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2015年8月31日(月)
離党・分裂・再結集? 野党の『異変』と戦略

ゲスト

馬場伸幸
維新の党国会対策委員長 衆議院議員(前半)
松田公太
日本を元気にする会代表 参議院議員(前半)
枝野幸男
民主党幹事長 衆議院議員(後半)
伊藤惇夫
政治アナリスト

維新・馬場国対委員長に聞く 安保法案の対応は?
反町キャスター
「馬場さん、まず今日の党首会談ですけれども、安保法制に向けた協力はまずやりましょうと。もう1つは、もうちょっと長い視野で見た時に選挙に向けた協力の枠組みをつくることで合意しました。この2点だと思うんですけれど、今日の党首会談の意味をどう感じていますか?」
馬場議員
「最初の安保法案に対することですけれども、維新の党はこれまで自民党でも、民主党でもない、そういう政党を目指すということで、この安保法案についても独自案を作成いたしました。これを与党側と厳しく協議をすることによって、本当の意味で日本の国と国民のためになるための安保法制をつくっていくということを目標にやってきましたが、衆議院の方でも民主党さんとこの法案の協議については何時間も行いました。参議院にいってからも現在8つの法案のうち3本については民主党さんと協議しています。ただ、昨日の国会周辺のデモで民主党の岡田代表がマイクを持って、この法案を廃案に追い込むんだとおっしゃっていることがバラバラで、いったい廃案に追い込むのか、それとも、きちんとした安全保障法制を構築していくのか。まったくわからないというのが、最初の感想ですね」
反町キャスター
「そういう意味でいうと、これまでの民主党との話しあいの中で、現在の日本の安全保障環境を見た時に、何らかの安全保障法制が必要だとするか、ないしは、とりあえずこの法案を潰さなければいけないという、大きな乖離があると感じていると。こういうことですか?」
馬場議員
「そういうことですね」
反町キャスター
「伊藤さん、今日の党首会談をどういう位置づけで見ていますか?」
伊藤氏
「現在、馬場さんがおっしゃったのと関連するんですけれども、松野代表は安保法制、国会審議等も含め、民主党と歩調をあわせていく、あるいは協力をしていくという発言をしているということは、すなわち安保法制に関しても廃案に追い込むと岡田さんがはっきりと言っているのであれば、それと歩調をあわせるということになるのかなということになると、現在、維新の党が、自民党との間で、政府との間で修正協議に入る状況になっていますね。これはいったいどうなっていくのだろうと。そのへんの松野さんの発言、松野さんと岡田さんとの間で認識の一致があるのであれば、維新の党はこれからどういう方向に動くのかなというのと、それから、安保法制が最終段階に、たとえば、採決の段階になった時に、維新の党が果たして、1本でまとまって、採決に対応していけるのかどうか。その段階でも維新の内部で違った方向性が見えてくるのか。それがこの党首会談で見えてきた部分と僕は考えているんですけれど。馬場さんに伺いたいのですが、たとえば、松野さん達が、もし採決にも参加をしないと。廃案の方向に追い込むんだと言った場合、馬場さん達は採決にどのような対応で臨もうとするのですか?」
馬場議員
「安保法案には、我が党も、安全保障調査会の中で、何十時間と議論をして、この独自案というのをつくってきたんです。ですから、これを国会に出して与党側と協議をするというのは、もう既定路線ですね。これを国会で、我々の意見をはっきりと国民の皆様方にもご披露をして、採決に臨んでいくと。すなわち我が党の案については、本会議、委員会に出席をして賛成をすると。与党が我が方の案を飲まなければ、これに反対をするという、これははっきり衆議院でも方針が決まっていますし、参議院にきたからと言って、何か大きく我が党の法案の中身が変わったとか、大きな枠組みが崩れた、そういうことではありませんので、これは両院議員総会などで諮っていく話になると思いますが、大きく態度を変えるということについては、私は疑問を感じます」

党分裂は不可避か?
秋元キャスター
「27日の発言では、党は割らないと話をしていた橋下氏が、29日には、国政政党を目指すとしているんですけれど、馬場さん、この発言の変化をどう理解したらいいのでしょう?」
馬場議員
「我々のところに来たメールでも柿沢問題を収拾するためには4つのポイントがあると。1つは、幹事長を辞めさせない。もう1つは、収拾策であると言われていた公開討論会をしない。そして橋下、松井が離党をすると。最後に現在は党を割らない。現在はという冠詞がついているんですね」
伊藤氏
「2日で変わるわけですけれども…」
馬場議員
「そこは政治の流れを見た橋下代表の、彼独特の政治的な勘、センスだと思いますが、ここはそういうことを打ち出していく時だという判断で、伊藤さんがおっしゃるように短期間で変わり過ぎではないかというご意見もありますけれども、ここは勝負時ということで、そういう発言だと思います」
反町キャスター
「何に向けた勝負なのですか。ダブル選挙?」
馬場議員
「ずっと、全体ですね。今後の政治情勢に与える、その勝負ということだと思います」
反町キャスター
「ダブル選挙ではないのですか?」
馬場議員
「ダブル選挙もそうですね」
反町キャスター
「そのダブル選挙、市長選と府知事選のダブル選挙ではなくて、もっと長期的な意味での勝負時ということなのですか?」
馬場議員
「ダブル選挙もそうですし、大阪で大阪維新の会の全体会議が行われまして、地方議員の皆様方もお集まりでした。その中で、多くの、ほとんどの地方議員さんがこのダブル選挙は主戦論、両方に候補者を出すべきだと。その旗印は大阪都構想だという発言があったんですね」
反町キャスター
「住民投票で否決されたやつをもう1回掲げるのですか?」
馬場議員
「ええ、これはそのままというわけにはいかないと思いますが、新大阪都構想と呼べばいいかどうかわかりませんが、そういうものを旗印にやっていくという強い要望があったんです。ですから、このダブル選挙を勝ち抜くということにどんな影響を与えるかという判断も働いているということは当然だと思います」

橋下新党の行方
反町キャスター
「それと国政政党における新党というものが、どうもリンクしないですけれども、地方政党なら地方政党でいい、地域政党で僕はいいと思うんですけれど、何で国政にまで踏み込む必要があるのですか?」
馬場議員
「そこは維新の党の現状を見て、微妙に維新スピリッツが薄れて来ているのではないかと」
反町キャスター
「永田町においてね」
馬場議員
「うん。この国会でのいろんな対応を見てね。そういうところから、原点に戻った方がいいのではないかと。維新スピリッツを中心に据えた国政政党をやり直すべきではないかと。そういう判断だと思います」
反町キャスター
「それは国政政党、新党ですけれども、新党を10月の上旬にも立てたいと、成立させたいと、橋下さんは話していますけれども、具体的に、いつ頃までにどんなものがという話、どう理解されているのですか?」
馬場議員
「この話を聞いてから数日しか経っていませんので、詳細は決まっていませんが、この後の政治日程を見ると9月末で国会が閉会になって、11月に大阪ではダブル選挙があると。また、年末になって、年が明ければ、通常国会ということですので、そういう意味での時間的な余裕というのが10月しかないということです。ですから、そのあたりで、新しいことはやるのであればやるという判断を橋下代表はされていると思いますね」
反町キャスター
「ただ、今回、維新の党の路線を巡る対立とか、全て1つの鍵になっているのは、橋下さん政界引退するのではなかったのという思いが、僕らはずっとしているわけです。橋下さん、確か29日の発言は、松井知事、大阪維新のメンバーに引き渡すことが最後の仕事だというふうに話しています。でも、それだったら、来年の参議院選挙とか、ないしはその先の衆議院選挙、総選挙とか、ないしは第3極をつくることが維新の目的であるとするならば、正直言って、橋下人気、ないしは彼の発信力という部分に負うというのが、僕は少なからずあるというふうに、たぶん皆さんお認めになると思う。そんな橋下さんが政治家を続けるのかどうか。これは非常に重要なファクターだと思うんですけれど、それはどう見ているのですか?」
馬場議員
「おっしゃる通りで、12月18日が大阪市長の任期ということで、それで政治家を終わりということなのですが、おっしゃるように、橋下徹という大きなリーダーシップを持った人間をなくすと、政治家をなくすということは、我々だけではなしに大阪、日本の政治の損失だと思います。ですから、本人もそれをわかっているので、今回1度、原点に戻して、もう1度ゼロからスタートさせようと。本当の改革政党に育てるためにレールの上に乗せてやろうというのが、現在の本音だと思うんです。私がここ数日、接している限りは政治にかける想いというのは非常に強いものがあると思いますので、いつかわかりませんが、然るべき時に、カムバックしてほしいなと。それが我々の最大のミッションではないかなと思っています」

元気・松田代表に聞く 維新分裂問題
秋元キャスター
「橋下大阪市長の新党結成の動き、今日の民主、維新の党首会談など、維新分裂に関する一連の動きをどのように受け止めていますか?」
松田代表
「まず維新の党が分裂するのではないかという話は、だいぶ言われてきたことでもありますし、私も永田町にいまして、そういう雰囲気はずっと感じてきたんですけども、正直、もっとあとかなと。安保法案が決まったあと、要は、9月27日の国会のあとに、また、ダブル選挙間ぐらい。ここらへんを狙ってくるのかなと、正直思っていたんですね。ところが、思っていたよりはやい展開になりまして、驚いているところですね」
反町キャスター
「今日の党首会談後、松野さん、こういう話をされています。『今後は、他の野党にもしっかり呼びかけをして、同じ志を持ったものと一緒に向かっていく第一歩にしていきたい』と。だから、民主、維新だけではなくて、他の党にも声をかけて、野党再編というか、結集に向けて動きを進めたいという話をされているんですけれど、元気会として、この呼びかけと言うのは、まだ、もちろん、声はかかっていませんよね?」
松田代表
「もう連絡はありました。然るべき人から連絡がありました」
反町キャスター
「具体的にどういう呼びかけで、どういう答えをされたのですか?」
松田代表
「まずは今週中にという、ニュースにも出ていますけれども、野党の皆さんで、党首で集まって、話しあいの場を持ちたいということでしたので、それに出席してほしいというお話でしたから、もちろん、元気会としては門戸を閉じているわけではありませんから、いろんな話の場に出て行って、いろんな協議をさせていただきたいと思っていますので、これはお受けいたしますというお話をしたところですね」
反町キャスター
「一緒に歩いていけそうですか?」
松田代表
「歩いていけるかどうかというのは、協議をしてからだと思いますけれども、いろんな思惑の政党が集まって、いろんな話しあいが行われますので、簡単にはいかないだろうなとは思っていますけれども。ただ、どういう方向性でいくか。松野さんが、以前から野党の結集ということを謳っていましたし、代表になられた直後からそういった呼びかけをされていましたし、実際、私も松野さんと何度かお話をしましたけれど、その思いというのはまったく変わっていないと、実は思うんですよね。ですから、そこに、また、今回のような状況を見て民主党が動き出したということですから、これまでよりかは少し勢いがついているのではと感じています」
伊藤氏
「民主党と松野さん達の、現在の維新、東京組ですか。一緒に行動をとっていくということになると、安倍政権に対するスタンスで言えば、どちらかというと非自民派、反自民というか、反安倍政権、非安倍政権という立場ですよね。元気にする会というのは、基本的に政権に対するスタンスなり、距離感なりというのはどういう位置づけをしているのですか?」
松田代表
「もともとの結党の理念から少し変わっていまして、国民の意見をもっと政治にとり入れていこう、国会の会をもっと強化をしていこうと政府に対して。そこらへんが結党の理念になっていまして、それがあります。ボートジャパンという仕組みをつくって、重要な政策、法案、たとえば、国論を二分しているようなものに関しては、しっかり国民の皆さんに、党員の皆さんですけれども、呼びかけをして、投票をしていただいて、その比率に応じて、国会議員も投票行動をとってきますよという政党ですね。ですから、自民寄りだ、民主寄りだというのはまったくなくて、どちらかと言えば、国民寄りと言いますか、国民の意見をしっかりと尊重してやっていこうという、そういう政党です」
反町キャスター
「まさに是々非々なのですか?」
松田代表
「是々非々です」

野党3党の安保修正案
秋元キャスター
「日本を元気にする会ですけれど、次世代の党、それと新党改革と共に修正案を提出し、先週金曜日から修正協議が始まっているのですが、その内容がこちら、野党3党の修正案ですけれども、『例外なく国会の事前承認を必要とする』『90日以上活動を行う場合は、国会の再承認を求める』『活動終了後に国会で検証を行う』ということですけれども、松田さん、この『例外なく国会の事前承認を必要』とするというのが修正案の柱ということですけれども、この点にこだわった狙いというのはどこにあるのでしょうか?」
松田代表
「私どもは1番上を入口、中を中口、1番下を出口と呼ばせていただいています。それで、先ほど言いましたように、我々は国会の会を強化したいという思いの政党ですし、国民のチェック機能を高めたいと。民主主義の次のレベルアップをはかっていきたいと思っていますので、3点セットについては今回の安保法案ができた直後から考えていました。その中で、実は新党改革の荒井さんが、特にこの1番の部分、これを強く提言されていたのを確認しまして、それで一緒にやりましょうかという話になったんですけど、この1番の部分が非常に重要でして、たとえば、現在の法案というのが、非常にわかりづらいものになっています。もともとは違憲か、合憲かという話から始まって、そして、また細かい法律の中身を審議していくと、どうも総理大臣が言うこと、大臣が言うこと、また、法制局長官が言うこととバラバラになっていると。何か整合性がとれていないのではないかと。つまり、政府自身もあまり理解をしていないのではないのということになっているんです。ですから、初めの頃、私は出し直せという話をしたんです。しっかりと1回戻して、11の法案を別々にして、それでもう1回出し直してほしいという話をしていたのですが、それができないという話でしたので、じゃあ、これでいこうと。現在、まだブラックボックスの状態。つまり、どういう法案かよくわからないと自分達はわかっているんだけれども、これに賛成をしてくださいというように言っているわけですから、政府は。だったら、1回、何か事態が起こるたびに、我々は国会に中身を見させて、ブラックボックスの中を一緒に考えさせていただいて、前に進めるか、自衛隊を派遣するかどうか。そういったことも含めて議論をさせてくださいよというものが、この例外なく国会の事前承認です。ですから、入口の部分でしっかりチェック機能、国会がチェックするということは国民の目が入るということになりますので、これは非常に重要ですね」
反町キャスター
「例外なくというところが緊急事態に対応できるのかなと。そこの部分はどうなのですか?」
松田代表
「それもいろんな話、実は国会でさせていただいていますが、たとえば、現在、政府が言っている存立危機事態、2つに分けなければいけませんが、武力攻撃事態等がありまして、それに対して、新しい概念、存立危機事態というものを政府がつくってきたわけです。今回、集団的自衛権を一部行使したいから、武力攻撃等はこれまで通りです。たとえば、既にロケットランチャーが日本の方に向けられているとか、そういう状態であれば、それはこれまで通り、当たり前ですけれども、予測も含め、政府に専権事項としてお任せしますよということです。我々が言っているのは、存立危機事態の部分ですけれど、存立危機事態の例をあげてくださいというと現在はホルムズ海峡しか出てきてないわけですね。ホルムズ海峡が、皆さんに想像していただきたいのですが、国会の承認をとる時間もないような緊急事態かというと、そうではないわけです。ですから、これに関しては中谷大臣もホルムズ海峡のような状況であれば、それは国会承認をとりますよと言っているのですが、原則、基本という話ですから、何が起こるかわからない。それ以外に、緊急事態が起こって、存立危機事態で国会を通す暇もないような、そういう例示を出してくれと、私の方からお願いしたところ、先日出てきたのが、これは最後、訂正されていましたけれども、9.11のような状況と言ったわけです。9.11のテロ事件。あれがワールドトレードセンターに飛行機がぶつかって、あれがすぐに日本の存立危機事態になるかというと、それも違うでしょうという話は、私はしたんですけれども、最後は否定されていました。けれども、ちゃんとした例示が出てこないですよ。つまり、こういうことです。存立危機事態で国会を通すような暇もないようなものというのは、はっきり言って想定できないんですよね。だったら、そういう緊急なものは、武力攻撃事態等に、私は絶対に入るものだと思いますので、そちらの方でちゃんとアプライをして対応をすればいいではないかということですね」
反町キャスター
「高村さんが自民党側のこの担当のトップですけれど、29日にこういうことを話しています。『例外なき事前承認は無理だが、民主的統制を少し広げることはあり得ると。法案修正以外に3党の言い分を若干入れることができるかどうか協議している』。この3党というのが今回、共同提出されている改革、元気、次世代。この3党のことですよね。この言い方、つまり、法案の修正をちょっと難しいんだけれども、いわゆる俗に言われる付帯決議とか、そういうもので対応できるのではないかという話だろうと、僕ら的には理解するんですけれども、この高村さんの発言は対象となる元気としては、どう感じていますか?」
松田代表
「もし付帯決議ということをおっしゃっているのであれば、それでは当たり前ですけれど、不十分ですね。まったく意味のないものになってしまうので、それであれば、私どもは受け入れられないと思います」
反町キャスター
「受け入れられない場合は、自分達の、たとえば、先ほどの3つのポイントがありましたよね。あれが全部成立しなければ賛成しない、ないしどこまで絶対防衛権という言い方も変だけれど、どこまでが譲れない線で、どういうような対応をとる予定なのですか?」
松田代表
「あくまでも、3点、入口、中口、出口。この3点がセットだと思っています。これが3つ通らなければ、私どもは違う立場だということで、最終的な委員会の場、もしくは、本会議の場で、違う形で私どもの意思を表明させていただくということになりますね」
反町キャスター
「採決に欠席するのか、出席するのか。反対するにしても出席して反対をするのか、欠席をするのかとでは、違ってくる。どうされるのですか?」
松田代表
「そこはまだ明確になっていません。これからの対応次第だと思いますね」
反町キャスター
「そうすると、非常に微妙ですけれども、松田さんとしては不満の残る付帯決議でどうだと、自民党が言ってきた時に、これは欠席までいかないけれども、出席して反対だなと、そのへんのグレーゾーンの提案に対してのグレーゾーンの返事みたいな、そんな可能性があるという理解でよろしいですか?」
松田代表
「現在のところ、もし付帯決議ということをおっしゃるのであれば、付帯決議であれば、私は、態度は明確だと思いますけれど、それ以外にもう少し歩み寄れる部分がある可能性があるのではないですか。これは白か黒だけではありませんから。そう言った部分の交渉は引き続きやりながら、様子を見ていきたいと」
伊藤氏
「現実として法案の修正というところまで踏み込んだ場合は、衆議院にもう1回送り返さないといけないわけですよね。だから、政府与党側は、それを一切考えていないと思うんですよ、現時点で。それは松田さんもおわかりだと思うんですよね。どこが中間地点の落としどころと、いったいどう考えていらっしゃるのか?」
松田代表
「私は協議をすぐさまやっていただきたいという話をしていますし、実は明日、私ども、また、次世代の党、新党改革の3党の党首で集まって、いつ提出するのかという協議を開くのですけれども、非常にはやい段階になると思います。今週のどこかで、それは提出をするということになりますので、具体的に、その協議の場を持っていただきたいということですね。それができれば、物事は前に進むと思っていますので、現在の段階ではまだ衆議院に戻してという時間は残されていると思っていますので、それはあくまでも目指してやっていくということですね」

民主・枝野幹事長に聞く きょうの民主・維新党首会談
秋元キャスター
「今日、なぜ党首会談をもたれたのでしょうか?」
枝野幹事長
「これは維新の松野さんの方から、おそらくいずれにしても安保法制はいよいよ山場を迎える前段階まできていますので、今週中に各党と党首会談かなと我々思っていましたし、松野さんから是非はやくという話がありましたので、まず野党第2党である維新の党とやらせていただいたと、こういうことです」
反町キャスター
「それは、安保法制を巡る国会対応で野党との連携協力が必要だろうというのが最初のモチベーションだったと?」
枝野幹事長
「我々としては、そうです」
反町キャスター
「話としてはそれにとどまらず、岡田さんが終わったあとのぶらさがりでもこう話したんですよ。『この国会終了後、選挙や政策で緊密に協議するための枠組みをつくることで合意した』とあるんですけど、これは安保法制のことはあとでまた聞きますが、ちょっと安保法制と違う話になっているんですけれども、これは何を目指しているのですか?将来的には」
枝野幹事長
「これは、記者会見で岡田さんもその前の段階で言っていますが、自民党と対抗するために野党勢力の結集に向けて協力をしていくと、そのことに向けてまず2党でこの点について協議をしていこうと、こういうことです」
反町キャスター
「自民党に対抗するためということになると、たとえば、政策協定とか、統一候補を立てるとか、名簿をつくるとか、いろいろなことがあると思うんですけれども、段階としてどういうものを想定されていますか?選挙を実際に管理される立場としては」
枝野幹事長
「今日、維新の党と合意をしたのはまさに申し上げた通りで、自民党と対抗するために野党勢力の結集に向けて、その2つの点を中心に協議をするということだけで、それ以上でもそれ以下でもありません」
反町キャスター
「自民党という巨大政党を倒すために、与党を倒すためにはとりあえず野党がまとまらなくてはいけないねという、その1点を確認、方向性を確認しあうという、こういう理解でよろしいのですか?」
枝野幹事長
「このあとどうなっていくのか、皆さんは先走っていますけれども、まさに選挙協力や、政策について協議の結果がどうなるのかによって連携の仕方は全部違うわけですから、皆さんだけが先走っているので、我々が協議をしたのはできるだけ広範な協力ができるように、そのためにはもっといろいろな政策の話もしなければいけないだろうし、選挙協力についてもいろんな相談をしなければいけないだろうという入口に立ったということですので、入口に立った時に出口はどうだと聞かれても何の答えようもありません」
反町キャスター
「ただ、優先順位がありますね。たとえば、政策的なすり合わせであるとか、ないしは自民党に勝つことが最優先であるとか、いろいろな組みあわせとか、優先順位があると思うんですけれども、維新に限らず、お声かけして、この金曜日ですか?皆さんでお集まりになるという中で、何を優先順位として民主党は野党間協議に臨まれるのですか?」
枝野幹事長
「まず金曜日はこの安保法制をどうやって止められるのか、この1点で協議をさせていただきたいということで、各党に申し入れをしています」
反町キャスター
「選挙後の各党ないしはこの場合で言うと選挙後に集まるこの話というのは、これは維新とだけの話なのですか?」
枝野幹事長
「まずは野党第1党である我々と、野党第2党である維新の党との間で話をさせていただくと。それが最終的にどういうレベルの連携になるのかというのは、まさに政策的にどれぐらい一致ができるのか、そういうことによって決まってくるので、まさに入口ですから、出口の話はまさにやってみて、その結果、出てくるものです」

政府の安保法案への対案
秋元キャスター
「民主党は十分な対案を示せていると考えていますか?」
枝野幹事長
「これは我々、この法案が国会に出た段階から、我が党として現在の日本の安全保障のために必要な法改正は何かと。PKO法と周辺事態法、領域警備法と。こういうことについてはしっかりと具体的な考え方を示していますし、その中で最も優先度の高い領域警備法、つまり、尖閣諸島を守るために現在かけている法整備について、これは衆議院にも法案という形で出していますので、我々としては対案はあると。対案はあるけれども、法案という形で出すか、出さないかというのは、これは残念ながら、我が党が出しても、成立する、抜本修正する状況ではありませんし、そもそも抜本修正する気がないので、たとえば、PKOだけ切り離して10本の法律をバラバラに出されれば、その法案なら協議の余地はあると。ところが、我々が到底飲めない部分まで含めて1本にされているので、初めから修正の余地なしという姿勢ですから、法案という形で出すかどうかは、これまたむしろ国民の皆さんも現在の政府案の中身がよくわからないと、これまでずっとはっきりしているわけですから。その通る可能性の圧倒的に高い政府案がどう問題かということに国会対策上は、集中するのはむしろ当然の責任だと思っています」

維新の安保対案への対応
秋元キャスター
「維新の対案に対する民主のスタンスというのはどのようなものですか?」
枝野幹事長
「コメントはしません。なぜかと言うとそれこそ与党の思うつぼで、通ろうとしている政府案について、いろんな疑問点があって、問題点があって、少なくとも集団的自衛権はダメだということについて、我が党と維新の党は一致しているわけで、そこを追求しているわけで、まず集団的自衛権はダメだという部分のところについて、しっかり成果を上げることが野党に求められているので。現在ここで、維新の党のここが良いとか、悪いとかを言えば、まさに1番のテーマである集団的自衛権の話についてが大事なのに、それ以外の細かいところで、味方同士で玉を打ちあうみたいなことになりますから、コメントするべきではないと思っています」

政府の安保対案への対応
秋元キャスター
「どうやって廃案に追い込むのでしょうか?」
枝野幹事長
「率直に言って国会の中の力関係だけで廃案にする力は我々にはありません。最終的には世論との関係だと思っています。敢えて言えば、具体的なことは戦術ですから、申し上げるべきではないですが、いろいろ国会で、裁決をさせないためのいろんな戦術があるわけです。この戦術は国民がそうやってでも抵抗しろという世論の支えがないとこれは通用しない。長期にはできない。という状況の中で、そうしたいろんな国体的な戦術をどれぐらいの期間やることを世論に認めていただけるのかという、世論との関係だと思っています」
反町キャスター
「安保法制は安倍政権のアキレス腱として考えていますか?たとえば、今日、株価が落ちています。国民の経済不安とか、将来不安とかを考えた時に野党の攻めどころは安保だけですか?」
枝野幹事長
「立憲主義と民主主義の土台ですから、経済政策について論争しようとか、そういうことも立憲主義と民主主義が確保されているからできるのであって、その土台を破壊しようという話について全力で戦うのは当然のことだと思っていまして、立憲主義と民主主義さえ確保されていれば、いろんな土俵のうえで政策議論ができるわけです。その土俵を壊そうとしているのですから、それが最優先の戦いになるのは当然なことと。ただ、ようやく我々が2年半の間言ってきた、アベノミクスはカンフル剤で痛み止めに過ぎないということを、かなりの皆さんが感じてこられていますし、そのカンフル剤すら効き目が弱まってきているという状況になってきています。これは布石をうってきていますし、2年半、じわじわと広がってきていると思うので、これはできれば安保を廃案にしたあとで、ここを大きな争点として戦っていきたいと思っています」