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2017年4月4日(火)
『百条委』で証人喚問 解明進むか?豊洲問題

ゲスト

下村博文
自由民主党 東京都連会長 衆議院議員
松原仁
民進党 東京都連会長 衆議院議員
青山佾
元東京都副知事 明治大学特任教授
鈴木哲夫
ジャーナリスト

百条委 元幹部ら証人喚問 解明進むか?豊洲移転問題
秋元キャスター
「今日の百条委員会では、元都庁幹部3 人の証人喚問が行われました。まずは午後1 時から当時、石原知事のもとで知事本局長を務めていました前川燿男現練馬区長の証人喚問が行われました。前川氏は、2002年から2005年にかけて豊洲地区用地の土壌処理に関する取り決めにかかわったのではないかとして証言が注目されていました。午後5時過ぎからは用地取得交渉のキーマン浜渦元副知事のもとで東京ガスとの交渉を担当した政策報道室の元理事・赤星經昭氏、同じ政策報道室の元首都機能調査担当部長・野村寛氏の喚問が行われ、これについては現在も続いているということです。この2人に関しては、浜渦元副知事に用地取得の経緯を報告していたのかどうかというところが焦点になったのですけれども、鈴木さん、どこに注目されましたか?」
鈴木氏
「どうも見ていると、虚偽というところに話を集約していって、この百条委員会、そろそろ蹴りをつけるというような、各会派のちょっと嫌な言い方だけれども、思惑が非常に見えた」
反町キャスター
「質問する側の意図が浮いている?」
鈴木氏
「簡単な言い方をすると、全部、浜渦さんが悪いと。だから、浜渦さんの偽証だと。実際に浜渦さんが偽証と言った会派もありましたので、こういうことで決着していいではないかと、こういうように終結させる流れを感じたんですよね」
反町キャスター
「鈴木さん、早く終わらせたいという各会派の想いとなぜ今日一致したのですか?」
鈴木氏
「各会派、それぞれ違うんですよ」
反町キャスター
「早じまいの打算というのは何があるのですか?」
鈴木氏
「要するに、早じまいしたいというのを一言で言うと都議選ですよね。ここに向かって、そこは非常に各会派は考えていると思いますよ」
秋元キャスター
「下村さんは今日どこに注目されましたか?」
下村氏
「そもそも百条委員会、何のためにつくったかというのは、1つは豊洲に移転をすることになった経緯があったと思うんですよね。それから、浜渦副知事が用地買収について水面下でやりましょうと。この水面下というのは実際に何だったのか。それから、東京都と東京ガスの汚染処理対策についてどのような交渉があったのかと。そもそもドンドン追加が出てきたわけですけれども、この汚染処理対策用が860億円も膨らんだ、その理由は何だったのか。それから、瑕疵担保責任があるのかないのか。それは百条委員会で明らかにしようということだったと思うんですね。一方で、明らかになってきたのは、都民から見て築地についても汚染の問題があります。地下水の問題がありますねと。既に豊洲についてもできていて、昨年の11月に移転をする予定であったにもかかわらず、ここまで伸ばしているということについては百条委員会で明らかになって、豊洲については今日の朝日新聞の調査で半数以上が移転は賛成と。ただ、安全確認をどんなふうにするのかというような形で、移転については、ほぼ早くすべきだという空気の流れになったという意味での成果というのは、私は出てきたのだと思うんです。ですから、これについて議論をするというのも必要だけれども、一方で、小池都知事が豊洲移転を早く決めるか、決めないか。そういう政治問題になってきているという意味で、百条委員会のやってきた成果というのは出ているのではないかと私は思います」

前川氏『決定権なかった』
秋元キャスター
「既に証人喚問が終わっています前川氏の証言から検証していきたいと思うのですが、前川氏、知事本局長として2002年から2005年まで土壌処理に関する重要な合意に捺印をしています。特に2005年5月に結ばれました土壌処理に関する確認書は、東京ガス側の土壌処理は地下2mまでと決めた確認書で、この合意が東京ガスの土壌汚染の処理を軽減する瑕疵担保責任の放棄につながったと見られています。さらに合意の2か月後に、東京ガスに再就職していたという件についても取り上げられました」
反町キャスター
「最初のポイント、豊洲移転への関与について前川さんがどう話をしたかというところですけれども、2005年に結ばれた東京ガスの土壌処理に関する話ですが、東京ガスと都の間で結ばれた土壌処理の話ですけど、地下2mまでとした確認書について、結果的に確認書というものが、用地を売却したあと、さらに別に新たな汚染が明らかになっても東京ガスは責任を負わない、いわゆる瑕疵担保責任の免除につながっているのではないかと。その確認書ですけれども、これについて前川さんはそのとりまとめに当たっていたと見られていたのでどこまで関与をしていたのですかという話ですけれど、この件について、前川さんの今日の証言では知事本局の役割、当時、前川さんは知事本局にいたので、知事本局の役割は基本的に総合調整、自分に決定権はなかったと。つまり、問題となる瑕疵担保責任を東京ガスに与えたのかどうかという意思決定には一切関与していないという、こういう話だったのですけれども、この件、青山さん、いかがですか?」
青山氏
「まず正確に言うと、知事本局というのは都庁の各局で、筆頭局です。それから、知事にとっては官房みたいな役割を果たします。各局のことであっても、あるいは各局にまたがることだったら、知事は普通、知事本局長にどうなのだと言うことになると思います。ですから、あとで石原さんが訂正をしましたけれども、記者会見で浜渦さんのあとは前川さんに聞けばわかると言ったのは、あとで訂正をしましたけれど、取り消しましたけれど、それだけ前川さんを知事本局長として、知事は、その時期は信頼をしていたという記憶が、石原元知事に残っていると」
反町キャスター
「鈴木さん、前川さんの証言を聞いて、前川さんは、いわゆる東京ガスの瑕疵担保責任の免除をするかどうかについて、彼は一切、何も知らなかった、関わっていなかったと。ただ、情報が回ってきたところでハンコをしただけだというこの話、どのように感じましたか?」
鈴木氏
「可能性として、組織論から言うと知事本局のトップが全部決定権を持って決めるということはないですよ。その手続き上の調整の最高責任者という感じですかね。だから、豊洲に決めましょうとか、東ガスをどうしましょうかというのを決めるのは、知事本局長とか、当時は本部長と言っていたかな、ではないですよ。だから、たとえば、うまく調整をしながら、ちゃんとお互いが印鑑を押して、よし、というところまで話をまとめる手続き上の責任者」
青山氏
「かなり影響力は強いと」
松原議員
「この瑕疵担保も含めて、値段を決める時も含めて、極めてその道筋についてはもう少し深掘りをしないとわからない部分があると思うんです。この豊洲にするかどうかという議論と、百条でこの経緯を明からにする議論は別の議論で、これは本当にもっと深堀りしなければ、都政の伏魔殿的な、その毒素は出ないと」
鈴木氏
「行政のあり方として、伏魔殿と言って、松原さん、おしゃって、まさに、そこで東京都というのは巨大官庁というか、1つの政府ですね、ある意味では。だから、どういう行政が行われていたかというのは、現在いろいろな問題が出てきたわけです。僕は未だに盛り土ですよ、きっかけは。やっていると思って、やっていない。これは何ですかと。こんな当たり前のことがどうやって決まっていったか。そのへんから東京都の行政というのはどうなっているかというのが、松原さんの言うまさに同じことなのだけれど、そこをしっかりやっていきましょうというのが、百条委員会の1つの流れだと」
反町キャスター
「鈴木さん、今日のこの前川さんの証言、決定権がなかったことになると、我々、疑問に思ってきた東京ガスに対して瑕疵担保責任の免除、それを約束したのは誰なのか?」
鈴木氏
「僕はある種の組織論だと思うんですね。そこで見なければいけないのは、これは浜渦さんが、確か僕が一緒に(番組に)出た時も言ったと思うのだけれども、自分が基本合意までやった。そのあとは事務的なことだから知事本局に任せた。だけど、知事本局長が細かいことはやらないで、実際にやるのは理事だから、赤星さんに任せたとはっきり言いましたよね。と言うことは、これは裏を返せば本局長は飛ばしているという話ですよ。そこに前川さんと浜渦さんの微妙な人間関係があるのかなと僕はその時イメージをしたんです。それが今日、かなり裏づけられた感じはするわけです。そうなると、権力構造の中でこの問題が起きているということですね」

『再就職決めたのは石原氏』
反町キャスター
「次の問題です。再就職の話については、いわゆる巷の想像たくましい流れの中で言うならば、先ほどの瑕疵担保責任の話とか、用地買収に関わっていたことと、この東京ガスへの前川さんの天下りというのがリンクしているかどうかという指摘、疑義が取り沙汰されていた中での話でした。それに関して前川さんは、証言の中では『都の局長級の再就職は自分で決められない。知事や副知事、総務局長らで決めたこと。東京ガスには私の前後も局長がずっと再就職している』という話になりました。この前川さんの証言をどう感じますか?」
下村議員
「これは先ほど、自分に決定権がなかったという自分というのは、前川さんにはなかったと。しかし、知事本局長としては全然、権限がないという話ではないですよね。取りまとめの中で、最終的に決めるのは知事であり、副知事であるかもしれないけれども、その前の段階としてまったく自分は権限がないということではなく、私自身にはなくて、赤星氏にあったという意味で捉えた方がいいでしょう」
鈴木氏
「実質的に」
下村議員
「ポスト的にはあるんですよ。それと同じようにこれについても立場としては前川さんが言われるのでしょうけど、これは東京都の構図でしょうね。ですから、国なら、これは天下りですよ」
反町キャスター
「この前川さんは、自分の再就職は特別なものではない、皆やっていることなのだと、歴代、ずっと続いてきた話ということと、先ほどの、私には何ら決定権がなかったという話、これはパッケージですよ。私には全然決定権がなくて、そこにおける許認可の権限もないのだから、だから、僕は別に再就職をしたからと言って、別に人から後ろ指をさされるような関係性はないというのが、今日の、前川さん自身の豊洲の移転の話への関与の薄さと、それと、東京都の再就職の一貫性の話だと思うのですけれども」
鈴木氏
「分けた方がいい。分けた方がいいと思います。実質的に私に権限がなかったというのは、浜渦さんに握られて、自分は外されていたと。すごく乱暴な言い方ですよ。そういう部分と、それから、この天下りに関して言うと、再就職かに関して言うと、青山さんは絶対に言いにくいと思うので、僕は取材したのですが、結局、東京都の職員の再就職というのはすごくしっかりしているんです。良い意味でも、悪い意味でも。しっかりしている」
反町キャスター
「それは、要するに、役所で言ったら大臣官房が面倒を見るみたいな、そういう感じですか?都の場合だと知事本局が面倒を見るのですか?」
青山氏
「人事部です。地方公務員法も改正されまして、法律に従ってそれに関する監視をするための、第3者の外部の委員会もある…」
鈴木氏
「その手前の話をすると長い歴史の中で、要するに、東京都の人事部がしっかりと再就職先というのはちゃんとやって、何年おきでちゃんと、特に局長級の人事というのはそういうのをきっちり長い歴史の中でやってきているわけですよ」
反町キャスター
「行き先は明らかに都と何らかの…」
鈴木氏
「だから、そこに行く前に1回、1回、知事が入ってきて、知事が、お前、ここに行けとか、お前、こうしろと介入するケースは、僕が取材をした限りでは極めて少ない。むしろそういう風に組織的にできあがっていると。人事部が中心になって、だから、そういう慣例があるわけです」
青山氏
「実務レベル」
鈴木氏
「だから、その仕組みの中で東京ガスに行ったのだと言うのは、要するに、僕は嘘ではないような気がします。ただ、このタイミング、そのタイミングで、知事本局長で、豊洲でいろいろ交渉している、その東京ガスにその人が行ったという、客観的な事実からすると何かあるのではないかと思われるところはしょうがないです。だから、そこはなぜそうなのかというのを今日、彼が説明をしたわけでしょう。これを皆が納得したかどうかですよ、受け取った人達が」
反町キャスター
「その話とは別に先ほど、下村さんが指摘をされたのがこういうようなことが常態化している。要するに国の霞が関ではちょっとないパターンだと思うんですよ、この天下りに関しては」
鈴木氏
「たとえば、東京都としてその人事の行き先を公表したり、いろんなことで、要するに、オープンにということでと努力もしています。だけれども、再就職というのが非常に東京都という組織の、青山さんがいるから言いにくけれども、思い切って言ってしまうとそういう1つの職員の既得権みたいな、そういうようなものが…」
青山氏
「そう言うと言い過ぎで、基本的には35年間とか、36年間とか、実務もやってきていますから、民間企業に行っても役に立つ場合があるというのが1つです。もう1つが、東京都は鈴木都政以来、23万人いた警察・消防・教員を含め、現在16万人まで減らしたわけですよ。その過程でいろいろな仕事を、本来なら行政がやるべき仕事を、財団だとか、公社でやるように移してきているわけです。ですから、そういったところで都庁に長年勤めた人の、ルールとか、経験とかを知っているということについては有効なので、それを人材活用するという考え方です」
反町キャスター
「中央官庁においてはいろいろな外郭団体をつくって、財団をいろいろつくって、そこに終わった人が天下りをしている構図とは…」
青山氏
「まったく違います。実際に仕事があるところしかないです。とにかく私は都庁を辞めてから一貫してそういうところに行っていませんから。そういう人間が言っているのだから間違いないです。それは人材の活用です」
下村議員
「青山さんが、いわゆる天下りでない形であるというのはよくわかっています。だって、そうでなければ、大学の先生には…」
青山氏
「そういう私が言っているので間違いないです」
下村議員
「でも、国も前はそうだった。2015年以前。利権、天下り、役所とつながっているような形で、民間会社やいろんなところにプラスの点があるのではないかという中で、それをやめたわけですよ。ですから、これからの時代の中で、こういう問題は誰が見ても、前川さんの言っていることは事実でしょうけれども、しかし、知事本局長の人がそのままこれまでの交渉相手のところ、東京ガスに入ったら、それは何かあるのではないかと思うのが、それが世間の常識だから。思われないような形という意味では、この際、東京都も、いわゆる天下り的なことは一切やめた方がいいと思いますね」

『2者間合意』の真相は
秋元キャスター
「続いて、浜渦副知事の下で東京ガスとの交渉を担当しました政策報道室の元理事の赤星經昭氏。その部下だった元首都機能調査担当部長の野村寛氏の証人喚問について検証をしていきたいと思います。赤星氏ですけれども、2000年12月に『土壌Xdayまでには方向を』と圧力かけ、東京ガスに対して早期売却を迫ったとされています。また、野村氏は2001年7月、2者間合意という文書において汚染された土壌について東京ガス側と現処理計画での処理を決定したということになっています。この現処理計画というのは、東京ガスの操業に伴う汚染は東京ガスの責任で処理する。改変部分について土壌汚染対策を行う。土地の権利を取得したものについては、改変時に土壌汚染対策を行う必要があることを引き継ぐということが基本方針なのですが、つまり、東京都に売却したあとは都の責任で土壌処理を行わななければならないという内容になっているわけですね」
反町キャスター
「ポイントはここにおける7月18日ですよね、2者間合意。これが東京都の野村部長と東京ガスの高木室長との間で交わされた2者間合意。その2者間合意の中に現処理計画によって処理をするというのが謳われている。現処理計画というのは、新たな土地の持ち主がその汚染を担当するという前の売り手、つまり、東京ガスの瑕疵担保責任を免除する内容になっているので、これは何なのだということで、ずっと聞いていたのですけれど、鈴木さん、2人、野村さんと高木さんの間で、都と東京ガスの間の2者間合意。部長のハンコでまとまるレベルの話かというところから質問が飛び交っています。しかも、それに公印が押していなかった。野村さん個人のハンコの処理だったということも含め、この2者間合意を部長レベルでまとめて、その後の交渉の大きな東京ガスの負担分を免除するベースになっている。それはどう見ていますか?」
鈴木氏
「だから、その印鑑云々というのは当時の、そういう事務手続きを含め、細部については、まず部長レベルではないけれども、そういうところでその印が果たして公印なのか、個人印なのか。それは信頼関係でいろいろなことがあるかもしれない。まず僕は、そのへんは置いていいと思いますね。ただ、これは基本になっているからこれがドンドン上にちゃんと報告として上がっていないとか、現処理計画という言葉の意味が不明だというのは、ちょっと考えにくいですよね」
反町キャスター
「青山さん、いかがですか?野村さんの証言、詳細は承知していないし、現処理計画がどういうものなのかたぶん承知をしていなかった。でも、ハンコは押したと。この野村さんの今日の証言、どう感じますか?」
青山氏
「2点あるのですけど、まず私印であるか、公印であるかと言うと、公印を押して契約するというのはあとで事務処理部門の課長がやるわけで、ここで交渉をしている当事者では確認書だとか、合意書に私印を押して、まずここまで交渉は来ましたねというメモの確認をするというのが実はあるんですよ。私もそんなものは現職時代に何枚もあると思います。ですから、それ自体は怪文書でもなんでもないです」
反町キャスター
「それは交渉中、途中におけるメモランダムみたいな、ここまで我々は途中合意をしましたよと」
青山氏
「それはとても大事なことで彼らも取締役会に上げたり、株主総会で説明したりするためにはどうしても必要なものなので、まだこちら側、東京都は意思決定していなくても、自分の責任で、部長だとか、局長だとか、副知事でもありますけれども、そういう確認をするというためにサインをして、それでハンコを押すということはやります」
反町キャスター
「そうすると、タイトルとして2者間合意というのは東京ガスと東京都の2者ではなくて、野村さんと高木さんの2者という、そういう意味なのですか?」
青山氏
「そうです。この2者間合意はそうです」
反町キャスター
「都と東京ガスの間の合意だと思ってはいけない」
青山氏
「そうなのですが、ただし、その場合、勝手に部長の判断でやるのかと言うと、それはないです。これは今日も彼が証言しているように、各局それぞれやってきたことの集大成がこの2者間合意なので、従って、組織としてきちんとそれぞれの局で、局長にも上がっているだろうし、それから、野村さんのところだって当然、上司に上げていると。野村さんも誰がやるのかは具体的には覚えていないけれども、上司には報告をしているとはっきり言っています」
反町キャスター
「ただ、野村さんは、僕らがそういうところをピックアップしていると言われたらそれまでですけれでも、決裁を受けたかは具体的に記憶していないし、浜渦元副知事と直接報告したり、指示を受けたりする関係はなかった。野村さんは誰に報告したのですか?」
青山氏
「赤星理事だったと思いますと言っていますね、今日の百条委員会で。ですから、そういうことだと思います」
反町キャスター
「それで都の中における意思決定のプロセスに、瑕疵はあるのか、ないのか」
青山氏
「こういう問題だったら、普通は副知事にも上げると思います。ただ、前川さんの話だと、やや前川さんは外れていて、ライン局長としてたぶん別の仕事を、特に知事に直結する仕事を主としてやっていたのだろうということが今日の証言から類推されますが、ですから、理事という立場は私も赤星さんがやっていた理事のポストをやっているのですけれども、2年間。赤星さんの前の前ぐらいにやっているのですけれども、はっきり言って知事に直結する仕事です。国会議員とか、官邸にお使いで行ってこいみたいな仕事しているので」
反町キャスター
「そうすると、野村さんは赤星さんには報告を上げていただろうという話」
青山氏
「という証言をしていますよね」
反町キャスター
「赤星さんから浜渦さんに報告をしていたのではないか。こういう想像になるわけですよね」
青山氏
「そういう想像になりますね。こういう話は出ていたと思いますね」
反町キャスター
「浜渦さんは、この件については、全然、俺は聞いていないという話になっているのですか?」
青山氏
「そうですね」
反町キャスター
「そこがたぶん解明すべきポイントになってくる?」
青山氏
「そうですね。これは齟齬がありますね」
反町キャスター
「野村・赤星、赤星・濱渦というところが言っていると言うのだけれど、当の浜渦さんが俺は何も聞いていないと言っている。ここが今後究明するのはそこになる、そういう意味で言っています?」
青山氏
「それは証言同士に矛盾がありますね」

豊洲市場への移転可否 小池都知事の判断は
秋元キャスター
「下村さん、豊洲推しというこの動きをどう見ますか?」
下村議員
「百条委員会、市場特別委員会で明らかになったのは、明らかになっていない部分もあるけれども、豊洲移転に関してはできるだけ早く進めるべきだということは明確になってきているのではないでしょうか。専門家とか、科学者が上は安全だと言っているわけでしょう。下の、地下水の処理の問題ですけれども、これは築地も同じような問題がある中で、しかし、コンクリートで固めて、地下水についてはそれを飲んでいるわけでもないし、魚を洗っているわけでもない。豊洲についてはさらに密閉しているわけですから、同じことをすれば間違いなく安全であるということについて、風評も含めて、安心の問題、これは先頭に立ってやるべきは小池都知事だと思いますね。ここまできたわけですから、小池都知事はできるだけ早く決断すべきだと。そうでなくても豊洲で毎日、維持管理費が500万円ぐらいかかって、仲買さん等、業者への補償問題もあるわけでしょう。これで補正予算を50億円積むとか、100億円積むと、それ自体、都民の血税が使われるわけですね。実際それを使って待機児童をゼロにするとか、保育所をつくるとかにまわしたらもっと有効に使えるわけですから、これはドンドン先送りをするということは無駄な税金を使うことになるということだと思いますね」
松原議員
「ある意味、最も中央卸売市場に向いていないところに持って行った経緯に関しては徹底的に議論するべきだと思います。しかし、現状ここにきている中で、最適の判断をすると。土壌汚染対策法の中には土壌に関しては環境基準の10倍を超えていたら、もう1回これをやれよという話があって、それを基本的にはある程度やった経緯があるのですが、しかし、下からまた上がってきているのかもしれないというおそれがあります。これに関しては様々な化学物質を使うか、中和するような。もしくは様々な工夫を凝らして対処する、これは大前提で、実際の土壌汚染のパーセンテージはわかりませんが、地下水でこれだけ出ているのは事実ですから、それをやって都民の安心を得ると。そのうえで、豊洲というものを前提にして判断するというのが私は妥当だと思います。大事なことは、そういう作業をすることによって、今すぐ移れという意味ではなく、キチッと安全宣言ができる土台をつくる。今言ったことを含めてやる。それでもって都民の理解を得て移るという、このプロセスは極めて重要であると思います」
秋元キャスター
「先月24日、小池都知事は市場のあり方戦略本部を立ち上げました。先月30日には小池都知事は『市場としての持続可能性がどれくらいかを冷静に考えることは今しかできない。だから、新たに設ける戦略本部で都庁のメンバーと都の顧問にも加わってもらい、業界にはヒアリングをし、その流れと段取りでしっかりと議論を重ねていく』と、判断を保留しているのですが、そのことについてはどう考えますか?」
下村議員
「判断の保留、判断の先送りだと思いますね。市場のあり方戦略本部、これはこれまでもそういうものをつくってやってきた結果、豊洲市場ありきではなくて、築地についても再整備できないかとずっとやってきた結果、築地市場の再整備は無理があるねという選択肢の中で豊洲を選んだという20年来の歴史的な経緯の中の話ですから、今さら市場のあり方戦略本部をつくって、問題を先送りするというのは、相当都議会議員選挙を意識されているのだろうなとしか、思えないですね」
松原議員
「20年来の経緯というのはわかりますが、直近でアレだけの施設・建物ができたということを含めると最終的には現実的な判断があるだろうと思いますが、20年来の経緯だから豊洲でなければいけないという本来的な議論は百条でキチッと検証すべきだと思いますよ。ただ、そのうえで都民の理解を得られることが大事ですから、そのためには私が言ったような、丁寧な手続きでやると。だから、私は下村さんが小池さんの現在の動きを先送りであるとおっしゃる議論は、民主主義という今の社会で世論調査でもいろいろな声が固まってきましたよ、そういったものを醸成させることも含めて、小池さんの現在の選択というのは間違っていないと。ただ、そろそろ時期にきただろうと思っています」
青山氏
「今までは特別顧問の市場問題PT(プロジェクトチーム)というものがありました。それを今回は副知事を長とする戦略本部をつくったという時点でもう小池さんは舵を切ったと見える。移転に向けた問題点を1つ1つ実務レベルで解決するということだと思います。同時に、特別顧問の方が築地で再整備という案を発表しました。内容から言うと、築地の土壌汚染対策とか、あそこは尾張徳川家があったところですが、埋蔵文化財が出てくると豊洲のちょうど隣の新橋-虎ノ門の場合ですと埋蔵文化財調査に7年5か月かかっているんですね。その道路がそこにきている続きですけれど、そういう意味で言うと、築地については大変だと思います。今回の案はまったくそういったことに触れていないですね。ですから、そういう意味では、そういうものも発表して案を出し尽くしたうえで、戦略本部で移転を決定すると小池さんは舵を切ったとも思えます」
反町キャスター
「時間軸では?」
青山氏
「都議選の争点にはしないと言っていますので、1か月とか、2か月の間に結論は出てくると、そういう流れだと思います」

都議選に向けた戦略は
秋元キャスター
「小池都知事の高い支持率の背景をどのように見ていますか?」
鈴木氏
「最初の期待値がずっと継続しているということだと思いますね。豊洲なんかで少し風向きが変わってアゲインストの風になりつつあるという人もいますし、そう伝えるメディアも多いですけれども、実際は多くの都民が様子を見ていると。小池さんは本当にやってくれるのかなと。様子見が押し上げている理由の1つですよ。そういう感じで見ています」
下村議員
「小池都知事が現在でも(支持率)79.3%というのはすごいですね。小池さんの都民、国民の心を掴むというのは極めて優れていますよね。それを認めたうえで、東京都知事だから、問題提起とか、劇場型ということではなくて、ガバナンスとして、知事として決めることを1つ1つ確実に決めていくというか、提案しながらやっていくという、そういう統治能力と言うか、あるいは政策実現能力ということもあると思うから、それを進めていかないと、東京都にとってプラスにならないと思うんですよ。都民ファーストが(候補者を)これから立てると、我々も戦いますけれども、しかし、本来だったら自分がやりたいことが都議会が邪魔をしてやれないと。予算案も通らない、条例案も通らないと。でも今回、予算案は自民党から共産党を含めて、全て賛成でしょう。その中で対立構図は何かということを、劇場型ではなくて、2020年のオリンピック・パラリンピックでもいいし、豊洲でもいいけれども、これが違います、だから、自分と同じ考え方の仲間として都民ファーストを過半数以上当選させるために戦うのだというのであれば、わかるけれど、そうでない形というのは、そういう都議会議員選挙にしたら、そのあとが大変になってくると思うんですよ。とにかく我々としては、小池批判的なことではなく、政策でこれからの東京都をいいものにするにはどうすればいいかということで、きちんと戦いたいと思います」
反町キャスター
「現有(議席)は56ですか?」
下村議員
「57」
反町キャスター
「かなり厳しい戦いが予想される。選対本部も立ち上られました。候補者を何人ぐらい立てて、どのくらい当選を目指すのか」
下村議員
「候補者は前回59人立てて、全員当選したんですよね。公認候補が全員当選というのは歴史的な快挙というか、奇跡に近い。全員当選は難しいけれど、しかし、59ぐらいは今回も立てます。3か所公募ですけれど、今日で締め切りましたので、全ての選挙区に候補者を立てて、今度の日曜に選挙をやったら相当厳しいと思いますけど、1人1人の力をつける。自民党始まって以来、党本部が全面的に、都連としても看板がけをしましたが、明日は参議院で看板がけ、今日は今日で衆議院においては各党のグループの事務総長に集まってもらって、それぞれの都議会議員候補に対する支援体制、国会議員に現場に入ってもらうという取り組みをして自民単独でこんなにやれるのかと…」
反町キャスター
「自民単独でと言うのは、公明党があちらに行ってしまったからという意味ですね?」
下村議員
「そういうことです。自民党の底力を示すいい機会だと。そういうことを示すような選挙に、しっかりがんばりたいと思います」
反町キャスター
「民進党は都民ファーストとどういう関係で臨むのですか?」
松原議員
「都民ファーストに対して2月1日に私も記者会見し、我々は都民ファーストが目指す、いわゆる情報開示、公開、同時に無駄遣いの削減というのは、方向は同じだということは申し上げたわけです。小池さんを評価しているのは、これだけ都政というものが多くの都民にとって何だかよくわからなかった。区議会のことはわかる、国もわかる。東京は何をやっているのかしらという議論があったけれど、連日メディアでも報道されて、こういったことが都政の中身なのだと。10兆円を超える予算があると。こういったことも明らかになってきて、都政というものが都民に近いものになったということは小池さんの善くも悪くも大きな功績の1つだと思うんです。政治というのは、そこにいる人達がその政治に関心を持ち、コミュニケートすることによって良くなりますから、小池さんがやろうとしているのは現在大きな流れが、地殻変動が起こっていますが、これは都政の革命的な改革をしようとしているのだと。評価をしています。だから、小池さんに対してそういう議論をしたわけですが、他方において会派名は民進党という名前ではありませんが、改革推進議員の会、そういう名前でありますが、民進党的には各種調査を含め、かなり厳しい戦いが想定される中でどのようにして、民進党は民進党でありますが、改革の流れと我々が一緒になってやっていけるのかと、これを模索していると」

下村博文 自由民主党東京都連会長の提言 『豊洲移転へ早急に決定を。』
下村議員
「豊洲移転を早急に決定を。これが大改革につながるんですよ。大改革というのは、我々もそうしようと思っているんです。東京をさらに一歩進めるためにはドンドン決めることは決めるということでなかったら東京はよくならない。そういう意味では、しっかり協力したいと思います」

松原仁 民進党東京都連会長の提言 『百条で都庁のウミを出し安全性を確認 都民の理解を得て決断する』
松原議員
「百条は絶対に最後までやらないとダメだと。これはこれでやる。これが豊洲に行くなら、豊洲に行くための1つの材料です。そのうえで安全性を確認するために地下水から見て土壌も汚染されているだろうということであれば、そこに様々なことをキチッとやって、都民の理解を得て決断すると。どちらに決断するかは、これは決断でありますから、決断するということです」

青山佾元 元東京都副知事の提言 『安全対策を強化して移転』
青山氏
「豊洲移転は小池さんはなるべく早く決めてしまって、都議選に向けては、このところ知事が短期間で次々変わりまして長期的な政策が都政では疎かになっていますから、そういったことをきちんと争点として都議選に出していくということが必要だと思います」

ジャーナリスト 鈴木哲夫氏の提言 『百条委 これで終わりですか!』
鈴木氏
「浜渦さんの偽証という形で、何かしら形にしようとしていますけれども、最後部分、瑕疵担保ですよね。とんでもない税金を使って土壌対策をやった。それをいったい誰が決めたのか、そこのところまできっちりやって、信頼を取り戻すために百条委を最後までやってほしいと思います」