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2015年10月30日(金)
迷走『維新』の泥仕合 当事者3人が語る内幕

ゲスト

片山虎之助
前維新の党総務会長 参議院議員(前半)
松野頼久
維新の党代表 衆議院議員(後半)
小沢鋭仁
衆議院議員(後半)
伊藤惇夫
政治アナリスト

泥沼『維新』の迷走 分裂の内幕と今後
松村キャスター
「維新の党、現在の国会議員の数をまず見ていきたいと思いますが、党への残留組が26人。大阪維新の会に合流するのが片山さんら19人。無所属が5人。未発表の方が1人ということになっています。維新の党の議席はほぼ半減。既に共産党を下まわっていて、野党第3党になっています。なぜこのような分裂を招いたのか。その経緯がこちらです。きっかけは当時、幹事長だった柿沢氏が8月の山形市長選挙で維新の党としての対応として決まる前に、個人的に民主党や共産党が推す候補者を応援したことです。これを受けまして、党の生みの親、橋下最高顧問と松井顧問が離党。その後、新たな国政政党をつくると表明をしました。大阪系議員がそれに追従する姿勢を見せたために、執行部は大阪系グループ側議員の除名処分を行いました。先週の土曜日、大阪系のグループは臨時党大会と位置づけて会合を開きまして、解党を決議しました。このような経緯があるわけですが、片山さん、一連のこの分裂騒動をどう見ていますか?」
片山議員
「代表の任期で言いますと、これは規約にあるんですよね。代表については、これは任期満了で、選挙で選ぶしか規約にないですよ。だから、代表の選任はそれ以外にはないので。我々の最高の意思決定機関は党の大会ですから、大会で選ばなければいかんのに、ただ、ややこしいのは党が最初、結いの党と一緒になった時に規約に基づかないで、話しあいで、全員で合意したんですけれども、1年間だけ共同代表を揃えましょうと。ただ、共同代表のまず橋下さんが大阪都構想の選挙の前にちょっと休むということになったと。江田さんが1人になった。その江田さんも都構想の投票のあと辞めるんですよ。橋下さんもその前に休むと言って辞めていますからね。そこで空いてしまうわけですね。そこで、両院議員総会という権限がないところで松野さんを選ぶんです。それは1年ですから、9月20日で任期が切れるやつを、9月の末までと言って延ばすのもおかしいんだけれどもね。だから、その時、正当性が失われているわけ、松野さんの。しかし、それは黙示的に追認をしたということにして、なっても9月末日をもったら完全に切れちゃうんです。そこで、それを、代表を選ぶ規定がないので、決めるとすれば、それは党大会しかないんですよ。我が党は地方分権型の党だから、国会議員だけでものを決めるわけではないですよ。党員でものを決めるので。だから、臨時党大会を開くということを我々は主張して。ところが、規約で現在、話をしたように代表が召集するとなっているんです。だから、召集をしない時には半数をもって要請をすれば開けるといことになっている」

臨時党大会の正当性
反町キャスター
「臨時党大会は代表が召集することになっているんだけれども、構成員の2分の1以上の出席で成立ですよね。召集するのは代表だと書いているのですが」
片山議員
「するのは代表だけれども、代表がやらない時は別の形で我々は委任状を全部とって、大会実行委員会というのをつくって、そこの主催でやったんです」
反町キャスター
「2分の1で成立というのは、僕は定足数だと思っていたんですけれど…」
片山議員
「定足数だし、これでものは決まるんです」
反町キャスター
「2分の1で召集権もある?」
片山議員
「召集権もそこで決められると。そうしないと代表が嫌だと言ったら、絶対に開けないということになっているんです。そんなことはあり得ない。ものを決めるのは党大会なので。両院議員総会というのは国会議員団が決めていいですよ。しかし、執行役員会というのは党大会から授権されたことだけなのよ。だから、問題は代表の正当性。代表が選ぶ執行役員会の私もメンバーだったんだけれども、その正当性ですよ。根っこにそれがなければ、このような話は始まらないですよ」
反町キャスター
「手続き論的な、法的な戦いでずっと説明をしていくと、たぶん本当の部分というのは視聴者に伝わらないような気もするんですよ。僕は別にどちらがどうこうということはないですけれども、一応、維新の党の規約にはこういうルールもありまして、たとえば、今回みたいな代表がいるんだか、いないんだかがわからないような状態の時については執行役員会で決めるという、そういう意味ではないのですか?」
片山議員
「いや、執行役員会というのは代表が決めるんだから、執行役員は。この権限は限定されたもので、党大会がここに委任をしなければダメですよ。だから、重要な事項は党大会です。残りはここで決めてもいいですよ」
反町キャスター
「現在の話を聞いていると党の規約が不完全なもので、穴が開き過ぎていて、いろいろと問題があると」
片山議員
「完璧ではないけれども、そこは我々、ちゃんと手続きを踏んでやっているので、そこが根っこにあるということをご認識ください。いろんな議論はあると思いますよ。あると思いますが、根っこはそこにあるので。だから、松野さんの代表としての正当性、代表である執行役員会の正当性、そこでものを決められないことを決めたという正当性を我々はおかしいと言っているんです。党大会に還らなければいけないですよ」

除名処分の正当性
反町キャスター
「一方、松野執行部によって、大量の除名者が出ました」
片山議員
「除名者も党規委員会の手続きを経るとか、本人の意見を聞くとか、聴聞と言いますよね。私は一言も、連絡も、相談も、聴聞も何もないですよ。それで、バサッと。しかも、それは臨時党大会に賛成をしたということで、160人ぐらいですか」
反町キャスター
「162人です、地方議員も含めて」
片山議員
「いくら何でも切り捨て御免みたいな、封建制度だ」

刑事告訴&民事提訴
反町キャスター
「いわゆる党規約をめぐる戦いと、もう1つ、今日の民事と刑事の裁判。これはどちらかというと大阪側が受けて立つことになっていますけれども」
片山議員
「こういうことですよ。我が党の事務所が東京と大阪にあるのですが、主たる事務所は大阪です。もともと発祥から言って、大阪から起こって、大阪の地域政党ということがスタートで、その性格は色濃く残っていますから。大阪中心でやるんです。だから、党員名簿だって、印鑑だって、通帳だって大阪にあるんです」
反町キャスター
「でも、国政は東京で仕切ると橋下さん、何度もおっしゃったではないですか。片山さんもこの番組でおっしゃいましたよ。国政に対する政党助成金を、大阪の財布が握る。これは何かちょっとおかしくないですか?」
片山議員
「いや、いや、それはまたそうではないので。国政というのは、国政もあるし、地方政治というのか、地方自治もある。いろんなことがあるので。これまでの日本では、国政政党、国政だけの政党が多いんです。だから、大阪維新の会から日本維新の会になり、今度また大阪維新の会と名前がちょっと違うんだけれども、変えるのは地域政党、地域が主張するような政党をやろうと。むしろ地域から国を変えていこうと。新しい形の政党があってもいいと。だから、国会議員団というのは単なる支部ですよ、もともとの維新の会では。これが上にあるものではない。横並びです。大阪の府会議員さんや岡山県や兵庫県の県会議員さん、市町村会議員さんと同じ立場です。ウエイトもそうです、だから、党員が全部1票。国会議員も1票。普通の党員も1票ということになっているし、党の大会は、地方議員と首長さんと国会議員と支部長さんに議決権があると。こういうのは他の党にはありません」
反町キャスター
「ただ、それならば、今回の政党助成金の騒ぎにしても、大阪都構想の活動にかかった5億円ですか。それはまず払いましょうと。でも、そのあと残った残金については?」
片山議員
「我々は、地方分権、地方自治の確立を最大の仕事、一丁目一番地としている政党ですから、大阪都構想が突破口ですよ、東京の一極集中を打破するための。これから、日本中を多極分散に均していくための。だから、これは党の大きい課題として仕事として、これをやろうと。そのために党の金をかけようというので、それで債務が残っているわけですから、それは党の皆が納得したことですから、決めたことだから。それは党が払うのは当たり前だと」
反町キャスター
「たとえば、来年の参議院選挙で考えた時に、参議院選挙にだって当然、お金はかかりますよ」
片山議員
「もちろん」
反町キャスター
「でしょう。先生、改選ですよね?」
片山議員
「いや、だから、今回、これだけ溝ができたのならば…」
反町キャスター
「大阪都構想にかけるお金も、選挙にかけるお金も同じ政治資金。橋下さんは何か子ネズミが飲み食いとか言っているけれども、失礼な言い方をしていると思うんですけれども。違いますよね?」
片山議員
「今度もきれいに分党できるならいいですよ。そういう意見も、確かにあったけれども、そうでなくて、これだけ行き違いが出るなら、いっぺん解党しちゃって、もういっぺんそれぞれが新しい党を立ち上げて、それを立ち上げれば、議員さんが現在の政党助成法では政党助成金がくるのですから。それできっちりやったらいい」
反町キャスター
「次からちゃんともらおうと」
片山議員
「これまでのものは元に返して、というのが我々の考え。何かいかにもお金の争いみたいに矮小化されている。それは皆さんが面白おかしく言うこともあるよ」
反町キャスター
「だって、事実ですよ。お金を巡る裁判ですよ、両方とも。これはどう考えても」
片山議員
「我々は清算したら返すということでしょう。橋下さん以下。そういうことを言っているんですよ」
反町キャスター
「松井さんがこの番組で過去に、こうおっしゃったんですけれど、もう、要らないよと。我々、政党助成金に対するこだわりはないよ、こういう主旨の発言がありました」
片山議員
「それは考え方が人によって違うし、私はもともと政党助成金が平成5年ですが反対したんだから。政党が、あるいは国会議員が税金を貰って政治活動をするようでは、堕落だと。しちゃったと。ヨーロッパがやっていますよね。各党、楽でいいね、政党助成金は。それでワーッとなって今日まで続いているので。貰わない党も少しありますけれども。だから、そういう意味で私は考えたらいいと個人的には思う。しかし、現在の制度はあるので。しかも、それによって地方の組織まで動いているのですから。それはある程度考えないといかんでしょう。要らないものは返したらいい」
反町キャスター
「使わないで返すことと、東京で、いわゆる残留組に使わせないというのは全然意味が違いますよ」
片山議員
「使わせないではない。だから、分党すればいいんですよ、もともとは」
反町キャスター
「分党だったら使う?」
片山議員
「いやいや、その時には必要なものは使うんですよ。必要なものは使うんです。だから、こうなった、ここまで行き違いになって、いろいろな問題が起こったら、きちんと清算をして返した方が国民の皆さんにわかりやすい。お金をとるために争っていることみたいな」
伊藤氏
「話がそっちの方にばっかり行っているので、視聴者の方がもっと聞きたいのは、そもそも何でこんな喧嘩をしているのかということもありますよね。たった1年前に皆でがんばって国政を変えていきましょうと。あるいは地方を改革しましょうよということでつくった政党が、片山さんの前で失礼だけれども、こんなにみっともない泥仕合を国民の前で繰り広げる。その背景にいったい何があるのですか?」
片山議員
「背景には、路線の対立があるんです。それから、もう1つは、いろんな方がいろいろ入ってきて、結構ですよ、どこの党でも大きくなるためにはね。寄合所帯化したんです。しかし、そうなったら、本来の維新の精神というか、スピリッツというのか、理念というのか、やや曖昧になってきたと思うんです。それはもういっぺん元に戻って帰らないと。この党はどこに行くのやらということになる。それから、大きな路線の対立、私は是々非々です。橋下さんも、松井さんもそうだと思いますよ。是々非々で、私個人は、政策は是々非々で。国会運営は野党寄りで野党の立場であると。自民党と切磋琢磨をして、争うような、場合によったら、争わないことは一緒にやってもいいし、争うことは争って、場合によっては自民党にとって代わるような、そういう政党を目指すべきだという考え方です。そうではなく、野党再編で、民主党が1番大きいのだから、民主党と一緒になろうと。場合によったら、共産党もいいではないかと。こういう路線がある。我々は独自路線です、是々非々の。だから、いつまでも一緒というのはなかなか難しいかもしれませんね。だから、分かれた方がいい。そこはきちんときれいに分かれた方がいい」
伊藤氏
「分裂して小さくなっちゃったら、独自路線で自民党にとって代わるなんてことはできない」
片山議員
「だから、大きくなったらやるんですよ」
伊藤氏
「じゃあ、何で『おおさか』と名前につけたのですか?」
片山議員
「皆、これからどんどん来て、多くなると」
伊藤氏
「国政政党なら、『おおさか』と名前をつけちゃうと、なかなかやりづらいのではないですか?」
片山議員
「大阪が地方分権というか、改革の、統治機構改革の、1番の発祥地というか、原点だから。それを忘れまいということでね、象徴的な意味なので。だから、大阪という漢字ではなくて、地名ではなくて、『おおさか』というのを理念化し、普通名詞化したんですね。それがひらがなですよ。だた、おわかりいただけるどうかは難しいかなと思います」

離合集散の歴史
松村キャスター
「今回、分裂が決定的となった維新の党ですが、これまでも離合集散を繰り返した経緯があります。2010年4月に発足した大阪維新の会ですが、2012年9月に国政進出に向けて日本維新の会に名称を変更しました。2012年11月に石原慎太郎氏らを中心とする太陽の党が合流します。石原氏、橋下氏が共同代表を務める形になりました。12月の総選挙では、54議席を獲得して第3党に躍進。ところが、みんなの党から分党した結いの党が合流することに、旧太陽の党系が反発して離脱します。2014年の9月。結いの党が合流したことで、維新の党に名称が変わりました。このような歴史があるわけですが、伊藤さん、維新の党はなぜここまで離合集散を繰り返すことになったのでしょうか?」
伊藤氏
「橋下さんに聞いてみたいですけれども、橋下さんのキャラクターはどうしても軸になって浮かび上がるような気がするんですけれども、1つは、橋下さんのキャラクターとして大きなイベント、選挙ですけれども、具体的に言えば、に向けては必ず何か大きな仕かけをしていくという、そういうパターンが結構、続いているような気がしているので、その都度、その都度、イベントを仕かけるというのか。ですから、今度の動きも1つは、大阪の府知事選、市長選挙のダブル選挙を視野に入れた、意識した1つのパフォーマンスといったら怒られるかもしれないけれども、動きなのかなという感じがするんですよね」
片山議員
「それは嘘ではないと思いますよ。しかし、それだけではない。現在の維新の党は少なくとも橋下さんのイメージからは離れていっていると思います、自分は。だから、今回、原点復帰というか、初心回帰ですよ。彼は日本には珍しい地方型の政党。地方分権を一生懸命に考える。狭く、深く。そういう政党を考えていると。だから、大阪都構想も二極化ですよ。2回目です。現在、日本を一極集中の、東京に何でも集まるということでは、これでは日本はおかしくなります。ところが、多極化は簡単にできるわけがない。だから、大阪を中心にした関西はもう1つの極にするんです。それは道州制が必要かもしれませんよ。そうやってきて、なだらかな多極化分散を進めるんです。その大阪で1つ、地方自治の地方分権のモデル的なものをやっていって、それができれば、全国に多くしたいという、そういう考えがあると思う」
松村キャスター
「視聴者の質問ですが、『橋下代表はいつ国政に参加すると思いますか』とのことですが」
片山議員
「私は参加してもらいたいと、ご本人にも言っていますよ、いつも。もったいないのではないですか。あれだけの発信力、突破力、発想。あれを国政に使わないと、と思いますよ。ただ、ご本人の立場もあって、これまでも発言をされていますから。それは、ご本人もいろいろと考えることはあるでしょう。私個人は、是非、国政に出てもらいたい」

『おおさか維新』の今後
反町キャスター
「橋下さんが今後、ひらがな『おおさか維新の会』にどれだけ関わってくるのか。その可能性と関わらない場合の『おおさか維新の会』の今後をどのように見ていますか?」
伊藤氏
「ダブル選挙の結果次第でしょう。もし2つとも勝利ということになれば、どういう形かは知りませんけれども、関わってくる。より一層コミットしてくる可能性は高いし、どちらかがとりこぼしになるということになれば、どうなるのかな…僕はむしろ引くような感じはしますけれどもね」
反町キャスター
「それは政治に対する興味を失ってしまうという意味ですか?」
伊藤氏
「結果的に1つでも落とせば、大阪都構想は実現不可能なわけですから」
片山議員
「大阪都構想は何回やってもいいんですよ。ああいう実験をしてみないと日本は変わりませんよ。私はそう思っている」
伊藤氏
「でも、あの時は散々、橋下さん、これは1回限りと言いましたよね?」
片山議員
「しかし、それは状況も変わるしね。人も変わるんだから」

泥沼『維新』の迷走 分裂の内幕と今後
松村キャスター
「分裂に至ってしまった現在の気持ちは?」
松野代表
「昨年の選挙で840万人の人に投票してもらいました。今回の代表選挙で5万人の党員の皆さんに集まってもらいました。また、維新の党の旗のもとで全国の地方議員の皆さんが戦ってくれました。その皆さんに、こういう事態に陥ったことをまずお詫びをしなければいけないと思います。ただ、正直言って、なぜこういう分裂になったのかは、片山さんのお話を聞いていてもそうだと思うんですけれども、私は未だによくわからないというのが本音です。と言うのは、僕らの方からは1回でも出て行ってくれとか、路線が違うからこうだとか、という議論をしたことはないですね。自分達はどうしても出て行くのだと。その理由が未だにわからないという状況です」

除名処分の正当性
反町キャスター
「除名しましたよね。除名したということは出て行けと言っているのとは違うのですか?」
松野代表
「最初の段階です。除名をしたのは、国政政党をつくろうとする行為というのが1番重いペナルティですよね。政治の世界では当たり前のことですが、ましてまったく規約に基づかない臨時党大会を開くということは明らかに党の混乱を招いている行為ですから、いろんな意味で攻撃もされてきましたので、おおさか維新の会というグループに対して、きちんと幹事会、執行役員会を開いて、きちんと手続きをとって、そのグループに関して除名をしたことです」
伊藤氏
「勝手に解釈をしますと、大阪方からの仕かけですよね、今回の一連の動きは。はっきり言って、官邸の影がちらつくなと。たとえば、松井さんが急に離党をすると言い出したのは8月の下旬ですけれど、その寸前の25日に菅官房長官と長時間にわたって会食をされているという、時間的なものも含めて、そこから急に強硬路線が出てきたと、客観的に外から見ると見える。何らのかの形で大阪方の仕かけというのは安倍官邸とどこかでリンクしているものがあって、その先にはこのまま維新の党の中にいてはできないことを仕かけていこうという意図みたいなものが。必ずしも地方分権と言うことではなく、国政全般に渡って何らかの形で1つのアクションを起こすためのステップに見えて仕方がないのですが」
松野代表
「そこは、想像の世界なので、私にはわかりませんが、少なくとも片山さんもおっしゃっていましたが、路線の違いとおっしゃっていましたね。でも、日本維新の会の時代から、我々は改革勢力を結集し、自民党と対峙する政党をつくる、政権交代を目指すという路線を今年の党大会でもきちん決議しているんですよ、党員まで含めて。ですから、路線に関して、この路線を私が違えたなら言われてもしようがありません。しかし、(代表に)就任して野党再編を訴え、改革勢力の結集を訴えて、やってきているわけですから、路線の違いはないはずです」
反町キャスター
「大阪方の言っていることはまったく理解できない?」
松野代表
「まったく理解できない。そもそも1人1票制の代表選挙を導入してと、橋下さんが言い出した。まったくその通りだと同意をしました。代表選挙の日程まで決めて、僕の任期を延長して、これも執行役員会で手続きをとっていますし、附則の4条で2か月ぐらいの延長は十分認められると。代表選挙をせっかくセットしたのだから、もし路線の対立とおっしゃるのなら、党を割るのではなくて、代表選挙で決着をつければいいですよ。党員全部含めた1票ですから。でも、結局、それもやらずに党を出るという形をとられた。まったく考えられないです。野党再編の時以外、党を壊すということはやってはいけないと思います」
伊藤氏
「残留組の東京の維新と、民主党とはどこまで選挙協力ができるのか。あるいは統一名簿がつくれるか、候補者調整ができるのか、場合によっては選挙前に合流ができるのか。それによって野党側の戦う体制が見えてくる状況になるのではないかと思うんです。おおさか維新が関西中心に候補者を立ててきた場合というのは、野党の共倒れという形をつくり出す可能性は極めて高いので、それも誰かがどこかで狙っているのかなと思います」

代表任期の正当性
松村キャスター
「松野さんは9月末に任期を迎えていると大阪系の議員は言っています。代表ではないと。これについては」
松野代表
「皆さん、執行役員会にちゃんと出てきて、代表として社会的にも認知されているではないですか。交渉が決裂したから、あれは代表ではなかった、こんなおかなしな話はありますか?国会でも、どこでも、公式の場でも、維新の党代表の松野頼久で通っているわけですよ。これだけ社会的認知がされているのに、いきなり、交渉が崩れたから、あれは違うんだというのは考えられないですね」
反町キャスター
「その意味では、任期はいつまであるのか?」
松野代表
「11月1日までです」
反町キャスター
「一方で、162名の大量の除名処分は、手続きに関しては、党規委員会で諮ったうえでということですが」
松野代表
「党規委員会、幹事会、執行役員会において全ての手続きを終えていますね。党規委員会も党規委員長に連絡し、議員に承諾をいただいていると報告があがっていますので、まったく手続きに瑕疵はありません」
反町キャスター
「どうも丁寧さが欠ける部分があると。あとづけの理由づけで、体裁を整えているように見える、違いますか?」
松野代表
「代表が召集していない、執行役員会も通っていない党大会なるものを開くという異常事態が起こっているわけですよ。ですから、そういう中で、自分達から最初から処分をしたわけではなくて、そういうものを開きますよという通知なり、そういうものを受け取ったので、断腸の想いで手続きをとったと。丁寧か丁寧でないかと言えば、若干荒っぽかったかもしれませんが、手続きはちゃんと踏んでいるんです」
伊藤氏
「政党であるとか、政治家であるとか、政治不信につながっていくのではないか。そのへんの責任感というのは、東京、大阪両方感じているのか?」
松野代表
「もちろんです。冒頭お詫びをしなければいけないという想いをもって、代表として本当に申し訳ないと思っています。なるべくはやく収拾したいと思いますが、ただ、正直言って、仕かけているのは我々ではないですよ。普通は自分の覚悟で出て、離党して、何かの要求を旧政党にするということはないと思います。普通は自分達は出る、それで終わる、そういう話ですよ」
反町キャスター
「自分達が元祖だ、本家だと思っているところに問題がある?」
伊藤氏
「元祖とか、創業者とか、そういう話を聞くと政党とは何なの?となりますよ。年間26億円というお金を税金からもらっている政党ですから、何が元祖だとか、誰が創業者だとかは関係ないわけですよ、国民側から見たら。そういう話に持っていくというのはおかしい」
松野代表
「名前を使うなとか、名簿も渡さないと、こんな政党の離合集散は初めてですよ。そうでしょう」
伊藤氏
「はい」

分裂の内幕と今後
反町キャスター
「もし維新の党と民主党が軸になって新しい党をつくることになったら、小沢さんら、無所属の人達を呼び入れる?」
松野代表
「いいではないですか、おおいに。政治ですから。一緒に同じ旗のもとに結集しようと言うならば、同じ旗で一緒にできるのなら、いいと思いますよ」
伊藤氏
「最初に仕かけたのが大阪方なら、これはなぜなのでしょう?」
小沢議員
「最大のポイントは先ほど、野党再編の話がありました。野党だから再編するとか、野党だから自民党と対決するという発想は、維新にはもともとなかったのだと思いますよ。自民党を超える政党をつくって、国民の支持を集めて、政権をとっていくのだというのが維新のスタンス、出発点ですよ。どうも最近は野党だからという理由で、何でも反対になりがちだったり、野党の中で選挙協力だとか、国民政権構想とかが出てきたり、これはおかしいと。民主党では足りないから、我々は維新をつくりましたと、橋下、松井両氏は思っていると思うんです。だけど、現在の再編論は民主党に入っていく再編ですよね。松野さんが両党解党と言っていますけれども、民主党が解党しても出て行く人は1人もいませんよ、きっと。形式的に解党するんですよ、比例の人は入れませんから。形式的には解党だけれども、出て行く人はいないですよ。と言うことは、民主党に吸収されると。橋下、松井両氏にしたら、民主党に入っていくために、我々は維新をつくったのではありませんというのが大原則だと思いますね」
反町キャスター
「その点については小沢さんも同じですか?」
小沢議員
「同じですね。民主党がまるまる残るような再編論には私は入るつもりはありません」
松村キャスター
「気になるのは、今後の無所属の人達ですが、新しい政策グループは何を旗印にしていくのでしょうか?」
小沢議員
「細かい話は別にして、強い経済、優しい社会、そういうような大きな流れになるのかなと思っています」
反町キャスター
「もう1人ほしいですよね?」
小沢議員
「それは、いっぱい一緒にやろうと言ってきてくれる人がいますから。ただ、政党をつくるのが目的ではないですから。政策集団、政策グループとして、政策的な活動ができれば一義的にはいいと思っているんです」
伊藤氏
「場合によっては、おおさか維新に入る可能性というのはあるのですか?」
小沢議員
「(無所属の)4人全部が、という話ではないのですが、私個人は可能性があり得ると思っています。でも、おおさかという名前があって、地元に帰って、おおさか維新の会の小沢と言えば、何だと言われてしまいますから。大阪こてこては…」
伊藤氏
「近畿比例ですよね?」
小沢議員
「それもかなり言われましたから。近畿比例は緊急避難ですから。もともと南関東ですから。僕のベースはそこです。故郷ですし。松井さんにも言っているのですが、大阪こてこてだとやりにくいですと言っていて」
反町キャスター
「その意味では、おおさか維新に合流するというのはないですよね?」
小沢議員
「すぐにはないのではないですか」