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    【テーマ】
  • 『養老孟司・田中律子“虫とサンゴと環境と”』
    【ゲスト】
  • 養老孟司 東京大学名誉教授
  • 田中律子 女優・アクアプラネット会長
    【編集長】
  • 山本周 報道局次長

虫が教えてくれること

 養老氏は「虫が全体的に減ってきています」と、具体的な例を挙げながら目に見える生態系の変化を解説する。さらに「虫が減って気持ちが良い、と思う人も多いと思いますが、それで済むのか?と思いますよ」と厳しく語る。

サンゴ復活への情熱

 田中氏は、サンゴ復活の活動を始めたきっかけを語る。そして、「海の食物連鎖の元であるサンゴがなくなると、すべてが狂う」と危険性を訴える。それを聞き、反町キャスターは養老氏に「あまり生態系をいじらない方がいいという見方もあると思いますが、いかがですか?」と投げかける。それに対し養老氏は「自然に対して手を入れるのは、バランスが大事です」と語り、日本人の“遠慮がち”で“中間を求める”という性格が、生態系を保つ上で重要と続ける。

政治での環境問題の取上げについて

 「環境問題は、なかなか説明をすることができないんです。肌で感じるしかない。あるいは客観的に測定していくしかない。でも多くの方は、今の生活でそんなことをやっている暇はないでしょう」と、現代の人々が環境問題から遠ざかっている事実を挙げる。そして、「環境は政治を考える人たちの問題になっていない」と、いまだに深刻に捉えられていない状況を話す。また、田中氏は「口で言うだけの人は多いなと感じます。現場に来て、心で感じて欲しいなって」と話し、それを聞いた養老氏は「なんで体を使わないの?と思います。一定時間、自然と付き合わざるを得ない生活をみんながすればいいんだ」と述べ、今すぐにでも始めるべきという具体的な提案を挙げる。

今わたしたちに出来ることは?

 反町氏が、政治の進むべき方向性について訪ねると、養老氏は「枠のない自由はないんですよ。その枠を考えるのが、政治の一番大きな役割じゃないですか?」と答える。さらに反町キャスターが「日本の政治に枠を作る力は、まだあると思いますか?」と単刀直入に問うと養老氏は「ありません。全然」と断言する。

女優 田中律子の提言 : 『100年後の子供達にこの海を残そう!!』

 「これがモットーで活動を行っています。移植ばっかりしていてもダメだと思うんですよ。やっぱり一人一人の心がけ。そして、子供達に対してできることからやろうねってお話してあげています。政治の面では、埋め立てだとか乱開発だとか…自然と共存しながらうまくやっていく方法をやっていかなきゃいけないと思います」

養老孟司 東京大学名誉教授の提言 : 『参勤交代(からだを使おう)』

 「組織全体でやればできるんじゃないですか。バカンスの本当の意味って、そういうことだと思うんですよ。都会の生活ってある程度無理がある。やっぱり自然に時々触らなければいけないと思います」



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