プライムニュース 毎週月曜~金曜よる8:00~9:55(生放送)

テキストアーカイブ

2016年3月28日(月)
咲くか咲かぬか民進党 与野党幹部はどう見る

ゲスト

下村博文
自由民主党総裁特別補佐・特命担当副幹事長 衆議院議員
上田勇
公明党政務調査会長代理 衆議院議員
辻元清美
民進党役員室長 衆議院議員
穀田恵二
日本共産党国会対策委員長 衆議院議員

『民進党』誕生 役員人事は…
秋元キャスター
「昨日誕生しました民進党の人事について見ていきたいと思いますが、このような顔ぶれになりました。代表が岡田克也さん、代表代行が江田憲司さん、長妻昭さん、蓮舫さん。幹事長に枝野幸男さん。政調会長に山尾志桜里さん。国対委員長に安住淳さん。選対委員長に玄葉光一郎さん。こういった顔ぶれですけれど、辻元さん、民進党はこの布陣で新しい党としてスタートするわけですけれども、この人事、どう受け止めていますか?」
辻元議員
「私は、山尾志桜里さんが入ったことが良かったと思います。特に女性が執行部に入るということは大事だし、それから、若くて、国会でも2期ですけれど、活動してくれているので、良かったなと思っています」
反町キャスター
「印象論から言うと、細野さんが政調会長からいなくなり、そこに山尾さんが入られて、全体の印象でいうと、民主党の中でいうと、憲法改正に向けて前向きな発言をされていた、たとえば、前原さんとか、長島さん、細野さんも外れたということを考えると、やや、どうですか。民主党内の右左というのも変ですけれども、右左ですね。その右派色が薄れたような印象はありますか?」
辻元議員
「そうでもないと思いますね。割と維新の人、リベラルですよね。私達より、私達というか、それらの人達よりもリベラルと言ったら変ですけれども」
反町キャスター
「その人達とは?」
辻元議員
「現在おっしゃった人達。だから、そういう意味で、リベラル色が強くなったのかもしれない。でも、現在、政治的に求められている政治の受け皿というのは安倍政権がどちらかと言うと保守というより、右派という感じだから、右に偏り過ぎていたら政治はうまくいかないですよ。私は、左右バランスをとっていく。本当は中道があって、中央の重しがきっちりと政治に、センターがあって、センターレフト、センターライトぐらいの振り幅で、政治の変化を求めていかないと、右に振れ過ぎても、左に振れ過ぎたら大変。ところが、ちょっと右に振れ過ぎているので、リベラル色のある政策は求められていると、私達は思います」
反町キャスター
「下村さん、この新体制、民進党の役員人事。というか、民進党の役員人事からの感触、どう感じていますか?」
下村議員
「まず民進党、新党ができたわけですから、お祝いを申し上げたいと思います。ただ、いくつかのメディアが既に民進党に対する支持率調査をしている中で、ご祝儀相場にもなっていない。これまでの民主党、維新の党、両方を足した程度の支持率というのが出ていますよね。これは国民が民進党に対して期待していないということだと思うのですが、なぜそうなったのかについて、私は手法を間違ったのではないかと今回、思っているんです。まず1つは、民主党と民主党から離党した人達がまたくっついたというイメージがあるわけですね。ですから、まず民主党が政権、実際3年間獲っていたわけですから、それが、民主党が政権から転げ落ちたということは何だったのかという総括をしないと、国民から見たら前の民主党とどう違うのかというのがまずわからないと思うんです。実際、私もわかりませんし。それから、まず旗だと思うんですね。つまり、政権交代可能な政党をつくるわけですから。では、自民党と違う、あるいは自公政権、安倍政権と違う旗は何なのかと。国民から見て対比できるような形で、旗の下に政策です、理念、新党ができたということであればわかりますけれども、先に新党があって、細かい3つの理念と、改革とか、共生社会とか、立憲主義、そのものももっと具体的な、それぞれの政策理念は何かというのを明確にする中で、それから、そういう意味では、代表選挙も必要だと思いますが、そうではないから、これまでの民主党と、それから、民主党から分かれた維新の党といった、また、その人達と一緒になっただけという感じだから。現在の役員人事を見ても、確かに1人だけ当選2期の人ですから、新人ですから。国民から見たら新たなフレッシュという感じがするけれども、他の人は皆、これまでのポジションの人がそのまま留任したのではないかと。実際ちょっと違ったにしても、そういうイメージしかないというような、率直な感想ですね」
上田議員
「これをきっかけに国会でのいろんな議論も、批判とか、中傷ということだけではなくて、建設的な政策、提言。そういったものを期待したいし、そういったものを、良い意見があれば、私達も耳を傾け、取り入れていきたいと思うし、お互い協力しながら、より良い政治ができればと期待をしています」

野党再編の行方
反町キャスター
「穀田さん、共産党から見ると民主党が維新の1部の人と大きくなったことはどうなのですか?話しあいとしてやりやすくなるのですか?」
穀田議員
「私達は、だいたい他の党がどうなったかとか、こうなったとかという時には、自民党があれこれをした時も言っていませんし、そういうことを、私達の常としていて、党はそれぞれの国民が判断するという立場をとっているのが我々の矜持です。そのうえで、ただ、私達が現在直面しているのは何かという問題が、そこでの問題を1つ、言うことができると思うんです。これは私達が2月19日、5野党の党首会談を行って、4項目の合意を行ったと。1つは、戦争法廃止。集団的自衛権容認の閣議決定の撤回を共通の目標とすると。それから、2つ目に安倍政権の打倒を目指す。3つ目には、現与党の勢力と補完勢力を少数に追い込むと。4つ目に、国会と国政選挙ですね。国会対応や国政選挙であらゆる可能な限りの協力を行うと。この4項目が党首で確認した内容ですね。5人だったものが4人になったという程度のお話で、エンジンは変わらないわけですから、その意味で、この内容が完全に履行されると。そういうことを通じて、安倍政権を打倒するという戦いの友人としてやっていければと考えています」

与野党に問う! 待機児童問題
秋元キャスター
「具体的な政治課題について聞いていきたいと思います。まず待機児童問題についてですけれど、民進党の政調会長の山尾志桜里さんが、“保育園落ちた日本死ね”という匿名ブログを国会で取り上げて以来、国会論戦の焦点と浮上した待機児童問題ですけれども、あらためてデータ確認をしておきますと、待機児童の数なのですが、2009年時点では2万5000人を超えていたんですけれど、減少傾向なのですが、しかし、昨年、再び増加をしまして、2万3167人ということですけれど、下村さん、この待機児童、減らない。これはなぜなのでしょうか?」
下村議員
「2つあると思うんですけれど、1つは、たとえば、他の福祉でも特別養護老人ホームをつくることによって、待機者が増えると。そういう現象がありますね。そういうものが1つはあると。もう1つ、一億総活躍社会の中で、女性により活躍してもらう場をお願いしようという中で、子供が1歳、2歳、あるいは場合によって0歳ということもあると思うのですが、そういう活躍の場を提供したいと。それから、格差社会の影響もあると思います。特に若いお母さん方がなかなか非正規雇用が40%近くの中で、働かないと生活していけないと。ご主人だけの給与だけではやっていけないという部分もあると思います。ですから、安倍政権になっても、待機児童については50万人増やして、それでできるだけ早くやると。また、保育士も9.2万人増やして対応するということですが、まだそれが間に合っていない。実際、保育所をつくるのに1年、2年はかかるわけです。しかし、この間、問題になったのも現在すぐということになると、これは緊急対応的にやっていかなくてはいけない。それが課題だと思います」
上田議員
「待機児童というのは、1つは、ニーズがあって、それと供給。その差になってくるわけで。現在、供給は先ほど、下村さんがおっしゃった通り、毎年、平成25年度から10万人以上の割合で定員は増やしてきているんです。でも、ニーズがどんどん増えると。それは現在、下村さんがおっしゃった通り、経済状況の問題もあるし、また、ここにきて、特に昨年、反転をして、また非常に増えたのは雇用情勢が改善をした面もあるということも言われています。身近なところで、そういう保育所のサービスを受けられるということになると潜在的な需要がどんどん掘り起こされる部分もあって、なかなか供給は一生懸命にやっているのだけれども、追いつかないというのが現状だと思います。現在の安倍政権になってから毎年10万人。その前はだいたい4万人ぐらいだったんですね。毎年増やしていたのは。だから、倍増以上にはしているのだけれども、なかなかそのペースというのは追いつかないというのがあります」
反町キャスター
「辻元さん、現在の二人の話、いかがですか?」
辻元議員
「下村さんがおっしゃった、非正規で働くご夫婦が増加しているということは、2人で働かないと食べていけない。ブログもかなり過激な言葉が並んでいましたけれども、あれは悲痛な叫びだと思うんです。でも、あれぐらいの気持ちだと思います。もう食べていけないではないかという。ですから、そういう非正規で働いている人達が安定して仕事をしていけるようにしなければいけない、何か複合的な対策を打っていかないと難しいと思うんです。それをもう1つは、保育士さんが不足しているというのが年々深刻化してきていて、待遇、これが通常、全産業の平均よりも低いということで、そこが増えないということ。むしろ離職していく人が増えていくような状況ですから、箱ものがあっても、保育士さんが足りなくて、なかなかお預かりができないというところもあるので、この待遇改善が急務だと思います」
秋元キャスター
「与野党、この待機児童解消に向けて、このような提言を行っています。まず与党、賃金を実質4%程度引き上げということです。これは2015年度補正予算での賃上げ1.9%。これが月額6000円に2%程度上積して、月額1万2000円の賃上げにするというものです。ミニ保育所の定員拡充。さらには企業内保育所の拡大などです。一方で、先週木曜日に、民主、共産、維新、生活、社民の5党が提出しました保育士等処遇改善法案では保育士の給与を月額5万円引き上げるということなのですが、まずは与党から聞いていきたいと思うのですが、下村さん、この人手不足を解消するための賃上げと、それから、受け入れのキャパシティ拡大。両面の対策となっているわけですが、この4%引き上げ。これで人手不足解消に十分な効果が期待できるのでしょうか?」
下村議員
「十分ではないことは事実だけれども、財源問題もありますから。現在、実際に保育士を経験された、保育士の資格のある方が80万人いるわけです。しかし、その方々がもう1度、保育士になろうとしない。それは先ほどの資料に、あまりにも待遇が低いという部分がありますよね。給与アップをどう対応するかということで、とりあえずは4%ということですから、今後ありとあらゆる施策の中で、これ以上、赤字国債を発行してまでするということついては、プライマリーバランスを、今後のことで、2020年までのことで考えると難しい部分もあります。ですから、今後、たとえば、予備費とか、マイナス金利の中で、収益が出た部分とか、そういう部分からまわしていくという意味でのことですが、さらに、今後、大型補正予算等も考えながら、この待機児童問題等、上乗せして考えていかなければならないことも出てくると思います。まずはこの与党提言のポイントを実現していくということが必要だと思いますね」
反町キャスター
「大型補正予算というと、でも、今度、その話だとワンショットですかと、こういう話になりませんか?」
下村議員
「これはまず緊急対策だから」
反町キャスター
「その後、恒久的に、たとえば、保育士の給与の問題とか、待遇の問題というのを法制化していく。事実上、その保育士の給料は公務員の給料に準じている体制に現在なっていますよね?」
下村議員
「ええ、だから、今年だけという話ではないですね。もちろん、これは恒久的な話ですから。実質4%というのはずっとの話ですから、その前提の中の財源をどう考えるかということの、ギリギリの、とりあえずは数字ですよね」
反町キャスター
「国からの1人頭の分配というのか、1人あたりこれだけの費用がかかります、これだけ支給をしますという、保育士さん1人あたりの支給額を増やすということだと思うんですけれど、それがきちんと、ちゃんと保育士さんの給料につながるのですか。たとえば、介護士の手当てを上げたと政府は言いました。一方、介護報酬を下げました。結果、何が起きたかといえば、政府の方からは介護報酬の給与は上がっているという話を聞くのだけれども、実際、現場の人の話を聞いていると介護士の給料は上がっていないという話が多いですよ。それはデータ、正式なところを聞いていないのでわからないので、少なくとも全員、きれいに上がっているとはとても思えない。同じ現象が起きませんか?」
上田議員
「それはあり得ることだと思います。保育所関係の方から、いろいろとお話を伺うと、現在の給与そのままなのも問題だけれども、保育士さんというのは非常に重労働だし、勤務条件が大変厳しい。キャリアパスがなかなか見通せないと。ある程度の年齢になった時、若い時と同じような保育士の仕事ができなくなるということがある時に、あとどうするの、その時の所得はどうなるのというキャリアパスがなかなか見通せないというのがあるので」
反町キャスター
「介護士も同じですよね?」
上田議員
「そうですね」
反町キャスター
「そのままずっといって所長になれるのか?所長は別の法人から、財団、何とか法人から来て、なれないですよね?」
上田議員
「ですから、ここはまだ今回は非常に緊急に取りまとめた話なので、これからしっかりと議論をしていかなければいけない部分だと思います。そういうふうにずっと続けてもらうことが重要であるし、その人が現場の保育士としての仕事はできないかもしれないけれども、それに関わってもらうことによって定着しやすくなっていく。そういったことをこれから考えていかないといけないと思っています」
反町キャスター
「一方、辻元さん、5万円の保育士処遇改善法案。僕らは非常にざっくりと野党5党の、保育士の給料を月額5万円、それだけしかないという話なのですが、他に何かあるのですか?主には、ここに1点集中の法案ですか?」
辻元議員
「まずこの法案にしたのは、そこが1番の問題ではないかということで出したんです。その他にもいくつも対策はありますけれど。それで調査したんです。それぐらい現在、保育士さんで仕事から離職されている方々の給料が低いというのが1番多かった。そうすると、5万円というのが、1つの大きなメルクマークだったんです。5万円で、現状でいくと、だいたい2800億円ぐらいの財源が必要になります。それでいくつかの財源。現在、3つ考えていますけれども、1つは、金融の、株の取引で、20%を25%にということを考えているんですけれども。それはなぜかと言うと、現在の総合的な課税になっていないので、1億円以上所得を持った、たとえば、働く所得と、それから、さらに、株で儲けたのを合わせると合算になっていないですよね。ですから、1億円以上になっていくと、むしろ税負担が減るというような現象が起こっていますから。これはある程度儲かった人はというか、それなりに負担をしていただこうということです。これで3000億円あると思います。それと、もう1つは他に介護も必要ですし、その他の奨学金とか、いろいろ子供に関わることが必要になってきますので、それ以外にも租税特別措置。要するに、企業に対しての、いろんな優遇策、中小企業は必要だと思いますけれど、民主党政権の時より1兆円増えているんです。これももうちょっと、私達としては減らせるのではないかと思っています。同時に公共事業も、私は国土交通副大臣をしていて、かなりコストカッターをやりましたけれども、災害などのメンテナンスとか、復旧とかというのはもちろん、必要なのですが、そんなことも含め、かなり削ったんです。私達が削った時よりも、民主党政権もちょっと増えていったわけですが、それから考えても1兆円増えているんですよ、現在の政権は。ここもまだまだ私から見ても必要ないのではないかなと思うところがあるので」
反町キャスター
「それは震災復興を抜きにして?」
辻元議員
「抜きにして。それをしていくと相当の額は出てきますから。それでまず保育がなぜ大事かというと子供預けられないと働けない。そうすると収入は減る。ダブルインカム、たとえば、300万、300万の600万円で暮らしていたとすると片方が働かなければ300万円になるでしょう。そうすると、子供、1人、2人を大学までやろうとしたら、絶望的な気分になっていくわけです。そうすると、現在の経済で低迷しているのは、消費が増えていないわけですよね、国内の。これは消費が増えないというのは夫婦共働きで、収入がダブルインカムで、何とか生活がやっていけるという見通しが立たないと子供を預けて働くとか、それから、親の介護の安心があるという保育と介護。それから、もう1つは、奨学金の安心がないと、なかなか生活にゆとりが出ない。生活にゆとりが出ないと消費がまわっていかない。モノを買おう、旅行に行こうかとかにならない。だから、その大元は何だろうと考えた時に、この保育と介護の安心という、人への投資をすることは経済への投資。これはまわりまわってですよ」
反町キャスター
「その両方の財源、保育の方は3000億円ですけれども、介護の1500億円、全部で4500億円。それは全部、先ほどの株の売却益で、1億円以上で、事実上、その税金がそこから3000億円、残り2000億円はどこから持ってくる?」
辻元議員
「租税特別措置の見直しと、公共事業。企業にももちろん、がんばってほしいですよ。しかし、子供達を育てるのも大変という国に成長はないと思うんです。ですから、ここは所得も一部見直すところは全部ではないですけれども、ちょっとずつ切っていく。それから、法人税をこの間ずっと下げてきたんです。競争力をつけたいといったわけですが、現在グローバル化の中で、この間のスティグリッツさんも法人税の下げ競争をやっても、経済成長につながらないというような話も出てきているわけです。そういうことを考えると、今回、与党はまた二十パーセント台を29.75%ですか、下げようとしていますけど、ここはちょっと現在、29.9いくつだと思うのですが、そこで踏ん張っていただいて、その分も保育や介護に使っていく」

与党に問う! 来年4月の消費増税
反町キャスター
「軽減税率導入を前提とした消費税引き上げは認められない」
辻元議員
「それだけが条件ではないですけれども、1兆円の財源が見つからないということ。これはそれで上げるというのはもってのほかだということ。それから、もう1つは議員の定数削減とか、幾つかの条件があったわけですよね。それが反故にされているので、私達は結論としては消費税の引き上げは現在認められないということです」
反町キャスター
「どんな条件があったら消費税の引き上げはいいよという部分は、現在のところまったく脈としてはないのですか?」
辻元議員
「ただ、現在の経済状況を見ていった時に、非常に厳しい状況になっているのではないか。安倍さんは8%に据え置きするというようなことを決めた時に、アベノミクスが続けば必ず上げられるとおっしゃったわけです。ですから、本当に上げられる経済状況なのかどうかということ。それから、この消費が低迷していることがGDP(国内総生産)を引き下げている最大の要因ですが、たとえば、この安倍政権の3年間で消費が1万3736円減っているわけですよ。民主党政権の時は上がっていたんです、4000円ほど。何で安倍政権はアベノミクスと言っているのに消費がどんどん下がっていくのかなと思うんですよ。ですから、こういう状況で消費税を上げるというのは非常に国民にとっては危険かなとも思います」
穀田議員
「きっぱり中止するべきだと。国民の声ですぐにわかると。国民は少なくとも読売新聞も書いているように、産経新聞も(FNN調査を)書いているように、現在、経済が良くなったと実感できるかは7割近くが違うと言っているわけですよ。国民の実態はそうだということが1つ。そのうえ軽減税率とか、いろいろ話がありますけれど、10%にするわけでしょう。これは3年間の間に、5%から10%にするわけですよ。と言うことは3年間で2回上げて倍にするということですよ。3年間で倍にした、消費税率を倍にした国が世界でどこにあります?ないですよ、そんなの。しかも、これがですよ。4兆5000億円から新たな負担が生まれると。麻生大臣の言葉によっても1世帯1年間当たり18万円の負担増だと言っていると。こんなことが許されるかと。だから、きっぱり中止する以外ないと思いますね」
下村議員
「まず先ほども話ありましたが、保育士の職改善の問題、それから、保育所と幼児教育の問題と考えたら財源が必要です。その財源は、実際は3000億円とか、4000億円で済む話ではなく、1兆円、2兆円という話が、たとえば、幼児教育の無償化を考えたら必要なわけで、一方で、財源を考えた時に、増収なのか、あるいは増税になるかしかないわけですね。その中で今回消費税の話ですけれど、今日、安倍総理が参議院の予算委員会でリーマンショックとか、それから、大震災のようなことが起こらない限りは予定通り考えていると答弁されています。基本的に総理はそういう考え方だと思います。ただ、一方で、そのかつてのように消費税を上げて、財源が減るようなことがあったら、これは元も子もないですから、そのへんは慎重に見極めるということだと思います」

与野党に問う! 参院選の戦略
秋元キャスター
「参議院選挙の争点は何になりますか?」
辻元議員
「先ほどの格差と立憲主義だと思います。格差とは、アベノミクスは失敗かということ。消費税を上げられないということは失敗だということにつながるのではないでしょうか」
穀田議員
「第1としては、戦争法、安保法制をこれを廃止すると。立憲主義を回復すると。同時に、暮らしの問題が非常に大事になってきていると。だから、先ほど言いましたように、消費税の増税はきっぱり中止すべきだということと合わせて、安倍さんがやっている暴走に対して、いろんなものがありますよね。国民の多数が反対しているという問題をきっちり私としては、たとえば、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、それから、原発の再稼働問題、そういった点や辺野古の新基地建設を阻止する。こういったところをしっかりして、もちろん、憲法の問題もありますけれども、それらを争点にしていきたいと考えています」
反町キャスター
「共産党との選挙協力については」
辻元議員
「まず共産党さんが現実的な対応で、日本の政治にとってですよ、これまでの共産党と違う現実的ないろいろな対応をしていくということは、私は政治にとっては歓迎すべきことだと思うんですね、全体として。政治全体、日本の政治を良くしていくという意味では。その中で、参議院、先ほどの数よりもっと進んでいます。衆議院は、300あるんですよ。参議院は32ですね。この32も、1つ、1つの選挙区によってこれまでのそれぞれの、現場には市会議員さんとか、県会議員さんとかいろいろいらっしゃいますから、号令をかけたらすぐいくものではないので、丁寧にやっています。300となると、これはもっと大変ですよね。ですから、まず参議院をやって、衆議院は幹事長同士で話し合っていますから、これからどうなっていくか、ということになっていくかと思います」
上田議員
「我々も連立を組んでいるので、自民党さんと選挙区調整もしているし、選挙協力もやっていますので、政党同士がどういう判断をするかというのは、それはそれぞれの政党がお考えになることであると思います。ただ、今度の民進党さんはそれで政権を担おうと言った時に、まったくそういう合意なしにやるとすれば、それは選挙戦の時に我々はそこの部分は批判せざるを得ないし、こういう政権になったら、前回の民主党政権の時よりももっとバラバラになるよということは言わざるを得ない」

下村博文 自由民主党総裁特別補佐の提言:『一億総活躍は教育立国から』
 
下村議員
「先ほどの話を聞いていて、民進党、共生はテーマ的に重なる部分があるなと思う。だから、そういう意味では、これから目指すべき方向は、党は関係ない部分があると思います、私はこれだと思います」

上田勇 公明党政務調査会長代理の提言:『強い経済 安心の社会保障』
上田議員
「これはもう共通だと思います。強い経済がなければ安定した社会保障は実現できないし、安定した社会保障があって初めて強い経済をつくることができる。これが国の政策の2つの柱になることは共通の理解だと思うので、問題はその中身をどうするかということは、たぶん与野党の間でもって違う部分があるので、それはこれからしっかりと論議をして、よりよい結論を導いていければと思っています」

辻元清美 民進党役員室長の提言:『与野党伯仲 共生・多様性』
辻元議員
「これは戒めも込めて、与野党伯仲になれるようにしっかりした野党をつくると、立て直す。現在、若い人達、それから、障害を持つ人達、いろいろな人達と共生していく、多様性です」

穀田恵二 日本共産党国会対策委員長の提言:『戦争法廃止 立憲主義回復』
穀田議員
「私達は現在、選挙にあたって、野党が共同するという戦後政治の中で初めての事態です。なおかつ市民と野党が協力する、こういう点でも戦後史上初めてのことを我々はチャレンジしています。その内容を実現したいと思います」