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2014年11月20日(木)
年末総選挙 解散前夜 野党キーマンが生集結

ゲスト

安住淳
民主党国会対策委員長代理 衆議院議員(前半)
小沢鋭仁
維新の党国会議員団幹事長 衆議院議員(前半)
浅尾慶一郎
みんなの党代表 衆議院議員(前半)
山田宏
次世代の党幹事長 衆議院議員(後半)
山下芳生
日本共産党書記局長 参議院議員(後半)
福島瑞穂
社会民主党副党首 参議院議員(後半)
伊藤惇夫
政治アナリスト

維新・橋下氏の出馬は? どうなる野党連携の行方
反町キャスター
「橋下さんが出た方が選挙戦は有利になるのか。それとも市長のままで、いわば自分の選挙区を変えずに、フリーハンドで、全国をまわった方が有利になるのか。そのへんの見通しというか、皮算用。どちらが党にとってはいいのですか?」
小沢幹事長
「橋下さんが出たら維新は3倍増ですよ」
伊藤氏
「僕も毎日、仕事で大阪に行っていますけれど、以前に比べると、存在感が低下しているのは間違いないですね」
小沢幹事長
「前は5倍増だった」
伊藤氏
「そうですか。それと、大阪限定というイメージがあって、それが全国に広がるか。その出馬自体がですね。どういう形で広がっていくかというのが、ちょっと疑問点があるし、それから、もし市長を辞めて出馬した場合に市長選挙も当然ありますよね。その時に都構想に反対する人間が当選したら、即座にこれはもう終わりになりますよね。そこまでのリスクを冒すのかどうかが1つ。それと、実はこの番組で前、橋下さんが非常に気になる発言をされていたのですが、というのは、自民党のある首脳が橋下さんを軸にした党再編なら大歓迎であると。総選挙ではガチンコの戦いになるだろうけれども、終わったあと、足並みそろえて、憲法改正に取り組めるというようなことを言っていますけれども、橋下さんにどう思いますかと聞いた時に、橋下さんはそれはその通りだとお答えになっている。そうお答えになるということは、政権交代は何のためにやるのですかという疑問が湧いてきちゃうわけですよね。憲法改正は究極の政治ですから、そこのところで自民党と方向が一致しているのであれば、政権交代はいらないではないですかとなってしまう可能性もあるので、そのへんは、橋下さんがどう考えているのか。維新自体がどう考えているのかがちょっと気になる点です」
反町キャスター
「安住さん、維新とみんなと現在、様々なチャンネルで選挙協力とか、候補者調整とか、政策のすりあわせが進んでいると思うんですけれども、橋下さんの現在のスタンス。伊藤さんが言われたみたいな形で、橋下さんが出るか、出ないかによって、今言われたような橋下さんの安倍政権に対する理解度を踏まえると、橋下さんが出る場合と出ない場合とで民主党と維新の選挙協力とか、連携の濃淡が出るのではないか。そんな懸念はないですか?」
安住国対委員長代理
「大変失礼ですけれども、石原都知事だって、都知事としては存在感があったけれど、480人近い人間で、多数を争う国政では残念ながら都知事としての影響力が、国政に来てもそれは野党1議員で、大変申し訳ないですけれども、言い方は。そうなっちゃうわけですよ。東国原さんもそうだし。つまり、国政というのはそんなに1人の、たとえば、人で大きく変わるというよりは、数で戦わなきゃいけないところがあるから、私は大変ご苦労なさると思いますね」
反町キャスター
「先日、この番組に出ていただいた時に、橋下さんはこういうことを言われているんですよ。前原さん、細野さん、安住さん、玄葉さん、野田さんとか民主党の閣僚経験者で旗を振ってもらえれば、みんなの党も維新も場合によっては、次世代の党も皆集まるんだと。バンと飛び出してもらって。つまり、安住さん、民主党を飛び出て何か動きをしてくれれば、その新しい政党に我々も行くんだよという発言をされているんですよ。この発言については現在、維新と民主がやっている、党と党で話をしていると思うんですけれども、この少なくとも、4日のプライムにおける、橋下さんの限りにおいては民主全部でやろうというのではなくてはっきり言ってしまうと、橋下さんが嫌いな官公労との縁が濃い方は排除して、こういう方々が党を割って出てきてくれれば、その方と、我々はいつでもうやるよという、この民主党の分裂を前提とした野党再編の絵図を、この時点ではまだ描かれているようですが、それについてはいかがですか?」
安住国対委員長代理
「橋下さんと我々は、年も近いし、小沢幹事長もいらっしゃいますが、統治機構の見直しとか、戦後の古い慣例を壊したいということでは、共通の認識は持っているので、私もそれは橋下さんと、たとえば、食事をさせてもらっても、非常になるほどな、と思うことがある。ただ、先ほどから申し上げているように、私どもの民主党はいろいろな批判があるけれども、実は15、16回、国政選挙を戦って、何だかんだと言ったって、全国で戦える組織とか、国政とはどういうものかというのは、伊藤さんも事務局長でおられたので、国政というのは、それは自民党と公明党を相手に選挙をする時に、どれぐらいの体力が必要かというのはわかりますよ。だから、パーソントゥーパーソンでやって集まってうまくいくかというと、それだけでは限界があるので、私はある意味では、志向していることは、私もよくわかるんだけれど、富士山の山にたとえているのですが、裾野が広くなければ政権はとれませんよと。切り立った山で裾野が狭かったら天下はとれない。右から左までいるけれども、真ん中でこう集まったところが、穏健、中道路線とか。そういう意味では、どこまで許容するかということについてはもう少しコミュニケーションをはりたいなと、私は思っているんです」
小沢幹事長
「現実にやっているのは、これはもう目の前にある、急に選挙が出てきて、その時に前回のような野党が潰しあうような、そういう選挙をやったら、これは与党に利するだけですねと。それはやめましょうということを、維新の方はこの前、橋下さんも含めて、確認をしている。だけれども、これもしつこいですけれども、大阪においてはなかなか民主党とぶつかっているから、民主党と本当に選挙協力みたいなということは、なかなかしてもらいたくないんだと。こういう話は率直にあったと。だけれど、選挙区の選挙はできるだけ、これは野党共闘でやっていきましょうと。こういう棲み分けをやっているんだと」
反町キャスター
「その考え方に立っていたら橋下さんの先ほどの発言はないでしょう?」
小沢幹事長
「これはもう一歩先」
反町キャスター
「これは先の話ですか?」
小沢幹事長
「本当はこれをやりたかった、今回。だけど、時間がなかったし、なかなかそこまではいけなかったということだと思っています」

みんなの党解党へ 野党連携にどう影響
秋元キャスター
「昨日、解党を決めましたみんなの党の動きと、今後の野党共闘の可能性について聞いていきます」
浅尾代表
「今回のことに至る経緯は政策の違いというよりは与党の再編という、与党にどちらかというと寄っていこうという路線と、民主党との合流と言われていますが、そういうことではなくて改革勢力の結集ということでありまして、改革勢力を結集して、与党に対抗できる勢力をつくっていくということを考えている。その2つの考え方の間で政策の中身というよりは、そのやり方、手法の違いによって、党が解党になったということでありまして、みんなの党の政策に期待していただいていた方々には、その政策の実現するための枠組みを、私自身は1人になってもつくっていこうと思っています」
反町キャスター
「数か月前ですよね、渡辺喜美さんと浅尾代表との間で手打ちみたいなものが行われて、見た目ですが。与党との連携をはかるけれども、野党再編も、両睨みの方向で行きましょうというので、1回、2人の間での融和がはかられたような印象があったのですが、これは選挙が近くなった時に、さあ、どちら側に寄っていくのかというところで、もう耐え切れなくなった。こういう理解でよろしいですか」
浅尾代表
「いろんな複雑な要素がありますけれども、選挙というのは衆議院の議員の話でありまして、衆議院の人にとってみるとはやく路線がはっきりしての選挙区の調整なり、何なりを決めてほしいという、至極当たり前な話。一方、統一地方選挙は来年4月ですし、参議院の選挙は暫くないということから、その選挙をいつ経るかという選挙のタイミングが党所属の議員の間でも異なるということも1つの解党になった原因だろうと思います」
反町キャスター
「今日はお二人、山口さんと中島さんでしたか、民主党への入党を申請、みんなの党を離党して、民主党への入党申請という段取りだったんですけれど、他の衆議院議員全部で8名でしたか、他の6名の方々、具体的に今度の総選挙。どういう立場で臨まれる立場になりそうなのですか?」
浅尾代表
「それぞれが自分のみんなの党の政策を実現するために最善の道を選ぶということになるんだろうと思っています」
反町キャスター
「浅尾さん自身はいつ頃までに決めるおつもりですか?」
浅尾代表
「みんなの党は、衆議院議員だけではなくて参議院議員、それから、党の職員、地方議員もいますので、そうした人達がしっかりと党が解党しても、道筋をつけて、次に進んで行ける。道筋をつけて次に進んでいくというのは先ほど申し上げたように、みんなの党の理念をしっかりと、発展的に解消したと位置づけていますので、いろんなところで、その理念を埋め込んでいけるような体制を整えるのがまず私の責務だと思っています」
反町キャスター
「そうは言っても、選挙も近いので無所属で出るわけにもいきませんでしょう?」
浅尾代表
「無所属で出る選択肢も相当程度考えています」
伊藤氏
「みんなの党が解党したことによって民主党と維新の党に影響が出ているんですよね。具体的に言えば、山梨1区ですよね。民主党と維新が激突する構図に今度、なってしまうということですよね。その前であれば違う構図だったわけです。そういう影響も出ているのですが、たとえば、現在民主党と維新の党がそういう形で候補者調整なり、選挙協力なりを、水面下で急速に進めている中で、小沢さんの選挙区で、民主党と維新の党が激突するという構図が、全体のそういう調整等にマイナスの影響を与えないですか」
安住国対委員長代理
「全国で伊藤さんの言うような、いわゆる調整ができないで、問題となっている維新と民主が出るという選挙区が、二十いくつあるんですよ。24、25あるのかな。ここは最後までギリギリまで努力をしましょうということです。特に、山梨の場合は、現職で3人おられたんですよ。お一人は知事選に出られましたけれども。そういう点では難易度の高い選挙区だということだと思います。しかし、できるだけ、だから、東北もそうだけれども、最初は難しかったんだけれど、いろんな意味で、相手は自民党、公明党ですからね。それはできるだけまとまれるところはまとまった方がいいのではないかというのは、僕の考えです」
伊藤氏
「そういうところで、民主党にいた人間からすると、柔軟性と知恵を出すというところがもう少し、現在の民主党にはちょっと欠けているのかなという気もするんですね。したたかさと言ってもいいんですけれどね、ある意味」
安住国対委員長代理
「安倍総理の方がしたたかでそういうことをやらせないうちに解散をしたんですよ。それが国民の皆さんから見た時に、姑息かどうかというのはあとの議論だけれども、そういうことですよね。だから、我々もそういう意味では、2年経っていて、50、50の議席だったでしょ。みんなの党がおられて、これを想定していちはやくいろんなことはやるべきだったんだけれども、そういう意味では、急な選挙になったことで、時間がなかなか足りないので、伊藤さんがおっしゃるように完全な形までは率直に言うといき切れなかったということですね」

総選挙の争点&戦略
反町キャスター
「参考資料として出してみたのですが、東京14区と埼玉7区というのを、一応ここに挙げてみました。これはあくまでも例です。東京14区松島みどりさんは、前回9万票で当選したんだけれども、維新、未来、民主。この3つの党の落選候補を足し上げると、9万9923票。埼玉7区は、自民党の候補が7万8000で勝ったんですけれども、維新、未来、民主、ここも3人を足し上げると12万8000票ですよ。12万7000票。こういう形において、野党乱立によって自民党が勝ったという選挙区。これは現在、維新と民主の間で、その他、生活も含めて、非常に順調に調整が行われているのではないかという選挙区を、たまたま例を挙げてみたんですけれど、こういう選挙区というのを野党がここにくるまで比較的シリアスに受け止めてこなかったのか。調整の遅れというのをどう見たらいいのか。そこですよ」
安住国対委員長代理
「これはなぜそうなっているかというと、この時の選挙は、私ども民主党が与党です。だから、野党がまとまっていないというのは、実は違うんですよ。我々が与党で、野党は自民党が第1党です。そのあと、維新の皆さん、未来の皆さんが続いているわけだから、この時の調整ができなかったことや、そのあとのことで言えば、それは与野党で分かれていたんだから、そう話は簡単でないということはわかってほしいですよ」
反町キャスター
「今回は状況、全然違うということですね?」
安住国対委員長代理
「だから、今回は皆野党になって、一強多弱が問題でしょう。一強多弱の多弱の方にいる人間が自己正当化だけしたって、それは自民党に利するだけということは、国民の皆さんはわかっておられて、それは、どれだけあなた方がまとめられるんですかということが問われている選挙だと思っているから、宮城やいろいろなところでは、できるだけやってきたんです」
小沢幹事長
「その2つの選挙区だけではなく、ある調査によるとですよ、これは1+1は2になるとは限らないんですけれども、前回の選挙でも、要は、現在の野党が協力できれば、小選挙区でも自民公明は132、野党は168で逆転ですよ、比例を加えれば」
反町キャスター
「それは前提として、果たしてどのぐらいきれいにまとまれるかというのがありますので」
小沢幹事長
「もちろん、1+1は2ではないけれど、自公が211、野党は261で逆転です。ですから、それが、そういう可能性はあるわけです。だから、その可能性をどこまで追求できますかということを現在やっていることということだと思いますよ」
反町キャスター
「仕上がり具合はどのへんまでいっていますか?300小選挙区のうち、今言われた惜しいところも含めて、いわゆる維新、民主…」
小沢幹事長
「残り20ぐらいでしょう」
反町キャスター
「できているのはどのぐらいあるのですか?」
小沢幹事長
「だから、残りのところはほとんどできているんですよ」
反町キャスター
「280という意味ですか?」
小沢幹事長
「いや、だから、バッティングを本当にしているというのは、たぶん二十台」
浅尾党代表
「自公と共産しか出ていないところも結構あるんですよ。誰もいないというところがあって、一方で、都市部はバッティングしているということなので、本当に誰もいないというところも出られるような大きな枠組みをつくって、統一名簿でも何でもいいのですが、要するに、出たいと言っても、勝てそうもなかったら出ないですよ。ですから、大きな枠組みをつくっておかないと本当はいけないと思います」
反町キャスター
「今回300小選挙区はパッと公示日を迎えた時に、200ぐらいの小選挙区では野党統一候補、非自民の共産党を抜きにして。共産党抜きの野党統一候補が立っている。そんなイメージですか?」
安住国対委員長代理
「私のイメージでいうと、それぐらいにはなれるのではないかなと思うのと、実は小選挙区のすごいところは小選挙区で約半分の150選挙区で勝てば、政権交代も起きるんですよ。比例の票がそのまま自動的にきますから。だから、ある意味、300近い選挙区、295の選挙区で全部戦えればいいのだけれども、実は、全部戦い切れなくても、政権交代の可能性は存分にある選挙制度なので、私はがんばって、そこはやっていこうと思っているんですね」
反町キャスター
「それは何というか、現在の選挙の、失礼ながら、自民党がどのぐらい減るかと。民主党も55でしたから、要するに80なのか、90なのか、100なのかぐらいの議論が巷に流れている中で、政権交代までも視野に入れた小選挙区の200を目指すような野党統一候補と言われると、じゃあ、できた政党で政権を担うおつもりですか。そのバラバラ感で、対自民ということだけでの候補者をまとめて並べただけの野党の連合体で政権まで担うと。これは今度、逆に不安になってくる部分をどう受け止めていますか?」
安住国対委員長代理
「私は、可能だと思っているのは、ここにおられる大半の人達は、皆民主党の人ですよ。維新に行かれた方も、みんなに行かれた方も、元民主の方が圧倒的に多いですよ。なぜ民主党が分裂したかが、逆に言えば問われるので、こういうことを言っているんですよ。セーフティーネットをつくるのは一生懸命にやったんだけれど、一方で、改革志向の人達にとってはなかなか政権をとった時に、やれなかったということで、党はバラバラになりましたよ。その影響がいろんな意味で3極や何かに行かれた人材ですよ。私は今回もう1回、先ほど、伊藤さんもおっしゃっていたけれど、改革とセーフティーネットというのを縦と横に織りなすような考え方を収斂し、穏健、中道路線でちゃんと自民党に対峙できる勢力をつくるには、言葉は悪いのですがよりを戻す選挙にしたらいいと思っているんですよ」
反町キャスター
「民主党の再統合を選挙を使ってやりたい?」
安住国対委員長代理
「民主党に集まれというと語弊があるので、そうではなく、元民主党にいた皆さんで、いろんな意味で、野党でリーダーになっているわけで、だから、バラバラではないかと言われたら、それは違うんですよということを説明しているんですよ。これから次とその次と選挙が続きますから。その中で、国民の皆さんからもう1回、お前達やってみろと言っていただけるような政党に、私は野党というのはなっていかなければ、国民の負託には応えられないと思っています」
秋元キャスター
「一昨日火曜日の安倍総理の解散発言。『消費税の引き上げを18か月、1年半延期すべきである』ということ、『2017年4月には確実に10%へ消費税を引き上げる』ということ、『アベノミクスを、さらに前に進めていくべきかどうかについて、国民の皆様の判断を仰ぎたいと思う』という発言だったんですけれども、安住さん、消費税引き上げに関する自民、公明、民主3党合意を行った際、財務大臣を務めていたという立場から、今回の消費税増税先送りについてはどのように見ていますか?」
安住国対委員長代理
「とても残念です。社会保障を考えると避けられないと、国民の皆さんは思っていらっしゃるけれども、この総理は、安倍さんという方は、あまり熱心に、それを国民に訴える方ではなかったですね。野田前総理は全国行脚をしまして、車座集会とか、随分やっていて、竹下総理の時だって全国を歩かれたんですね。それは課税をするのはとても重い話だから。私は、総理の記者会見を聞いていて大変失礼な言い方をさせていただくと、消費税を上げないことを、重い、重い決断をおっしゃったんですよね。私は、消費税を上げるのは、重い、重い決断だと思いますけれど、消費税を上げないというのは、とても軽い、軽い決断で、そんなことを重いなんて芝居じみたことをやっているところに、この人の軽さを感じましたよ。税をこういうことにして政局で使うのは、私は大変不愉快な思いをしました」
浅尾代表
「増税の凍結は、各党、結果から言うと賛成ですよ。だとすると、何のために選挙かというと、念のための選挙だと言った人がいるんですよ。だけど、年末に600億円のお金を使って、念のための選挙ということはちょっとあり得ないと思います。しかし、選挙は決まっていると。そうしたら、何が必要なのかというと、今回の選挙は行革の競争と規制改革等の改革の競争をやらないといけないんだと思います。行革の方は、たとえば、社保庁の話がありましたけれども、保険料をちゃんと集めるような歳入庁をつくっていくとか、あるいは公務員の人件費を適正化するといったようなことで、我々の試算でいうと、15兆円ぐらいのお金が出てくるということなのですが、それとは別に、改革、規制改革の競争になる中で、現在一番大事なのは、今回総理の発表の時、2020年までにプライマリーバランス、マイナス11兆円というのを出しているのですが、これは中身をよく見ると名目成長率が3.7%でベタはりぐらいになっているんですよ。3.7%の中身は何かというと日銀が2%、ずっと続けるということです。ずっと続けるとどうなるかというと、現在は、金融政策をやったらいいと思いますが、供給側のボトルネックがたぶんこれから出るだろうと思われるのは人手不足ですね。人手不足のところが続くと、インフレになってくると思います。でも、これは、しかし、チャンスなので供給のボトルネックである人手不足を使うんだったら最低賃金を思い切って引き上げる。そうすると、それについていけないところはちょっと申し訳ないけれども、ついていけるところに統合されていくと。そうすることが全体の生産性を引き上げると。最低賃金を引き上げると、もう1つの副次的効果は所得の少ない人の方が増えた収入をすぐ使ってくれるんですよ。いっぱい貰っている人は、貯めるとか、極端な話、海外に別荘を買った。日本で使っていないわけです。だけど、そうではなくて、日本でワンボックスとか、バーベキューとかやってくれれば、国内でまわると。だから、最低賃金の引き上げというのは今こそ本当はやっていくべきです」
小沢幹事長
「安倍さんが、来年の9月に総裁選を迎え、もう1回勝って、あと2年、3年政権を延命する。そのためには最大限、現在だったら負けないだろうという、そういう選挙ではないですか。これは透けて見えるわけだから。それをきちんと伝えていかなきゃいけないんですよ。だから、そんな中間テストの話ではなくて、将来に対する、まさに、党利党略、私利私欲の選挙になっているわけだから、そこはダメでしょうということを言いたいですよ」
反町キャスター
「戦術論的なことをいうと、たとえば、大義なきとか、私利私欲とか、延命のための解散だと野党の皆さんは言っていると、ポイントは投票率にどう跳ね返ってくるかという、そう言った時に、けしからん、俺は野党に入れるという人達が行くのか。現在の野党の人達は、その人達の信任を汲み取れるものだけのものがあるのかどうかと。その結果、投票率が下がると、組織政党が勝つだけで、結局、野党の皆さんはいくら統一候補を立てても、それがパタパタ倒れていっちゃうのではないか。そのへんは、どう見ていますか?」
小沢幹事長
「本当に、安倍政権の運営に関しては、皆怒っているわけですよ。その怒りを本当に我々が吸収できるかどうか。こういう話ですよ。我が党は今回とにかく、増税の前に身を切る改革を、というのを言いますよ。政治家が襟を正して、しっかりと身を切る改革を示して、日本の政治が変わるのだというのを示そうと思っています。そういうことの中で、それは誰がなっても同じだなとずっと言われてきた中で、たとえば、今回は身を切る改革という話を、野党が言い始めたと。だったら、ちょっと賭けてみようかなという思いをどこまでつくっていけるかですよ。だから、大幅な定数削減、給与の3割カット、それから、文書通信交通滞在費のオープン化、この3つは我々は出しているわけだから、本当に政治家改革でもあるんですよ」

次・共・社 キーマンに問う 総選挙の争点&戦略
秋元キャスター
「各党は何を旗印に掲げているのかですが」
山田幹事長
「当然ながら、アベノミクスの評価というものが大事だと思います。消費税を上げたからアベノミクスが頓挫したんだというようなことを言っておられますけれども、よく見ますと、4月-9月のGDPは下がりましたけれど、個人消費が伸びているんですね。設備投資が下がっているわけです。いろんなお金をばらまいて、いろんな事業を起こして需要を増やしてやっても供給が全然追いつかないということが1番問題で、そこがアベノミクスの大きな問題点であります。ですから、アベノミクスの問題や、それから、我が党次世代の党は次の世代に、胸を張れる日本をつくろうということですから、安全保障とか、歴史の問題、日本がもっと毅然とした国になるということをきちんと訴えていきたいと考えています」
山下書記局長
「まず今回の解散総選挙というのは、安倍さんが先延ばしにすれば、余計国民に追い込まれると思っての解散だと思うんですね。この2年間、消費税の増税、それから、原発再稼働、海外で戦争する国づくり、沖縄への新基地押しつけ、これは全部国民の5割、6割、7割が反対していることばかりで、その国民の多数の声を踏みつけにして、暴走してきたことが行き詰まって国民に追い詰められた解散ですから、国民からすれば、追い込んだのは国民ですから、チャンスですから、国民の直接の審判が安倍政権の暴走にストップをかけて、政治を変えるチャンスとして訴えていきたいですね」
福島副党首
「これは安倍さんの安倍さんによる安倍さんのための解散ですね。僕ちゃんの僕ちゃんによる僕ちゃんのための解散と言うとちょっとキツイかもしれませんが、これから先延ばしにすると景気も悪くなる、現在がまだましという面と、今度の選挙はとても戦後政治の中で最も重要な選挙だと思っています。社民党は4つ、アベノミクスではなく、格差貧困をつくることではなく、雇用をキチッとすることなど格差是正すべきだ。2つ目は、戦争する社会をつくらない。3点目は、原発再稼働反対。4つ目は、TPP反対ですが、安倍内閣がどういう内閣かと言ったら、戦争と貧困、格差をつくる内閣だと思っているんです。これまでのことで、とにかく先延ばし、現在がベストという面と、今度の選挙が恐ろしいのは、安倍さんは集団的自衛権行使の衆議院の予算委員会で私が最高権力者ですと。選挙の審判を受けると言ったんですね。と言うことは、今度の選挙が終わったら、違憲立法、たくさんの集団的自衛権の行使に伴う法律、原発再稼働も、TPPも、消費税10%も、派遣法の解約も全部信任を得たと、ふんぞり返っているかどうかはわかりませんが、どや顔でがんばっていく、暴走すると、ですから、今度の選挙で安倍内閣に退陣してもらうという、そういう迫力を持たなくてはいけないと思っています」
秋元キャスター
「次世代の党として、石原さんに出馬を働きかけたのでしょうか?」
山田幹事長
「そうです。当初は年だからということで、老兵はただ消えゆくのみということでしたけれども、次世代の党は石原さんを中心に集まった政党で、選挙1つも経ずにして、1つの核となった人が去るということはやめてもらいたいということで、もう1度話をして、やろうということで、我が党は憲法の改正も抱えていますので、そういうことをキチッと今度の選挙で訴えていこうということですから、出ていただくことになりました」
反町キャスター
「石原さんが選挙区から出る可能性も残っているのですか?」
山田幹事長
「それはないと思います」
秋元キャスター
「今回の選挙でも共産党が躍進すると見ていますか?」
伊藤氏
「ちょっとまだ見えません、そのへんは。ただ、各紙の既に把握している範囲での世論調査の数字等見ていると、かなり高い数字。中には維新より高い数字なんていうのも支持率として出てきてるんです。ですから、共産党に対する期待感というのはそれなりに高いものがあると思いますが、ただ選挙はこうなってくると、たとえば、維新と民主が候補者調整をきっちりやっていくと。そうすると、自民対維新民主みたいな構図になってくると、そこに埋没してしまう可能性が1つあるのかなという気もするし、もう1つ言うと、確かに共産党は政党として、全小選挙区に候補者を立てるというのは、ある面正しいのかもしれませんが、逆に現在の安倍政権を、野党側から言えば暴走を少しでも食い止めるためには、野党全体を配慮しながら、譲るところは譲るとか、お休みするところはお休みするとか、そういう発想は共産党にはないのかなという気はするんです」
山下書記局長
「私達も今度の選挙で、たとえば、沖縄では知事選挙で、この間、新基地建設ストップの先頭に立たれた翁長雄志さんが知事に当選されましたが、翁長さんはもともと自民党の沖縄県連幹事長ですから、そういう方々と、しかし、基地建設はノーという、1点で私達も力をあわせました。ああいう結果が出た。ですから、沖縄ではこの知事選挙を戦った人々と、立場の違う方々とも相談して、小選挙区をどうするかということを現在、沖縄でやっています。全国的にどうかですが、私達が他の野党と協力できる条件はないと思います」

どう示す?党の存在感
反町キャスター
「社民党の長期低落傾向にどのように歯止めをかけますか?」
福島副党首
「前回は未来の党や、たとえば、脱原発も分かれたというところもあると思うんです。もちろん、社民党自身がもっとチャーミングに、魅力的に人々に訴えるというのももちろん、大事で、根本的には社民党自身の問題ですが、今回、とりわけハッキリと来年5月にはたくさんの違憲立法が出てくるという集団的自衛権の行使を現実化する法律がたくさん出てくること。戦争をできる国にする。あと原発再稼働も川内原発、Goサインが出てしまった。あと格差是正の問題ではずっと非正規雇用の問題や、労働法制規制緩和反対でがんばってきました。ですから、安倍内閣が格差と貧困、それと戦争をつくる内閣とすれば、この2つにきっちり対決して、がんばれるのは社民党だということと、社民党の政策はまったくぶれないのですが、でも全ての選挙区に出せるわけではないので、これはある種の棲み分けという形での選挙協力ではないかもしれないのですが、第1に社民党の躍進ですが、2つ目の位置づけは、安倍内閣をとにかく退陣させるために全力をあげる。そのために全力をあげることで、逆に1の目標も達成したいと思っています」

次世代の党のスタンスは
秋元キャスター
「新党を立ち上げて自民党に対する新たな勢力をつくるという選択肢はありますか?」
山田幹事長
「それはあるでしょう。その代わり理念や政策や国家感みたいなものがある程度一致していないと、議席をとったけれども、中で内紛が始まって、バラバラになってしまいますから、それはダメだと思います」
反町キャスター
「反自民・非自民だけが集まる政権の危うさはどう見ていますか?」
山田幹事長
「私は新進党にもいたことありますけれども、結局、相手に対して対抗するだけの集まりをつくれば、あの時も立派な理念をいっぱい並べましたよ。しかし、結局、誰もが反対しない理念を並べても誰もそれを実現するために命をかけないんですね。ですから、結局そういう意味では、そういう対抗するための集団をつくっても、本気でこれをやろうというものが一致していないと甚だ無責任な政党になると思います」
反町キャスター
「みんなの党の松沢さんは次世代の党の連携を模索しているのではないかと。松沢さんと次世代の党との距離感はどうですか?」
山田幹事長
「憲法研究会というものを私と松沢さんで一緒にやっていましたので、そういった意味で、憲法観についても、国家感についても、安全保障等についても、国の基本的な問題についておおかた理念は一致していると考えていますので、一緒にやれればいいなと思っています」

次世代・共産・社民に聞きたい事、言いたい事
秋元キャスター
「視聴者からの質問です。『次世代の党の考えを聞いていると、安倍政権とのスタンスの違いがわかりません。野党としての存在意義はどこにあると考えますか』とのことですが」
山田幹事長
「安全保障や、外交の問題はあまり与党野党で差をつけるべきではないと、私は思っていますが、そういう点では安倍さんの外交や安全保障の姿勢は我々と似ているものがあります。ただ、国内政策においては、我々は既得権益とか、そういうものは打ち壊して、中央集権を打ち壊して地方分権を進めようという考えですが、利益団体に支えられている自民党が手を出せない問題はいっぱいあります。たとえば、慰安婦の問題1つを取り上げても、自民党が火をつけたにも関わらず全然やってこなかったですよね。それに風穴を開けたのは我々次世代の党ですよ。また今度、生活保護法についても外国人に支給するというのは最高裁もダメだと言っているのに、これをキチッと日本人に限定しようというようなことなども含めて、自民党ができないこと、民主党ができないことをやるのが次世代(の党)だと考えています」