利用して都議選まで引っ張ろうというわけではなく、本当に都民の納得感、曽根さんがおっしゃったように築地の現場レベルは反対論が多いのも事実です。組合も反対派・慎重派の理事長がなってしまった。ここまでこじれてしまったら、1人でも多くの方に納得していただくためには、選挙には早く決めた方が有利だからすぐ決めるということではなく、本当の意味で総合的にそういうことまで考えて判断しなければいけないので、ここにきて政局利用のために引っ張っているのではなく、都民が多く納得するのはどちらかということを小池知事は真剣に考えられている」
反町キャスター
「私達は決めません、住民投票条例を制定しますと、第1回の住民投票のテーマを築地か、豊洲かでやりますという選択肢はあるのですか?」
音喜多都議
「現在のところ薄いと思います。可能性で言えばゼロということはないですよ。ただ、小池知事が住民投票を否定するコメントをした時、条例がないというのが1つ、2点目は問題の設定が難しいと、イエスかノーかという問いで、前提条件として豊洲は6000億円ですとか、築地が800億円ですと、これでいいですかとか、設定の難しさがあるから、住民投票は難しいのではないかという見解を示しているんです。私はまったく同じ意見で、これはイエスかノーかというのは、なじまないのではないかなと思います」
秋元キャスター
「そうすると、納得感というのは何ではかることになりますか?」
音喜多都議
「アンケートを取るわけにもいきませんから、それはしっかりと現場の方々、組合とか、団体があるわけですから、これまで話をしていない小さな団体があると、そういったところまでしっかりヒアリングしていくという、戦略本部が現在まさにやろうとしているのは、その指標の1つになり得ると私は思います」

音喜多駿 都民ファーストの会幹事長の提言 『納得感』
音喜多都議
「納得感を大事にしてほしいということです。築地移転問題は15年以上も係争の種になってきました。最終的な決着をしなければいけない重たい役割を知事は負っているわけですから、しっかりとやるためには都議選の日程とか、そういったことに捉われるのでなくて、1人でも多くの都民の方が納得するために、民主主義というのは合理性だけではなくて、感情もありますから、そこも含めて、しっかりと行っていただきたいなと思います」

曽根肇 日本共産党都議団副団長の提言 『豊洲移転をキッパリ中止し、築地で市場の再整備を』
曽根都議
「この結論に至らざるを得ないというのは、豊洲に6000億円もかけて、汚染は残っている、建物は市場として使えるのかはまだ不明と、こういった状態にしてしまった都政の闇を繰り返さないためには、キッパリと(豊洲)市場は諦めるというのがスタートだろうと思います」

浅野克彦 東京改革議員団 都議会議員の提言 『長~い眼』
浅野都議
「長い目を持ちましょうと。市場業者の方々も、食の安全もこれまでいろんな議論がありました。30年ぐらいかかっています。この形の中で今1か月、2か月、あるいは半年早めたからといって、どうってことないよと、むしろこの先100年のための時間をしっかりかけていただきたいと思っています」

谷村孝彦 都議会公明党幹事長代行の提言 『スピード感』
谷村都議
「豊洲移転に向けてのロードマップには変わりないと私達の質問に対して答弁をされています。このロードマップに則っていく過程の中で、スピード感をもって決断をしていただきたいというのが私の提言です」

小礒明 東京都議会自由民主党 都議会議員の提言 『安心を与える努力と早期の決断』
小礒都議
「豊洲新市場、知事の判断が大変必要で、知事が判断することによって都民の皆さんが安心感を得るわけでありますから、安心を与えるご努力をしていただくとともに早期の決断をしていただきたいと思っています」