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2015年11月10日(火)
限定2日・閉会中審査 質問者に問う成果課題

ゲスト

赤嶺政賢
共産党衆議院議員
今井雅人
維新の党幹事長 衆議院議員
玉木雄一郎
民主党衆議院議員

共産・赤嶺衆議院議員に問う 『普天間基地移設問題』
反町キャスター
「総理が委員会の中で、翁長知事による埋め立て承認の取り消しは違法行為だという話をされています。昨日実はこの番組でも仲井眞前知事をお呼びして、いわゆる瑕疵があるのかどうかということで議論をしたんですけれども、赤嶺さんから見て、総理が言う埋め立て承認の取り消しは違法行為である。この指摘を、総理の発言をどう感じますか?」
赤嶺議員
「瑕疵があることを、4つの分野にわたって、沖縄県の翁長知事が第3者委員会に検証してもらって、その答えも出ています、何が違法なのかということについて。1番は環境保全が万全ではない。それは仲井眞知事も認めていたんです。環境保全は不可能だと。しかし、そこには環境を監視する科学者を監視委員会として入れるから、この人達の意見を聞けば大丈夫だというのが、いわゆる埋め立て承認した時の理由だったんです。この科学者の皆さんが実は工事を請け負っているエリア受注業者から研究費、寄付を受けてもらっていたという、そういうものもあったわけですね。結局、受注業者が寄付をしている科学者を集めて、科学者でございますと。仲井眞前知事は、いやいや、科学者が検証するのだから、それは環境保全できるに決まっているのではないかと。そこはいかにもそれらしく振る舞っているのですが、大きな瑕疵ではないかというのが問題だったんです」
反町キャスター
「一方、瑕疵があると決めた時、第3者委員会ですけれども、メンバーの選考とか、その成り立ちを考えた時、それが本当に公平、公正な第3者かどうかというところに疑問を挟む意見もあります。そこはどうですか。つまり、何を言いたいかというと、要するに、水掛け論で、現在言われたように、前の知事の科学者というのも、どちらが選んだ科学者だろうという話のように、翁長さんが決めた第3者委員会も、これは本当に公平、公正、中立の第3者なのかという、お互いのその議論」
赤嶺議員
「それは報告書の中身で判断をすべきだと思うんです。第3者委員会がどんな報告書を出して、それが理に適っているかどうかと。第3者委員会が出した報告書、第1に普天間は危険だと。世界一危険だと。しかし、それを何で辺野古に移すんだと。そこの具体的な展開がまったく政府には見られない。説明もないと。ただ、基地は大事だから、辺野古に移して当たり前でしょうと。これでは納得できませんよと。世界一危険であれば、撤去すればいいではないかということが第1にあるわけです。そこをもっと国と県の間で、きちんと主張するべきだった。当初、仲井眞さんもそういう立場だったんです。ところが、いつの間にか途中で変わったのですが。それから、環境の保全です。この第3者委員会は、4つの点を挙げていますが、最後のところで、たとえば、日本の環境戦略というのが文書になってあるんです。それは、日本の南の海ではジュゴンとウミガメが一緒に泳いでいる海もありますというのが世界に向かってアピールされているわけです。それを潰してしまうわけです。そういう環境戦略に照らしても、今度の辺野古の基地建設は間違っているのではないかという、その主張に、不公平、あるいは中立でないというものがあれば、具体的に指摘をすればいいんです。そんなのまったく指摘をしないで、強引に、行政不服審査法で執行停止ができるから、工事が始められるからという動機だけです。まともに行政不服審査の審査請求をしてきた。そして、代執行。知事の権限を取り上げる代執行の手続きをとるのだと言っていますから、中立、公正は、どちらもそうではないかというのは当たらないと思います」
反町キャスター
「たとえば、県、自治体と国がここまで利害が対立し、平行線になった時に、県と国の話し合いでは片がつかなくなっちゃったから、司法の場に委ねるという、ここの部分に関しては、赤嶺さんもこれはしょうがないなと思う部分があるのですか?」
赤嶺議員
「私達は、国がそんな形、司法を使って県の権限に介入してくることは間違いだという、そもそも論を持っています。同時に、国が現在聞くべきは、昨年1年間示された沖縄の民意です。名護の市長選挙から、知事選挙から、衆議院選挙まで。現在沖縄の7割、8割が辺野古の埋め立てに反対です。それを選挙という形、民意で示したわけです。何でこんなに民意が表明されているのに国は言うことを聞かないんだと。やれ、行政不服審査法だ。やれ、裁判だと言ってくるんだという、ここの根本的な怒りは国が司法の場を設けたからといって、解決されるものではないと思います」
反町キャスター
「赤嶺さんは日本の司法制度に対する信頼感はありますか?」
赤嶺議員
「日本の司法制度について何か一般的に信頼感があるかと言えば、我々としては間違った判決をする時もあると。その度に不当判決だということもあるということですよね」
反町キャスター
「間違った判決を出す時もあるので、司法の場に委ねるぐらいだったら、国が地方に対して譲歩をすべきだと。こういう理屈だと」
赤嶺議員
「いや、いや、国は民意を聞くべきだと。民意を受け止めるべきだと」
反町キャスター
「その民意は、沖縄の民意?」
赤嶺議員
「そうです。だって、基地の74%が沖縄にあって、その沖縄県民の民意が1番ではないですか。日本の安全保障という問題を立てて見て、1番の県民のこれほど疑いようのない民意が無視され続けているという社会は日本という国が異常ですよね。反町さん、翁長知事は安保賛成です。私は安保反対です。安保賛成と安保反対が辺野古の新基地建設には反対という1点で、この政治的な共同関係もあるわけです。この問題の深さというのは74%も基地を沖縄に置いている。そのことについて日本政府が何の痛みも感じていない。次々に基地をつくろうとする。こんなのが正義ですかということですよね。現在、私達がオール沖縄としてまとまっている。だから、もっと安全保障ということを、もしも専門家を自認する人が考えるならば、なぜ沖縄で、安保の要である沖縄で、安保反対の人と安保賛成の人が辺野古新基地建設反対で一緒に手をつないでいるかと。ここの問題の深刻さを見ないと。だから、翁長知事は品格がないと言っていますね。政府の安全保障観について。これで品格があると言えるのかと。安保にはもっと品格があっていいはずだと、翁長知事はおっしゃるわけです」
反町キャスター
「もう一問。安全保障に関して、民意を聞くべきだということであれば、その安全保障は国の安全保障です。民意というのは。この場合でいうと県の民意です。県の民意と国の安全保障が食い違った場合、これは県の民意を優先すべきだと」
赤嶺議員
「県の民意と言いますけれども、戦後70年あまりも基地に苦しめられ、人権を虫ケラのように扱われた人達の気持ちを、国の安全保障であるから、沖縄県は黙れということを言うのは、どうかなと思います」
反町キャスター
「国はこの件に、普天間の辺野古移設に関しては黙れと言っている印象を受けますか?」
赤嶺議員
「受けます。大きな声で」
反町キャスター
「沖縄の声に耳を傾けてというふうに政府の人達が何回も何回も言っている。あれは?」
赤嶺議員
「全然、聞く耳を持っていないです。要するに、法治主義というのがないですね。だから、今度の場合でも、知事が勇気を奮って、埋め立て承認を取り消した。工事はストップした。そうしたら、どうやって工事を再開する方法があるかと言って、禁じ手である国の立場で、行政不服審査法を使った。私人の立場で使うものを、いや、いや、国の立場じゃない。俺は私人だと言った。一方で、また俺は国だと言っている。そこには法治主義はないですね。基地をつくるためなら手段を選ばない」

赤嶺議員に言いたい事、聞きたい事
秋元キャスター
「視聴者の方からの質問です。『辺野古への移設反対の場合、普天間基地をどこにどうすればよいのか。具体的に示してほしい』ということです。いかがですか?」
赤嶺議員
「来年1月に宜野湾の市長選挙があるんです。オール沖縄で、私達は、志村恵一郎さんと言う方を立候補させるのですが、記者会見の時に聞かれたんです。志村さんがメディアから、辺野古に反対することはわかった。普天間はどうするのですかと言った時に、志村さんは、それは安保条約で普天間を認めている政府が考えることでしょうと。何で押しつけられた基地を、我々、移転先まで探さなければ、絶対に動かないと」
反町キャスター
「基礎自治体がそういうのはわかる。共産党はどうなのですか?」
赤嶺議員
「共産党もそうです」
反町キャスター
「共産党の考えは、政府・自民党が考えろと、そこになるわけですか。共産党としての案はないのですか?」
赤嶺議員
「共産党は、共産党もそうですが、建白書があります。2013年政府に出した。それに3つのことが書かれていまして、1つは、オスプレイの撤去、1つは県内移設反対、つまり、辺野古に基地をつくるな。もう1つは、普天間基地は閉鎖、撤去という、閉鎖、撤去が私達共産党の立場でもあります」
反町キャスター
「それはそのまま現在もアメリカの海兵隊の基地となっている普天間は閉鎖をすると」
赤嶺議員
「そうです」
反町キャスター
「沖縄から海兵隊は出て行ってくれと」
赤嶺議員
「だから、出て行ってくれということは私達の主張でもありますが、アメリカの中でも、これだけ県民が反対しているのに、反対の怒りの矢がアメリカ政府に向かうのはごめんだと言うことで、SACO合意の時に、普天間の移設を一緒に検討した政府高官も、やり直そうよと言う声が出てきていますし、アメリカの新聞等でも、県知事の言うことに、もっと耳を傾けろというのが出てきていますので、私達は、それは閉鎖、撤去も可能だと思っています」

維新・今井幹事長に問う 原子力政策ともんじゅ
反町キャスター
「今井さん、今日もんじゅの問題を取り上げた最大の狙い。何をここで指摘をしたかったのですか?」
今井幹事長
「本当は、今日は原発全体の問題をやりたかったんです。と言うのは、川内、伊方、再稼働がされる見通しになり、私達は、ずっとその再稼働に、いろんな条件が必要だということを、環境を整えなければいけないということを言っていたんですけれども、それを無作為のまま、再稼働になってしまったので、そのこともいろいろ指摘したかったんですけれども、もんじゅはちょうど先週、原子力規制委員会が勧告をするという決定をしたので、そういう意味で、非常に象徴的でしたし。これは前々から我々も再開のメドが立たない。要するに、夢物語のものをはやく諦めて、税金の無駄使いはとにかく早目に止めるべきだということをずっと主張してきましたから、原子力規制委員会がそれをまさに認めたわけなので、そうでしょうと。そういう決断をするべきではないですかということです」
反町キャスター
「ただ、原子力規制委員会は保安規定違反が繰り返し行われていることを指摘したうえで、止めろとは言ってないですよね。文科省さん、それは、あなたが一義的な責任者なのだから、きちんとした体制を整えられるか、先に検討をしなさいと。そういう注意だったと思うんですけれど。止めろとまでは言っていないと思うのですが、そこはどうなのですか?」
今井幹事長
「あれは実質的にもう止めろと言っているに等しいです」
反町キャスター
「原子力規制委員会に止めろと言っているのですかと言ったら、それは違いますと言います」
今井幹事長
「しかし、原子力機構というところが、現在、年間200億円の税金を入れてもらっていて、運用しているんですけれど、動いていないわけです。再三にわたって改善命令を出してもダメで、それで文部科学省にも2回しっかり指導してくださいということでうまくいかず。あなた達は、頼りないから、ダメと言っていて、半年時間を区切って、次の運営主体を見つけなさいということですけれど、これは昨日、質疑をするにあたって、文部科学省にしても、経産省にしても、原子力規制委員会の皆さんとも話をしましたけど、高速増殖炉を運営できる能力がある主体は国内にないです」
反町キャスター
「…と言うレクが昨日あったのですか?」
今井幹事長
「だから、実際どういうところが可能性としてありますかと言っても、誰も答えられない状態です。それを半年以内に見つけろと言うんです。半年はすごく短い時間ではないですか。普通は、たとえば、2年、3年の間にとか、そういう勧告を出すのですが、半年間で区切ってしまっているというのは原子力規制委員会も厳しく見ているということです。これだけの短い時間を設定しているということは。田中委員長もおっしゃいませんけれど、もう無理なのでしょうということを言っているのに、私は等しいと思って、先週の田中委員長の会見を拝見していたんです」
反町キャスター
「今日の答弁を聞いていると、馳さんにしても今井さんの言われたような受け止め方ではないですよね?」
今井幹事長
「いや、それはあの場で言えないだけで、文部科学省としても、はて、これは弱ったなと。そんなむちゃな要求をされても、答えようがないという、現在、そういう状況だと思います。ですから、委員会の場でも私は申し上げましたけれども、はっきりと文科省とか、政府も言わないにしても、現在から半年後にどういう答えが出るのか、ほぼ予想がつくではないですかと。現在、概算要求をつくって、来年度の予算を、年末までに編成するんですけれども、来年度分の200億円も水泡に帰す可能性が極めて高いわけですから、良い時期なので、予算の見直しを含めて、踏み切った方がいいのではないですかということを申し上げたんです」

『放送の自由への政治介入』
反町キャスター
「今日の予算委員会で、今井さんが質問をしたもう1つのテーマ、BPO(放送倫理・番組向上機構)のテーマがありました。これはNHKの放送内容に関して総務省や自民党が動いたことをBPOが批判したということについての質問、やり取りだったんですけれども、今日のBPOについての質問。今井さんは、どこを指摘したかったのですか?」
今井幹事長
「一連の最近の動きを見ていると、与党自民党が、放送の自由ということに対して政治介入し過ぎているということを痛烈に批判をしているという内容がありました。国会でもこれまで様々な観点で、安倍政権というのはメディアに圧力をかけているのではないかということが指摘をされてきているわけです。それをBPOという第3者的な機関が同じ認識を持って痛烈に批判した。たぶんこんなことは例がないのではないかと思います。それぐらい危機感があるということの表れだったと思っていましたので、これは代弁する必要があると思いましたので、そういう観点で質問をさせていただいたということです。つまり、安倍政権の運営の仕方というのは、安保法案に関しても内閣法制局長官を自分の良い方に変えてしまって通そうとか、自分の言っていることに対して批判することに圧力をかけようとか、あるいは党内で総裁選に出ようとした推薦人を引っ剥がしてしまうとか。非常に高圧的なやり方をするというのは、安倍政権のやり方だと思っていますから、こういう政治のやり方は本当に良くないと思うんです。その1つの証左だということで、取り上げさせていただいたということです」
反町キャスター
「総理も今日の委員会で、責任ある国会議員としては至極当然であると。果たして事実を曲げているかどうか議論をするのは至極当然であって、国会はNHKの予算を議論し、承認するのであるから、そうしたチェックをするのは責任があるのではないかと、こういう話をされています。安倍総理の今日の答弁をどう感じましたか?」
今井幹事長
「放送法という主旨をどう捉えるかという問題ですけれども、放送法というのは、憲法で保障されている表現の自由とか、そういうものの中で、放送をする側も規律を保って、しっかり公平、公正な放映に努めるという主旨であると私は思っているんです。ですから、それに対してBPOという自主的な機関をつくって、それをチェックするという仕組みでやっているわけでありまして。もちろん、放送法3条に権限を法律で与えられたものが、そういう指導をする権利というのは認められていますから、百歩譲って、総務省がその内容をチェックするということはあり得るかもしれないと思うんですけれど、政党にはその法律に基づいて権限は付与されていませんので、その上で政権与党がヒヤリングをするというのは、ともすれば政治的圧力になりかねないわけでありますので、そういう部分というのは基本的にはそういう第3者にお任せをして、極めて行動は抑制的であるべきだと思っています。今回のことを単体ではなくて、これまでいろいろ行われてきたこと。あるいはNHKの報道が左寄りになったと言って、噛みつく右系の議員がたくさん自民党の中にはいらっしゃるわけですね。そういうことの積み重ねがこういう現在の意見に出ていると思うので、そのことを与党の方もよく噛みしめていただきたいなと」

維新の党の現状と今後
反町キャスター
「現在、どうなっているのですか?党の中は」
今井幹事長
「膠着状態です」
反町キャスター
「膠着というのは」
今井幹事長
「総務省もそうですし、銀行もそうですけれども、かつて例のないことで、皆、経験していませんから、戸惑っている状態ですけれども、それは我々も一緒ですが、言ってみれば、党を離れて外に出られた方が新しい党をつくるとおっしゃったと。それはいいと思います。しかし、新しい党をつくるからもともと居たところを潰せと主張されるのは、それは筋が違うと私は思うんです。それを潰すためにいろんな理屈をこねて、執行部が存在していないという奇策を思いついて、そこでクーデターを仕かけるということをしているわけですよ。それも私達も弁護士の方、自分達のお抱えではない5人ぐらいかな。別々の方にそれぞれチェックしていただきましたけれど、大阪側の言っていることは本当に荒唐無稽だというご意見が全員、そうでしたから、そこは自信を持っていますけれども、そういう理屈というのはいろんな方から、屁理屈かどうかはわかりませんけど、いろんな言い方ができるわけなので、そういう仕かけをするのは、果たしてやり方として正しいのかという問題だと私は思います。もう少しやり方があるのではないでしょうかね」
反町キャスター
「今日、衆議院があって、明日、参議院がある。今井さんが松野さんをトップとした維新の党として質問に立っている。大阪方に行った人達は立っていないと。明日の参議院は片山虎之助さんが質問に立ちます。片山さんは大阪方。これはどう見たらいいのですか?」
今井幹事長
「国会の仕組みは会派制度になっていまして、衆議院、参議院それぞれ会派の代表がいろんな届け出をするんですけれども、衆議院の場合は会派の代表が私になっています。参議院の場合は会派の代表が片山虎之助さんになっていましたので印鑑を持っているわけです。いろんな変更等の手続きは代表者がすることになっていますから、参議院は片山さんがうんと言わなければという状況になっていたわけです。片山さんは大阪維新の会へ行くということですから、会派の代表を代わっていただくと申し上げたのですが、それは譲れないということです。我々は維新の党参議院という会派をつくっているんです、仕方がなく」
反町キャスター
「5人で?」
今井幹事長
「はい」
反町キャスター
「片山さんのところは何と名乗っているのですか?」
今井幹事長
「まだ、維新の党という会派を名乗っていますけれども、片山さんはこの間、おおさか維新の会に入党されましたので、維新の党には籍がないですね。ご自分の意思でやられたのに。なのに、維新の党の会派として質疑に立たれるというのは極めて不可解」

今井幹事長に言いたい事、聞きたい事
反町キャスター
「視聴者からの質問ですが、『万が一、民主党が共産党と選挙協力に踏み切った場合、維新の党はその枠組みに加わるのか』とのことです。選挙協力、候補者調整はあるのですか?」
今井幹事長
「選挙の協力とか、選挙区調整というのはあり得る話だと思いますけれども、志位さんがおっしゃっているような連立政権を組もうというのは、私はとても無理だと思います。もちろん、憲法違反の安保法案を成立させたことは残念ですし、これをもう1度戻して、つくり直すことは必要だと思いますけれど、政治は安保だけではありませんから。他の部分のところで協力できない方と一緒に政権を担うのはあり得ないですよね、難しいと思います。共産党の皆さんはこれまで主張してこられたことを他の政策でも変えるとおっしゃるのであれば、それは協議をする余地はあるかも知れませんけれども、これまでの政策をずっと貫かれるということであれば、政策として合わない部分が多過ぎますので。そこまでは踏み込むべきではないと思います」

民主・玉木衆院議員に問う TPP…どう進めるべき?
反町キャスター
「TPP(環太平洋戦略的経済連携)によって安い牛肉が日本に入ることはダメなことなのですか?」
玉木議員
「いいことですよ。自由貿易はしっかりやればいいんです。ただ、どうしても影響を受ける産業がそれぞれの国でありますね。そこをしっかり守りながら、自由貿易のメリットをしっかり享受していくということが大切なのであって、そのバランスがまさに外交交渉です。何でもかんでも関税を守れと言っているわけではなくて、衆参の農林委員会で決議したのは、コメ、麦、牛肉、豚肉、乳製品と甘味資源作物だということでここは守ろう。ではどこまで守るのかというと、牛肉で言えばレッドライン、ここが最低ラインだということで決めたのに、それがスポンと割り込まれているということですね」
反町キャスター
「与党の間でレッドラインと言っていたのであって、日本における農業従事者は全労働従事者のうちの3%ですよね。しかも、兼業農家も含めての3%。それを考えた時、圧倒的多数の消費者の側に立った場合には安い牛肉を歓迎するのが、僕は嬉しいのですが」
玉木議員
「安ければいいのかということです。食の安全の問題もあるし、食料安全保障もすごく大切ですよ。シーレーンを通って、安定的なエネルギーの供給と合わせて、一定程度国内で食料を自給する体制をつくることは安全保障の観点からも極めて重要だと思うんです。エネルギーと食料の安定確保ができなくなって、あるいはそれを止められたことによって、どうしても戦争の道に行かざるを得なかった、我々の、先の大戦の経験や歴史を踏まえれば、国家戦略として一定の税金をかける、あるいは消費者に一定の高い商品を食べていただくことも含めて、国家の意思としてやるべきものだと思いますよ」
反町キャスター
「TPPは菅総理の時に始まった話ですよね。菅さんはこれが日本を救うんだと言った記憶があるんですけれど、菅さんが言っていたTPPと、安倍さんがまとめたTPPは違うTPPなのですか?」
玉木議員
「私も与党時代に事務方で関わっていたんですけれども、あの時にTPPに入る時に前提条件としてアメリカがいくつかのことを言ってきました。3つありました。1つは牛肉です。BSE(牛海綿状脳症)の問題があったので、月齢の問題を解決してくれという話と、もう1つは簡保の問題です。3つ目が自動車ですね。前者2つについては緩和をし、簡保についてはA社の保険を全国2万店の郵便局で売ることを決めたので、ここはクリアです。最後に残った自動車のところで何を言ってきたかというと、主に2つあって、1つは財政的なインセンティブをやめろと、これ何かと言うと、はっきり言って、あなたの国は軽自動車があるでしょうと。税金の安い軽自動車があるので、アメリカの車が売れないんだと。ですから、いわゆる軽自動車の減税、このインセンティブをとってくれというのが、1つあったわけですね。あとは、今回まさに問題になっているような2国間で協議した関税があるけれども、何かあったらすぐ戻るとか、あるいは一定の数字は必ず入れてくれとか、こういうことを飲んだら、TPP交渉に入れてあげる、あるいは議会が納得するというようなことをやっていたんです。こんなことを飲んでまで入るのだったら、入らなくていいと拒否していたのが民主党政権の最後の時です。国益を捨ててまでこのTPP交渉に入る必要がないと、これは明確に最後に野田総理が判断したんですよ」
反町キャスター
「現在、TPPに入ったことは間違いだと思っているのか?」
玉木議員
「入ったことはいいですよ。たとえば、最も長い期間で関税を撤廃する、このことを飲んだら入れてあげますよということで安倍総理が飲んだんです。でも、そのこともTPP交渉のテーブルに乗せてやったらいいんです。何かを事前に決め、つまり、自動車という最も日本がとらなくてはいけないこと、そこで最初に譲ってから入るのではなく、交渉で譲るなら譲ればいい。交渉に参加する前から何かを譲って、入って、そこからスタートでやったら、あとは譲るしかないのではないですか。ですから、高い入場料払ってまで、交渉に参加するのは、私は反対です」

高木復興相の『香典と下着』問題
反町キャスター
「民主党として高木大臣の問題、泥棒の問題と香典の問題の2つを取り上げていましたが、どう攻めていくつもりなのか?」
玉木議員
「臨時国会を開いていないことに対して、我々は問題視していますけれども、まず大臣の弁明を聞くというのが今日の趣旨でありましたし、私も質問したんですけれど、復興大臣ですよね。どういう想いで被災地の方が復興の最高責任者のこの問題を捉えて、見ておられるのか、その想いを考えるときちんと説明すべきところはするし、堂々と仕事をしてもらいたいし、被災地の皆さんも信頼できる大臣に仕事をしてもらいたいと思っていますから、こういうようなことが取り上げられること自体、残念だなと思いますし、我々としては説明するのだったらきちんと、これは我々だけではなくて総理も公明党の皆さんもおっしゃっているわけですから、今回ようやく国会が開かれたので、まずはその説明を聞こうというのが今日の趣旨だったと思いますね」

玉木議員に言いたい事、聞きたい事
秋元キャスター
「視聴者からの質問ですが、『野党には閣僚の資質問題で時間を費やしてもらいたくはないです。極端なことを言えば、その閣僚の政策立案能力や政治的力量が優れていれば、漢字が読めなくても下着泥棒でも構わないと思います。国会議員の皆さんには、特に野党の皆さんには、この国のあり方、税のあり方、富の再配分、社会保障のシステムについて与党と真正面から議論してもらいたいです』とのことですが、いかがですか?」
玉木議員
「その通りですね。その時に1つお願いがあるのはメディアの皆さんにも是非協力してもらいたい。今日まさにそれは前原さんもやったし、私も一部取り上げましたが、それよりも今日の夕方のニュースを見たら、ほとんど高木さんです。メディアがこういうことを取り上げなくなれば、たぶん政治家もやらなくなります。ですから、これはある種、メディアとの共同作業の中で政治文化自体をもっと高めていかないと、結局こういうある種のコンテンツを求める層がいるということを、もっと変えていかないと、私はなかなか変わっていかないなと。いろんなことに挑戦していますけれど、本質的な議論を是非していきたいと思っています」