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2016年10月6日(木)
豊洲移転『集中審議』 都議会5幹事長が集結

ゲスト

高木啓
都議会自由民主党幹事長
東村邦浩
都議会公明党幹事長
大山とも子
日本共産党都議会議員団幹事長
尾崎大介
都議会民進党幹事長
両角穣
かがやけTokyo幹事長

『豊洲移転』都議会5幹事長激突 消えた『盛り土』の謎
秋元キャスター
「豊洲市場の主要な建物の下に盛土がされず地下空間が設置されていたという問題について東京都の小池都知事が指示した報告書が先週金曜日に公表されました。今日の集中審議でも、この報告書に関連する質疑が行われたんですけれども」
反町キャスター
「絵柄的に言うと、この説明になります。この部分が地表だと理解してください。ここから上の部分、下の部分、これを地表だと見た場合に、豊洲の土壌が地表に近い方が汚染が濃かったという判断がありました。要するに、一定の基準を超える部分の汚染土の部分というのを除去して、そこに盛り土をするというのが今回の判断になっています。その汚染土の中でも基準よりも低い部分というのは、ここの部分に残された形となっています。ここから今度3つのパターンに入っていくのですけれど、もともと2008年7月に提言書に謳われた流れというものがどういうものかと言うと、盛り土の処理をしたうえで、盛り土のうえにコンクリートを敷き、その上に建物をつくる。地下水まで届くモニタリングを続けることによって環境基準をクリアしているのかどうかを見ていこうということだったのですけれど、それが様々な経緯を経るに従って、建物の上の部分に、この部分にスペースをつくって、そこの部分で、いわゆる高床式の建物をつくって、ここにモニタリングの設備をつくろうと。というのは敷地の面積の都合上、地下水のモニタリング、井戸のようなものを十分に数を確保することができない。確保するためには建物の下にも井戸を掘らなくてはいけない。そうすると結局、高床式にして下に井戸を掘らなくてはいけないと。その部分が空間になって、モニタリングの空間をつくらなくてはいけないという話に1回なったのですが、これが図で、案Aです。ただし、そのためには、いわば取りつけの坂道が必要。魚や野菜を搬入したり、搬出したりする、これが急勾配だったり、使い勝手が悪いということで、そのあと徐々に案Bという形、現状というのに移っていった。結果、何が起きたかと言うと、モニタリング空間と言われていたものが知らない間に地下に潜りこんでいて、そこから下に対して様々にモニタリング用の井戸を掘っているのだけれど、建物は地面と同じ高さになって、案Aにあったような取りつけの、急勾配の不自由さというのはなくなった一方、本来、盛り土の部分とコンクリートの部分であったはずの緩衝地域というようなものがなくなって、ここにコンクリートの部屋ができたというのが、今回の経緯になっています。皆さんに聞いていきたいのですけれど、今回こういう経緯を経て、現在、案Bというものが問題になっているのですが、この案Bという状況になっているものの、この安全性をどのように考えますかというところから、高木さん、いかがですか?」
高木都議
「最終的には、これから専門家会議の先生方の知見が披瀝をされるのだと思いますが、一昨日の、都議会の代表質問の中で、私は2つの点について質問をしました。1つは、この形での土壌汚染対策法上の安全性が担保できるのかどうかということ。もう1つは、この建物の構造形式が建築基準法上、あるいは耐震性を含め、構造上、大丈夫なのかという2点を取り上げさせていただきまして、土壌汚染対策法上の問題については、適正に土壌汚染対策は行われているという環境局長の答弁がありました。また、建物については都市整備局長から耐震性を含めた、この建物の安全性については担保されているという答弁をいただきましたので、一応、技術的な面について、環境面、それから、建物の耐震性を含めた構造面、このことについては一定の安全性についての評価は本会議の中で答弁をされたと思っています。ただ、先ほど申し上げたように、最終的には、今後の専門家の先生の知見というものを、私達は待っていたいと思っています」
東村都議
「そもそも、中央卸売市場、虚偽の答弁をずっとしてこられたわけですから、現段階で中央卸売市場が安全だと言っても、私は正直まだ信頼できないです。そのうえで、高木さんも言ったように、最終的には専門家会議の判断を待つしかないと思っています。と言うのは、そもそも先ほど言われた、基本設計の段階で地下の空間というのが出てきたわけですから、ここで1回、専門家会議にフィードバックをしてくれていればこんな問題は起きていないわけですよ。そこで安全なのかどうかというのをチェックしていただいていれば、こういう問題は起きていないわけですね。それをやってこなかったという経験があるわけですから、我々も今回に関してはもう1度、専門家会議の判断を、構造上の問題は別のPTがやられています。小池さんの都政改革本部のPTがやられていますけれども、この安全性に関しては専門家会議の判断をしっかりと待ちたいと思います。そのうえで、我々も結論を出していきたいと思います」
大山都議
「地下空間に地下水が溜まって、ヒ素やベンゼンなどをはじめとした有害物質を検出しているわけで、地下水が上昇してこないようにする。地下水管理をするというのがすごく重要なところですよね。地下の汚染された土壌から地下水が上がってくるということですから、地下水が上昇をしてこない対策の装置も働かない可能性もあると。重大な事態だと捉えています」
反町キャスター
「地下水が上昇することを防ぐ機械が機能する?」
大山都議
「地下水管理システム」
反町キャスター
「この間、上がってきたものを汲み上げて、浄化し、飲めるような状態にまでしてから流すという、このシステムですよね?」
大山都議
「そうです」
反町キャスター
「40か所だか、50か所とか、ポンプがあるみたいな。あれが機能しないと指摘されたのですか?」
大山都議
「指摘したわけですね」
尾崎都議
「東村幹事長が言った通り、安全かどうかというのは正直言ってわかりません。これは早急に専門家会議を召集していただいて、早く専門家の方々の知見を聞き寄せるというのは、これは重要だと思います」
反町キャスター
「安全性は確保されていないという立場に立たれているわけですか?」
尾崎都議
「現在はそうだと思います」
反町キャスター
「そうすると、現状においては、この状態で豊洲への移転は、すべきか、すべきではないかというと」
尾崎都議
「それはすべきではないと思います」
両角都議
「安全性についてどう考えるかということですけれど、まず現時点では安全かどうかがわからないので、安全とは言えないということです。要は、当初想定をしていた盛り土というものがなかったわけですから。盛り土がない構造の中で、安全性が保たれているかどうかということについては、まさに科学的な知見で、客観的に調査をして、その結果を待つと。そこでしっかりとした答えが出れば、そこで安全ということになるのかもしれませんが、現時点ではとても安全とは言えないと、そういうことです」
高木都議
「第五街区のうちの72本ある井戸のうちの3本から、1本がヒ素、2本がベンゼンということで、この間、微量ですけれども、検出をされたということです。第五街区となぜ私が言ったかというと、街区ごとに全部、遮水壁というので囲ってあるんですよ、この下は。ですから、そこを水槽だと思ってください。水槽が五街区、六街区、七街区にあるのですが、そこから、井戸が72本と言いましたけれども、他のところにはこの中の水はいかないです。ですから、水を外に出さない。外から水が入らない。動かさないということで、遮水システムをつくり、そこに雨が降れば、当然、水槽ですから上がってくる。だから、地下水管理システムを出しましょうと。こういうシステムです。ですから、今回出た3本の井戸と言われていますけれども、どこから出るか、それはわからないと専門家会議の先生方も言われていまして、なぜ五街区かと言うと、五街区の地下水管理システムの本格稼働というか、動かしを先にやったんですよ。そうしたらそういうことはよくあることだと平田座長もおっしゃっていましたけれど、濃度が低減していく、土壌汚染が低減していく段階で、上がったり下がったりしながら、下がっていくということはよくあることなので、その様子を見て決めましょうという話になったんですね」
大山都議
「汚染されているのは部分的なのだとおっしゃいましたが、調査をしなければいけないのに調査していないところもいっぱいあるわけですよね。それで、専門家会議は汚染された地層の下には粘土層がありますから、粘土層の下に汚染があるのは低いのだと言っていたんです。だから、その後、その部分の汚染状況の調査をしなかったわけですね。でも、その前に田町のところでは粘土層の下にも出ていたわけです。だから、やるべきだと言ったわけですけれども、その後、専門家会議が解散したあと、粘土層のないところがあるということがわかったんですね。そのあとの調査では、実際に汚染が広がっていたということですから、きちんとした調査をしていないよと。それから、対策も不十分だということがずっと指摘をされてきたことですね」
反町キャスター
「ここで聞きたいのは、要するに、当番組で内閣官房参与の飯島さんをお迎えした時に、飯島さんからの話を聞いたのですけれども、豊洲ではなくて築地の話です。築地の、現在の市場の地下にはその昔、ビキニ環礁で水爆実験があった時に被爆をして、大変に問題になりました第五福竜丸、ないしはその時に関連して、放射性の汚染を受けているマグロが大量に現在の築地の地下には埋められていると。築地の市場ができるはるか昔にはそこに旧日本海軍の施設があり、そこでつくられた化学兵器がそこに埋められている可能性もある。つまり、豊洲の現在の地下というのは、今言われたみたいに、東ガスの何だかんだ、ヒ素だ、べンゼンだと言っても、基準値ギリギリ、ないしは超えるというものがあるけれども、もしかしたら築地の下には放射能マグロが埋まっていると。これは間違いない。さらには、もしかしたら旧海軍のつくっていた化学兵器や、その他、諸々危険な物質があるかもしれない。どちらの方が安全か。どこかの大統領選挙みたいに負け比べみたいになっちゃうのだけれども、現在の築地の危険性についてはどういう認識ですか?」
大山都議
「マグロが埋められているところは特定されているわけですよね。ですから、それは調査をすればいいし、それから、旧日本軍というのはどこに埋められているのかというのを調査すればいいのではないでしょうか」
反町キャスター
「豊洲と状況は一緒?」
大山都議
「事実を把握するということだと思うんですよね。だから、調査をすればいいのではないでしょうか」
反町キャスター
「尾崎さん、今の話、どう感じますか?」
尾崎都議
「この間、飯島さんがここに出られていた時、番組を見ていました。放射能マグロが埋まっているのはいいですけれど、化学兵器云々と言うのは正直ちょっとわかりません。本当に埋まっているのか。我々も、築地の現在地再整備というのはもちろん、東京都全体もありますけれども、当時、豊洲に移転が決まる前もいろんな議論も積み重ねてきたんですよね。その結果、築地からの移転は云々というのでやりましたけれども、そのあと、豊洲に移転が決まっていくわけですけれども、皆さんがおっしゃっていることは同じですけれど、その大前提の安全性の担保というのがここで崩れたので、いったん立ち止まって考えようと、こういう話だと思うんですよね」
反町キャスター
「そうかと言って、たとえば、豊洲の方に移転するのには慎重だった。これはわかります。ただし、豊洲に行かないで、築地の、たとえば、よくある、その場で、5分の1ずつ工事をしていって、そこで全体、築地における再生。その場における建て替えが選択肢であるのではないかという話を提案されている方もいるではないですか?」
尾崎都議
「その話、当時もありましたよね」
反町キャスター
「それはどう思われますか?」
尾崎都議
「だから、その時の…」
反町キャスター
「掘ると何が出てくるのかわからないところでやるのか。ある程度は、目算のたっている豊洲でやるか。こういう選択肢を我々は目の前にしているような印象を、僕は受けてしまうのですけれども、どう感じていますか?」
尾崎都議
「だから、築地の場合は確かに掘ったら出てくるかわからないと。豊洲の場合は一応、埋まっている、有害物質を含めて、モニタリングだってやっていますけれども、ある程度はわかっているわけですよね。ですから、私はもちろん、安全性が確認できる前の開場というのは、これは到底、認めるわけにはいきませんけれど、ただ、このままもう1度、築地の現在地再整備に戻すかという議論に立ち戻るというのは時計の針を戻す、労力もお金もかかることですし、これは慎重に考えていくべきだと思っていますけれども」
両角都議
「豊洲、土壌汚染の対策には、約58億円ですか。全体で6000億円ぐらい金を投入して、東京都といえども、莫大なお金を突っ込んでいるわけです。ここでまったく見直すということに仮になれば、当時の議会も、行政も、その決定を下した人達というのは皆、何だと。6000億円を無駄にしたのかと、断罪されなければいけない。そう思います」
反町キャスター
「高木さん、どう思われます。この場合、どうすればいいのですか?」
高木都議
「築地問題は既に議論は尽くされていて、平成21年から平成23年につくった特別委員会で散々築地再整備の話はやりました。6工区に分けて事業を始めたのが平成3年。いろいろな問題が生じて平成8年にやめようと、業界の方から提案があってやめました」
反町キャスター
「やめた理由というのは地下の問題なのですか?」
高木都議
「違います。それはローリング工事で、1つのところをやりながら、次のところにグルグルまわしていくという。営業しながらの築地市場は狭いものですから、なかなか導線がとれない。それから、売場のターレの行き来などもある。そういうことができなくなって、業界サイドからやめてくださいという話になった。その時に東京都が出したお金というのは約400億円ですね、当時。400億円を出したのだけれども、成立をしなかったので、こういうことはやめましょうというので、業界サイドも新しい場所を探してほしいということを受けて、東京都の中でどこがあるのかというのが始まったのが平成8年以降の話ですよ」
反町キャスター
「その時に築地の地下の問題というのは、皆さん、ちゃんと認識されていたのですか?何が埋まっているかわからないぞという議論にはなったのですか?」
高木都議
「当時はおそらく土壌汚染対策法が厳しくなかったので、ですから、もちろん、築地の地歴は皆知っています。海軍のものがあった。それから、戦争が終わったあとは、あそこは米軍に接収をされて、米軍のクリーニング工場だったわけです。だから、かなりクリーニングの溶液や何かは、昔ですからどういうものを使っていたのかもわからないですし、なかなか危険性があるのだろうなと思います。そのことも含めて、だけれども、築地がいいということで、業界の皆さんを中心に再整備をしてほしいということで始めたことだったと思うんですよ。だから、地歴、それから、土壌の話、こんなに当時、議論になるほど、シビアに考えたことは…」
反町キャスター
「当時と言っても20年前ですよね?」
高木都議
「そうですね。私もその時は都議会議員ではなかったのですが、そういうことを考えていたかどうかというのは、ちょっと私もわかりかねます」
反町キャスター
「仮定の話ですけど、今回、豊洲でやっているような200本。足りないと言いますけれども、200本を掘って、サンプル調査をやって、現在の築地でそれをやったら、えらい騒ぎになるのではないかなと僕は想像していたのですが、それは仮定の話ですけれども、調査したことはもちろん、ないですよね?」
高木都議
「お答えしかねます。はっきり言って調査をしたことはありませんし、営業をされていますから。ですから、そんなことはとてもではないけれども、言えないですね」
反町キャスター
「いわゆる築地ブランドに対するダメージになることがあって、怖くて、手が出せないような、そういう状況という理解でよろしいですか?」
高木都議
「それは私に聞かれましても…」
東村都議
「マスコミの人も皆、知っているんです。知っているのですけれど、高木さんがおっしゃったように、営業をしていますから。だから、おっしゃるような築地ブランドという部分を崩さないということは、マスコミの人も皆、知っているんです。知っているけれども、誰もこの問題を真正面から、ああいう飯島さんみたいな人でない限り触れないですよね。築地のローリングで、建て替える時に1番懸念されたのはアスベストですよ。このアスベストが建て替えの時ドンドン落ちてくるという話があって、本当に、現在地でやっていくと、アスベストを巻きあげながらやらなければならないような、本当は地歴の問題とかも、皆さんで議論しなければいけないのかもしれないのですが、なかなかそこは手が出せなくて、ターレで1日何回も事故が起きているわけですよね。こういうのも解消しなければいけない。そういうことを踏まえ、多くの人が議論して、議論して、議論をし抜いて、築地ではちょっと無理だという話になって、代替地をいくつか探すわけですよ。その最終的な結果があそこにいったということですね」
秋元キャスター
「ここからは築地市場の豊洲移転が今後どうなっていくのかということを聞いていくのですけれども、小池都知事は、来年1月に出る最終の地下水の調査結果を踏まえて、環境評価書の変更届を提出する意向です。それが了承されれば、移転に向けた条件が1つ整うことになるのですけれども、否決されてしまった場合には評価書のつくり直しと再審議におよそ15か月かかるということですね。高木さん、豊洲への移転は早くていつ頃、移転となるのでしょうか?」
高木都議
「それは、まさに、これから専門家会議の、平田座長を中心とする、皆さんの報告というか、結果が出ないと、私も何とも言えませんが、最終的には小池知事が、どう判断をされるのかということに尽きると思います。ですから、小池知事が移転延期をした時に3つの条件を出されました。その3つの条件の中で、特に環境に対する安全性というのですか、この部分をどう見るか。先日の、議会の答弁の中でも、そうしたものを含めて、総合的に判断をするとおっしゃられているので、小池知事がどう判断をするかということにかかっている気がいたします」
反町キャスター
「当初言われていた11月7日が飛んだあと、最初は市場で働く方の都合も考えて、年末は忙しいから2月かなという話があったけれども、全然そんな状況ではないですよね?」
高木都議
「と思います」
反町キャスター
「そうするとどうなるのですか?半年とか、1年とか、少なくとも6か月、1年、1年半、2年。そういうスパンで皆さん、考えているのですか?イメージとしては」
高木都議
「というよりも、提起のあった環境影響評価が変更になるのか、再提出になるのかというのが最大の要件になると思います。これは法律ですからしっかりやらなければいけないことの1つですので、再提出になった場合、これはたぶん15か月を要する。これはかなり厳しい状況になってくる。ただ変更案を了承していただけるということになれば、通常で言うと1か月ぐらいで審議ができるのではないかと言われています。先ほど、最初に言ったように、専門家の先生方の知見、特に平田座長がこれからどう発言をされるのかというのが1番大きな要因だと思います」
反町キャスター
「大山さん、確認です。共産党はこれが了承されようと、否決されようと移転すべきではないというところで変わらないわけですね?」
大山都議
「そうですね。そうは言っても、環境影響評価はやり直すというのは当然だと思っています」
反町キャスター
「当然、否決されるべきであるし、その結果、15か月かかってつくり直すべきだと。こういう立場ということでよろしいですね?」
大山都議
「だって、4.5mの盛り土がなかったわけですからね」
反町キャスター
「そうすると、大山さん、いわゆるオリンピック道路の話、よく番組にも出ているのですけれど、築地が豊洲に移転をしないとオリンピックに向けた環状2号線でしたか、主要な道路ができないだろうというこの話についてはどう考えていますか?」
大山都議
「築地のところが、環状2号線がつくれなくても、他の道を東京都は選びますよということを言っているわけですから。大丈夫だと思います」
反町キャスター
「高木さん、道路の問題はないのですか?」
高木都議
「そこはなかなか難しいと思います。難しいというのは、現在のこの状況で、環状2号線の築地の部分をどうするかというのは、迂回をさせるとか、いろいろ考え方は建設局と都市整備局で検討をしているようですが、これは難しいと聞いています。さらにこの環状2号線が建設をされないということになると、オリンピックへの影響というのはかなりあるのではないかと私達は思っていまして、何かと言うと、この道路があるという前提で、1つは選手村もここにということが言われていますし、そうすると選手村から中心となる国立競技場の会場への輸送というのは別の道路を使わなければいけないということになれば、当然、輸送、都民生活、そうしたものに影響が出ざるを得ないのではないかと。現在の道路を使うという前提になれば、首都高速も含め、そういうことを想定されるので、これは本来的にこういうことはあってはいけないのではないかという、建設されなければいけないのではないかと、本来的にはですよ、思っています」
尾崎都議
「私はちょっと高木さんとは意見を異にするのですけれども、環2、これは築地がこういう状況になっちゃっているので、建設中ということになっていますけれど、大山さんがおっしゃったような迂回と晴海通りとか、他の道路で4年後のオリンピックは対応できるのではないかなという考えはあります。ただ、オリンピックに間に合わせるために、環2をつくるのだと。環2をつくることイコール現在の豊洲移転を急がなくてはいけないという議論はちょっと違うのではないかと思いますね。と言うのは、前提が崩れてしまいましたので。ですから、安心・安全が担保されない中での豊洲移転は到底認められないと。しかし、環2をつくること、オリンピックに間に合わせることを理由に豊洲移転を急ぐ、こうした理由にはならないと思っています。1度ここで立ち止まって、それでも4年後に、オリンピックは、ケツは決まっていますから。4年後ですから。ここまでにもし安全・安心の、モニタリングとか、いろいろやっていますけれども、都民の皆さんが安心できる体制をつくれないのであれば、私は環2を何が何でも建設をしてオリンピックに間に合わせるということをしないでもいいのではないかなと思いますね」
反町キャスター
「責任不在の議論になっていて、そうすると、豊洲に移転しないで築地をそのまま使い続けます。環状2号線はできません。でも、オリンピックに向けた不便は発生するけれども仕方ありませんという議論がいろいろ出ている中で、これは誰が悪いと、皆でそうだ、そうだと言っちゃうと話が終わってしまうではないですか。議会で集中審議が、まさにその話ですけれども、どういうふうにこの問題、環状2号線ができなくて、オリンピックの運営に支障が出た場合のことまで皆さん考えて議論をされているのですか?」
東村都議
「これは当然考えていかないといけないと思いますよ。延期すると言った段階から、今回のこういう問題が出てきて、仮におっしゃるように、15か月かかるという話になった時に、これは根本的に考えていかないといけない話だと思いますよ。それを何が何でもと、先ほどは、高木さんもそういう前提のうえでお話をされたと思うんですよ。何が何でもではなくて、どう知恵を絞ってやっていくかということを考え得ざるを得ない状況に追い込まれていると思います。東京都も頭を悩ませながら、どういうアクセスの仕方ができるかということを考えていると思いますので、まずこちらありきでなく、先ほど来、議論が出ていますけれども、豊洲の安全性をどうするかということを、逃げではないかとおっしゃるかもしれませんけれども、まずそちらが最優先なので、そのうえで、こちらはいろんな代替案を考えていくしかないのではないかと思っています」
反町キャスター
「お金の話をします。皆さんが知っている、豊洲の維持費に1日700万円。これは、たとえば、半年、1年、2年、3年延期されていく時に700万円の負担というのは、これはどうですか、都が負担すればいいのですか?維持費と、業者の人達の、たとえば、魚の仲買の方とか、番組にお迎えした時に、冷蔵庫を予約しちゃったのだよとか、皆さん言うんですよ。そういうものの費用負担とか、都が面倒を見るのですか?」
両角都議
「まず2つあって、700万円というのは、築地市場の共用部分とか、全体のお金をたぶん東京都が1つの根拠に基づいて数字を出しているものだと思います。それは豊洲をこれから運営していく前段として、準備運動というか、そういうことをやりながらという費用だと思うんですね。ですから、完全に止まったら、お金が違うだろうということが1つ。もう1つの費用というのは、おっしゃった市場関係者、仲卸の皆さん等々がこれまで準備をした経費という、そういったコスト等があるわけです。それについて原因者が誰かと言えば、これは市場でありますから、ですから、基本的にはある線を引いて、東京都が負担をしていかざるを得ないのだと思います。その線の引き方というのは、こういう原因があって、それに対応して、ここまではしようがないなということをきちんと腑分けをして、たぶんPT等でやっていくということになるのではないかと思います」
反町キャスター
「これは都が負担すべきだというのはだいたい自民党さん、公明党さんも一緒ですか?」
東村都議
「そうですね」
高木都議
「負担すべきというのはどの負担ですか?」
反町キャスター
「業者の負担の方が切実でしょう。設備投資や事前投資の部分」
高木都議
「それは遅らせたというか、延期の決定をしたわけですから、東京都が。合意をしたのは11月7日だけれども、移転延期をした。それは東京都の責任になると思います」
大山都議
「700万円というのはまったく根拠が示されていないですよ。ですから、これもきちんと」
反町キャスター
「この数字はもしかしたら1人歩きしているかもしれない?」
大山都議
「そういうこと。だから、きちんと根拠を明らかにさせて、いくらかかるのかというのも含めてやらないといけないし、もちろん、業者の皆さんは、本当に大変な中でやっているわけですから、東京都の責任ですから、きちんと適切に補償をするというのは当たり前」
反町キャスター
「共産党さんは築地のままでいくべきと言って、移転しない限りは費用負担は都をすべきだと」
大山都議
「だって、行きますよと言って、嫌だと言う人だって、行かざるを得なくて、準備をしていたのですから。それは東京都の責任ですよ」
東村都議
「これは大きな問題が出てくると私は思っているんですよ。ちょうど公営企業会計の独立採算の枠内で5880億円に収まっていると思っているんです、これは。ところが、これから補償の問題だとか、これだけではないです。追加工事の問題が出てきます。これが出てきたら、これは市場会計で賄えない話です。そうすると、一般会計から税金を投入しなければいけない。これをどうするのかというのをこの前、議会でも質問し、小池知事に投げかけたのですが、小池さんからは原則論しか返ってこなかったので、おそらくこのへんのところも今後、いろんな意味で悩んでいかれる大きな課題だと思いますよ」
高木都議
「たぶん一般会計を投入するという話にならないと思います。いろいろなやり方がありますね。公営企業ですから、地方公営企業法と、地方財政法によって独立採算でやらなければいけないと決まっていますので、ですから、借り入れとか、そういうやり方もいろいろあります。財政のやり方として。一般会計でもろに都民の税金をここにつぎ込むのだというのは絶対にないと思います」

小池都政とどう向き合う?
反町キャスター
「小池知事は政治塾を立ち上げて、新党とも言われる、政治的な動きを加速させているのですけれども、この動きをどう見ていますか?」
両角都議
「まず国政新党ができるのはかなり難しい。都議選が前で衆議院が後になれば、都議選が起爆剤となって、ひょっとしたら政界再編みたいな動きにもつながるかもしれない。しかしながら衆議院選挙が都議選挙の前ということになると、それはかなり現実味がないと思います。ただ、知事が都民ファーストという理念で都政大改革をやるということで、圧倒的な支持を得ているわけです。この理念のもとに集って、この動きを議会サイドから応援をしたいという動きは必ず出てくると。そのことによって来年の都議選で一定の力を持って、結果としてそうなることが都政の改革を進めることができる、そのように思っています」
尾崎都議
「小池新党ができるのかどうかは、私は民進党なのでわかりませんけれども、仮にできた場合は、たとえば、私達都議会民進党を解体して小池新党に行くとかはできませんし、選挙が終わってからの話だと思っています、協力関係を築けるのかというのは。仮にできたとして、改革の方向が同じであれば、私達も選挙が終わって議会の中で一定の議席の獲得ができていれば、協力体制を築いていくことは可能だと思っています」
大山都議
「誰が新党をつくるとか、つくらないとかを、私達がいいとか、悪いとか言う筋合いではないと思っています。ただ、都民要求実現のうえで一致する点は一緒にやっていく、前に進めるということはあると思います」
反町キャスター
「もしできれば、小池新党は脅威になりますか?」
高木都議
「政治塾はおそらく人材を発掘したいのだろうと思っています。政党になるか、ならないかは別にして、こういう政治集団をつくる場合に、1番大事なのは人材ですよね。議員に出てくれるいい人が何人いるのか。ですから、それをセレクトするためにウイングを広げて政治塾というものをつくろうとされているのだと思います。いろいろなところでいい人が集まれば候補者としてお出しになるのでしょうから、私達としてもこれまで4年間の実績をしっかり都民の皆様にお訴えをして、がんばっていきたいなと思っています」
東村都議
「小池新党というぐらいですから小池さんが党首ですね。そうなると、自民党を離党するということですから、おそらくまず10区の補欠選挙、自民党との距離感、ここを見たうえで、たぶん小池新党というのが出てくると思いますけれども、これはおおさか維新の会みたいになると、かなり脅威になってくると思います。そういう意味で、公明党は公明党としての独自性をしっかり出しながら政策を訴えていかなければいけないのかなと思っています」

高木啓 都議会自由民主党幹事長の提言:『悪と愚』
高木都議
「国家は悪に滅ばず愚に滅ぶという言葉がありまして、悪には際限があるけど、愚には際限がないと。これを言ったのは戦前の宗教家であり、思想家であった、田中智學という人でして。ですから、愚というのは自分の頭で考えないことだと私は思いますので、都庁の職員も、私達都議会議員もしっかり自分達の頭の中で考え、決断をして、信頼回復のためにがんばっていく。それ以外にないと思います」

東村邦浩 都議会公明党幹事長の提言:『徹底した調査』
東村都議
「公明党の原点は、東京湾にし尿を垂れ流していたし尿処理船を下まで入って調査して、それをやってはダメだよ、ということを都民の皆さんに知らせてきたのが原点ですね。そういう意味で、都政としての信頼を回復するためには、1つ1つ徹底した調査をもう1度、原点に返ってやっていかなければいけない。選挙もありますけれども、そこはしっかりとこれから、小池さんが知事になっても、取り組んでいかなければいけないと。そのような原点として取り組んでいきたいと思っています」

大山とも子 日本共産党都議会議員団幹事長の提言:『都民が主人公の都政へ』
大山都議
「都民が主人公というのは、地方自治体として当たり前だと思うのですけれど、この間、都民の声を聞かなかったり、都民に隠していたり、ということが続いてきました。ですから、政策過程からきちんとオープンにし、都民の声と一緒に都政をつくっていくということです」

尾崎大介 都議会民進党幹事長の提言:『検証なくして信頼回復なし』
尾崎都議
「経済港湾委員会が開かれていますけれど、ここで犯人探しをするということではありませんけれど、誰が、いつ、どこで、どのように決めたかということを、本当に盛り土問題でわけのわからないことになっていますね。こうしたことをしっかり検証しておかないと、東京都も20年、30年先の未来の中で、いろいろな新事業があると思うんですよ。その時にこういうことが繰り返し起こっていくと、また、その2年後、3年後に、決定しているのにもかかわらず、時計の針を逆戻りさせるようなことになってしまうと、これは都政の停滞に結びついていくと思っていますので、1度ここでしっかり検証して、都政の統治機構そのものを変えていくぐらいの覚悟で臨んでいかなくてはならないと思います」

両角穣 かがやけTokyo幹事長の提言:『時は今 徹底的に膿を 出し切れ!』
両角都議
「猪瀬知事、舛添知事の退任から、この豊洲の問題を含めて、首都である東京都政がまさかこんなことなのかということで、都民の信頼を失い、信頼が地に堕ちているという状況にあります。もう1度、信頼を立て直して、徹底的に行っていくには、これは膿を出し切るしかないと。そして小池改革を前に進めていくということだと思います」