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2017年1月26日(木)
『豊洲移転』と都議選 都議会主要会派が集結

ゲスト

山﨑一輝
都議会自由民主党政務調査会長代行
曽根肇
日本共産党都議会議員団副団長
酒井大史
都議会民進党団長代理
両角穣
都民ファーストの会都議団 都議会議員

『豊洲市場』衝撃の新データ
秋元キャスター
「まず、衝撃的なデータが出ました豊洲市場の地下水モニタリング調査の結果をあらためて整理しておきます。調査は2014年11月から豊洲市場の201か所で行われてきました。第1回から第7回目までの調査では、全ての地点で基準値をクリアしていたのですけれども、8回目の調査で、初めて3か所から基準値を上まわるベンゼンとヒ素が検出されました。昨年の11月に行われました第9回目の調査ではさらに多くの場所から基準値を上まわる有害物質が検出され、最大で環境基準の79倍のベンゼンが検出をされた場所もありました。基準値を超えるヒ素も20か所で検出、これまで検出されてこなかったシアンが39か所で初めて検出されました」
反町キャスター
「25日にこの番組に出演していただきました京都大学大学院の米田稔教授は、環境問題が専門の方ですけれども、こういう見解でした。健康に影響を与えるレベルではない。毎日、毎日2リットルずつ飲み続けたところで発がんリスクが増すのは零点何パーセントか、非常に微量なレベルであるという説明でした。濃度上昇は地下水管理システムの稼働による一時的なもので長期的には減少していくであろう。つまり、今回、豊洲にある地下水を汲み上げて、きれいにしたうえで流すという地下水の管理システムが稼働したのが8回目の検査の前後あたりからですよね。その結果、何が起きたかと言うと、地下水の中に滞留している有害物質が中で動いたのではないか。動いた結果、今回、大量に検出されたのではないかという説明を、米田教授がされました。より高濃度で検出された場合、リスクの再評価が必要。それは今後の、今回行われた結果を受けての話なのですけれども、曽根さん、昨日の米田教授のこの説明、健康に影響を与えるレベルではないというこの話。それから、濃度の上昇というのは地下水管理システムの稼働による、つまり、地下水を一部吸い上げたことにより有害物質が動いたことで高い数値が出たのだ。しかも、これは長期的に地下水の吸い上げてきれいにしてから捨てるという作業を続けることによりピークアウトしていくのではないかとの見通しも述べられているのですけれども、この件について、いかがですか?」
曽根都議
「1つは健康に影響がないと言っても、出た1番高い濃度はベンゼンですよね。ベンゼンは、要するに、微量であっても発がん性があるということは確認されているわけで、従って、検出限界の近い0.1グラム/リットルが環境基準ですよ。それが100倍近く出たわけですから。つまり、100倍だけ発がんの危険性がある水が出た。これで終わりかどうかもわからないわけです。もし地下の水が動いたために、それが地下の土壌に何らかの汚染があって、そこから来ているというのは間違いないと。それがこの濃度で留まっているのかどうか。これも怪しいと思うんです。しかも、地下ピットの水を抜いていますよね。抜いている量はこれまでずっと3か月間、地下水管理システムが動いてきて、汲み上げた量よりも多い量を現在、地下ピットからガンガン抜いているわけです。2万1000トン抜いているのですから。そうしたらその影響もこれから出てくるかもしれないということを考えると、それで人体に影響がないということをおっしゃっているのはどうかなと思います」
反町キャスター
「2番目はどうですか?地下水管理システム稼働による一時的なもので、地下水管理システムで吸い上げ続けることによってピークアウトするのではないかと」
曽根都議
「私の過去の経験から言うと、1万倍以上のベンゼンが地下水から見つかってもいるし、それから、土壌から見つかったことがある。それはタールみたいなものの塊ではないかと。専門家会議でも当時言われていたと。それがピンポイントで埋まっている可能性があると。そうすると、発見しにくいわけですね。周りは汚染がないわけですから。それがたまたま見つかったのが4万3000倍だった。こういうものが残っている場合、その部分を地下水が通過して、そこに汚染が徐々に出てくるとしても、何百年もかかってその塊がなくなるのだということを考えたら、それはちょっと間に合わない問題ではないかなと思います」
反町キャスター
「安心・安全の話で言うと、昨日の米田先生は、安全かどうかと言えば、これは、要するに、その水をたくさん、毎日のように2リットルも、3リットルも飲むわけではないので、これは、安全は安全であると。安心のところについてはいろいろな議論があるというような展開になったのですけれども、この安心・安全の理屈から言うと、現在の豊洲の状況、どう見ますか?安全なのかどうなのか。安心なのかどうなのか。」
酒井都議
「そもそもこの問題で、安全・安心の話をしていた時に、地下水はよく直接的な影響はないかと、これは飲み水として飲んだ時には影響がないと、よく理屈を言われるではないですか。そもそも話が地下水においても、要は、環境基準以下に抑える、土壌も入れ替える。さらに、盛り土もするということを約束していたんですよ。安全か安全ではないかという観点から言えば、科学者の方からすれば安全という見解があるかもしれないけれども、私達政治家の立場からすると本当に安全なのかということについて、スッと落ちる説明ではないです。そのうえで安心という話になると、濃度の議論の中であったように、地下水管理システムを動かしたからだと。これを動かすことはもともと前提だったんですよ。その前提条件をやっていることが原因だと言われても、それを含めてそういった環境基準を超える地下水の検出がなされないと。これを、要は、2年間に渡って改正土対法上の指定区域解除というのはできなくなっているけれど、台帳からそれを取り除くぐらいの確証が得られたことをもって、これは安全で安心宣言なのだということがもともとの議論の根底ですね。現在、地下水管理システムでまわっているという話でしたけれども、第8回目調査では検出は5街区だけだったんですよ。第9回目になったら6街区、7街区と、これだけ広がっているということ自体がね。地下水管理システムが動いたからと言って、それぞれ街区とは地下で遮水壁により囲われている。だから、それが移動するということは考えられないわけであって、その中のどこかにあったものが出てきていると。さらには、1回目から9回目の検査、調査に出している会社の話もありますけれども、この間、委員会の方でも配られた資料があって、201か所の井戸から過去どういう形で検出されてきたのかと。それを見ていただくとわかるのですが、ベンゼンに関してはほとんどの井戸のものが検体として使われているのですけれど、ただヒ素とか、シアンだとか、その他のものに関しては全部の井戸を調べているわけではなく、調べているところと調べていないところがあるんですね。要は、全てで本当に出ていなかったのか、過去の話ではわからないですよ」
反町キャスター
「山﨑さん、いかがですか?ここまでの話」
山﨑都議
「根本的なことを言っていいですか。2年間のモニタリングを、9回やる中で、だいたい調査会社が全て1回目から3回目、4回目から8回目、9回目で違うんですね」
反町キャスター
「3つのカテゴリーに分かれていますよね?」
山﨑都議
「それで、まず2年間のモニタリングをやるとなれば、普通であれば同じ調査会社が全て2年間を通じてやる、私達はそういうものだと思っていました。知らなかった」
反町キャスター
「知らなかったのか、都議会側としてそういうものにまで注意を払って確かめなかったのかで、全然違ってきますよ。」
山﨑都議
「問い正してはいません。ただ、その中で我々は今回、9回目の結果が出てきた時に調査会社の話を初めて聞きました。JVの完了があり、その中で入札を変えなければいけないとか、そういうことを聞きました。しかし、そもそも始めに言った通り、2年間のモニタリングの調査会社が全て同じではないというのは、市場当局にしっかりとそのへんはおかしいと、なぜそういうことをやるのだと、私達は受け入れることができませんと、正直そういう話もさせていただきました。ただ、現実に、現況をこれからどうしていくのだと、その話になると思うのですけれど、とにかく再調査を、今度は3つの機関にしっかりとお願いをする。それも、東京都の、知見を揃えている環境局もそこに立ち会う。専門家会議の先生方にも立ち会ってもらう。東京都の市場当局も立ち会うと。そういった中で、しっかり水の採取方法も全てオープンにして、しっかりとそういう形で調査をやっていただきたい。この調査の結果が出てこないとなかなか安全である、安心であるというところには結びつかないと私は思います」

『豊洲問題』責任の所在
秋元キャスター
「ここからはそもそも豊洲市場への移転がここまで混乱をしてしまった責任の所在について聞いていきます。問題になっているのは豊洲市場の土地購入を巡る責任ですけれども、2012年5月、豊洲市場の移転予定地を不当に高く購入したために東京都は578億円の損出を被ったので、都はこの損出額を石原元都知事に請求せよとする住民訴訟が東京地裁に起こしています。豊洲の用地取得を巡って東京都はこれまで石原元都知事に損害賠償責任は存在しないという姿勢で臨んできたのですが、小池都知事は先週金曜日の定例会見で、石原元都知事に責任があるかどうか、あるとすれば損害額がいくらかを明確にすると、これまでの都の対応方針を見直す考えを示しました。あらためてこの事実関係と責任の所在を明らかにするというこの小池都知事の方針について皆さんに聞きます。」
両角都議
「用地取得をして、元からガス工場の操業があって、工場由来の汚染があるということがわかっているところに移転をするという発議をし、議会の附帯決議等があったけれども、それを実行したのは当時のトップである石原慎太郎元知事であると。ですから、決定の責任がまずあるということであります。同時に今回の盛り土がなかった云々の話で、当時の状況を確認するということで、政権が変わったわけですね。新しい知事が、当時の知事に状況を話してほしいと。たとえば、ヒアリングをしたりとか、あるいは文書回答を求めても、ほぼ実質的にゼロ回答で、非協力的な態度であったと感じるわけです。これは当時の決定者として、これだけ問題が大きくなっている中で、その争点に対してきちんと説明をする責任というのもあるのだろうと、こう思っていますので、今回、訴訟への対応というのを一旦事実関係を見直して、都民の皆さんに、事実関係をしっかりと提供していくと。情報提供をしていくということであろうと思うので、そのことが重要であると思いますね」
酒井都議
「私的には、石原元知事に政治的な責任はあると思っています。石原知事と言えば、ある意味、東京から日本を変えるということをおっしゃって、この時代、1つの時代をつくった方ですので、これは自分が過去、判断をしたことについては是非、小池知事に対してもそうですけれども、私達都議会の特別委員会等々にも来ていただいて、当時どういう経緯だったのかという、そういった真相は当然話してほしいとは思っています」
曽根都議
「現在、起きている事態はとにかく東京都は石原元知事に責任なしと。この態度を変えて、責任があったかどうかを明らかにするために、東京都や石原元都知事に不利な証拠であっても全部出しますという態度でしょう。まさに正当なものであって、これは我々、大歓迎だということですね。その先に何があるかというのはまだここから先の話であって、私達はあくまで本当に石原元知事の責任で、どうだったのかと、裁判の中で実態を明らかにすると。これは大事だと思っています。1つは、非常に高額な金額で買っているんですよ。578億円というのはごく一部であって、総額は1860億円です。それを区画整理やりながらだから、この一部でしか裁判ができなかったんですよ、たぶん。ですから全体が膨大な額であるということと、その40ヘクタールの土地に汚染がもし見つかった時に、元の売り主である東京ガスの汚染対策の責任を免責したわけです。この責任は重大ですよ。800億円以上かかっているわけですから。そのあとに」
反町キャスター
「土地の売買をするにあたっての、最低の除染は東京ガスはやっていますよね?」
曽根都議
「いや、それはやったとは言っているけれども、全面的なものではないですよ。たとえば、地下3mまでしか掘っていないんですよ。調べていないですけれど、あとで結局は専門家会議を招集して、地下の粘土層の近くまで掘ってみたら、その時は見つからなかった地下水汚染が次々と見つかったわけですよ。結局、だから、その時に対策をしたと言っているけれども、再汚染されているではないかということで大問題になって、2000本以上のボーリングをせざるを得なくなっているというわけで、この間にすごい費用が膨らんだわけです。そういう点を見れば、石原元知事のどこに責任がどれだけあるのかというのは、まだまだ明らかになっていないと」
反町キャスター
「石原元都知事の責任問題とか、政治的な責任、法的責任とかを議論する時に、都政の継続性というか、連続性ですね、そのあといろんな知事がおられますが、それ以前にもいろんな知事がいましたが、時の首長の政治責任を、終わったあとからもう1回検証して、そこに法的な瑕疵があるのかどうかという検証をするということって、例としては多くなくて、国立でマンションの高さでいろんな議論があったという話、たとえば、美濃部氏の時に美濃部氏がこういう判断をしましたと。結果、美濃部氏の決断によって都に対して必要以上の出費を生じましたと。誰かがその検証をして、では、どうなのだ。猪瀬氏が何かをやったらどうなのだという、過去に遡って、そういう損害賠償請求みたいなものがドンドン起きてくる、この状況というのは、あっていいことなのか、都政に混乱をもたらすのか。僕はそこはちょっとわからないんですよ」
曽根都議
「一般論で語ってもしょうがないので」
反町キャスター
「一般論で語った場合、こういうものが頻発した場合にどうなるのかという、このリスクを聞きたい」
曽根都議
「そういうことが頻発しないようにしなければいけないわけですよ、本来は」
反町キャスター
「それを言い出すと、都議会のチェック機能の話になる」
曽根都議
「あるプロジェクトができた時に、それに関する情報が全面的に、政党に、都民や都議会に提供されているのかと。石原元都知事の責任というのは、私は最初に豊洲移転を決断したことももちろんあると思いますが、その後に汚染が見つかったのは、5、6年が経ってからですよ。その時、彼は専門家会議を招集して汚染調査をやった。しかし、その汚染対策は何とかなるのだということで、決断してゴーサインを出したと。2回決断しているんですよ。その時の決断が、私は汚染を、実態をもうちょっとちゃんと調べないとわからないのに、とにかく日本の技術を持ってすれば大丈夫だということで押し切っていったと。ここには二重三重に問題があると」
反町キャスター
「それは当時の行政的な瑕疵があるのかどうかで話であって」
曽根都議
「だから、そういう問題として、今回、私達は見ているんですよ」
反町キャスター
「あるべきだと」
曽根都議
「そうです」
反町キャスター
「両角さん、いかがですか?こういうケースが頻発することに関して、小池さんの都政のやり方、基本的に蓋を開けて、大変ですよ、こんなものが出てきましたよというのを、都民にまず公開するというのが政治的手法だと僕は思っているのですけど、連発、頻発することというのは現在の都において必要なのか、それが出ることによる混乱のリスクとどう考えるのか、ここはどうですか?」
両角都議
「住民監査請求で、自治体でその前の政権、あるいはそれ以前の行政に対して、それが頻発することに対しては問題もあるのだろうと思います。韓国の例ではないですが、韓国がまさに政権が変わる度にそういうことになっていますね。ただし、今回の大問題になっているこの豊洲も都政の重要課題であって、過去の決定時点とか1番知り得る立場の、トップの方から説明を聞かざるを得ないような状況で、しかし、それを任意でお願いしてもなかなか答えてくれないという状況の中で、訴訟ということで1つ捉えて、もう1度事実をしっかり見直そうというのはあり得るのではないか。そういうことで考えています」
反町キャスター
「それぐらい今回のケースというのは特別な、レアケースであると?」
曽根都議
「まずは出てきて、自ら信ずるところを語っていただくと。私は率直に、この問題はかなり石原元知事自身もかなりの深い部分を知っていて、東京ガスとの過程から、当時の副都知事に指示をいろいろ与えていたし、東京ガスが出してくる条件もだいぶ黒塗りがとれてわかってきましたから、相当酷い話がきているんです。にもかかわらず、豊洲移転を急げと。急がせたという石原元知事の意思が明確だったと思うんですね。その点については語ってもらわないと」
山﨑都議
「だから、そこは曽根先生が言われる過程の話ですよ。だから、石原元知事にちゃんと聞いて、話をしてもらうしかない。それをやらないと何も前に進まないだけの話ですから。過程の話ですからね」

『豊洲移転問題』と都議選
秋元キャスター
「ここからは豊洲移転を今後どう進めていくべきなのかを聞いていきます。昨年11月の時点で東京都がまとめた移転に向けたロードマップですが、実際の移転はこれらのプロセスを経て、早くて今年の冬から来年の春とされていたのですが、しかし今回、最新の地下水モニタリング調査で有害物質が検出されたことから、新たにここに再調査というのが追加されました。その再調査の進捗によっては全てのスケジュールに遅れが出ることが予想されますが、まずは今回のモニタリング調査で、新たな有害物質が検出されたことによって最短で年内というこの計画というのは見直しが必要になるのかどうかというところから聞きたいのですが、山﨑さん、いかがですか?」
山﨑都議
「ともかく今回のモニタリング結果で前提となる安全と安心が正直、揺らいだわけですよね。もう1回、再調査を行うと言っているわけですから、専門家の皆さんの信頼性高い再調査を早期に実施することが、私は何よりも重要だと思いますね。そのうえで、小池都知事が総合的な判断をする。それを議会としてしっかりと判断していく。そういう責任が私はあると思いますね」
曽根都議
「私達は1月16日の日に、小池知事と直接面談しまして、私自身も説明をしましたが、再調査は当然やらなければならないと。その結果も重要ですが、同時に、地下に汚染水があることははっきりしたと。そのうえで、豊洲に移転をすると。そのことは非常に困難だと私達はあらためて思わざるを得ないと。従って、この際、直ちに他の道も検討する。検討することはそのままやるということではありませんから、いろいろな選択肢を、英知を結集して考えることは大いにやるべきですよね。築地で再整備というのももちろん、ありますが、他の仮移転先がないのかとか、本格的な移転はどうなのかとか。あらゆる可能性を探るべきだということ」
反町キャスター
「築地、豊洲以外の第3の場所を、ということですか?」
曽根都議
「第3の場所と言えるほどのものがあるのかどうかは別ですよ。しかし、検討した当時にはなかった有明北の埋め立て地があるわけです。あの時はまだ水面でしたけれど。それから、前に検討した時には、隅田川の護岸のところはスペースが川側にせり出したりしているわけですね。業者の方に聞くといろいろあると。業者も減っているわけですから、ひと頃の6割ぐらいに減っているので、築地の中で移動しながら、リニューアルしていくということもやらなければならない。これは現実問題としてやらなければならないと思いますから、そういう意味では、いろんなことを考えて最も適切な方法、業者の営業を守るということと都民の食の安全を守るということ。この2つにとって最善な道をどうやって選ぶかということになりますね」
酒井都議
「このスケジュールに関してはこういった環境基準超えの結果が出てしまっている以上、当初、予定をしていたスケジュール通りにはならないということは、これは誰が見てもそうであろうということで、この先、実際に豊洲を進めていきたいのか、それとも、いったん立ち止まって、他の案がないいのかどうなのかを考えるのか。立場によって全体のスケジュール感というのが変わってくると思うのですけれども、少なくとも第9回目のモニタリング調査の結果を受け、3月までに再調査を行うと。この結果を見たいと思うんです。しかし、結果は結果として踏まえないといけませんけれども、でも、そこに何かがあるということは先ほども言った通りで、この場所が安全だと言い切るところにまでは至らないだろうと。で、あるならば、小池さんには1日も早く政治的な判断をしていただきたいのですが、政治的な判断をする前提として現状がどういう汚染の状況なのか、その原因が何なのか、その原因というものは取り除けるものなのか、どうなのかということを1つの柱として考えなくてはならない。もう一方は、曽根さんもおっしゃった通り、もしこの築地の土壌汚染の現状というものを改良、改善できないとなった時には、他の道がないのかということは合わせて考えた方がいいと思うんですよ。我々も過去にA案、B案、C案と、当時は晴海という種地があったんですね。ここは今度、選手村になっちゃうので、そこは使えないと。だけれども、現在おっしゃっていた有明北。オリンピックの仮設施設の用地ですね。だから、オリンピック後という話になってしまいますけれども」
反町キャスター
「そうすると、移転をオリンピック後にまで先延ばしと?」
酒井都議
「可能性を、そこを使うというのであれば。要は、築地現在地再整備という話をすると種地はあるのですかという」

『豊洲市場』赤字試算
反町キャスター
「金額の話を聞きたいのですけれども、両角さん、現在の場所にそのまま残るとしたら、年間18億円かかるという話になっています、豊洲の維持費に」
両角都議
「1日500万円」
反町キャスター
「向こうに移転した場合には年間100億円の赤字が出ると、昨日、都から話が出ました。年間100億円です。170億円ぐらいの赤字が、70億円ぐらいが業者からお金が入ってくる。行って来いぐらいで100億円ぐらいの赤字になると、こういう話です。行かないで年間18億円。行ったら年間100億円、豊洲単体ですよ。築地の維持費はまた別です。このような状況下で金の話をした時にどう考えるのですか?先送りと簡単に皆さん、言うけれども、先送りというのはすなわち1日で500万円、先送りで、年間18億円。行ったら、行ったで年間100億円の赤字が出る、これをどう考えていますか?」
両角都議
「市場というものが必要であれば、どこかに整備しなければいけないわけですから、ですから、市場が必要か必要でないかということを前提とすれば、必要だと。ですから、築地にあっても運営費はかかるし、豊洲にあってもかかる。現在その両方にあって、しかも、箱だけの維持費で、使っていないのに1日500万円かかるという状況は、期間が伸びれば伸びるほどそのトータルコストというのはかかってしまいますから、その部分については1日も早い決断をしなくてはいけないと。ただ、その前提としては、不安を払拭しなくてはいけない、そういうことではないですか」
反町キャスター
「山﨑さん、この金の話をどう考えますか?」
山﨑都議
「この数字、68億円から166億円と。これだけ98億円の赤字というわけではなく、原価償却費の部分もしっかりこの中でどうなっているのだという議論も私は必要だと思います」
反町キャスター
「何年かけて償却するかということによって、この168億円がドンドン小さくなる可能性があるということですね?」
山﨑都議
「そうですね。それを考えたうえで、お金の部分、収入の部分と経費の部分をしっかりと、ただ、いきなり98億円の赤字ですよと言うと、また、皆さん、エッそんなにかかっちゃうのという話になっちゃうと。そうではなくて、原価償却費をどう採算に当てはめてやるのかによって、また、この金額は変わってくると。ですから、私はとにかく豊洲と築地の両方、お金がかかると言っていますけれども、総合的に判断をする中で、調査をして判断をしなければいけないけれども、現時点では、豊洲というものを優先すべきだろうと私は思います。」

『小池都政』との距離感
秋元キャスター
「今日、ここまで東京の豊洲市場移転問題を聞いてきましたけれども、小池都知事は15日の会見で、都議会でどのぐらいの審議が行われてきたかを、あらためて見直す必要があると。今後の豊洲のあり方は、都議選の1つの大きな争点になるべきと、今年、この夏に行われる都議選の1つの争点にするという考えを示しました」
反町キャスター
「都議会議員選挙ですけれども、総定数が127名。過半数が64ですよね。現行の会派別の構成で、自民党が57。自公で過半数を超えているという、こういう状況の中ですけれども、7月2日の、今年の都議会選挙に向けて、小池都知事は過半数を目指すと言っています。両角さん、都民ファーストの会として小池さんが過半数を目指すという言葉。まずこの言葉の説明から聞きたいですよ。小池さんが過半数を目指すというのは都民ファーストの会で過半数ですか?それとも、小池さんと考えを同じくする人、会派での過半数なのか、何をもっての過半数ですか?」
両角都議
「改革勢力で過半数ということだろうと思います」
反町キャスター
「改革勢力というのはどれのことですか?この中で言うと」
両角都議
「ですから、現在の都政の問題に志を同じくし、改革をしていこうと。具体的に言うと、たとえば、公明党さんとか」
反町キャスター
「公明党さんは都民ファーストの会としては改革勢力の中に入っているわけですね?日本共産党さんのところはどうなのですか?入るのですか?」
両角都議
「日本共産党さんは常に是々非々ですよね。だから、良いことには賛成するということ。悪いことには賛成をしないという、そういう価値判断で動いていらっしゃるのでしょうから、良いことには賛成をしてくれるだろうと、そういう形ではないですかね」
反町キャスター
「民進党14と、維新系の人といろいろと分かれてはいるのですけれども、民進党というのは、都民ファーストの会から言ったら改革勢力に入るのですか?蓮舫代表はあれだけ小池都知事に対するラブコールを送ってはいるのだけれども、どうですか?」
両角都議
「微妙ですかね」
反町キャスター
「では、何をもって過半数にするか。過半数と小池さんが言っていても、何をもって過半数に持っていくのかというのが、パーツが見えなければ、結果が読めないではないですか。どう見たらいいのですか?」
両角都議
「ただ、大きな視点で言えば民進党さんも一緒にやっていけるというような言い方をされていると思います」
酒井都議
「我々がかねてから申し上げている情報公開、あるいは公文書の開示というものを小池都知事はやってくれている。政策的に一致するんですよ。そうすると、小池都知事とやっていけるという判断になりますよね。知事と議会の間というのは、ある意味、是々非々であるということが健全な姿だと思うんですね。是々非々の是の部分が多いか、非の部分が多いのかということで言えば、現在は是の部分だという話で、共にやっていけると考えますけれども」
反町キャスター
「具体的にどういう協力ができるのですか?」
両角都議
「都民ファーストの会は改革の想いがわかっていると自覚をしていますから…」
反町キャスター
「(候補者を)たくさん立てたい?」
両角都議
「そういう想いは」
反町キャスター
「希望の塾?」
両角都議
「もちろん、そういうことはあります。ただ他の連携をすべきところと共倒れをしても、その後の都政運営でいいわけではないですから、そこは戦略的に、ケースバイケースで、選挙区事情も含めて、考えていくということになるのだろうと思います」
反町キャスター
「改革勢力と、対旧体制という意味で、わかりやすいのは1人区。自民党の現職がいるところでは、1人区では公明党、ファースト、共産党すら含めて、統一候補を立てて1対1の勝負に持っていくというのが基本姿勢ということでよろしいのですか?」
両角都議
「それが1番わかりやすいのではないでしょうか」
反町キャスター
「そこは民進党も同じ?」
酒井都議
「同じです」
反町キャスター
「複数区は調整できないですよね?」
両角都議
「まぁ8人区とかはね」
反町キャスター
「そういうところは。ただ、2人とか、3人とかは、現職がいるところでもう1人立てるかというのなら、皆で話し合っていこうではないかと、そういう可能性はあるのですか?」
両角都議
「考え方はそこが基本になるのではないでしょうか」
曽根都議
「共産党は、小池知事が豊洲問題を立ち止まって考えるという、この公約がずっと続くとは思わなかったし、現にそうなっていないと。これは豊洲問題を立ち止まって考えてみたら、汚染問題も出てきたし、この間、豊洲の新たな財政問題も出てきたと。豊洲移転の是非を巡って、根本からの議論が出てくると、その中で、都民ファースト、本当に都政を透明化する。業者の営業も守り、都民の食の安心安全も守ると。その最善の選択が問われてくる、こういう中で小池改革の方向が決まってくると思うんですよ」
反町キャスター
「現状の評価は?」
曽根都議
「途上ですよね。現在、与党となっているファーストの皆さんも、基本的には豊洲移転の方向で語られてきたと思うし、それがそのままでいいのかということも含めて、小池改革がどういう方向に発展していくのかによって。私達ももちろん、1人区の中で、都民のための改革ということで合意できる点で一緒にやれるところとはやっていきたいと。そうでないと変わりませんからね」
反町キャスター
「共産党の候補者が1人区に出ることもあるのだけれども、話し合いによっては候補者を降ろすということも柔軟に考えていく?」
曽根都議
「それは国政と同じですね」
反町キャスター
「複数区でも話し合いをしていくのですか?」
曽根都議
「話し合いはあり得るのですけれど、複数はなかなか大変だろうと思います。独自候補は複数区では立てると、そのあとでいろいろな話し合いはあり得るけれども」
反町キャスター
「共産党は都議会与党になることを狙っている?」
曽根都議
「当然ですよ」
反町キャスター
「自民党はどうなのですか?小池都知事の真意をどう見ていますか?」
山﨑都議
「知事になられて、昨年8月から第3回定例会、第4回定例会、これからまた定例会が始まるのですけれど、これまでを見て、第3回定例会、第4回定例会、いろんなやり方とか、都議会自民党は…という話もありましたけれども、我々議会制民主主義の中で、最終的に小池知事が出してきたものを、条例にしたって反対は何もしていないですよ。逆に、共産党さんはアレッと思うところがあるのだけれども。我々はそういった部分では小池知事がいろいろと考えていらっしゃる、都民ファースト。我々も都民第一主義ということでこれまでもやってきています。と同時に、我々は東京を世界で1番の都市にという形で皆さんと一緒に目指していくと、そういう大きな夢、オリンピック・パラリンピックもありますから、そういうところで前に進んでいきたい。小池知事がこれからどうしていくかというのは我々も考えていかなければいけないと」

山﨑一輝 都議会自由民主党政務調査会長代行の決意 『輝』
山﨑都議
「小池知事とどう向き合うのかというのもそうですけれども、私はこの東京にもう1度輝きを取り戻す。実は私の名前の輝くと同じ字ですけれど、東京にもう1度輝きを取り戻すためにしっかり前に進めていきたいと、この1字を使わせていただきました」

曽根肇 日本共産党都議会議員団副団長の決意 『都民ファーストはより前向きに、正すべきはしっかり正す』
曽根都議
「都民ファーストの政策はより前向きにあと押しする。しかし、正すべきものがあれば、しっかり正す。大型開発、道路建設などについては住民反対のものも結構ありますから、そういうものについてはしっかりモノを言っていくと、しかし、保育その他、福祉、暮らしに重点を置くという点ではかなり前進もありますから、その点で是々非々と言いますけど、良いものはより良く、ダメなものはしっかり正すという立場でがんばっていきたいと思います」

酒井大史 都議会民進党団長代理の決意 『真摯に向き合う』
酒井都議
「これまでの都政の膿をいかに出していくのか、改革をしていくのかということに関しては、私達と小池知事の目指すところは一緒だと思っています。福祉の分野や、教育分野、都の行財政改革、情報公開のあり方等々については想いも一緒ですので、真摯に向き合いながらしっかりと議論を行っていきたいと思っています」

両角穣 都民ファーストの会都議団議員の決意 『真っ直ぐに』
両角都議
「真っ直ぐに向き合っていくということで、そもそも選挙戦、勝つか負けるかがわからない段階から、小池候補の姿勢に共鳴をして我々は行動を共にしてきました。現在、大きな節目を迎えて、ここで都政を変えて、真摯に真っ直ぐ向き合いながら、都政の改革を前進させていきたいと思っています」