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2017年1月6日(金)
二階俊博×古賀誠 2017年… 自民党の運命

ゲスト

二階俊博
自由民主党幹事長
古賀誠
元自由民主党幹事長

二階幹事長×古賀元幹事長 『慰安婦少女像』対抗措置
反町キャスター
「韓国の少女像の話、日本政府の対抗措置。駐韓国大使・総領事の一時帰国、本国召還とは言いません、一時帰国という対応になっています。日韓通貨スワップ取極の協議の中断。これもやめるのではなく中断という言い方になっています。日韓ハイレベル経済協議の延期など、諸々の対抗措置というものを、日本政府がこれまでの対応に比べて比較的早いテンポで打って、それに対して、韓国側が非常に遺憾であると言い方になっているのですけれど、我々的に言うと、あれだけ言って日韓合意したにもかかわらず、また、つくらせてしまったということについての気持ち悪さはずっと持っているんですけれど、そうかと言って、エスカレートしたらこれまで積み上げたものが泡になってしまうような気もするのですけれども、現在の日韓の状況をどう見ていますか?」
二階幹事長
「韓国は申すまでもなく、隣の国でもありますし、長い歴史がありますからね。大事な国であることには違いないが、交渉したり、いろんなことを話し合っていくのにはなかなか面倒な国ですね。率直にそう思いますよ。あり得ないことではないですか。普通では」
反町キャスター
「古賀さん、いかがですか?日韓関係の現在の状況。どのような思いで見ていますか?」
古賀氏
「韓国を好きか嫌いかは別で。今おっしゃったように、隣の国ですから。逃げ出していくわけには、お互いにいけない国ですよね。ただ、この慰安婦問題は韓国だけではなく、我が国にもいろんな経過があって、積み上げて、積み上げてきたわけでしょう。最終的には日韓の首脳会談で合意をしたと。これは信義は守ってもらわないといけないと思います、韓国側は。確かにそれには時間も必要でしょうけれども。私は、今度の4項目については極めてスピード感溢れる対抗措置をやった。私は支持しますね。そのうえで時間が必要であれば、それは止むを得ませんけれど。やることをきちんとやるということは必要なことだと思いますね」

2017年『自民党の針路』
松村キャスター
「一昨日の安倍総理の年頭会見の内容ですが『12年前、あの劇的な郵政解散がありました。そのさらに12年前は私が初当選をした年でありますが、自民党が戦後初めて野党になり、55年体制が崩壊した歴史的な年でありました。佐藤総理が沖縄返還でアメリカと合意し、解散総選挙に打って出た昭和44年も酉年でありました。酉年は、しばしば政治の大きな転換点となってきました』とこのように述べています。古賀さんは、大きな政治の転換点と言われる酉年、今年の政治課題というのをどう見ていますか?」
古賀氏
「確かに酉年というのは、いろいろ転換期になったんだなと思って、こうやって見るとね。確かにそうなのですけれども、だからこそ今年はそういうことのない平穏な年であってほしいなと思いますね。特に我が国が抱えている大きな課題は全部長期的な対応を必要としていますよね。経済もそうでしょうけれども、人口減少の問題だとか、高齢化で労働人口もドンドン減少していくと。憲法改正もある意味で長期的な対応が求められる。そういう意味で、しっかり安定した政治の中で平穏な1年であってほしいなと。こういう大きな転換期にならないように、幹事長にがんばってほしいなと思いますね」
反町キャスター
「古賀さん、その意味で言うと、まさに今年の課題と言っても今年中に解決するものというのは、実はあまりなくて、そういう意味で言っていますね?」
古賀氏
「そうですよ。全部、長期的な対応を必要としている課題ですよね。だからこそ安倍総理も年頭の挨拶で、そういうメッセージを言っていますね。長期的政権、長期政権。意欲満々ではないですか。私はそう思いますね。自信と風格も出てきたように思いますよ」

2017年『解散総選挙』は?
反町キャスター
「古賀さんの話にもありましたように、要するに、今年中に何かをすることではなく、数年かけて取り組まなくてはいけない課題というものが目の前にあるという、今年2017年のスタートを迎えた時に、いつもの質問ですけれども、冒頭、年頭に解散はありますか?1月、2月にありますかと。これはないと思っているのですけれども、そういう雰囲気でよろしいですよね?」
二階幹事長
「だいだいそれでいいのではないですか。解散のことに関しては、そういう権力、力を持っている人は、これは唯一の、こんな面白いことはないわけですよ。解散と言われる度に胸ドキドキする人から、ハラハラする人も、いっぱい世の中にいるわけです」
反町キャスター
「それは国会議員含めて、我々、関係者というか、見ている者も、ハラハラ、ドキドキするから、こうやって聞くのであってですね」
二階幹事長
「だけど、そんなに私は面白がって、解散をもてあそぶものではないということで言っているわけです。ですから、解散される者の身になってみなさいよ」
反町キャスター
「でも、幹事長というのは選挙を仕切る方だから、解散される身の側にもなりますよね?仕事を考えると大変ですよね。関係ないですか?」
二階幹事長
「いや、それは即座に考えるわけであってね」
反町キャスター
「そのへんは別なのですね?」
二階幹事長
「予め考えておいて、ここらで解散したら面白いぞと。私は、人間そんなに悪くない」
反町キャスター
「古賀さん、そうした中で、たとえば、今年の解散、政治日程を見ると、選挙区の区割り変更があるではないですか、6月ぐらいに、たぶんまとまるのではないかと言われているし、7月、夏には東京都議会議員選挙もあります。そういった区割り変更後の周知期間とか、都議会議員選挙という意味では、公明党が当然嫌だと言うわけですけれど、間を取ってほしいと言うのですけれども、こういったものに幹事長としては配慮せざるを得ないと感じますか?」
古賀氏
「それは当然でしょうね。だけど、解散は幹事長がおっしゃるように、これだけは総理の専権事項ですから。と言うことを枕詞に必ず言わせていただいたうえで、なかなか今おっしゃるように、区割りの答申が6月の中旬ぐらいでしょう。早くなるかもしれません。その後の周知期間も必要ですし、都議会議員選挙もある。ということを考えるとなかなか難しいだろうとは思いますね」
反町キャスター
「区割りというのは、なかなか普通の我々には感じにくい部分で、今回の区割り、変更されるのが100ちょっとぐらいあるんですね、おそらく。小選挙区選出の国会議員にしてみると、自分が戦う、いわば戦場が広がったり、縮まったり、ズレたりするわけではないですか。これは二階さんにも聞きますけれども、幹事長というか、党として、これを説得してがんばれと。そこで、たとえば、選挙区の区割りが変更することで、選挙区が変わった国会議員から、ここでは戦えないから何とかしてくれとか、資金援助か、人的な補充とか、いろいろ要求がくるではないですか。これは大変ですよね?裁くのは」
古賀氏
「大変だと思います。私の場合は、そういうのに遭遇していませんから。だから、今度の場合は、二階幹事長はもろにそれがぶつかってくる可能性がありますから。大変だと思います」
二階幹事長
「派閥単位で考えるのではなく、全党的に考えなくちゃいけないですからね。これは大変なことだと思います。これは比喩、例えようもない話ですよ。初めて遭遇する。歴代の幹事長にしても、総裁にしても、体験をしたことのないことを我々はやらなければいけないから」
反町キャスター
「区割りに対する対応もある、もう1つ、小選挙区に関する話ですが、これは前回の参議院選挙の結果、こうなっています。特に1人区における自民党が苦戦をした部分というのは北海道と新潟を含めた東北ブロックですけれど、北海道は、要するに、野党の共闘が組まれなかったので、自民、民進、民進で、東北地方は全部1人区ですよね。1人区のところにおいては、東北、新潟における自民党、非常に取りこぼしが多くて、秋田だけだったという、この結論を見た時に東北の1人区における苦戦。それは、だから、小選挙区の衆議院における、1人区における苦戦が同じだとは、僕は言いませんけれど、自民党として1人区においての苦戦、参議院における、1人区における苦戦というのを、原因をどのように分析をして、今度の総選挙に向けて、どう考えているか。差し支えないところで話していただけませんか?」
二階幹事長
「差し支えがありますよ。ありますが、せっかくの真面目な質問ですから、我々も真剣に考えなければならんと思いますが、そうだからと言って、特別の戦術。そういうことに対して、こう戦ったからいいというものはあり得ないと思うんですよ。それだから自民党は従来、党員の皆さんにいつ選挙があってもいいようにしようと、常在戦場という大変便利な言葉がありますが、私は常にそれでやっていこうと。だから、若手の方にも、いつ選挙があってもいいようにしようという引き締めというか、そういうことはこれまでもずっとやってきましたが、これからもずっとやっていくつもりです」
反町キャスター
「古賀さん、いかがですか?東北、1人区における苦戦の原因をどう見ていますか?」
古賀氏
「これは、1つは定数削減によって、従来2つあったところが1つになったというところが全滅しているわけです。なぜかと言うと、足腰が強くないですよ。従来2だったから、1、1で取れているでしょう。そうすると、非常に幹事長に言いにくいけれども、私は現在、民間人ですから言えるのですが。要するに、足腰を鍛えていないですよ。2の戦いをずっと続けてきたから。バッチを付けて行事に出ていけば当選をするということですよ。ところが、これが1つになったでしょう。それで一気に足腰の強い人達が勝ち残るという選挙になっちゃった。日頃の、だから、要するに、さぼりですよ。日頃の。これが大きい。よく野党共闘したとか、いろいろ言われるけれども、それも1つはあるでしょう。しかし、基本的には政治家としての、1番大事な選挙に勝つという、1番大事にしなければいけないことを怠ってきているというところが1つ大きな反省点だろうと思うんです。もう1つは、地域的な政策課題。これはTPPに象徴されるのですが、そういう問題に対してはちょっと党もきめ細かな、対策が選挙に必要だったのかなという思いはしますね」
反町キャスター
「いかがですか?二階さん」
二階幹事長
「先輩のお話として、心に刻んでおきたいと思います」

自民党 官邸と維新
反町キャスター
「二階さん、IR法、カジノ法について、自民党も一生懸命だったけれど、喜んだのは維新ですよね。維新は非常に前向きにこの法案に対して大阪で統合型リゾートをやりたいという思いもあるんでしょう。そういう意味もあって、維新は非常に積極的で、クリスマスに総理と官房長官が松井知事と橋下さんと会ったりする。そういうような維新と官邸の、官邸のですよ、関係がある。IR法案もそれに向けた接着剤みたいなものだったのではないかと、そういう話もある中で、でも、幹事長は幹事長で国会は自公でまわしているわけです。自公でまわしている国会を預かる党として、官邸がそういう意味において維新とくっついているというのは、和歌山で、大阪の状況もよく知る立場からすると困る。困るとは言いづらいですかね。どんな想いで見ていますか?」
二階幹事長
「しかし、総理はじめ、党の大半がこれでいこうということでありますから、粛々と採決に臨んだと。こういうことですから。これから先は躊躇される問題、あるいは心配をされる問題、また具体的な面でいろいろのご心配の向きが言われていますね。これらに対してはこれから対応していけばいいと思っていますから」
反町キャスター
「いろいろな問題というのは、いわゆるカジノに関するギャンブル依存症とか、そういう意味ではなく、自公の軋みみたいな、そういう意味で言っているのですか?」
二階幹事長
「ギャンブル依存症のことに関してもよく言われていますからそういうことに関してはちゃんと対応をしていけばいいという考えです」
反町キャスター
「ただ、二階さんの立場からする時に、自公の連立で国会における様々な法案や国会対応もずっと歩んでこられているわけではないですか。そこにおいてIR法案というのが入ってきて、維新もいくからという形になった時に、扱いづらくはないですか?そこはそこで割り切れるものなのですか?」
二階幹事長
「結論、ちゃんと出たではないですか」
反町キャスター
「なるほど、出たことに関してはそうですね。終わった。その前だったらいろいろ言いたいことがあっても…言ってもしょうがないと。そういう意味ですか?」
二階幹事長
「言ってもしょうがないというよりも、そう国会で決まったではないですか。多数決で、国会で決めるのは、これは日本の、国会の民主主義のあり方ですからね。これからではちょっと遅いですよ」
反町キャスター
「それはその通りですね」
二階幹事長
「この放送がもっと早かったら」
反町キャスター
「もっと他にも言いたいことがあったかもしれない?」
二階幹事長
「でも、現在となってはね」

2017年『野党共闘』への対応
松村キャスター
「ここからは野党の動きについても聞いていきます。こちらに自民党と民進党の支持率の推移があるのですけれども、昨年9月、民進党代表が蓮舫氏に変わって以降も、このように支持率が低迷している状態が続いています。最新のですと9.2%ということですね」
反町キャスター
「9月に蓮舫さんが代表になられたあとも、普通ご祝儀相場みたいなもので支持率が上がるかなと思ったら、上がっていないんですよ。そのままずっと9%弱、10%弱のままですけれども、これは民進党の問題なのか、蓮舫代表の発信力の問題なのか。どう見ていますか?」
古賀氏
「なぜ蓮舫さんで支持率が上がらないかというのは、蓮舫さんだけ責めるというのは酷なことだと思いますよ。民進党という政党に対して信頼がゼロだということですよ。国民の信頼が。自民党の場合は、あれだけの数が多い政党の中で常に40%前後あるということです。そこの代表が誰になるかということで、安倍さんが60%も70%も持っていると。ピークの時には。現在も60%支持を得ることができている。これは自由民主党という政党に政権担当の能力、こういったものを国民が認めているから、ということですね。だから、蓮舫さんだけを責めてもかわいそうなのかなという気がするのですけれども」
二階幹事長
「たとえば、我々は、この31日、暮れの31日まで災害、大火事で、糸魚川の皆さんが途方に暮れていましたよね。まず瓦礫の処理はどうするのだと。それから、家の建て替えはどうするのだと。前のローンがまだ残っているうえにローンをやらなければいけない。そういう時に誰が責任を持つかと。政府・与党が責任を持たなければ、ああでもない、こうでもないだけ言っているだけではダメでしょう。私はちょっと酷かと思ったけれども、暮れの31日、その日しか日がないですよ。いろんなことを積み重ねて。31日に私は糸魚川へ行くと、現地へ。災害の現地へ行くと。それに対して無理は言わないから、来られる人は来ればいいと言ったら、13人が来ましたよ。私を含めてだけど。それで13人、つぶさに現地の状況を見て、放っては置けないと。災害では党は全力を挙げなければいけないと。帰って来て、すぐまた政府と交渉をやりましたよ。大晦日の日に。そうして休み明けに皆、集まって議論しようということで、昨日、そういうことの議論をやりましたが皆、一生懸命にやろうと。大晦日に呼び出された人も皆、満足感を持って、さすがこれが政府・与党だという気持ちを皆持っているから文句を言う人は誰もいません。もっとも文句を言う人まで引っ張り出さないからね」
反町キャスター
「良かったら来なさいというやつですね?」
二階幹事長
「良かったら来なさい。それから、それをやっておかないと選挙で勝てないですよ」
反町キャスター
「野党の連携の話。蓮舫さんと志位さんの発言をまとめてみました。蓮舫さんは『選挙区での協力ありきではなく、まず政策をきっちり詰めたうえで、候補者調整できるかどうかだ』と。共産党との野党4党との話ですけれども、一方、志位さんは『“本気の共闘”の体制をつくりあげることができれば選挙情勢の激変をつくりだし、安倍政権を退陣に追い込む結果をつくることは十分に可能だ』と。野党間の共闘、候補者調整について温度差があるような感じ。蓮舫さんはどうしてもきっちりと政策を詰めたうえでできるかどうか。志位さんの方は退陣に追い込む結果をつくることは十分に可能であると。本気でやれば、ということですね。この温度差について古賀さん、いかがですか。4野党の候補者調整というのは脅威足り得ますか?」
古賀氏
「政治の共闘というのは国の責任を持つということですから。ただ、単に選挙で勝つ、負けるではないですよね。それにも関わらず、国家像が全然違う党が一緒になって本当にそのことに対して、国民が信頼するかどうかですよ。安心できて、選挙を戦えるかどうかですね。だから、選挙に勝って、政権を担当するのだということであれば、1番大事な国家像は一体化されたものでなければいけないし、大事な安保だとか、そういったものというのは当然、政策として一致する必要があると。国民はそんなに甘くないです。ちゃんと見ている。勝ち負けのゲームではないですから。政党の共闘というのは。そこのところはもっと真剣にお考えいただかないと、国民の合意はとれないと思いますね」

『小池都知事』&『都議選』
松村キャスター
「さて、今年は夏に東京都議選が行われる予定なのですが、小池都知事は今日行われました連合東京新春の集いの挨拶でこのように述べています。7月の勝利までは1滴も飲まない。今度は髪を切るにもあまり髪がないので、今回はお酒を断つという、断酒宣言をしました。あらためて都議選に向けた決意にも思えるのですけれど、二階さん、小池さんの言葉をどのように見ていますか?」
二階幹事長
「これは小池さんは、東京都知事になってあれだけの期待を背負って、これから政策をやらなければいけないではないですか。どうしてやれるのですか?東京都知事だけで、どうしてやれるのですか?」
反町キャスター
「議会と連携しないでという意味で言っている?」
二階幹事長
「もちろん、ね。同時に政府・与党とも没交渉のままでどうしてやれるのですか。我々は突き放すつもりはないけれども、そういうことも十分に考えたうえでいろんなことをやっていかなければダメだ。髪を切るの、切らないの。そんなことは問題ではないよ。お酒も飲みたければ、飲めばいいので。誰が証明するのですか?」
反町キャスター
「飲んでいるか、飲んでいないかを」
二階幹事長
「うん」
反町キャスター
「それはわからないですね」
二階幹事長
「同調したら責任を取りなさいよ」
反町キャスター
「だって、来週、迎えるのですけれども、二階さんから、酒を飲まないのをどうやって証明するのだと言っていましたよと、こういう話になっちゃうわけですよ。ただ、二階さんは、小池さんが対立の雰囲気をつくることによって、自らの人気を高めている、風を吹かせているとした時には自民党は放置するのが1番いいのか。これはけしからん、自民党の東京都連がかつてやっていたように、これはダメ。あれはダメだ。処分だ、除名だと言うのではなく、どうぞそのままでいてください。好きなようにやってくださいと、放置することが小池さんにとって1番困る対策なのかどうか。ここはどう感じますか?」
二階幹事長
「今ここで、これがいいと言ったら、こちらに来るはな。だから、それは言ってもしょうがないということ。言ってもしょうがないことだけれども、大東京都ですから、世界の中で日本を代表する都市ですよね。だから、そんな中ですから責任を持ってしっかりとした都政をやってくださいよ。それにはエールを送りますよと。こういう程度ですね」
反町キャスター
「古賀さん、小池さんの話。俗に言う、賞味期限みたいな言い方になるのですけれども、都議選までそのまま今の勢いでいくのか。30人、40人の新党を、候補者を立てるという話がある中、たとえば、かつて小池さんがいた日本新党みたいなイメージで、都議選で躍進をして、そのまま参議院選挙でドンといったではないですか。そんなことを彼女は狙っているのかどうか、ないしはそこまでいかないで、都議選の結果、そのあと、スピードが低下していくと見ているか。この先、どう見ていますか?」
古賀氏
「小池知事がどういうことをお考えになっているかわかりませんが、都議会議員の選挙を戦うということになると、2つ、選択肢があるだろうと思うんですね、小池知事に。1つは、小池印という、スタンプを押してやって、新党ではなく、この人は私の協力者ですよ、一緒にやる同志ですよという、推薦なるのか、支持になるのかは別だけど、小池スタンプを押すという戦い方が1つある。もう1つは、それだけでは風が足りないというので、新党をつくろうというところまでいくのかどうか。私は新党をおつくりになる可能性が高いと思いますね。小池さんの性格や…」
反町キャスター
「勝負をかけてくるということですね。その先に、要するに、たとえば、その先にくるかもしれない、たとえば、総選挙とか、そういったものも視野に入れた戦い方をする。要するに、おおさか維新の会みたいなことをやろうとしているということですか?」
古賀氏
「そこまでいくかどうかは別ですが、都議会の選挙に限っては、おそらく新党をおつくりになる可能性は十分にあるだろうと。その時に、話題になっている、そっとしておくのが良いのかとか。そういう話はまさにこれから幹事長の手腕ですから。それぞれの地域で、ここはそっとしておこうと、ここは我が党の候補者に全力投球をしていくのだというような。東京の都議会の選挙というのは、ある意味では、非常に自民党という政党にとっても大事です。政権にとっても大事ですね。これで躓いたり、失敗したというのは、いくらでも例がありますから。だから、そこは1つ幹事長がそれぞれのケースバイケースでご判断をされて、そっとしておくというところは、思い切ってそっとされるか。ここはテコ入れしなければいかんというところは、全力投球をされるかもわからないし。そういうご判断をこれからなさっていくだろうと思いますね」
二階幹事長
「難しい選択ですけれども、必ず自民党が、東京都においても勝利することができるように、都民の皆さんに私達の政策を訴えて、一緒にやっていきましょうという呼びかけをしていこうと思っています」
反町キャスター
「新党にまでいくのではと古賀さんは言っています。そこはどう見ていますか?小池印のスタンプではなくて、新党にまでいくのではないか?」
二階幹事長
「新党にまでいったら、新党にいった時のこと。いかないのにいくではないかと言う、今から言って追い出さなくてもいいわけです。だけど、新党をおつくりになるのなら、どうぞと。我々は正々堂々と戦うのみです」

自民党『派閥』の行方
松村キャスター
「こちらが現在の自民党の派閥ですけれど、かつて自民党の派閥、派閥と言えば、1つの政党に匹敵するぐらいの力を持っていまして、領袖と言われる派閥トップへの就任が総理、総裁へのステップとも言われていました。ですが、現在は領袖ではない人も総理になるなど、派閥の役割も変わってきたのではないかと」
反町キャスター
「古賀さん、いかがですか?昔の派閥と現在の派閥では、何か役割とか、位置づけ、変わってきていることあるのですか?」
古賀氏
「変わってきていることはたくさんあるかもわかりません。ただ言えるのは1強他弱だということを言われますね。特に政権与党である党の力というのが現在だんだん弱くなってきているのではないかと。全部官邸主導で物事が決まる。むしろ下請けになっているのではないか。大変言い方が下品な言い方で申し訳ないかもわかりませんが。そういうことをよく言われる。特にメディアの人達には。そういう意味では、私は派閥というのはドンドンある意味では緊張感とか、それから、競争心が出てくるという意味で、目の前にして申し訳ないのだけれども、二階幹事長の派閥がそういう意味でドンドン拡張されるというのがいい意味で緊張感や競争心を煽っていくというのでは、政党として強くなっていくという、1つの危機感を救ってくれているのではないかなと、むしろ私は評価をしたいと思います」
二階幹事長
「古賀先生から大変寛大なご意見を頂戴したのですが、だけど、この政界というのは難しいところで、ジェラシーの世界でもある。ですから、私は私の仲間というか、特に当選回数の多い人達にあまり呼んでくるなと。増やすなということをしょっちゅう言っているんです」
反町キャスター
「でも、二階派は増えているのではないですか?」
二階幹事長
「いや、そんなに増えていませんよ。増やそうと思ったら10人ぐらい、パッと増やせるだけの待機組がありますよ。だけど、あまり増やさない方がいいと思うということを言っています」
反町キャスター
「宏池会というと、鳩派だ、護憲だと、自民党の中で改憲、鷹派の派閥がある一方、この人達がいるから重石になっているのだと政策的意味におけるバランサーとして見ている部分がありました。現在の宏池会はどうですか?」
古賀氏
「それは良き伝統と歴史は引き継いでいます。ただ、名門宏池会とかおっしゃっていただくのですが、そういった系譜とか家系に甘んじていてはダメだと思いますね。もっと積極的な、ある意味では、政策を軸にした、政策の勉強会、それから、声を出す、ある意味では、指をくわえてよその派閥の活動を見ているのではなく、こちらも積極的に競争心を持って臨んでいくという、戦う姿勢というのが宏池会には必要になっていると思いますね」
反町キャスター
「憲法改正に対する姿勢という点ではいかがですか?」
古賀氏
「リベラルと言われていますけれども、非常に慎重ですね」
反町キャスター
「それは(岸田)外務大臣が異を唱えるのは難しいかもしれません」
古賀氏
「岸田(宏池会)会長が自ら外務大臣という1番大事な外交の責任者ですから、その会長に憲法問題を言えと言っても、それは無理なことだろうと思います。だけれども、常に憲法問題については国民合意を必要とするという、忘れてならない3つの精神があると、これだけは頭の中に入れた行動が必要だと思いますね。3つの精神というのは宏池会だけではなく、自民党の全ての先生方、むしろ国民全てと言ったらいいと思いますよ。平和主義と主権在民、基本的人権の尊重を否定する人は誰もいません、それをもうちょっとしっかりと政策の軸にする憲法議論の中で、そういう発信は必要だと」

2017年『憲法改正』の展望
松村キャスター
「最近の改憲論議をどのように見ていますか?」
古賀氏
「安倍総理ご自身も憲法にはいろいろ想いをお持ちですから、安倍政権ができて 憲法改正、いろいろ与野党で議論されている。私は変えるところは変えなくてはいけないし、足らないところは補っていかなければいけない、そういう議論は当然必要だと。国民合意の形成をいかにつくりあげていくかということが1番重要なことだと思います。特に平和憲法と言われている9条第1項はどんなことがあっても次の世代の人達にも残すべきことだと。世界遺産と思っているのですけれども。第2項の自衛隊の活動の範囲についての議論というのは当然なさなければいけない時代にきているだろうと。2項について、私はこだわりません」
反町キャスター
「自民党は何を最重要課題にして取り組んでいくのですか?」
二階幹事長
「あれもこれもとはいかないが、そうかと言って、一本調子で憲法の問題だけやればいいのだと言って、そんなことだけで国民は納得しませんよ。ですから、憲法問題に対しても、いよいよ総理が年頭に口火を切ったわけですから、これからこれを詰めていくことが自民党の今年中の、最大の課題の1つとして考えていかなければいけないということが1つあります。と同時に国民の皆さんが期待をしている経済の問題で、日本国がもっと豊かにもっと元気よくやれるはずだと思う人もたくさんいるわけですから、これに対しても自民党は責任政党として答えを出していかなければいけない年だと思っています」

二階俊博 自由民主党幹事長の提言 『平和と安定を期す』
二階幹事長
「我々は世界平和の中で日本の果たすべき役割というのは極めて大きいものがあると思うんです。それは反省も込めて。と同時に、安定した政権、安定した経済力を維持していく年にしなくてはいけないという意味です」

古賀誠 元自由民主党幹事長の提言 『信頼と合意』
古賀氏
「2時間ほど議論させていただきましたけれど、全ての、今、日本の国が抱えている重要な課題というのは、長期的な対応が必要とされている。そういう時にこそ、信頼と合意。国民の合意形成が1番大事だと。それにはまず信頼だろう。今年1年、自民党が安定した勢力を維持していくうえで、大事な信頼と合意を気をつけながらやっていただきたいと切に願っています」