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2017年1月10日(火)
小池百合子知事が語る 都政改革の課題と展望

ゲスト

小池百合子
東京都知事

小池都知事に問う 五輪費用分担の着地点
秋元キャスター
「東京オリンピック・パラリンピック開催の費用分担で、オリンピック招致時のルールでは、仮設施設に関しては組織委員会が全額負担して、組織委員会が資金不足の場合は東京都が補填。それでも足りない場合は国が補填することになっていました。恒久施設については東京都が負担するというものでした。しかし、昨年12月に行われました4者協議では2800億円かかる仮設施設について、組織委員会の負担は800億円に留まり、残り2000億円は東京都や国、地方自治体で分担するという案を組織委員会が提示しました。ここの部分について、小池さん、東京都としては受け入れているのでしょうか?」
小池都知事
「これから3者協議というのが始まります。それから、当時の、招致時の話ですが、2016年、2020年、2回招致があるではないですか。その最初の頃は、コンパクトと言っていましたね。半径何km以内で、会場が、という話があったのが、それが状況が変わって、今や静岡にまでいっている状況です。埼玉、千葉と、それから、復興五輪ということで、今後野球がどのようになっていくのかという話があります。と言うことで、状況が変わってきているというのはわかるのですけれども、そういう中で今後どのような負担にするのかという、そのための3者協議、つまり、国、東京、組織委員会。その前に、いわゆる実務者が、たとえば、東京都の副知事が昨年、暮れも暮れですが、各県をまわりまして、それぞれの事情をお伺いして、ここは東京オリンピック・パラリンピックなので、東京都は主導的な立場でもって、その役割を果たしていく。その心構えは十分にあります。押しつけあうとか、そういうことではなく、どう楽しい形にしていきましょうかということを、私は念頭に考えていきたいし、元に戻りますと、組織委員会の収入を増やしていくということに協力をするという話です」
反町キャスター
「その意味で言うと、そもそもの大前提として仮設は組織委員会、恒久は東京都という、これは大前提ではあるけれども、向こうと言っちゃ悪いか、組織委員会の財布の状況もだんだん見えてくると全部担当するのも難しいなという雰囲気は皆、薄々感じているからこそ財政的なテコ入れ、これで収入源はどうですかというところまでやっている。どう見ていますか?」
小池都知事
「そうですね、東京都として、大会を成功させ、東京都にも恒久施設、仮設の施設、いろいろとできることになっています。どこまで東京都として持つべきか。まずは精査をしなければなりません。そのうえで東京大会を成功させるという話でして。あとは、たとえば、セキュリティとか、テロ対策、それから、運輸といったようなところ、警備。セキュリティと同じですけれど、こういったところは、たとえば、国としての役割、遠藤大臣の時はそのことを公言されておられましたので、どこまで…」
反町キャスター
「言いにくいでしょうけれども、組織委員会と国の支出分がだんだん小さくなって皆、都にくる感じになっています?」
小池都知事
「いろいろと国の方から、国というのか、こちらに。他の知事だったら別の対応だったかもしれません。はい、わかりません、それは。だけど、東京都でやってきているわけですから、石原さんの時代から始まって。ですから、東京大会と名がつく限りは、また、東京都との契約に、IOC(国際オリンピック委員会)との契約になっている限りは、それはしっかりと対応すべきだと思っています」
反町キャスター
「総予算。下手をすれば3兆円にいってしまうかもしれないという中で、この間、1.6兆円から1.8兆円という数字が出ましたですよね。いくらだったら都民が納得できるか。僕も相場感として全然わからない。3兆円と言ったら高いかな。1.6兆と言ったらどうなのだろうか。その相場感というのは何かあるのですか?」
小池都知事
「うーん、そうですね。このあともご質問が出るかもしれませんけれども、豊洲は6000億円ぐらいでいっているのよね。だから、あれが3つあれば、1.8兆ですか。と言う話にもなるし、高いか、安いか。ただ、1964年の第1回(東京)オリンピックの時に、これをどこまでカウントするかですけれども、あの時には新幹線ができて、首都高ができ、それも世界銀行からお金を借りてでき、十何年前かにようやく我が日本がその返済が終わったと言い、だけど、ちゃんと残って、今や新幹線は海外に売りに出しましょうと。首都高はちょっと狭いですけれども、でも、首都の物流を担っていますよね。ですから、そういう形でまさしくレガシーとして残っているものはあるわけですね。今回、2020年のレガシーはいったい何ということになりますけれども、私は、むしろそれは会場づくりではなくて、たとえば、現在、私は予算の知事査定の最中でありますけれども、たとえば、街が、ユニバーサルデザイン、バリアフリー。それは、すなわち2020年のパラリンピックですよ。それによって街の段差をなくすということを徹底し、この何年間かかけてやっていく。ちょっと考えているのは、皆さんにストリートビューではないですけれど、皆さんからいろんな情報をいただいて、ここにこんな段差があるというのを集積すると、すごく情報量が集まりますし、それから、東京都…」
反町キャスター
「それは階段の段差をなくすのですか?なくすようにしたいと」
秋元キャスター
「スロープのような?」
小池都知事
「スロープのような形にしていくというのは、たとえば、別府ですか、大分の別府も段差がないので有名ですよね。それから、たとえば、東京都ですから東京メトロとか、営団地下鉄とかがありますね。ですから、地表から、地面から駅へ降りるまでに車椅子でも行けるようにし、かつ青山駅でしたかしら、目の不自由な方が駅のプラットホームから落ちられましたよね。と言うことで、現在ゲートをつくるというのを、あちこちでやっていますけれども、それも徹底的にすることによって、目の不自由な方や、また、そういう不慮の事故をなくすことにつながるという。こういうことが2020年の、結果的にレガシーになっていくのではないかと思っているんですね」
反町キャスター
「それも含めれば、1兆8000億円かかったとしても、それを多少超えるかわからないけれど、あとに残ったものに都民が納得できるものがあれば、それはカチッとレガシーとして受け止めてもらえるのではないかと期待感を持って話している?」
小池都知事
「そうですね。ですから、1964年は申し上げましたように首都高、新幹線が残りましたね。それから、これは不幸なことでしたけれども、関東大震災の時に後藤新平は、昭和通り、後で言うところのとか、靖国、明治通りですとか、いろいろ非常に道幅の広いところ、都市計画をやりましたよね。それもある種、レガシーですね。私は、これからの2020年のレガシーというのは見えないレガシーだと思っているんです。たとえば、無電柱化。というのは見えなくなりますね。それから、段差が見えなくなりますね。高齢化に向かっていきますので、それに対しての社会福祉という観点からのレガシーを残していく。それを社会として支えるための少子化対策をやっていく。あとで話をさせていただきたいと思っているのですけれども、そう言った見えないレガシーを今回つくるべきではないかなと私自身、思っているんですね」

都政2017年展望
秋元キャスター
「続いて、東京都の来年度の予算編成について伺うのですけれど、東京都の来年度の予算案。一般会計の歳出規模が5年ぶりに前年度を下回り6兆9000億円台になる見込みです。一方で、一般歳出も事業評価で890件の事業を見直すことで700億円超の財源を確保し、新規事業が350件ということですけれど、小池さん、この新規事業350件、これはどういったものになるのでしょうか?」
小池都知事
「まさしく新規の事業でありまして、たとえば、私はずっと選挙期間中から、3つのシティをつくりますと。カタカナばかりと言われているのですが、セーフシティ、安全な街づくり。ダイバーシティというのは誰もが輝ける東京都づくり。スマートシティというのがありまして、これは環境、金融といったところに、そこを成長戦略にしていこうということでありまして、それを実現するための様々な事業を多く入れ込んだということになります。ちなみにこれは一般会計ですけれど、特別会計と合わせますとだいたいスウェーデン1国並みの13兆円の規模なんです、東京都が。ですから、その規模の大きさ。ちょうど知事査定というのをやっていまして、今日が4日目ですけれど、1つ1つの予算項目を私自身がチェックして、ちょっと高すぎるのではないかとか、もう少し増やしたらどうかといったようなことを現在、行っているところです」
反町キャスター
「知事査定が今日4日目と、全部で何日間やるのですか?」
小池都知事
「普通よりかなり時間を割いて、これまでよりも時間を割いて8日間という形にしています。既に伝えられているように、いわゆる政党復活200億円というのは廃止させていただいて、代わりに業界団体の方々から、今回は額の大きいところですけれども、60団体から。また、各政党の代表の方々からももちろん、ヒアリングをさせていただいて、それを反映した予算づくりということを進めています」
反町キャスター
「その政党復活費という200億円というのはなしにしたのだけれども、その分、政党の各党の意向も汲みながら、関係団体の話も聞きながら、決めるのは最終的に知事が決める。決めたものを今度、都議会に見せて、これでいいですかという話になる?」
小池都知事
「そういうことです。と言うか、他の道府県が普通にやっておられるような形にしたということなのですが、私としては、その中で、人、都民の皆さんが活き活きと働いていくという、これが1番の基本だと思っていまして、そのためには、たとえば、長時間労働というのが、今年は働き方改革というのが大きなテーマになると思いますけれども、東京都から、都庁からそれを変えていこうということで、都で最終的にはテレワークを本当に定着させたいと思っているんですね」
反町キャスター
「自宅で働けるという意味ですか?それは」
小池都知事
「テレワークというのは、育児の最中であったとしても、それから、介護にあたっておられる方々でも自宅で、もしくはどこにいても仕事ができることになりますので。これは1つ働き方を変える、1つの大きな方策だと思います。それを都庁自らがこういった形で、まず予算査定の場をそう変えたい。これによって働き方も変えていくし、効率も良くしていくし。都庁あたりが、こういうことを始めると、私も霞が関で、最初に総務政務次官というのをやったんです。何をするかと言ったら規制緩和です。承認から届け出、登録、山ほどあるのね。都庁も同じことですよね。ですから、都庁が生産性高く、効率良く、仕事ができるとすると、民間の企業の方々も働き方が変わってくるということではないかと思っています」
反町キャスター
「見本を示すみたいな感じになっていくわけですね。そうすると、新規事業の話、いくつか聞きたいのですけれども、新規事業の目玉は何ですか?」
小池都知事
「昨年、知事になって真っ先にやった仕事が、保育士さん、待機児童の解消作戦というか、それで補正予算を組みました。126億円にのぼりました。それを現在、区市町村の方と連携しながら、今年度内に使えるようなインセンティブを設けてやっていますけれども、これは次年度の予算でありまして、特に保育士さん。何かと報酬が他の産業に比べて低い。資格を持っているけれども、保育士の仕事をしないと。そこを何とか保育士さんとしてがんばってもらおうということで、このように報酬をそれぞれいろんなレベルによりますけれども、2万1000円分プラスして支給をしようという形で、これは国の方も考えていますね」
反町キャスター
「国の補助に加えて、都としても上乗せをする?」
小池都知事
「ええ、これによって、私は平成32年の段階で、待機児童という言葉を死語にしたいと思っているんです」
反町キャスター
「小池さん、この収入にインセンティブが、グッとかかって保育士さんが集まって来ると、その周辺、たとえば、森田さんのところとか、黒岩さんのところとか、そこにいる保母さんが皆、東京都に吸い込まれてしまう、そういうことはないのですか?」
小池都知事
「いや、あると思います」
反町キャスター
「今度、そこからは財力による自治体の間の保育士を巡る争奪戦みたいなことになりませんか?」
小池都知事
「どうでしょうかね。これは単に東京都だけの問題ではなく、この待機児童の問題は東京都と近隣の町で同じ状況だと思います。ですから、そういう意味では、これからそれぞれの地域がこの分野で力を入れていくというのは単に東京だけではないと思います。ただ、おっしゃるように、たとえば、23区でも、それぞれの対応の仕方が違う。そうすると、孟母三遷はないけれども、お母さん達は、いい方にいくわけですね。それから、保育士さんなども同じようになりますから、ですから、そのあたりはご指摘は大変鋭い部分があるのではないかなと」
反町キャスター
「ある意味、自由競争で、要するに、自治体の努力がこういうところに表れるのだという意味で言っている?」
小池都知事
「ええ。でも、東京が1番、8500人近い待機児童の数がいますので、これを解消していくということが東京のエネルギーを高めていくことになると思っていますので、ここは特に力を入れて。さらに働く女性の皆さんが、この東京の場でいろいろなビジネスチャンスを探していく。そういった、たとえば、ベンチャーの起業をしたいといった女性の方々には、そういった、たとえば、バランスシートのつけ方から始まって、起業の際の金融機関との関係とか、起業する人なら当たり前のことみたいな話ばかりですけれど、そんなこともちょっと後押しをしてあげて、東京における起業の担い手である女性というのも元気づけていくというのは、結局、東京が元気であるとアベノミクスにも役に立つと思いますよ。600兆円を目指しておられて。東京は現在95兆円を、それを120兆円まで伸ばしていく」
反町キャスター
「それは何年までにですか?」
小池都知事
「この数年の間に伸ばしていきたいと考えていまして、だからこそ環境とか、金融といったような分野に力を入れて、その担い手として女性と考えているということです」
反町キャスター
「半分僻みだと思って聞いてください。男はあまり相手にしないのですか?放っておいても奴らは働くからいいやと。そんなことはないのですか?もうちょっと僕らの方にもご飯に誘ってくださいと思っている人、そこはどうなのですか?男に対する配慮は」
小池都知事
「いや、既に男性には社会におけるプラットホームはできているわけですよ」
反町キャスター
「もう既に、そこにハンデがあるという意味で言っている?」
小池都知事
「はい。そういう観点から女性にこの国は特にそうです。そういったところは段差、街の段差ではないけれども、そこの部分は埋めるべきだと思いますね」
反町キャスター
「それは国会議員の時から、ずっと女性の社会進出について積極的に言われてきた、その背景というのは日本社会というのは男性社会で、女性はある意味、いろいろなところでハンデを背負っているというのがあるからこその、こういう政策になるのですか?」
小池都知事
「それはそうです。いろいろ世界での女性会議にしょっちゅう出ていました。他の国に行きますと本会議場などを見ましてもカラフルですよね。日本の場合はそれこそブラックとは言わないけれど、グレーボックスですよね。多いですよね。明確に比率からしても、ワールドエコノミックフォーラムの、毎年使われるランキングがあるのですが、一昨年が104位だったんですね」
反町キャスター
「女性の社会進出の割合ですね?」
小池都知事
「はい。総合的な評価で104位。これだけ女性が輝くの、1億総活躍だのと言っていながら昨年は最新の数字で111位に落ちている。これだけやっていて。私は何も日本がやっていないとは申しません。やっています。ただ他の国はそれこそ国を伸ばしていくために女性をもっと活かそうということを日本の倍も3倍も4倍もやっているということです」
反町キャスター
「我々、男性はもう少し考えなさいということですね」
小池都知事
「いや、日本は女性の活かし方というのが下手ですね、一言で言うとね」
秋元キャスター
「なぜなのですか?これまで」
反町キャスター
「挟まれるとつらい…。どうなのですか?」
小池都知事
「いや、どう扱っていいのか、まだよくわからないのではないですか。たとえば、ワシントンとか、ニューヨークに行ってごらんなさいよ。日本の素晴らしい女性がゴロゴロいますよ。バリバリやっている。つまり、彼女らは日本にいると上司がその彼女をどうやって扱っていいかわからないというような、そういう状況で、結局、その女性達も日本ではあかんなと思って出ちゃうと。頭脳流出は結構していますよ」

小池都知事が語る 都議選への決意
秋元キャスター
「ここから夏の都議会議員選挙など政局について話を聞いていきます。小池さん、今日、安倍総理との話の中では、この夏の都議選について話が出たのでしょうか?」
小池都知事
「そうですね。一般論として地方の議会はそれぞれユニークだよねという話はしていました」
反町キャスター
「どういう意味ですか?」
小池都知事
「あれはどこかな。ある県にすごいドンがいて、という話なんかは皆…」
反町キャスター
「北関東?」
小池都知事
「どことは言わないけれども。有名な話ありますよね。そんなことはどこでも濃淡はあれあるよねというか。だから、総理官邸の中ではありますけれど、お喋りは楽しかったです。総理とのお喋り」
反町キャスター
「その意味で言うと、都知事選に向けて別に緊張は?都連のレベルでは、下村さんが千代田区長選だ、何だかんだといろんな話があって、都連レベルでは小池さんのところと何とか、都連のレベルでは千代田区長選やら、都議選に向けて、様々な解決をしなければいけない問題があるような印象を僕らは受けているのですけれども、官邸との間において小池さんはスムーズな意思疎通をはかられていると僕らには見えるのですけれど、そこはどうなのですか?」
小池都知事
「そうですね。たとえば、アベノミクスにしても、オリンピックにしても、協力していくことは、国益に沿うということと私は思っていますし、総理もそうお考えだと思います。その意味では、何もそこで争い合うということはないですね」
反町キャスター
「一方、でも、今日、官房長官とも会いましたですよね?菅さん」
小池都知事
「はい」
反町キャスター
「菅さんは増田さんをグッと応援されたではないですか。菅さんと小池さんの関係というのは、政治部記者の、非常に嫌な感覚ですよ、すみません、からすると官房長官と小池さんの関係、僕は気になるのですけれども、今日どんな話だったのですか?官房長官とは」
小池都知事
「オリンピックを機会に、たとえば、インバウンドをもっと増やしていく方法を考えようとか、非常に前向きな、建設的なお話ができました」
反町キャスター
「インバウンドは確かに菅さん、大好きだ。大好きと言っちゃいけないか。でも、その話はここに迎えた時も、菅さん、すごく熱っぽく語ったのですけれども」
小池都知事
「私、議員時代もあまり接点はないんですよ。だけれども、今日はとてもいろいろと、こういうところをやった方がいいのではないとか、具体的に、アイデアも頂戴をしました」
反町キャスター
「それはインバウンドの話ですか?」
小池都知事
「そうです」
反町キャスター
「外国人観光客を増やすために、みたいな?」
小池都知事
「はい。日本の文化をどうやって世界に伝えるかということを含めてですが」
反町キャスター
「そうすると、僕らがここで聞こうとしている都議選の話というのは、全然出てこなかったという形ですか?」
小池都知事
「そうですね。官房長官とはしていませんね」
反町キャスター
「そういう意味では、先ほど言われたみたいな、ドンは?」
小池都知事
「いや、お茶を飲んで話すぐらいのような、そんな雰囲気で、お話をいたしました」
反町キャスター
「そうした中で、今年6月ですよね、都議会議員選挙?」
小池都知事
「まだ日程は決まっていせんが」
反町キャスター
「夏の都議会議員選挙で非常に僕らも注目しているのは、小池さんが塾をつくられたり、地方政治なり、政治を目指す人を集められたり、そういう形で何か都議選に向けて積極的に関わられているのではないかという動きを見ているのですけれども、数の話をすると、要するに、現状自民党が57で公明党が23になっていて、全部で定数127のうちの過半数を自公でいっている中、公明党はこの間、幹事長が都議会内における自民党との連携を断つという話をなさった。民進党は、蓮舫さんが小池さんに対して、眩しいとずっと思っていました、というような話もある中で、こういう数を足していくと、あと20ちょっとぐらいあると過半数に達するという、今度の都議会議員選挙の話ですけれども」
小池都知事
「都議会議員選挙の時は、この前提がそもそもあまり関係なくなってしまうと。今、関係あるのは予算ですよ。予算がどれぐらい、まさしく査定している予算に対してどのような態度をおとりになるのかということで。その意味では、この表は意味がありますね。でも、そもそも考えてみたら、私が最初に都庁に入った8月2日ですか。あの時、入口で迎えてくれたのはかがやけTokyoの3人だけです。私自身はこの間、都民ファーストという、その一言でずっと貫いてきたつもりでありまして、その意味では、各種条例案なども、自民党も含めて、賛成してくださっているということで、最初は1人だったのが3人になり、それがだんだん増えてきているということは、都民ファーストという、アメリカでトランプさんが言っているのとはちょっと違うけど」
反町キャスター
「違うでしょう。一緒ではないですよね」
小池都知事
「違う。だけど、都民ファーストというのは、私は、決して間違っていないし、むしろこれを貫くべきだとあらためて思っています」
反町キャスター
「たとえば、自民党も条例案には反対しないとか、都議会における様々な小池都政の方向性に対して表立って反対をする人間が徐々に減ってきているという印象を持っているならば、別に都政、都議会議員選挙に向けて、仲間を募る必要はあるのですか?過半数とか、過半数にこだわる、その理由は?」
小池都知事
「それはとても当たり前のご質問すぎて、何と答えたらいいか。だって任期はくるわけですから。そのあとのことを考えて、過半数を確保するというのは当然のことではないですか」
反町キャスター
「でも、たとえば、既成の自民党とか、公明党との関係ということについては、自民党はこれまで小池さんが出された条例案には反対をしていないと言いました。自民党の都議会議員の皆さんも僕ら条例案には反対をしていないということを一応、条例に対しては言っていますよね?」
小池都知事
「ただ、そのあとどうされるかは、そこは確実ではありませんしね。選挙ということを踏まえて、その後4年間、固定されるわけですから、基本的には。それは当然のことながら、私と方向性が一緒という方を確保していくことが都政の安定につながっていくし、安定と言うとそのまま何も進まないような印象になるのかもしれませんが、私は情報公開を含めて、ますます改革していこうと思っていますので、それにちゃんとついてきてくれる、もしくはもっとこうしたらいいですよということを提案する。それぐらいの議員がいてほしいなと思っていますので、そういう候補者を選ぶと」
反町キャスター
「塾を開いて政治を志す人を育てようという話、希望の塾をやっているではないですか。そこから上がってくる人達と、自民党、他の党から来ないと思うんです、自民党から小池さんのところに実は小池さんの方針に賛同しているという人達。これは、要するに、小池さんの次の都議選、都議会選挙に向けた頭の意識としては同じ仲間ということになるわけですか?」
小池都知事
「そうですね。私は都議会であれ、国会であれ、もっともっと新しい門戸を開くというのは意味があると思うんです。そもそも私は今回、都議会選挙を6月、7月に控えるわけですけれども、1992年の時に日本新党で都議会の議員をまず公募して、その中から選んで、はい、あなたはこの選挙区ね、と言って貼りつけて、その数か月後に行われた総選挙では、そこでも同じように公募をし、あなたはここね、と言って、枝野さんに大宮に行きなさいとかですね」
反町キャスター
「枝野さん、だって、出身は栃木…」
小池都知事
「栃木ですが、簗瀬さんというさきがけの方と重なっていたので、それで、あなた、こちらにしなさい、と言って、大宮に決めたのは私ですし、野田佳彦さん、彼はもともと県議会議員だったから地盤があった。前原さんも府議会議員だったから、京都で地盤があった。そういう松下政経塾系とか。茂木さんというのは、大前研一さんのところにいらして、手を挙げてきた方です。栃木の選挙区に決めというので、全部そういう仕事ばかりをやってきたので、また、久しぶりにこういうのをやってワクワクしてるのですが」

公明・民進と連携は
反町キャスター
「都知事選においては、鳥越さんを担いでいた民進党の蓮舫代表は4日の年頭記者会見においても、小池都知事に共鳴している、いろいろな選挙区でどういう協力ができるのか、実務者レベルで進めていきたいというような話。もっと言うと、昨年の9月ぐらいでしたか。小池さんのことを、ずっと眩しく思っていましたというですね。聞きましたか?その時」
小池都知事
「…かな」
反町キャスター
「眩しく思っていましたと言われて、ラブコールが蓮舫さんからずっと続いているのですけれども、これはどう感じていますか?」
小池都知事
「女性リーダーでがんばっておられるし、御苦労も多いだろうなと思います。党の代表ですから、当然、都議選に対してどのようにすれば勝てるかと考えるという、1つの例だと思います。でも、いろいろとこうやって賛同をしてくださる党や会派が出てくるということは、これはありがたいことだと思っています」
反町キャスター
「この人達も足しながらということも考える?」
小池都知事
「いや、それは選挙区次第ですね。1人区があって、2人区があって、3人区、それ以上と、それぞれ地域によってオーダーメイドです。ですから、そういったことを1つずつ考えていくということだし、それから、せっかく応援をしてくれて同じ方向で改革をしていこうという勢力については、お互い足を引っ張り合って昔ながらの人を勝たせるなんてことは意味がないですよね」
反町キャスター
「希望の塾から上がっていた候補者と、民進党から上がってきた候補者がいて、そこの部分を1本化して、小池印の候補者と、いわゆる現職の自民党の候補者という形に持っていきたい?」
小池都知事
「それぞれのまさしくオーダーメイド、そこはじっくり考えたいと思います。でも、過半数を超える(のを目指す)というのが、これは必然ですし、それを全員希望の塾からズラッと並べて、気持ちはいいかもしれないけれども、だけど、それは他のところに勝てる人を落としてしまったりしますので、そこは1つ1つ、オーダーメイドの調整が必要だと思います」
反町キャスター
「勝負する時の判断というのは?どうやって決めているのですか?」
小池都知事
「ドタ感ですね。あとはゴルフなどで芝をむしって、上げて、風で。でも、自分がこうしたいという明確な方向性があれば、リスクをかけてでも戦う時は戦いますね」

豊洲市場移転の行方
秋元キャスター
「豊洲市場への移転。今週末に水質検査の結果が明らかになりますよね。結果次第では冬ぐらいに移転ということですが、見通しはいかがですか?」
小池都知事
「9回目のモニタリングの結果というのが1月の半ばに出ます。1月14日に専門家会議というのがありまして、平田座長という方がトップですけれども、そこで最新の数値が発表されることになります。前回は思いかけず、あまり良い結果ではなかった。今回、最終の調査結果が出るわけで、これは開けてみないとわかりませんので、この問題は政治的というよりも科学ですね。環境の数値がどうなのかということなので、その数値をよく見ないとこればかりは決められません。その結果で良い数字が出るのか、悪い数字が出るのかによって、そのあとの行政の手続きが変わってくるということで大変注目もしているところです。本当は9回目の最終のモニタリング調査をネグって移転をしようとしていたわけです。なぜ飛ばそうとしたかというと、オリンピック・パラリンピックの道路建設に間に合わないからという理由があったわけで。オリンピック、パラリンピックも重要であります。だけど、私は、食を扱うところだけに安全性の確認というのはすべきだというのが移転延期の最大の理由だったわけですね。それだけに今度の調査結果というのは注目していきたいと思います」
反町キャスター
「小池さんはいろいろな舞台に立つ中で、有権者に自分のどんなところを評価してもらいたいと思ってやっているのですか?」
小池都知事
「問題の掘り起しですね。特に私は5か月経ったわけですけれど、前任者の方々が何をなさってきたのかということが不透明なところがあったので、そこを見える化をしますということで、まず情報公開を一丁目一番地とさせていただくという話でスタートしています。そうしたら、予想以上にいろいろなものが、頭の黒いネズミがいっぱいいるわけで、それは何ですかと」
反町キャスター
「それはどこにいるのですか?都議会にいるのですか?都庁にいる?」
小池都知事
「要は、いろいろ問題点があるということで申し上げているし、古い体制の中で起こってきたことで、よってアンシャンレジームという言葉を使わせていただいたわけですけれども。1つずつ情報を表に出していくことによって、皆さんがびっくりされることが多いという話であって、結果的に劇場になっているし、テレビも全国放送でこれだけ都政のことを…。それは別に私が是非お願いしますと言っているわけではなくて、皆さんに興味を抱いていただいて。でも、そのことによって都政の見える化が進み、都政がより緊張感を持って進んでいくということが、これは東京都にとってとてもありがたいことだと思っています」
反町キャスター
「その先には何を目指しているのですか?」
小池都知事
「ですから、それは都民の皆さんが納得のいく都政を1つずつ進めていく。現在やっていることは、豊洲にしてもロードマップを示して、いつ頃どうという話はしています。オリンピックについてもほぼ形は整っているわけで、あとは周りにあるいくつかの問題点を片づけていくと。それよりも私はワクワク感を出していきたいと思っているわけで、ですから、これら負の遺産の始末が終われば、これからはむしろ新しいレガシーづくりが始まると。それは、待機児童問題の対策であったり、働き方改革であったり、環境先進都市をつくっていこうという3つのシティづくりという話につながっていくわけです。そのために過半数を制して、都議会と共に両輪として、片方が脱輪するのではなくて、両輪として都政を前に進めていきたいと思います」
反町キャスター
「自民党の人たちが皆、小池さんに寄ってきて、新風自民党が57人になったらどうするのですか?」
小池都知事
「それはあり得ないと思います」
反町キャスター
「それが30、40ぐらいになった時に、仲間として迎え入れる?」
小池都知事
「そこまではいくことはないと思いますね」
反町キャスター
「来る者は拒まないということですか?」
小池都知事
「これからの動きはよく見ていきたいと思います」
反町キャスター
「でも来られたら困る人もいますよね?頭の黒いネズミとか」
小池都知事
「人間としての矜持がおありでしょうから、それはないのではないでしょうか」
反町キャスター
「まさか来るわけはないだろうと」

小池百合子 東京都知事の提言 『あくまでも都民ファースト』
小池都知事
「先ほども申し上げましたように、最初は3人だったんです。私をサポートしてくれる都議会議員の方が、現職でね。都民ファーストということを貫いてきたつもりです。それが今だんだんと増えてきているというのは、都民ファーストという想いが伝わってきているからではないかなと思います。これを貫くと、その先には東京という首都が、2020年大会も然り、それから、子育てもしやすい、子供も産みやすい、出会いもあるという希望に溢れる街に。綺麗な言葉ばかり並べましたけれども、正直そう思っています。そのことをずっと貫きたいと思っています」