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2016年10月13日(木)
『東京10区』与野激突 代理戦争…小池VS蓮舫

ゲスト

鈴木庸介
衆議院東京10区補選 民進党公認候補
若狭勝
衆議院東京10区補選 自由民主党公認候補
平沢勝栄
自由民主党広報本部長 衆議院議員
長妻昭
民進党東京都連会長代行 衆議院議員

小池都知事VS蓮舫代表『代理戦争』!?  東京10区『与野党激突』の行方
秋元キャスター
「東京都知事に転身した小池百合子さんの後任を決める衆議院東京10区の補欠選挙ですけれども、民進党新人の鈴木庸介さん、自民党前職の若狭勝さんの他にも、諸派・新人の吉井利光さんが立候補をしています。まず今回の選挙戦で有権者に何を訴えていくのかを聞いていきます。民進党の鈴木さんからお願いします」
鈴木氏
「とにかく格差の解消ですね。私は地元の西巣鴨小学校というところを卒業したのですけれども、小さい頃はどの子も、うちは普通の家だから、などと言って、1億総中流社会というのを我々はエンジョイしていたと思うんですね。ただ、最近聞くと、6人に1人の子供が貧困にある、そういう話が出てきています。私は大学時代、ちょっと変わり者で、ボスニアとか、ルワンダとか、アフガニスタンとか、終戦直後だったりしたのですけれど、いろいろ紛争地をまわっていたんですね。どこの紛争地にも必ずあるのは残酷な格差ですよ。とにかく格差があって、それが社会不安を招く、若者の不満を呼び起こす。テロだの、戦争につながっていくという現実がまざまざとあったので。ルワンダでお子さんの遺体を見た時に、絶対に政治家になろうと思ったのですけれど、日本がまさかと思っていた格差社会が始まって、貧困の拡大にまでそれが広がろうとしていると。こうした状況を何とかストップしたい。それが、私が今回、手を挙げさせていただいた最大の理由であります。格差の拡大をストップして分配の経済を。成長一辺倒のいけいけどんどんの経済政策なので、それを分配の経済ということで、1人1人の生活にもっとフォーカスしていきたい。底上げをして中間層の復活につなげていきたい。それが私の一番の思いです。もう1つが、国会でも議論になっています、年金カット法案の部分ありますね。この年金カット法案に関しては皆さん、いろいろ呼び方も含めて議論もあると思うんですけれども、私がここで勝たせていただいて、ここで私が勝たせていただくことが、とりあえず年金カット法案はダメだよという、国民の皆さんの意思であるとお示しをするためにも、何とかがんばって、勝たせていただきたいというのが、私の意欲であり、決意であります」
反町キャスター
「年金カットを止めて、その部分の財源についてははどのような考えなのですか?財源について、何か具体案というのを訴えているのですか?」
鈴木氏
「年金の財源についてはちょっと今後の議論になってくるとは思うんですけれど、これだけ皆さんが、今日も駅頭していて、街頭演説している中で、年金をカットされると厳しいというような状況があって、かつGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で10兆円も損失を出しているではないですか。そういう中で一方的にカットをするということだけを通告される。寝耳に水の法案ですから。この部分について財源論に行く前に、まずおかしいだろうというところから議論を始めていかないといけないと思うんですよね」
秋元キャスター
「続いて、自民党の若狭さん」
若狭氏
「私は何と言っても約30年以上の法律実務家としての経験があります。与野党を含め、たぶん法律実務家としては1番長いと思うんですよね。そうした法律実務家の観点と、今度衆議院議員に戻ることができたら、議員との両方の面、要するに、両方を合わせ持った視点とか、観点で、現在の法律の問題点とか、あるいはどういう法律が必要なのかということについては鋭く見抜く。それに向けて法律を具体的につくることについては、私はプロだと自負しています。たとえば、日本の基本法である刑法の中で女性蔑視、女性差別の規定が既に109年続いていたんです。明治時代に刑法がつくられていますからね。明治時代は男尊女卑の発想が強いと。それが現在に至るまで、まだ残っている刑法の女性差別の規定を私が衆議院議員になって、いろいろ法務省に働きかけるなどして、この女性蔑視の規定を来年の通常国会あたりで改正される運びになったんです」
反町キャスター
「具体的にどういう女性蔑視の内容なのですか?」
若狭氏
「強盗が強姦をすると強盗強姦罪という特別の罪がありまして、無期懲役もある。裁判員裁判になる。極めて重い罪です。ところが、この順番が逆の場合、つまり、強姦が先、引き続いて強盗をした場合には強姦強盗罪という罪はないですよね。ですから、順番が逆だけでかなりの刑の違いが出てくると。前後がですね。これは女性にとってみると、肉体的、精神的な屈辱というのは同じはずですよ。これは私、検事時代にこんな不合理なことはないとずっと思い続けていて、だとすると、これを変えなければいけないと。そのために私は政治家になった、国会議員になったと。国会議員でなければ、そういう法律を改正することができない、国会議員になったという1つの理由にもなっているのですけれども、この度、法制審議会で、先月ですか、そういう私の言っていたことが認められて、来年の通常国会にはおそらく刑法が改正されると思うんです。このような形で具体的に不合理、不条理を見抜ける。それは法律実務家としての経験が長い。しかも、国会議員として、法律をつくったり、改正したりすることもできる。この2つを合わせ持った形で、それをフルに武器にしてと言うか、国民のために役に立てたい。そのため60歳近くになって政治家になった、というところがあるんですよ。ですから、そういう基本的なスタンスがあれば、まさしくいろいろな諸課題、政策がありますよね。そういうものについても、どこをいじればどういう形になるか、法律的にですね。あるいはどういう政策であれば、法律的に通りやすいのかというのは手にとるようにわかるわけですよ。要するに、総論になるわけですけれども、力をとにかく発揮したいと。国会議員にもう1度、戻してもらって、これを実現したいと思っています」
秋元キャスター
「ここからは互いに質問をぶつけあっていただきたいと思います。まずは民進党の2人から若狭候補へ質問をしていただきます」
鈴木氏
「小池さんは自民党から飛び出して、誰の支援もなく当選しました。本当、小池さんを尊敬しているのは、若狭さんがいらっしゃる前は、私のカウンターパートは、小池さんだったではないですか、東京10区。すごくフェアな方ですよ。よくどこの選挙区でも(ある)、ポスターを剥したとか、変な怪文書だとか、嫌味を言われたとか、まったくなく、すごくきれいに、いわゆる新人が大物と戦っていくという、そういう構図で気持ちよく戦えていたんですね。その小池さんがまた気持ちよく勝って、独立し、自分の戦いを始めた。自民党で若狭さんが出るというところに関して消化できない部分もあるんですよ。若狭さんは自民党を批判していたわけですよね。自民党を改革しないといけないと。平沢さんがいらっしゃるのですけれど、自民党を改革しないといけないと言ったのに、自民党に取り込まれたとは言いませんけど、自民党の中に入った状態でどう改革していただけるのかというのは、東京10区の民間人としても、大変興味があるところですよね」
若狭氏
「それは組織というものをもう少しよく勉強していただくとわかると思うのですが、私も組織、法務省、検察庁に30年近くいました。改革は、中にいることで改革がより一層効果的にできるんです。外に出てしまうと改革をいくら叫んでも、しにくくなると。中にいればこそ、いろんな問題点を指摘して改革ができると。そういう面があるので、私は自民党という道を選んだ。しかも、先ほど申し上げたように私のそうしたスキルというものは、法律をきちんとつくるとか、政策を国民のために実現するということに思いを抱いて政治家になったものですから、だとすると政権与党の中にいることによって、そうした政策とか、法律を制定しやすいという面があるから、自民党ということで戦っているわけです」
鈴木氏
「まず整合性の部分をとっていただきたいのですが、7人の区議会議員の先生方を離党させたら、自民党を辞めるという発言をおっしゃっていますよね?」
反町キャスター
「それは自民党の公認をもらった時にですね」
鈴木氏
「おっしゃっていますよね。でも、辞めたら、先ほどおっしゃっていた中からの改革ができないではないですか。この7人の人達が本当に離党させられたら、今の発言はちょっと矛盾が出てきませんか?」
反町キャスター
「簡単に整理をしますと、小池さんが都知事選に出た時に、若狭さんは国会議員ですけれども、区議会議員レベルの皆さんが自民党東京都連の縛りを振り切って、小池さんの応援をした人達がいます。その人達に対して、東京都連の方から離党勧告が出て、それに対しての、若狭さんの話で、自民党の公認をもらって、補欠選挙には出るのだけれども、当選したあと、7人の人達に対して離党や除名を強制するようであれば、私は自民党を離党するという、この主旨の発言、この部分ですよ。いかがですか?」
若狭氏
「ちょっと前提に誤解があると思うんですけれども、自民党本部というか、自民党そのものに対して、批判とか、問題があると言ったことはないですよ。自民党ではなく、自民党の中の東京都連、そこのやり方については、小池都知事も含めて、非常にいろいろと問題点を選挙演説中もしていました。そこに大きな違いあるんです。ですから、そこの前提をきちんと理解されないで、そういう質問をされるというのは、私としては不服です」
長妻議員
「年金の話、昨日、総理と予算委員会で議論をしたのですが、私も、寝耳に水だったのは、先ほども鈴木候補からありましたけれども、いわゆる年金カット法案という法律が突然出てきたんですね。これは、これまでは物価が上がって賃金が下がれば、年金はプラマイゼロだったのですが、今度は同じように物価が上がって賃金が下がれば、賃金に連動して年金もグッと下がると。こういう法律ですけれども、将来世代のためと言うのですが、私も100歩譲って、現在の年金が非常に素晴らしいので、皆さんいっぱいもらい過ぎてて、そこをカットして将来世代にまわすというのならわかりますが、現在の年金は、受給者4000万人のうち半分近くが1か月10万円以下ですよ。生活できない、赤字がドンドン広がっているわけで、これは3年前に国民会議というのが報告書を出しまして、抜本改革をちゃんと議論をすると。これが3年前に出たのですが、安倍内閣がさぼっているんです、3年間。抜本改革の年金たる役割をきちんと確保できていないので、それをきちんと年金の役割を果たすための改革、これをしないで、さぼっていて、削るところだけをドンドン削っていくと。生活保護は65歳以上がグッと増えて、今年の3月には高齢世帯が生活保護の過半数を占めるようになったんですね。だから、私としては、この年金カット法案をいったん取り下げて、年金の抜本改革をちゃんと議論をして進めていく、こういう決意を持っていただけるのかどうか。自民党を変えるというのであれば、それをお伺いしたい」
若狭氏
「要するに、年金だけの問題というよりも、これはかなり社会保障全体に、いろいろ絡む問題なので、そちらの方もいろいろ総合的に考える必要はあると思うんですけど。年金そのもので、要するに、カットされてどうのこうので非常に困るとか、そういう話は、私も聞くことは聞きます。ですから、そのへんはもう少し、私としては吟味をする必要があるかもしれませんが、少なくとも全体として考えないといけない問題だと。年金の今のお話だけを、焦点というか、光を当てて議論をすると若干…。1つだけそこに焦点がいってしまうと全体を、木を見て、森を見ずになりはしないかと思うので、私としてはもう少し、森を見て、さらに木を、枝を見てというような感じでは考えてはいます」
長妻議員
「私も、森を見てということを総理に質問しましたけれども、それはしないというような主旨ですよね。つまり、森というのは年金制度、抜本的に改革する。あるいは年金からこぼれた低所得者、低年金の方を他の福祉政策でもいいですけれど、トータルで考えないといけないと。こういうことに関して、基本的にすごく逃げ腰です。3年間、そういう議論をさぼってきて、突然、年金カット法案、そういう法律をガンと出してくると。これについて、私は本当に危機感を持っていますので、それについて是非、見解をおっしゃっていただきたいと思うんですよ」
若狭氏
「森というのが、要するに、年金の仕組み全体のことを森と先生はおっしゃったのかもしれませんが、私は社会保障全体をもう少し大きく捉えて森と言ったつもりです。年金全体のシステムや何かは林程度なのかもわからないですけれど。私が言いたいのはもう少し森として、社会保障全体の、確かに社会保障費がこれだけ多くなってきているので、これをどこかしらでカットしなければいけないという、想いはすごくあるんです。その方法としてはいくつも考えておるのですが、そういったものとの絡みの中で、年金の問題も考えなければいけない。ただ、実際にそういうことで年金をもらう額が少なくなることによって、それだけ困る人が多くなるということについては、きちんと耳を傾けるというのは当然だと思うんですけど」
長妻議員
「私もカットしなければいけないと言うのは、社会保障の無駄がありますから、それはその通りですが、ただ、限界に来ていますよね。現在の社会保障でも綻びが非常にあるから、我々はお金に余裕のある方にもう少しご負担をいただこうと。こういうことを、勇気を持って、この間の参議院選挙のマニフェストでも金融課税について、税率を上げるということを申し上げているので、お金に余裕のある方にもう少しご負担いただく。こういう姿勢がないと社会保障はよくならないと思うんですよね」
反町キャスター
「富裕税的な…、どこからお金を持ってくるのか。こういう話については特に考えを披歴されている部分というのはあるのですか?」
若狭氏
「私自身は別に、現時点で公表しているようなものはないですが、ただ、少なくとも限られた財源しかないので、それをどうするかというのは、1つの選択肢として、富裕層の人から、どういう形かは別として、というのはあり得るかもわからないという思いはあります」
秋元キャスター
「続いて、自民党の2人からそれぞれ鈴木候補に質問していただきたいと思います。まず若狭さんから」
若狭氏
「鈴木さんに、私は安全・安心な社会づくり、街づくりというのを政策の1つとして捉えています。私が東京地検の公安部長というのをしていた際に、洞爺湖サミットというのが平成20年に開催されまして、その頃から、テロの問題というのが所管でしたので、非常に、それも含めて、安心・安全な社会づくりというのを、1つ、私のライフワーク的に考えているんですよね。2020年のオリンピック・パラリンピックを迎えるにあたって、テロ対策というのが非常に大切だと思うんですよ。鈴木さんはオウム事件の記者の時に、少し取材等をされたと聞いているのですけれども、鈴木さんはこうしたテロ対策等々についてどのように考えているのについてお聞きしたいと思います」
鈴木氏
「若狭さんのおっしゃっているテロ対策関係の法律に関しては、基本的に合意をいたします。テロ対策のところで、水際の、空港で、どういう形でチェックをするのかというところに関しては議論のあるところかと思うのですけれども、そこは人権とのバランスを考えながら進めていかないといけないところだとは思っています」
若狭氏
「テロ対策について合意するといったのは、テロ対策について必要だということを合意するということですか?」
鈴木氏
「はい」
若狭氏
「それはそうですよね。テロ対策に合意されてなかったら、テロはどうでもいいという話になっちゃうので、誰に聞いてもテロ対策は必要だということになるわけですが、具体的に、テロの問題というのは、オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたって、かなり重要、プライオリティというか、重要な優先順位だと思っているんです。いろんな政策課題というのは、それは大事です。しかし、具体的にそうしたテロの対策について、何かお考えがありますかという質問です」
鈴木氏
「ICチップの入ったパスポートなどがありますよね。あれで個人認証というものをもっとしっかりやっていかないといけないというのが大前提だと思います。東京に来る、これから羽田も国際化が進みますけれど、国際化で来る人、出る人のチェックというのをもっと空港でしっかりとやっていくということも必要ですね。あと東京の中でいろいろな国籍を持たれている方がテロ的な動きをしていると。そうしたところに、警視庁の公安部の捜査になると思うんですけれども、公安部の機能も強化する形をして、外国人の犯罪に関して、他の部分は別の議論としますけれども、そこでしっかり捜査をしてもらうという、具体的なことを1つずつ積み重ねていくことでしか、テロ対策というのは効果がないと思うんですよね、正直」
若狭氏
「それは少なくとも素人の考えですね。そういうことだから、要するに、お寒い状態なんですよ。私は政府を含めて、現在のテロ対策というのは極めてお寒いと思っているんです。ですから、国会議員とか、国会議員になろうとしているそういう人がいるからこそ、この対策が具体的に進まないですよ。もっと具体的な切迫感を持たないといけないと思うんですよね」
平沢議員
「テロというのは、国際的に起こっていますので、世界各国との協力が不可欠です。そういう中で2000年に、組織犯罪防止条約というのを結んで、日本もそれに対して署名をして、あとは国会の批准を待つだけですけれども、世界の168か国はこれに入っているんですよ。日本はまだ入っていないです。なぜかと言うと、その条約を要請している国内法が整備されていないです。この整備されていない1つの理由は、国会でまだ民進党さんの協力というか、賛成が得られないと」
反町キャスター
「野党はどこが引かかっているのですか?」
平沢議員
「いや、それは、これで結局、人権を侵害すると。防犯カメラの時と同じ理屈だと私は思うんですけれど、防犯カメラも多くなると人権を侵害すると。要するに、人権侵害ということで結局あれしているのですけれども、そこは十分、私達は、気をつけなければいけないけれど、現在入っていないのは北朝鮮だとか、ほんの僅かな国しか入っていないのにもかかわらず、これだけテロが国際的に起こって国際協力が必要だという時に、まだこの条約に日本は入っていないです。ですから、これこそが喫緊の課題なので、もしテロ(対策)を本当にやろうということであれば、この条約に早く入るように是非民進党さんにも考えていただきたいと思います」
長妻議員
「これは国会の件なので、私が答えますが、平沢さんもわかっておっしゃっているのだと思いますけれども、我々は反対していませんよ。ただ、人権の条項をきちんと整理をしたうえで結びましょうと言っているだけであって、反対しているというのは誤解ですから。そういうことをテレビの場でおっしゃらないでいただきたい。与党は多数を持っているのだから、本当にやるのだったら強行採決、これまで他の法案でドンドンやっているわけで、我々は丁寧にやらなければいけない。与党も丁寧にやらなければいけないという合意があって、そういうふうになっているわけですから。先ほどの若狭さんの話も聞いていると、テロ対策、お寒い、お寒いと、こちらの方に言っていますけれども、むしろ自民党に言う必要があるのではないのですか。現在の与党で現実に政権を担っているわけですから。官僚組織を動かす力があるわけですから。ですから、ここで議論して、鈴木候補を攻めるのもいいですけれど、そうでなく自民党、与党に、政権の中枢にそれを動かす提言をしないと、おっしゃったように組織の中から変えるということにならないと思うんです」
若狭氏
「いや、だから、私は中から言っています」
長妻議員
「変わらないということですね。まだ、お寒い、お寒いとおっしゃっているということは。変わっていないということですね?」
若狭氏
「私は私なりに、既にこの補選があったので、なかなか空白期間ができてしまうのですけれども、この秋ぐらいから具体的に相当の方策を考えているんです。それは政府・自民党においてもちゃんと言っているのですけれど、少なくとも国会議員全体が、それは鈴木さんだけということではなく、申し上げたいのですが、国会議員全体が、要するに、危機意識が弱いですよ。抽象的な危機意識はすごくあります。しかし、具体的な危機意識というのは、日本はこれまでテロというのは本当にオウムの地下鉄サリンをはじめとするぐらいしかないもので、この点、国会議員全体の意識が少ないですね、弱い。質問としてオリンピック・パラリンピックまでの時限立法的なもので、テロ対策法という、あらゆるいろんなことが考えられるのですが、あくまで時限立法というようなことで、テロ対策、オリンピック・パラリンピックまではとにかく強化するというような考えはどうですか?」
鈴木氏
「それはアリと思いますけれども、すみません、正直そこまでテロ対策については考えてはいなかったので、時限立法に関しては。ですから、テロ対策というものを強化するならば、国内捜査の部分でしっかりと足腰を鍛えていくしかないのかなと思います」
若狭氏
「それは法整備という1つの選択としてあるわけですね?」
鈴木氏
「はい」
秋元キャスター
「ここからは、鈴木さん、若狭さんの2人に憲法改正に対するスタンスを1分で聞いていきたいと思います。まず民進党の鈴木さんから」
鈴木氏
「私は憲法改正についてはもちろん、おおいに議論をするべきだと思っています。ただ、最重要課題ではないというのが、基本的なスタンスであります。憲法を改正しないことによって社会のどこに弊害が出ているのか。何が問題なのか。それによって具体的に、国民にどういうマイナスが出ているのかというものをしっかりと検証したうえで、議論を丁寧に進めていくべきだと思うんですね。憲法改正自体が何か目的になっている雰囲気があるので、それはまずやめましょうと。冷静な状態になって、国民生活を豊かにするにはどういう憲法改正のやり方があるのか。我々も中間報告を出していますから。2004年かな、2005年かな。ですから、憲法改正については最重要課題ではないですけれども、おおいに議論をする必要はあるという考え方を持っています」
反町キャスター
「最重要課題ではないとは言うのなら、たとえば、現在の憲法において様々な支障があるのか、どうか。現在の憲法では、実生活、ないしは国家運営において、何ら支障、障害の懸念がないと、そういう立場ですか?」
鈴木氏
「基本的には、私はそういう考えを持っています。ただ、憲法に関しては当然のことながら、様々な皆さんが、自民党さんの憲法改正草案もありますけれど、様々な意見を持っていらっしゃることも当然、承知しているので、基本的に現在の私の考えとしては大きなところでは改正する必要はないと考えています」
反町キャスター
「政治のアジェンダとしての優先順位は、経済とか、社会保障に比べると高くはないと、そういう趣旨で言っているんですね?」
鈴木氏
「そうです」
若狭氏
「私は結論的には、憲法は改正するということを前提にして、いろいろと慎重な審議、要するに、いろいろな意見をたたかわせるということが大事だと思います。憲法というのは不磨の大典ではないので。時代が変わればどうしても必要な部分というのは出てくると思うんですよね。そういうところを柔軟に、本当に必要であれば、そこを取り入れるというような姿勢というのが必要だと思いますし、またもう一方で、現行憲法は、いわゆる押しつけ憲法だと言われていますけれど、1度、これで発議をして、それで国民の過半数なら過半数ということで決める。その時点でそこからは押しつけではなくなっちゃう。そういう意味の、要するに、新たな日本の憲法という形になると思うんですね。そのへんはリセットというか、きれいにした方がいいということも考えられると思うんですよね」
反町キャスター
「鈴木さん、先ほど、現在の憲法に不自由を感じないという主旨の話がありました。俗に言われる現在の憲法の問題点、ザザッと挙げてもこんなものがすぐあるわけで、合区解消というのはこの間の参議院選挙で、自民党が言った、徳島・高知と鳥取・島根でしたか。合区というのが、県から1人ずつの候補者が出せないというのはおかしいのではないか、議員が出せないのはおかしいのではないかと。合区解消というのも1つはあります。環境権というのも盛り込んでもいいのではないか。私学助成というは現在の憲法からすると、これはおかしいのではないか。同性婚というのは、これは御党の辻元さんがよく言う話で、結婚というのは、両性の合意によるというところ、両性の合意と憲法に書いてあったら男性と女性しかないわけだから、女性と女性、男性と男性の同性婚は憲法上、認められないだろうというような問題があって、こういうようなものから憲法をいじっていったらどうかという議論が民進党の中にもあります。どう感じますか?」
鈴木氏
「それぞれについて、私の意見を申し上げるとするならば、合区解消については民進党の中でも意見が統一されていないという部分はありますけれども、ご案内のように、1票の格差の是正という問題は早急に対応しなければいけない問題ですし、全国幹事長会の中でも、鳥取の方から合区はやめてくれという意見も出ているというのが現状です。ただ、基本的にはもっと進めるべきというのが民進党のスタンスであります」
反町キャスター
「進めるべきということは、憲法を改正しろという意味?」
鈴木氏
「それも含めた憲法の議論が必要ですね」
反町キャスター
「同性婚に伴う憲法改正は進めるべきではないですか?」
鈴木氏
「まずは憲法改正で、同性婚というよりも、結婚同様の権利を認めるところからスタートしてもいいと思うんですよ。たとえば、私はロンドンという街が好きですけれど、極めて多様性を尊重する街で、市長がイスラム教徒であったり。ロンドンに行くとアジア人であることは1つの個性であり、英語が少し喋りにくいということも個性であると。多様性を認める社会にほれ込んでしまいまして、ロンドンは当然のことながらLGBT(性的少数者)は個性の1つでしかないです。個性の1つでしかないところなのに、結婚まで話を進める前にまずは彼らの権利を認める。彼らが1番主張している権利というのは、結婚と同等の権利を認めてほしいと。これを憲法改正の範囲でやってしまうと大変時間もかかりますし」
反町キャスター
「時間がかかるからやらない方がいいと、そういう趣旨の話ではないでしょう?」
鈴木氏
「まずは彼らが求めている権利というものを認めてあげたいというのが基本的な私の考えです」
反町キャスター
「それは自治体の話ですか?国の話?」
鈴木氏
「自治体の話でできるのなら、それでいいと思っています。国の話、法律ベースでやれればいいと思いますけれども、ただ、憲法改正まで踏み込んで、この同性婚の問題をやるのはまだ社会のコンセンサスもとれていないし、時期尚早なのではないかなと」
若狭氏
「今後、先にいくともっと同性婚に対しての皆さんの理解というのか、憲法的な基本的人権の域に達することになる可能性はあると思うのですが、現在の段階だと憲法上の中に取り込むということは、私も時期尚早だと思います」
反町キャスター
「合区解消、環境権、私学助成、同性婚、お試し改憲というアプローチはいかがですか?」
若狭氏
「私は合区解消に関して言うと、お試しどころではなくて、本格的に、本質的にやらなければいけない問題だと思います。法律的には14条違反とかがあるのですが、政治的には人口が減ったからと言って、議員の数を減らしていくのは日本全体としては問題があると思います。たとえば、東京というのはインフラに税金がいっぱい投入されているんですよね。生活も便利だから皆、東京に集まるんです。たとえば、区役所の窓口のところに、この区に転入すると1票の格差において不利益になりますけれども、それに不服の人は転入を諦めてください、と出していたとしても皆転入してきますよ。ところが、地方はインフラなどへの税金の投入が少ないですよ。だから、生活も不便なところがある。そういうところの不利益、そこだけでも不平等ですよね。そこを置いておいて、1票の格差だけ取り上げて問題にするのは、問題があると。政治的な発想なのかもしれませんけれども、人口が減ったところにきちんと議員の数を確保しないと、そこの問題点が見えてこないということなので、合区解消に関して言うと、お試しどころではなく、本当にやるべきだと思います」
秋元キャスター
「アベノミクスについてのスタンスを聞いていきます」
鈴木氏
「まず2年連続で個人消費が落ち込んでいること、いろいろな調査で60%の人達が、生活が良くなっていないということに全てが象徴されていると思うんですよね。当然、大規模な金融緩和をやって、市中にお金を流し込むというのはどこの国もやっていることですから、そこまでは同意します。ただ、副作用と終わらせ方、いわゆる絞込みの部分で出口戦略がないのかなと。副作用としては格差の問題。お金を持っている人と、お金を持っていない人がドーンと離れてしまった。格差の問題が1つあって、もう1つは毎年毎年、国債を買い続けることでしか、そういう形でしか維持ができない現在の経済政策をどこで収斂させるのかなというのがとても不安です。そういうことをもって決して成功ではないなと。挑戦は評価しますけれども、成功ではないと思っています」
若狭氏
「少なくとも現在、アベノミクスが成功しているということを断言できる状態では確かにないとは思うのですが、ただ、道半ばであることは確かだと思うんです。階段で言えば、踊り場的なところと言っていいのかもしれませんが、今後さらに上の階に行けるかどうかという話になると思うのですが、1つは、民進党の皆さんが言うように全部、消極、マイナスと言っているとドンドン冷え込んでしまう感があると思うんですね。マインドの問題があるので、踊り場だと、道半ばだ、これから上の階に進もうというような、まずは意識を持つということが、マインドは結構大事な話だと思うんです。格差の問題は確かにあるでしょう。その格差の問題とアベノミクスが成功か、失敗かということは直接リンクするわけではないと思っていて、アベノミクスを進めることによって、格差の問題もいろいろと手立てをしているところですから、結びついてどうのこうのするわけではないと。いずれにしてもマインドをきちんと持ち備えて、踊り場から次の上の階に向かっていくという気持ち。それに向かっての規制緩和、イノベーションの推進というのをやっていくと」

鈴木庸介 民進党公認候補の決意:『誰にも居場所のある社会』
鈴木氏
「朝の駅頭で経済川柳というのをつくっています。最近言っているのは『永遠に道半ばだよ アベノミクス』。このままいくと所得の再分配機能がしっかり機能しないと、皆、将来不安だと思うんです。将来が不安だとなるとお金を使いませんから、そうすると国はこのまま停滞していきます。個人消費が進まず、国は停滞していきます。60歳、70歳、80歳の人達、彼らが一生懸命に働いてくださったおかげで、我々30代、40代はぬくぬく暮らせているわけです。ですから、60歳、70歳、80歳の人達には介護という形、小さい子供達には保育という形を含めた、教育という形で所得の再分配をしっかりと進めていくことで誰にも居場所のある社会を、自分はここにいてもいい、自分はここにいれば人生を何とかやっていけると、1人1人が感じられる社会をつくっていきたいと思っています」

若狭勝 自由民主党公認候補の決意:『信念に基づき ぶれず ひるまず 正論を言う政治家!』
若狭氏
「小池知事の誕生に私は力を尽くしたのですが、それは小池さんが知事になれば、一気に東京都政が変わるという信念だったんですよ。自民党東京都連からは除名対象と言われようが、誰に何を言われようが自分の信念として、小池知事を誕生させることが必要だという信念で、正論を言ったつもりです。まさしく国民のためにはきちんとした信念に基づき、ぶれず、ひるまずに正論を言うことがまず政治家において必要な一丁目一番地だと思います。そういう政治家を今後もずっと続けていたいと思います」

諸派・吉井利光候補の主張(VTR)
秋元キャスター
「衆院東京10区補欠選挙には、諸派・新人の吉井利光さんも立候補しています。吉井さんの主張です」
吉井氏
「アベノミクス、ずっと言っていますけれども、経済は横ばいじゃないですか。いつのまにか私達の景気を良くしてくれると思ったら、安倍内閣いつのまにか『危(あぶ)内閣』ではないですか。だんだんと赤鬼のようになっている。この赤鬼『危(あぶ)内閣』がいらっしゃいます。それだけではありません。民進党も女性の党首となられました蓮舫代表がいらっしゃいますけれども、1番大事な国籍の問題で二転三転して、ふらついているではないですか。青筋を立てられて、赤鬼『危(あぶ)内閣』をやっつけてくれる桃太郎なのかと思ったら、よくよく見たら、青筋を立てた青鬼でないですか。新しい選択が必要なんです。私には子供達に見せたい未来があります。胸を張って残せる、そうした日本、皆さん、一緒につくっていこうではありませんか」
秋元キャスター
「吉井さんはこちらにある通り、①国防強化で“いのち”と平和を守り抜く。②消費税5%で好景気、ワクワクする日本経済へ。③“増税ありき”を見直して、本当に安心な社会保障へ。④“切れ目ない”子育て支援政策で、子育て応援宣言。などを訴えられています。」