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2016年3月29日(火)
民進党・岡田代表登場 ▽ 森元首相五輪を語る

ゲスト

岡田克也
民進党代表 衆議院議員(前半)
森喜朗
元内閣総理大臣(後半)


前編

民進党・岡田代表に問う 党が目指すべき道
反町キャスター
「よく新党を立ち上げるというと、旗印は何ですかと聞くのですけれど、何ですか?何を根っこにした党だと僕らは見たらいいのですか?」
岡田代表
「キーワードは3つ。自由、共生、未来への責任。自由というのは、ちょっと意外な感じがあるかもしれませんが、1人1人の生き方、考え方、それをお互い認め合う、多様性を認め合う。最近結構、不自由な日本になってきているのではないかと。たとえば、国が憲法を、憲法というのは国を規制するためにある、その憲法を勝手に解釈して、あるいは知る権利を制限するようなことを言って、そういう国ではなくて、本当に自由な国を目指すというのが、1つですね。もう1つは共生。格差もだいぶ広がってきたと。そういう中で先進国共通の現象ですけれども、格差の少ない国をもう1回目指す。そのモデル国家に日本をするということですね。お互い助け合う社会をつくっていこうと。3つ目は、未来への責任と。これは現在さえよければいいというような、そういう政治が横行しているのではないかと。あとから出てくると思います、消費税の話も、その1つですけれど、財政の健全化とか、あるいは温暖化問題とか、あるいは社会保障制度の持続可能性とか、次の世代のためにしっかりと責任を果たしていく。そのための改革ということを考えています」

役員人事の背景
秋元キャスター
「役員人事ですけれども、このように決定しました。代表が岡田さんということですが、代表代行に、江田憲司さん、長妻昭さん、蓮舫さん。幹事長に枝野幸男さん。政調会長には山尾志桜里さん。国対委員長に安住淳さん。選対委員長に玄葉光一郎さんということで、ほぼ留任という形なのですが、その中で目を引くのは山尾さんの政調会長ということですけれども、この狙いを教えてください」
岡田代表
「彼女は当選1回して、次、落選です。もう1回、今回復活してきました。私、隣の県ということもあって、よく選挙区にも行っていましたし、つぶさに見てきました。非常に将来、リーダーになる、そういう素質のある政治家であると。たとえば、地方選挙ですね。県議会議員候補とか、なかなか立てる力量ないではないですか、普通なら。それをきちんと全部、立てるとかね。そういうところ、妥協をしない人です。それから、もちろん、政策的に優れたところがあるわけですけれども、いろんな面で、私は育てたいなという人材です」
反町キャスター
「どういうプロセスから、山尾さんを」
岡田代表
「誰か抜擢しようと考えた時に、山尾さんの名前が最初に浮かびました」
反町キャスター
「当選2回というのが引っかかりませんでしたか?」
岡田代表
「あまり関係ないのではないですか。もちろん、しっかり彼女をサポートする体制をつくらなければいけないと思っていますけれども、政調会長、適役だと思いますね。」
反町キャスター
「新党というと、新しい革袋に新しい何とかという話なんですけれども、代表選を何でやらなかったのですか?」
岡田代表
「これは現在、代表選をやると補選も目前だし。そもそも党員、サポーターがきちんといないわけでしょう。少なくとも解党した維新の方にはいないわけですね。そういう中で国会議員だけで選ぶ代表選に果たして意味があるのかということです」
反町キャスター
「両院議員総会で、つまり、国会議員だけによる代表選をやるぐらいであれば、そのまま自ら続投し、党員、サポーターの組織、党組織をちゃんとつくってからやりたい。そういう理解でよろしいですか?」
岡田代表
「私が続投してというよりも、それは松野さんの意見であり、多くの人の意見だったということです」
反町キャスター
「そうすると、代表選そのもの自体はいつやるのですかという話になると参議院選挙のあとか何か、そのへんのスケジュール感というのは持っているのですか?」
岡田代表
「これは、私の任期は9月末日までということですから、参議院選挙終わったあと、9月末日までの間のどこかでやるということですね」
秋元キャスター
「民主党の代表をされていた岡田さんから今度は、維新の人達も含めた民進党の代表になられたわけで、何か気持ちの変化とか、考え方の変化とかはありますか?」
岡田代表
「考え方はかなり似ているんですね、実は。江田さん達も含めて。ただ、改革ということをより強く言ってきた人達ですから、民主党も、未来志向の改革政党であると。民主党の綱領にも書いてあったんです。ですから、そういうところがあるのですが、より改革志向を明確に訴える人達が入ってきたことで、その部分がもう1回強くなったというか、ちょっと政権を経験して、少し弱くなってきた部分がもう1回活性化したというふうに私は思っています」

世論調査をどう見る
秋元キャスター
「こちらは今月19日と20日に行ったFNNの世論調査ですけれども、民進党に期待をするのか、しないかについて。期待するが27.6%。期待しないが68.6%でした。一方、民進党は将来、政権を担う政党になると思うか、思わないか。思うが14.9%。思わないが76.2%でした。岡田さん、この世論調査、どう受け止めていますか?」
岡田代表
「スタートしたばかりですから。これからですけれど、27.6%というのは、私はかなり高い数字が出ていると思います。もちろん、これで満足してはいけないので、これが30%台、40%台と、自民党と肩を並べて、超えるところまで目指していかなければいけないと思いますけれども。多くの方に期待していただいていることは非常にありがたいと思います」
反町キャスター
「同じ世論調査でこういうデータも出ました。でも、結党大会の1週間前ですけれども、この夏の参議院選挙で、比例代表ではどこに入れますかという話。まず政党支持率でいうと自民党が36.7%で、民進党が12.8%と。これはトリプルスコアぐらいですよ。ところが、比例代表でどこに入れますかということになると、2対1ぐらいで民進党の評価が接近した。これをどう見ていますか?政党支持率が低いのか、比例代表としての投票先として民進党の受け皿の意味が高いのか、どう見ていますか?」
岡田代表
「自民党に対して批判的な方々の受け皿として民進党を選んでいただいているという部分はあると思いますね。これは21、自民党40というのは、10ポイント変われば並ぶわけですから、非常に高い数字だなと。もちろん、これからですよ。これからの我々のやりようによっては参議院選挙で十分に勝負ができるなと思っています」
反町キャスター
「これは結党大会の1週間前の世論調査です。これは、うちの世論調査ですけれど、ただ、そのあと共同通信の世論調査。こういうのが出ています。これも岡田さん、見ていると思いますけれども、これはこの週末の、結党大会の前後の土日にやった世論調査ですけれども、共同通信の世論調査でいうと、これは3月ですけれど、2月の世論調査では、民進党の支持は8%ですけれども、2月の世論調査では、民主と維新を足した数が、10.5%に比べて8.0%に下がっている。比例に関しても、足したら10.6%だったのが、10.5%に下がっている。新党結成の効果、ご祝儀相場というのは、当然あると僕らは思うんですけれども、ご祝儀相場もつかなかったことに対しての、世論の現在の民進党に対する目線、感じる部分はありますか?」
岡田代表
「こういう調査は聞き方によっても違います。いちいち私は細かく分析できるわけではありません。あまり気にしないです。ただ、高い数字が出れば、それは嬉しいということで、先ほど、申し上げたのですけれども」
反町キャスター
「そうすると、これからの取り組みとしては上がれば嬉しい。下がればどうかなということ。言うならば、支持率を上げていくこと。それが目標となると政治はおかしくなるとは思うんですけれども、支持率は高いにこしたことはないですよね」
岡田代表
「選挙が近づいていくにつれて上がっていくものだと思います。どれだけ、我々がしっかりと結果を出せるかと。まだ国会も続いていますので。これから、まだ論戦も残っています。そういう中で、しっかり期待感を、期待していただけるようにしていきたいと思っています」
反町キャスター
「新党結成直後の街頭とかもされたりして、国会におけるやり取りも、民進党となってから始まっている部分もあるんですけれども、何をどうしたら支持率が上がる?つまり、国民に民進党は頼れるなという雰囲気ができてくるのか。それはどういうところだと見ていますか?」
岡田代表
「私は、私自身、非常に危機感を持っているんですね。現在の日本の政治に対して。それは大きくて2つです。1つは、憲法の立憲主義がないがしろにされている。平和主義が脅かされている。これは時代の転換点、70年やってきて現在、大きな分岐点にあると。これで道を誤ってはならないと。そういう危機感がしっかりと国民の皆さんに伝わるかどうかと。これは1つですね。もう1つは、国民生活。安倍さんは今日もいろんな数字をあげて誇っておられましたが、数字は良い数字も、悪い数字もあります。だけど、国民の景気回復の実感がないという声が圧倒的に大きいし、むしろ苦しくなっているという声もある。これも全てだと私は思うんですね。こういうやり方、アベノミクス、一時はもてはやされましたが成果は出ていないわけです。そこは方針転換しなければいけないと思うんですね。我々から言うと、経済を大きくすることは大事だと思っているんですね。そういう意味では、アベノミクスの3本目の矢、成長戦略。生産性を高める構造改革ですね。これは重要だ。中身はいろいろ問題あるし、それから、不徹底だという問題もあるんですね、逆にね。3本目の矢をしっかりやって成長することが大事。しかし、同時に、あるいはそれ以上に経済成長した結果をどう分配していくかというところが非常に重要で、これは安倍さんに、決定的に欠けていると。最初、滴り落ちてくると言っていたではないですか。最近はそういう言い方をしていませんが、だけれど、格差がどんどん広がっていくという現状に対してもっと危機感を持つべきだと。格差が広がっていくことが結局、少子化にもつながっているし、つまり、結婚ができない人達が非常に増えているということですね。それから格差が広がっていることが成長の足も引っ張っている。だから、我々の経済政策というのは分配も含めて、経済政策というものを考えていかなければいけないということです」

参院選の戦略
秋元キャスター
「視聴者からの質問ですが、『夏の選挙時の対立軸は何になりますか?安保ですか、経済ですか、消費税ですか。まさか消費税の増税はないですよね』というメールですが、参院選の対立軸というか、争点は何になりますか?」
岡田代表
「先ほども申し上げたように、私は非常に現在の政治状況、大きな危機感を持っています。安保法制を含む、憲法の平和主義が現在変えられようとしているということが1つ。もう1つは、国民の生活、経済。経済成長をでかくすれば、経済を。それで事足れりという、そういう考え方でいくのか。再分配と格差の是正ということに軸足をより置いていくのかと。この2つだと思います。先ほど申し上げた通りです」
反町キャスター
「待機児童に関しては山尾さんが一生懸命これから取り組んでいかれるのだろうと思うんですけれども、民主党として待機児童の問題。最大の問題というのは、どこにあると感じていますか?」
岡田代表
「我々が政権の時に、毎年7000億円、子供子育てに、追加的に投入するということを決めて、現在、安倍さんもその法律をつくったのですけれど、安倍さんはその路線に乗って、まるで自分が始めたようにおっしゃっているんですけれども、最大の問題は、あと3000億円足らないということになっているわけです。その3000億円をどうするのかと。安倍さんは軽減税率1兆円、これはちゃんとやります。それに比べるとこの3000億円の話はどこか飛んじゃっているわけです。これは確実に財源を確保するということが1つです。軽減税率よりもむしろ子供子育て、プラス3000億円と。あとは待遇ですね。働く人の。保母さん達の待遇、これがあまりにも低すぎると。だから、人手不足になって。現在、ハードはあったって、そこで働く人が足らない、という状況になっているわけですから。待遇を改善して、我々は5万円、月額で上げるという法案も出していますが、そのぐらいやらないと、この状況は変わらないと思います」
秋元キャスター
「この待機児童の問題というのは、都市部に偏っている部分もあるわけですけれども、全国の問題になる参院選において、待機児童は前面に押し出していかれるのですか?」
岡田代表
「はい。これは地方の方も現在、顕在化していないだけであって、もし、そういうものがちゃんと整うのであれば働きたいという人はたくさんいるはず。だから、潜在的な待機児童というのはもっと多いと思っています」
反町キャスター
「待機児童がどんどん地方では、現在のところ、待機児童がゼロだと言われているところでも実はいっぱいいるんだと、そういう選挙戦を展開されるのですか?」
岡田代表
「選挙戦を展開するというか。それが現実だと私は思います」
反町キャスター
「5万円という根拠はどこから出てくるのですか?」
岡田代表
「だいたい平均の賃金。同様に学校を出て、ある人が保母さんになって、ある人は違う選択をしたと。平均賃金と比べると10万円、月額で違うんです。これは大変な差ですね。だから、半分を埋めようということです」
反町キャスター
「その半分。その全額ではなくて半分。5分の1ではなくて半分。それはなぜ全額ではなくて半分で、5分の1ではなくて半分なのですか?」
岡田代表
「2万円ぐらいで、じゃあ、働いてみようかということにはならないということです。それは、全額は理想ですけれども、これで二千数百億円が必要ですよ、予算が。5万円で」
反町キャスター
「2800(億円)ぐらい?」
岡田代表
「はい。そのための財源というのは、たとえば、公共事業の予算、安倍政権になってまた増えていますから。そういうものを民主党時代のように削ることで対応できると考えているんですね」
反町キャスター
「5万円は腰だめの数字ではないのですか?根拠のある5万円なのですか?5万円を上げることによって、どういう効果があるのかという予算として執行する以上は5万円の根拠というのは非常に重要だと思うんですけれども」
岡田代表
「ただ、それは、だから、3万円ならダメで、5万円ならいいとか、そんな立証はできません。まず半分しっかり確保をする。将来的には差を埋めることです。10(万円)にしなければいけませんけれども、それはいっぺんにはできませんから」
反町キャスター
「そういう社会保障関係ないしは、準公務員的な勤労をされている方、ないしは低賃金の方、非正規の方がたくさん世の中にいらっしゃいます。そういう人達の中でなぜ保育士だけ5万円なのかという、ここの部分は説明つきますか?」
岡田代表
「これはマーケットで決まるのではなくて、国の方針で決まる給与レベルですね。そこが決定的に違うんです」
反町キャスター
「ですから、他の、たとえば、介護士はどうですかと」
岡田代表
「介護士は1万円増額ということは、我々として法案を出しています」
反町キャスター
「でも、1万円増額と言っても、結局その分が、介護報酬が削られている関係もあって、きちんと賃金に、きれいに1万円跳ね返っていますか?」
岡田代表
「それは我々も主張をしている。介護報酬を下げることも問題だという主張をしているわけです」
反町キャスター
「介護報酬1万円増額は民主党の提案だけれども、介護報酬を下げたのは自民党だから、行って来いでうまくいっていないと。こういう主張になるのですか?」
岡田代表
「我々は、介護報酬を下げたことは批判しています」
反町キャスター
「5万円とか、1万円とか…。なぜ介護労働者も賃金低いですよね?」
岡田代表
「緊急度ということで我々は考えているわけですね。少子化というのは非常に大きいし、もちろん、介護の現場が足らないのは事実ですけれども、ご存知だと思いますが、お子さんの方がより緊急度は高いということです」
反町キャスター
「その緊急性が、先ほど、秋元さんからの質問がありましたけれども、一部の都市ではなくて、全国的な問題であるという視点から、全参議院選挙で訴えていかれるということで、こういうことでよろしいですか」
岡田代表
「もちろん、より都市部が、逼迫して、深刻なことは間違いありませんよね。ただ、私は、かなり、これ、まだ出てくると思います。そういうニーズは、潜在的ニーズはあるというふうに思いますね」

消費増税延期の是非
反町キャスター
「消費税はどういう方針なのですか?先送りするか、しないかが現在、議論されていますけれど、民進党としては消費税の引上げ先送りについてはどういう姿勢なのですか?」
岡田代表
「これは、まず総理はどう考えるかということがはっきりしていないですね。それをはっきりさせる責任があるわけです。総理は前の総選挙の時に何をおっしゃったかというと、いや、当面は先送りをしますということと、しかし、次はリーマンショックのようなことが起こらない限り必ず上げますと。経済条項に、さらに先送りができる条項を削除して、決意を示したんです。だから、この2つ、当面は上げない、しかし、一定期間、経過後には必ず上げる、このパッケージは公約で。その公約を信じて自民党に投票をした人がたくさんいるわけです。その公約を破るということであれば、それはまず総理に説明責任がありますよ。また、それで目の前で上げないということだけ、もし…。私はそうは思いませんが、もし総理がそれで選挙をやって、有利にしようと思っているのであれば、私は総理大臣の資格はないと思います」
反町キャスター
「それは、だから、自民党に対する批判のツールとして消費税引き上げが先送りかどうか。それはわかるんですけれども」
岡田代表
「批判のツールではないです」
反町キャスター
「未来への責任という視点から言えば、消費税についてはどういう考えなのですか?」
岡田代表
「ですから、財政の健全化は重要ですから、原則は10にするということです。だけど、経済状況でそれができないということであれば、それは公約違反ですから。そのことをきちんと説明していただく責任があるということです」
反町キャスター
「違う。民進党の旗である、未来への責任という点から言えば、10%にすることが未来への責任を果たすことになるのですか?それとも8%のままにすることが未来への責任を果たすことになるのですか?」
岡田代表
「我々が政権を獲っていれば経済状況をきちんと(消費税を)上げられる状況にしますよ」
反町キャスター
「それは答えになっていませんよ」
岡田代表
「いや、答えになっていますよ」
反町キャスター
「では、来年4月の消費税の引き上げについてはどういう姿勢ですか?」
岡田代表
「我々が政権を獲っていれば経済を(消費税を)上げられる状況に持っていきます」
秋元キャスター
「現在の経済状況だったら(消費税を)上げないべきだということなのですか?」
岡田代表
「現在の経済状況、まだ判断をするべきではないですけれども、秋ですからね、判断をするのは。その時の状況を見て、さらに現在より下がっていくことになると。我々は別にリーマンショックのようなことがなければ(消費税を)上げるんだということは言っていませんから。もともと経済状況を見て、上げられるかどうかを判断すると、法律に入っているわけですから。その時の状況を見て判断するしかないです」
秋元キャスター
「目安みたいなものというのは、どう考えたらいいのですか?リーマンショックと言っていないということですけれども。それと、民進党が考える、上げる、上げないの目安というのはどのぐらいだと考えたらいいのですか?」
岡田代表
「それは安易に言うつもりはないです。上げることが、将来の世代のために、我々が決めたことですから。何か仮定の議論で、総理も先送りをしないと言っている時に、いや、先送りする前提で、その条件がどうのこうのと議論をするのはまったくおかしな話だと思っているわけです。もし我々が先送りするということになれば、それは断腸の思いです。だってあとが困るに決まっているわけです、この先。だから、そんなことをあまり安易に言うつもりはないですよ。判断するべき時が来れば、判断をしなければなりませんよ。それで、経済がガタガタになったら、それは困るわけですから。だけど、あまり政局を絡めて、安易に言う話ではないと私は思います。そういう政治はダメだと思います」

岡田克也 民進党代表の提言:『政権交代』
岡田代表
「厳しい道のりだと思います、現時点では。参議院でしっかり結果を出すことが先だと思いますが、ダブル(選挙)になるのかもしれません。チャレンジはしっかりとしていきたいと。それが別に民進党のためではなくて、日本の政治、国民のために、政権交代がきちんとできる政治をつくるということは絶対、必要なことだと思っています」
反町キャスター
「前回の総選挙の時に民主党、候補者を1度にいくのではなくて、ある程度、目標値を区切って立たせたかったという話がありましたよね。その件に関しては、今回、一発で政権交代を狙うということですか?」
岡田代表
「過半数は立てます」
反町キャスター
「過半数立てる。過半数、もうちょっと多くない?過半数ぐらいが1番いい?」
岡田代表
「最低でもね」


後編

森大会組織委員長に問う 東京オリンピック・パラリンピック
秋元キャスター
「メインスタジアムの聖火台の設置場所が決まっていなかったのはなぜですか?」
森元首相
「本当はこの問題で僕は説明するのはおかしいし、この問題でここに呼ばれるのはおかしいのよ。皆、間違えているというのか、報道関係者もそうだし、特にスポーツ評論家はぼろくそに僕のこというけれど、組織委員会というのは国立競技場をつくることに何の責任もないですよ。オリンピック組織委員会からいろんな希望が来ますね、僕らのところに来ますから、オリンピック委員会。アンチドーピング検査を受けたら選手は一般の人と一切接してはいけません。そのための設計にしてください。VIPが入る導線、控え室、それから、皆さんの入る部屋と超VIPというのがあるんですね、これは、たとえば、オバマ大統領だったり、サウジアラビアの王様だったり、お見えになるかどうかはわかりませんよ。そういう皆さんも必ず見えるんですね。その時に普通のVIPとは一緒にしてはいけないです。そのための部屋に変える、エレベーターも違う。いろいろな注文がくるんですね。そういうことをJSC(日本スポーツ振興センター)の皆さんは日本のお役人ですから、ご存知ないですよ。だから、そういうことはこういうふうにしてくださいと、こういうふうにしてくださいと言って組織委員会からお願いする。これはフジテレビさんですからメディアの全部オリンピック委員会の組織委員会IOC(国際オリンピック委員会)と契約しているのはNBC。それを全部やっているのはOBC、OSCってのをやるんですね。そこはいろんな注文つけてくるんです。50mほど上のカメラ、固定したのを50個つくれとか。そういう注文をしたら、あれよ、あれよという間に設計して、全体が高くなるんですね。その金額が高くなって、皆さんから批判された。それで安倍さんが白紙撤回しましょうと言った。以来、組織委員会の僕らにはアドバイスをする資格もないというのか、権利も与えられなかったから、そこからあとは官邸がやったことですから。官邸がやるということは文部科学省、スポーツ振興センターがやったのでしょう。設計士がつくられたことですね。そこに聖火台があるとか、ないとか、そんなことは、僕らは調べようがない。また、そんなことは聞かれもしない。しかし、オリンピックをやる、まさに聖地と言われるのは、ここに聖火台があるから。これは誰もがごく当たり前だと思っているし、僕も前の聖火台を外して、現在、石巻にあるんです、ご存知ないですか。僕は言ったことあると思うけどな、皆、忘れるんです、そういうことは。それはいいものだし、高いし、非常に歴史的に残るレガシーでもあるし、だから、次の2020年にこれを使ったらどうですかという意見もある。僕は賛成です。これは河口湖でつくった鋳物です。でも、全国からいろんな注文がきています。そんなことで争いごとになるよりも、それをもういっぺん使ったらどうかなと思って、現在、それを東北3県に激励のためにまわしてもらおうと。うちへ、うちへと要望があったから。それで現在、石巻に行ってるんです。おそらくそこからずっと東北をまわって、最後は川口へ行って、もういっぺんきれいにお化粧直しし、それで国立競技場に持ってくるという、そういう計画で、僕は記者会見でも述べているし、いろんなところで2、3回話していますよ。結構、皆知っているのだけど、もう2年前のこと忘れちゃっているんだけどね。だから、それをここにつけた方がいいと僕は思っています。だけれど、そんなことを設計者やら、これをつくる建築会社に言えないもの。どこかまだ決まるわけではないし。先ほども言ったように、そういうものは組織委員会の仕事ではないんです。これが何か組織委員会の責任のように僕らに責任を押しつけられるんだけれども、1番悪いのは森だとこう言われると…。僕らは触るに触れない」
秋元キャスター
「大会への立候補段階でおよそ3000億円と見込まれていたものが、昨年末の大会組織委員会の試算によりますと、およそ1兆8000億円が必要になることがわかりました。当初の6倍ということですが」
森元首相
「現在、僕は就任して2年ちょっとになりますが、もう大変な問題が起きつつあるんです。何かと言うと、あまり猪瀬さん個人がどうこうというわけではないけれども、猪瀬さん時代につくられた呪縛があるんです。縛られている。その1つが8km圏内ということだった。全て晴海のあそこに8km圏内でつくる。それから、もう1つは、現在言った新国立競技場の都との負担の問題。3つ目が仮設と公設。仮設は組織委員会で、公設は東京都がつくりますという、こういう原則を実は決めてあったんですね。もちろん、僕が会長になる前ですよ。組織委員会が発会する前、この時ですから、11年。だから、我々はこの問題に沿って対応していかなければならない問題だと思って、ずっとやってきたんです。ところが、端的に申し上げて、物価が上がったとか、いろいろと東日本の震災等によって人件費が上がったとか、これはどこのところにもありますね。ありますが、それだけではなくて、最初につくった先ほどの3000億円の案というのはいかにでたらめなものかということがわかってきたんです。数字的にまったくでたらめです。だから、その中で収まったんです。もう1つ申し上げると、組織委員会の収入というのは限られているんです。1つはスポンサーです。スポンサーのお金を努力しています。最終的にスポンサー料金を我々が目標にしているのは3000億円です。何とかして集めようとして努力しています。そのうちの3分の1はIOCに取られてしまうんです、JOC(日本オリンピック委員会)にも。それに1000億円近くは切符の売上げ。それから、グッズ。組織委員会でやれるかどうかわかりませんが、1000億円。もう1つは、IOCの分担金みたいなもの、これが700億円か1000億円かはわかりません。IOCが考えること。それを全部足しても5000億円。だから、5000億円以上の収入は組織委員会にはないです」
反町キャスター
「そうすると、お金はどこから持ってくるのですか?」
森元首相
「ですから、持ってこられないです。だから、アバウト5000億円の中で我々は仕事をしなければいけない。必要な経費、運営費を確保していかなければいけない。1番の問題になってくるのは当初、猪瀬さんの時に決められた、いわゆる仮設と公設の差異で、これは何だと、定義は。仮説であったってきちんとしたものをつくらなければならない。現在、精査しています。最初に考えられた、当時の猪瀬さん達がつくった案というのは、ボート会場です。当初69億円で見積もっています。現在再検討した結果、1000億円を超えています。IOCと協議して500億円までに下げるようにしました。バレーボールも176億円で当時、計算をしています。しかし、現在は400億円ですね。8km圏内の呪縛によりますと、これだけで何千億円ではないですか。あっという間に5000億円なくなりますよ、仮設とは言え。そこで思い切ってバスケットは大宮にお願いする。バトミントンは武蔵野の体育館にお願いをする、調布です。というふうに少しずつ振り分けをしました。ヨット、セーリング協会は、セーリングをどうしてもやらなければならない。これだけで400億円かかる。もっと無駄遣いがあるのは防潮堤をつくれと。防潮堤を1つつくるのに450億円以上かかる。そんなことを国民や都民が認めますか。そういうのはダメだったんですよ。これは神奈川県の黒岩知事にお願いして、江ノ島へ。当初、決めた試算というのは正直申し上げてどういう根拠でこういうものをつくられたのかなと言いたいわけです。それを約2年間かけて、全部手直しをしてきたんです。もちろん、東京都にもご協力をいただいて、舛添さんにもご協力をいただいて。そこまできているんです。そのためにはいまのうちに割り振りを、業務負担、役割負担をきちんと東京と国で話し合って精査しましょうというのが現在、議論に」

森元首相に問う ロシアの動きをどう見る
反町キャスター
「安倍、プーチンの関係はどうですか?」
森元首相
「現在、非常に良いのではないですか。ですから、安倍さんからも今年早々に電話を入れていますし、これは別のことでプーチン氏からも連絡あります。だから、そういう意味で、オバマさんはじめ、欧米の皆さんと総理が会ってもロシアの立場、プーチン氏のことをよく言っている。日米関係は大事にしなければならん、これはもう言うまでもないことだけれども、日本とロシアにはまだ長い解決しなければいけない問題がたくさんある。ですから、これは信頼関係が、だって、日本国内でも外務省の中には相反する意見がある。ロシアもすごくあるんです。だから、そんなの日本に返すことはないのだという人達もまだ強くいる。だから、そういうことをしっかり切ってやれるのは大統領でしょう。大統領は何度も私がお目にかかっても絶対にyetだと、noだとは言っておられないですね。だから、必ず引き分けでいいではないかということを言っている。引き分けということはお互いに妥協しあいましょう、譲り合いましょうということですね。その精神で行けば、大統領がそういうお気持ちであるならば、安倍さんが話を言う余地はいくらでもあると僕は思う。だから、できるだけ会えばいいと思いますし、おそらく今度ヨーロッパに行かれるでしょう。サミットの前かな。おそらくどこかでロシアに行かれるということは、僕は聞いています。できれば次のサミットには参加しましょうということを安倍さんから言ってほしいと思う。現在1番、ヨーロッパで大事なのは、ドイツにしても、フランスにしてもロシアが大事です。特に中東の問題、油の問題いろいろ考えて。だから、そういう意味で、プーチン氏、ロシアを追い込んでいっちゃいけないことで、おおいに仲間として協力してもらうということではないですか、世界がこんなに混乱しているわけですから。その中の一方の大きな指導者であるロシア、アメリカ、中国、皆、しっかり協力しあって、ここを乗り切らなければいけないと思います」