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    【テーマ】
  • 『総選挙前哨戦・都議選告示!
    都政&国政を各党議員に問う』
    【ゲスト】
  • 平沢勝栄 自民党 東京都連総務会長 衆議院議員
  • 高木陽介 公明党 東京都本部代表代行 衆議院議員
  • 鈴木寛
    民主党 東京都総支部連合会幹事長 参議院議員
  • 笠井亮 共産党 中央委員 衆議院議員
  • 大西由紀子 都議会生活者ネットワーク幹事長
    【編集長】
  • 小林泰一郎 解説委員

都議選告示 どうする?新銀行東京

 現在一つの問題として挙げられている“新銀行東京”について、小林編集長から説明が入る。
【新銀行東京】
・2005年4月 都が1000億円を出資して開業
・2008年3月 累計赤字が1016億円に
・2008年4月 都が400億円を追加出資
・2012年3月 再建計画で黒字化目標
「バブルの崩壊後、不良債権の処理を竹中平蔵さんを中心に進めてきた。ただその副作用として銀行が貸し渋りをするという事が起こってきた。国も助けてくれないと判断した石原都知事は東京都が銀行を作ると大見栄をきって作ったのが新銀行東京。ただ公の機関が銀行を持つ事はいい事なのか、あるいは担保のない中小企業にお金を貸す時、目利きが出来るのかどうか。様々な議論があった中で押し切って作った。結果、3年間で累積赤字が1000億円を超えてしまった。2012年には黒字化計画があるが、存続自体が税金の負担に繋がっているのではという意見もあり、そこが争点になっています。」
新銀行東京の存続に関して平沢議員にもご意見をいただく。
「去年400億円の追加出資をした時に自民党議員も賛成しましたが、皆悩んだと思います。悩んだ末、中小企業に迷惑をかけないのはどっちの方がいいかなと。そこで追加出資を判断したという事です。」
同じく民主党の鈴木議員からも新銀行東京について述べる。
「民主党としては撤退すべきだと思っています。中小企業のためになっていないんです。現にこの銀行はほとんど中小企業に貸し出ししていない。当初の目的・実態が変わってきていますから、これはもう廃止をすると。貴重な都民の税金は違う事に使うべきだと思います。」
新銀行東京をたたむ事による混乱もほとんどない、とした。

どうする?築地市場移転

 築地市場移転の経緯について小林編集長が説明する。
1935年 築地市場開場
2001年 豊洲の移転予定地から有害物質検出
       土壌汚染改良工事開始
       豊洲への移転決定
2007年 土壌汚染改良工事終了
2008年 有害物質再検出
2010年 土壌汚染改良工事開始予定
2012年 土壌汚染改良工事終了予定
2014年 新市場開場予定
「石原都知事によると、市場が老朽化してアスベストが落ちてきていたりする状況だと。これは1日も早く移転しなければいけないと。その予定地として豊洲が挙がった。ところが移転先には東京ガスの化学工場があった場所で、改良工事をした後にも検査を行った結果、多量の有害物質が再検出された。当然ながら汚染改良のための追加工事をしましょう、と東京都では進めています。これに対し、築地の方・業者の方からも反対が増えてきてしまっている状況です。」
ここまでして移転する必要はあるのか。平沢議員に伺う。
「一言で言えば老朽化と狭隘です。だから豊洲に移転すると。ただし移転にしても安全面で疑問が残る。安全が担保されれば移転すればいいし、安全でなければやめるべきだと思います。」
安全面が保障されれば移転計画を継続するという自民党の考えを示した。
続いて民主党の見解を鈴木議員に問う。
「2007年に改良工事は終了したとおっしゃった。土壌対策防止法というのがあるんですが、その防止法では築地が何故か適用除外になっていた。そこで都庁が改めて調査したところ、ベンゼンの(基準値の)4万倍とかシアンの(基準値の)860倍という数字が出てきた。ここまできているのに何故強行するのか、我々もむしろ不思議だと。さらに土壌対策も何千億円とかかるわけです。それだけのお金があれば、現状の築地の再生をもう一度考えてもいいのではと思います。」
築地市場の豊洲移転にこだわる理由はなんなのか。これには高木議員が答える。
「先ほども出た狭隘、それからアスベストの問題、問われる安全性。これらに対し1991年から、改修の場合も検討してきました。試算によると、改修で進めた場合には20年以上かかってしまう。さらに3400億円の資金がかかるという試算が出ました。ならば移転を進めましょうと。ところが大量の有害物質が検出された。そこで専門家会議を開いた際に出たのが、地下2メートルの土壌を全て入れ替える。さらに厚さ2.5メートルの土壌を盛る。そうすれば安全だという結論が出た。ただそれに納得されていない方々が多々いらっしゃると思います。ここの部分はもっと丁寧な説明と、科学的な証明が必要でしょう。その場合土地の処理費用当初予算670億円だったのが586億円で出来るだろうと。そして築地の土地は売却をするとなると、売却費用で移転費用の4400億円が出てくるという計算になります。ただ食の安全(に関わる問題)ですから、丁寧な説明責任が求められるのは確かだと思います。

都議選の争点“少子化”東京都出生率ワースト1位

 東京都の出生率が低い原因に「地域の関係性が希薄」を挙げる大西議員。
続いて平沢議員は、出生率に関しては全国的な問題だと語る。
「例えば東京の中でも地域差がある。江戸川区は東京の中でも最も少子化が進んでいない所。それは区独自の子育て支援など色々な政策が行われているからだと言われている。杉並や渋谷などはかなり少子化が進んでいる。東京の中でもかなりのアップダウンがあるんですよ。この結果をもっと分析して検討し、対策を講じていく必要があると思います。」
具体的な子育ての際に出てくる問題を鈴木議員が挙げる。
「6歳までの家計負担の山と、15歳以降の山、2つの山があります。特に東京都は待機児童数が13000人いますから、もっと予算なり政策を集中するべきで、その余地はあると思います。」

都議選の争点“少子化”どうする待機児童

 東京都の認可保育所数は微量ながら増えているが、保育所持待機児童数も増えてきてしまっている。これは共働きの世帯が増えて、児童自体の数が増えているからだという。東京都を子育てしやすい都市にするには何が大切なのか。
「子育てに対する手当てや無料化などの経済的思案は分かりやすいし、必要です。ただ、もっと男女の働き方そのものを見直す事や、多様な家族や子育てを認めて、社会全体で子育てをしやすい街・国にするという転換が求められていると思います。不況の影響もありそれが停滞していますが、これをひとつのきっかけとして、ワークシェア等の問題などに積極的に取り組んでいかないといけない。国としても、もっと子供にお金を使うべきです。」
笠井議員からも争点について意見が挙がる。
「認可保育所はもっと増やすべきだと思います。財源については、例えば外環道(高速道)を地下40m位の所に1m1億円で、16km作る計画がある。そういった事をやめて少子化問題に資金を回せばいいのではとか、色々と対策は打てるはずです。都が積極的に子育てを応援する姿勢が大事だと思います。」

総選挙前哨戦!都議選 目標議席・勝敗ラインは

 公明党に関しては23人立てて選挙に臨むと思うがどのように選挙に臨むのか。高木議員に伺う。
「うちの場合には、立てるからには23人全員当選目指して頑張っていきます。」
そうすると自・公で64(過半数)取るためには41自民党が必要になるが。
「厳しいですね。」と平沢議員。
「麻生さんには、事務所ではなく、大勢の人間がいる所でスピーチしてほしかったなと。直接来ていただいた方は喜びましたけど、その輪が広がらないとどうにもならないと思います。」
自民党が負けた場合の責任や影響に対してはどのように見ているのか。
「公明党さんはまぁ、23取るでしょう。ただ私達(自民党)が41取れなかった場合には内閣に与える影響は大きいと思います。」
高木議員から見て自民党の緊張感はどのように見えているのか。
「冷静に都議選をやってもらいたいというのに、国政の話題ばかりが新聞・テレビ・マスコミのニュースになっている。そうなると、いい加減にして下さいという与党への逆風になってくるだろうと。連立のパートナーとして、ほんとに静かにしていただきたいなと思います。今、会社に例えるならば営業をしっかりしなければいけない。地元に戻っていわゆる政策を語らなければいけないのに、社長の批判ばっかりしている。会社はそんなことばかりしていたら崩壊してしまいますから。その辺はよく考えてほしいなと思います。」
民主党・鳩山議員の故人献金問題も発生しているが、都議選には影響が出ているのか。
「正直ほっとしているというか、鳩山ブームは衰えていないという実感です。」と鈴木議員。
「都議選に関して私どもは、まずは第1党を目指します。」
一方、他党の問題というのは、共産党にとって追い風となっているのか。笠井議員に伺う。
「国民にとっては各党の問題は大きな問題だと思います。国政を選ぶという点で我々もそれは訴えていきたい。都議選は都民の暮らしがかかった選挙という点でいうと、東京の中で政党を選ぶという事になります。オール与党対共産党という形で訴えていきたい。特にお年寄りの方々への医療は壊されています。そういった部分も充分に訴えていきたいと思います。」
続いて生活ネット大西議員から都議選の戦略について伺う。
「今回公認5人、推薦1人という事で6議席確保です。東京都での政党政治の行き詰まりを感じています。まず都議会は見えづらい。そこには私共のような地域政党、生活を把握している議員も、少ないですがいるわけです。生き残っているという事は要望されていると。これは政党だけでは都民のニーズに対応できていないという証拠だと思っています。それを考えていただくための都議会選だと思っていましたが、ただ残念ながら今は国政で揺れ動いていますね。」

都議選 麻生政権への影響

 総選挙を前にした各党の動向について小林編集長が見解を語る。
「ここへきて麻生さんが早めに解散しようがしまいが関係ないわけですよ。ところがここへきて自民党は有名な知事を連れてきて人気取りしようとしたり、マニフェストができるまで解散するなとか、あまりにもレベルが低いですよ。民主党も鳩山さんの故人献金問題で委員会に出ないとか。やりきれないですよ。」
これに対し鈴木議員が答える。
「献金問題に関してはもちろんきちっとしていきます。そしてマニフェストについてはしっかりと論議していきたいと思っています。」
自民党としても民主党とはマニフェストについて議論したい、と平沢議員。
「民主党さんは財源の部分に関して極めて曖昧だと思っています。」
高木議員からもマニフェストについて語る。
「財源については、大枠で予算を決めるのではなく、どの事業をやめるのか。どの道路を削るのか。これを明確にしないと、いざやってみてできないというのは許されない話です。」
その説明は官僚にのっかっている、と反論する鈴木議員。
「シーリングというのは、例えば公共事業費-3%、人件費はいくら。こういうシーリングをちゃんとやっているんです。シーリングの考え方が、自民党政権が出す考え方と、我々が出すシーリングの考え方とで違うわけです。その上で各省庁が事業について一つ一つ見直して査定をすると。こういうプロセスです。」
麻生さんが降りた場合、民主党は戦いづらいのではないか。
「そうでもありません。安倍さんがいて福田さんがいて麻生さんがいて、その次の総理ですから。さすがにそこは国民の皆様方は見ていますよ。」

あなたが政治に望むこと

 「とにかく普通の政治をしてほしい。いつまで私たちが理解できない政治を続けるつもりなのか。
個別の事例を挙げれば挙げ切れませんが、政治家がこれだけいい加減に言葉を発する国は日本くらいではないのか。与野党の政治家ともに“国民の声に耳を傾けて”と最もらしい事を言うが、本当は何も分かっていないので、いくら美辞麗句で装ってもその言葉で私たちに感動を与える事はできない。」という視聴者の厳しい意見が届いた。これに各党ゲストが答える。
まさに普通の感覚が必要とされている、と生活者ネットワークの大西議員が答える。
「生活ネットワークは最高でも3期12年で議員を交代していく、世襲問題とも利権とも繋がらないという事で地域の皆様にご理解いただいています。遠くに離れている政治をしっかり身近に引き寄せているのが生活ネットワークなんです。普通の感覚が今必要だと思っています。」
笠井議員からもこの声に対して答える。
「私自身も東京で、衆議院で活動していますので、1300万人の都民の皆様の暮らしが大変、暮らしが大変というのを重く受け止めながら、政治はどうすべきかと。国民・都民が望まない物に対しては厳しくチェックを働かせなければいけないし、願いを実現するための法律条例を作るという事を目標に、大いに活動していきたいと思います。」
続いて鈴木議員もこの声に答える。
「やはりマニフェストが大事だと思います。医療現場が、教育現場がどう具体的に変わるのか。今までのメディアの枠組みで伝えきれてない所がありますので、東京ライフというインターネットサイトも作って、今回のBSのような中身を議論できるチャンネルも設定していただいて、発信していければと思っています。」
続いて「厳しいお声、毎日聞いていますので、謙虚に反省する所は反省して、改めるべき所は改めていきたいと思います。」と平沢議員。
高木議員からもコメントをいただく。
「現場の声をよく聞く。東京だけで350人の議員がいますから、しっかりと地に足を付けてやっていきたいと思います。」



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